【"魔導の力"とは】
人々が忌み嫌い敵対し続けている魔物そのものの力
本来、生身の人間が魔力を扱うには生まれ持っての才能か、
あるいは特別な事情がなければ形付けられない
しかし魔物の多くは、個体差もあるが生まれた時からその身体に豊富な魔力を溜め込んでいる
そんな魔物の強力な魔力を抽出して人が扱えるだけの力に成り立たせたものが魔導の力といわれている
ただし、魔道士やそれらを専門に扱える魔導士、魔女など
ある程度は魔に精通した者でなければ魔導の力は人体と精神に大きな負担をかけるため、
通常の人間は耐え切れずに精神に異常を来すだろう
『魔導会』の者達が敬意を持って魔導士と呼ばれるのは、この魔導の力を使いこなした所以にある
動乱を終結させるため、何人もの魔術師たちが魔導の力を手に入れるべく挑んでは散っていった
最終的に残った9人の魔導士たちのみが魔導の力を手に入れ、
その強大な恐るべき力で戦争に終止符を打った
後の世を守護する役割を教皇より任命された魔導士たちは魔導の力で世界を監視し始めた
そして同時に魔導士たちは、互いの存在を監視し合う関係にもなったのだ