★イラスト解説★
本日の小説挿絵は、パンドゥラ作中で一番人気となった5話中編の物となります。
★追ってであるテークオーバー、ベドファイの銃撃により大怪我をした猫耳少女のナパット、、、彼女はケイトから連絡を受け駆けつけた、FBI捜査官のエイデンによりその身を助けられます。ベドファイの指令の元、現場で2人を追う人物はメルベルと武装警備員、、、ナパットとエイデンは身を隠す目的でホテル”プッシーキャット”へとやってきます。ホテルは麻薬の受け渡しや売春婦などが利用するマフィア管理の宿で、金さえ払えば誰でも入室出来る便利なホテル、、、。
室内に到着しナパットの怪我の治療を開始するエイデン、、、その間も警戒心を解かないよう注意を払うナパットであるも、会ったばっかりのエイデンと二人きりの状況に、緊張はいやおう無く高まります。彼はケイトを助けてくれた恩を返すだけとナパットに不要な質問を全く行わないません。
ナパットはなんとか場を持たせようと会話するも、一向に上手くいかず苦慮、、、そんな中、彼女はある言葉を耳にします。それは女性の苦しげな声、、、追ってのテークオーバーがホテルを嗅ぎつけ、誰かを襲ったのかと警戒するナパットは聞き耳をたてていきます。
「ああん♥、、、いいわぁ~もっと激しくして、、、もっと、もっとぉ~♥」次の瞬間、彼女の耳に聞こえてきたのは女性の淫らな喘ぎ声。当然の事ながらこの場所は、そのような目的のために利用する客がほとんどのホテル、、、。あわてて他のことに注意を向けるナパットであるも、一度意識してしまった声を無視することなど容易なことではありません。その後耳の良いナパットは、そこかしこから漏れ聞こえる男女が激しい行為に苦しめられる事になります、、、
”もう煩~い、、、何とかしてぇ~!!!!”心の中で叫ぶナパット、、、
苛立つ彼女は半ば強引にエイデンの無口さを批判、その心中を察するエイデンは優しく語りかけるもナパットは腹をたててしまい、逆にそっぽを向き黙ってしまう事態に、、、。気まずさを抱えた中、彼女の傷の治療は無事完了していくのでした。
★イラスト解説★
イラストはナパットとエイデンを追うテークオーバーリーダーのベドファイとその部下ガーナー、、、バン内部でコンピューターを操り二人の行方を捜索している場面ですね。
★ナパットとエイデンを追う現場のメルベルは強引な作戦により、二人を寸前のところで摂り逃がしてしまいます。怒り心頭のベドファイに対し、さほど反省の無い親友のメルベル、、、考えている暇は無いとベドファイは、ハッキングしたアメリカ軍衛星カメラによる追跡を諦め、彼らのテクノロジーで操る熱センサーロボット、”TG-101”を起動、、、同じくテークオーバーであるガーナー協力の下、戦闘を指揮するメルベルのサポートを行っていきます。
同時に街中での追跡が大掛かりな物となり、騒ぎが大きくなる事を恐れたベドファイは、デンバー交通局のコンピューターをハッキング、、、大規模なシステム障害を発生させ警察の現場到着を遅らせる工作に出ます。
★時を同じくし逃げ延びたケイトは、デンバー警察署へと駆け込み、ナパットとエイデンを助けて欲しいと訴えます。当日のデンバー署は、ゴールドマックスに拉致された多数の人々の対応と、突如発生した大規模な交通システム障害により大混乱の渦中にあります、、、デンバー署の署長は日ごろからあまり親切なタイプではない人物ゆえ、ケイトの訴える友人二人の救出に聞く耳を持ってくれません。
ケイトの必死な説得も空しく、部屋から彼女をつまみ出そうとする署長、、、彼女は仕方なくデンバー署が関わった不正な事件を、この警察署に摂り付く霊の力を借り暴露、、、脅迫めいた発言を署長に浴びせ掛けます。
ありえない情報を口にするケイトに、署長はすぐさま態度を改め全面協力、ナパットとエイデンが襲われているデンバーのファイブポイント地区に、警察とスワットを急行させる旨約束、、、二人の無事を祈るケイトは、疲労の限界から警察のベンチで深い眠りに落ちていくのでした。