★これまでのストーリー★
テークオーバーであるベドファイとメルベルに追われ、ホテル”プッシーキャット”に身を隠した猫耳少女ナパットとエイデン、、、建物全体を熱センサーマシーンTG-101で監視され身動きが取れない二人に、携帯型熱センサーゴーグル付けたメルベルと武装警備員の魔の手が迫る、、、
半獣少女ナパットの特徴である、耳と尻尾の構造をメルベルが装着する熱センサーゴーグルでスキャンされれば、潜んでいる部屋が特定されメルベルたち武装集団の強襲を受けてしまう、、、その状況を回避すべくエイデンはナパットの服を脱ぐように指示、
幸い二人の潜むホテルは売春婦等が定宿としても使う場所である、エイデンは二人が裸となり体を重なりあえばナパットの特徴である耳と尻尾を隠す事が出来ると考えたのであった。
★挿絵の解説★
エイデンの提案を受けその真意を理解するナパットであるも、恥ずかしさから即座に行動を起こす事が出来ない。彼女は意を決し上着とズボンを脱ぐも次の行動を起こす事が出来なくなってしまう。
★小説文面より抜粋★(少し長めの掲載です、良かったらお読みください)
”あたしの馬鹿!何迷ってるの?、、、自分の命だけじゃないんだから”
迷うナパットの姿に気が付くエイデンが服を脱ぐのを止めている、、、 彼女は状況に適応しようと必死に心を押し殺しながら、パーカーとカットオフジーンズを脱ぎ始めた。
上着とズボンを脱ぐと、ヒヤッとした部屋の空気を感じ心細さが増す、、、「やっぱ下着も、、、脱ぐんだよね、、、」 自分にしか聞こえない小声で呟くも、赤外線装置により下着の着用は分ってしまう、、、 ベットに入った男女が下着を着けて事に当たるなど考えられない。 あきらかに狼狽しているナパットは、俯き下着に手を掛ける事すらできない、、、そんな彼女の様子に痛々しさを感じるエイデンは、堪えきれず声を掛ける。「分った、無理しなくていい、、、君は非常階段から隣のビルに移って逃げろ。俺は出来る限りこの場所で奴らを引き付けて置く、、、」そう話すとエイデンは、先ほど逃走ルートを描いていた地図をナパットに渡す。
「これ、最も安全だと思える逃げ道に印をつけている、、、無事に逃げ延びたらケイトによろしく伝えてくれ」ナパットを見る彼の目には紛れも無い覚悟が宿る、、、エイデンはナパットを逃がすため自分を犠牲にしようと決めている様子であった。 ”エイデン、、、何でそこまでするの、、、恩義?義務感?、、、私を置いて逃げれば助かるのに、、、” ナパットは彼の行動を素直に理解する事ができない。エイデンはそのままナパットに背をむけ、テーブルのケースからライフルを取り出し、敵を迎え撃つ準備を始める。
エイデンの素早い行動に、ナパットはただその場に立ち尽くすしかない、、、彼女は自分の覚悟の無さを恥じると同時に、複雑な感情がその胸中に渦巻いていく、、、。 ”彼が死んだらケイトが悲しむ、、、エイデンがケイトの大事な人だったら取り返しつかない” ナパットが見るエイデンの背中はひたすら大きく、戦士としての生き方を彼女に語りかけているようである、、、その姿にナパットはある人物の影を重ね合わせていた。
”この人、、あたしの兄さんに似てる、、、” 急激に危機感を募らせるナパットは思う、、、
”嫌だ、、、あたしこの人を死なせたくない!!”
