嫉妬している?義勇視点
雨。
寒いな。
……善逸は、任務と言ってたが、大丈夫だろうか……
……あ、善逸……
義勇「ぜんい___」
善逸「あ、義勇さんだ」
宇髄「おー、じゃあもう問題ねぇか。おら、行ってこい。」
宇髄の羽織の中に入って雨宿りしている善逸。
(チクリ)
……?
何か、刺さったか……?
ーー___さん
ーー__うさん
ーー_ゆうさん
善逸「義勇さん!!」
義勇「……!!」
善逸「どうしたんですか、ぼーっとして。早く行きましょう?」
義勇「善逸……」
宇髄「ん?」
?
宇髄はどうしたんだ?
宇髄「んーー?お前、もしかして……嫉妬しちゃった?」(ニヤニヤ)
義勇「し、嫉妬なんて、してない」
宇髄「おー、嘘がへたっぴだな。」
義勇「してない」
善逸「宇髄さん、その辺にしてください」
宇髄「ちぇー」
じゃーなーとそのまま去っていく宇髄を見送ったら、あたりを見渡し、善逸を連れて蝶屋敷へ帰った。
善逸「義勇さん……」
義勇「なんだ」
善逸「義勇さんから、嫉妬している音が聞こえるんですけど……」
義勇「!」
善逸「あ、き、気にしないで、むっ」
善逸に抱きつく。
暖かい。
善逸「ぎ、義勇さん……?」
義勇「善逸」
善逸「は、はい?」
(チュッ)
善逸「!?ぎ、義勇さん!」
義勇「(可愛い……)善逸、愛してる」
善逸「あぇ、お、俺も……」
義勇「……帰るか」
善逸「……はい」
宇髄「ありゃまぁ、あの噂本当だったんだなぁ」
煉獄「我妻少年と冨岡は何をして……」
宇髄「しっ、もうちょい見てようぜ」