セラフィーナ(レシラム♀) 年齢:27歳 身長:171㎝ 一人称:私 二人称:あなた
白の国の現国王。常に微笑みを絶やさず女神然としているが、卓越した政治手腕や天性のカリスマ、王の座に相応しい威厳を兼ね備えた女性。
物腰は穏やかだが、その判断も行動も苛烈。非情なまでに合理的かつ現実主義。
国に長らく仕える大臣であっても国益に仇なす者と断じればその場で焼き殺す、ともっぱらの噂。
真偽のほどは本人曰く「あら、私は冗談は嫌いよ?」
『魔女』と恐れる臣下もいるが、国の繁栄を約束する王として国民からの支持はあつい。
黒の国の王クロムウェルとは想いを通じ合わせた間柄だが、それでもセラフィーナは采配に一切の容赦も温情も与えない。
図太い性格。負けず嫌い。
好きなもの:クロムウェルいじり
嫌いなもの:嘘・冗談など回りくどいもの
「人である前に、私は王よ。人のように迷う王では、臣民が混迷してしまう。だからこそ、王は人ではなく国そのものとして君臨する務めがあるの」
「民のために国があるのではなく、国のために民がある。王は民を導き国を栄えさせ、民はそんな王に従うものよ」
クロムウェル (ゼクロム♂) 身長:186㎝ 年齢:27歳 一人称:俺(プライベート時)/私(公務時)
黒の国の現国王。国民の幸福のため日夜働く青年。
仕事が趣味というか生き甲斐の域にまで達しており、重度の仕事中毒者。24時間働きたい、とは本人の談。
しかし他者に自分と同じだけの負担を求めようとはしないあたり、自分でも一応の自覚はあるらしい。
働けば働くほどテンションが上がる性質。
誠実で思いやりに溢れた人格者であり、そのカリスマ性に惹かれた臣民は数多い。しかし、理想の国を作るため迷うことも多々ある若く優しい王である。
白の国の王であるセラフィーナとは想い合っているが、二人だけの秘密の仲。彼女の威風堂々たる姿に気圧されることも。
勇敢な性格。体が丈夫。
好きなもの:黒の国と臣民達、働くこと
嫌いなもの:じっとしていること
「国とは、民そのものだ。民が暗い顔をしなくて済む国を作ること、それが王である俺が成すべきことだ」
「働くのは良いぞ。日々の労働が充足と幸福を生むのだから。しかし、お前たちは無理をしてはならんぞ。お前たちもまた我が愛する民なのだから」
クロムウェルが真っ黒すぎてどんな服か分かりづらかったので。
エドガールド(ギルガルド♂) 身長:180㎝ 年齢:25歳 一人称:僕/私 二人称:貴方
黒の国に仕える騎士である青年。とにかく天性の不運体質で、行く先々で不運に見舞われる。傘を持たずに出かければ雨が降るし、写真写りは最悪でろくに顔が写らないし、開運グッズに触れればその瞬間に砕け散り、動物には散々吠えられ嫌われる。
といっても、ここまで不運になったのはここ最近。
数年前、任務の最中で持ち前の不運で隊からはぐれてしまった際に古びた盾と剣を拾い、無事に生還を果たすも――実はその剣盾は呪われた聖剣であった。
武具が呪われていることも、その武具はかつて聖剣と呼ばれるものであったことも。その事実を、周囲はおろかエドガールド本人すらも知らない。誰にも知られない、黒の国が抱えるもう一人の聖剣士。
エドガールド本人の性格は真面目で誠実、そして非情に呑気。危機管理能力が致命的に欠けている。その欠けたるや、剣を抜くと非常に残酷な人格になる、武具を手放すと著しく身体能力が低下する等の不調も自分の気が抜けすぎているせいだろうなあと苦笑いするだけでスルーしているほど。普段は眼鏡をかけている。
シャーリィ(シャンデラ♀) 身長:158㎝ 外見年齢:18歳 一人称:わたし 二人称:あなた
イッシュ大陸各地にて、ふらりと現れては人間の魂を抜き取っていく魔女として都市伝説に噂される少女。
その実態は、人生に迷える人間の元に現れては世にも素晴らしいショーを披露し、その代金として観客の魂をいただいていく自称エンターティナー。
人の魂を喰らって生きる魔女ではあるが、人にとって最も重要なものこそ魂であり、無理やり奪うのは残酷が過ぎるという価値観を持っている。しかし生きていくには糧が必要で、その果てに彼女は「だったら魂を震えさせるほどの素晴らしいショーを魅せて、そのお代として魂をいただけばみんなハッピーになれるんじゃないかシら!」、「みんなを笑顔にできるよう、頑張るワ!」という結論へと至ったナチュラルサイコパス。
観客の笑顔と魂のお代を得るため日夜芸を磨き続ける、非常に努力家で勤勉な少女。プロ意識が高く、どんなに客観的事実として素晴らしい見せ物であっても彼女自身が納得できなければお代はいただかない拘りを持っている。性格は明るく無邪気で負けず嫌い。喜怒哀楽が素直。