ナパットは意を決するように拳を握り、エイデンに近づき声をかける。「ははっ、、、エイデン何言ってんの!あたし大丈夫だよ」振り返るエイデンに勤めて明るい彼女の声が発せられた。「さすがのあたしも、あなたが人間だからちょっと気が引けちゃっただけ、、、なんでもない♪」ナパットは本心を隠すかのように、声のトーンを弾ませ彼に接する、、、彼女の突然の変化に驚くエイデンは、ナパットの顔を見つめ真意を確かめようとしているようだ。 「あたしこう見えてもすっごいモテるんだよ!もう男なんてとっかえひっかえ、、、夢の1000人切りまであともう少しなんだから♪」
右手でガッツポーズを決めて見せるナパットは、自信満々でそう説明しエイデンの腕を引きながら構う事無くベットのワキまで連れて行く、、、納得のいっていないエイデンは、ナパットに確認するように語り掛ける。「本当に大丈夫?、、、何だか急に雰囲気変わって、、、無理してない?」エイデンの言葉にもナパットは豪快に笑う。「エイデンは、レアでエキゾチックな猫娘との体験を棒に振ってもいいのかな? ドンと来いってもんよ!!」迷い無く答える彼女に、これ以上確認するのも失礼だと思うエイデン、時間も限られているため決断する、、、彼は服を脱ぎ始める前に部屋の電気を消し、彼女に対し礼儀を払っていく、、、。
暗闇に目が慣れる前に下着を脱ごうとするナパット、、、局部麻酔が効いてるため左肩の痛みは少ないが、それでも体に密着している下着とニーソックスを脱ぐのは、それなりに大変な出来事であった。「あのぉ、、、ちょっと腕が痛むから、、、手伝ってもらっていい、、、」 その言葉に慌てて彼女のそばによるエイデン、 ”ゴメン” と一言謝りながら彼女の背後にまわる。エイデンは出来るだけ淡々とした手つきで、ブラやショーツを脱がせていく、、、脱ぎ終わると同時にナパットはベットに素早く潜り込んだ。
★挿絵あとがき★
前回同様やっぱり今見るとイラストのクオリティーがかなり低いと思います(;^_^A
正直修正してUPしようかと思いましたが、そのような行為が適切だとは思えませんので
当時のままで素直に掲載させていただくことにしました。
次回のPandulaも引き続きナパットとエイデンのドキドキ場面が続きます、、、
緊張がピークに達するナパットとエイデンの間柄がどのように変化していくのか、
今後のストーリーも含めとても大事な場面となりますので、
ぜひ楽しみにしていてください。
★注意★
※大変申し訳ありませんが、イラストにはハートマーク、及びブックマークはなるべく付けないでおいてください。
(コロコロとシステムが変わるため、こちらのサイトの信頼が担保されるまでそのように対応させて頂きます(((o(*゚▽゚*)o)))
★間違えてつけてしまった方は特別気にかけなくても大丈夫です。
★お絵かきソフトクリスタによる漫画の練習継続★
今回掲載のイラストから考えれば、少しは成長していると思える近年のイラスト。
今回のパンドゥラ番外編温泉漫画では、特に線画に重点を絞って技術の向上に努めております。
上記線画は温泉漫画の一コマを拡大し、描きなおしたもの、、、
あまり漫画ばかり描いていると、楽しみがなくなって単調な作業になりがちですから、
一息入れる目的でパパッと描いてみました。
イラストのシーンはナパちゃんが温泉上がりに、脱衣所の冷蔵庫から牛乳を取り出している場面、
細身の彼女の良い雰囲気が描けたような気がしています(*^▽^*)
★上記ナパちゃんが載る実際のシーン★
右下のコマがその場面、、、今回の漫画では特に苦手であった線画を
重点的に鍛えていますので、背景の遠近感にも拘っております。
線一本一本で奥にかけ細く、手前にかけて太くしながら臨場感を
描き出せるよう努力を続けます('ω')ノ
★趣味の絵★
こちらは趣味で描いた「アルプスの少女ハイジ」のハイジとおじいさんの線画。
いろんなジャンルの漫画、アニメを見ますが基本となる人物構成とストーリー運びは
現在のお話より昔の物の方が分かりやすく、それでいて”見せる”展開は
さすがプロの領域だと感じさせてくれます。
無論現在と昔の作品を一重に評価する事は出来ませんが、
僕が思うに昔の作品には不変的要素が多く「ベスト オブ スタンダード」だと
感じられる部分がたくさんあります。
つい先ごろの作品は悪い意味で「ぶっ飛びすぎ」な物が多いので、
このスタンダードさを根底とし現代の要素を取り入れることが
良作につながるのではないと日ごろからよく考えてしまいます。