1月22日【1月22日】
給食の片付けを終えて、教室に戻ろうとしていた。
突然、足の力が抜けた。運の悪いことに、階段を登ろうとしている最中だった。うつ伏せの状態に倒れ伏して、そのまま十段ほどずり落ちた。
周囲に居た知らない学生達が、こちらを見てヒソヒソと何かを話している。友人も知らないふりをして通り過ぎていった。ぶつけた腕や脚が酷く痛んだ。
何回頑張っても、足に力が入らない。この階段に居るのがいけないのだと思った。
しかし、校舎の反対側の階段に向かう。廊下を歩いているときは、いつものように足が動いた。
こちらは普通の階段ではなく、螺旋階段であった。細い手すりがついているだけの、心もとない作りであった。
ぐるぐると階段を登っていって、愕然とした。
四階に繋がる部分だけ、階段と廊下が繋がっていなかったのだ。行き場を失った階段がぐらりと傾いた。焦って手すりに捕まる。意を決して廊下へと飛び出そうと踏み出した。
足場が崩れ落ちた。
宙に放り出された。