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    3.5-10 寮長ハプニング!※ご注意
    創作生徒がかなり出張りますが、既存のキャラクターを貶める意図は全くありません。

     アズール達の調査は難航し、正直に言って進展は無いに等しい。そんな中、オクタヴィネル寮生へのいじめは更にエスカレートし、主にサバナクロー寮生を中心にいじめのグループが出来上がっていた。その殆どが、ストレス発散のためにいじめを行っているという始末。
     授業中・休み時間問わず、オクタヴィネル寮生は周囲から嫌がらせを受けているようで、それがどれ程の打撃を与えているのか、ラウンジ経営の士気にも克明に表れていた。中には、他寮の寮長に何とかいじめを止めさせるよう言って欲しいと、アズールに直接訴える生徒もいたが、その度に彼は堪えるように言うしか無かった。いじめの原因が自分の悪い噂であることから、他寮に訴えても効果は薄いと見込んでいたからだ。何より、彼のポリシーとして、これ以上他人に借りを作るのは嫌だった。
     それで引き下がる生徒ならまだ良いが、一部の生徒は自分がされたことと同じことを他寮生にやり返そうとする。それを発見、または発覚次第、ジェイドとフロイド、サミュエルやジョットが取り押さえに駆り出された。このまま過激な生徒が増えれば、調査に割ける人員は少なくなる。その状態が進行すれば、そのうち身動きができなくなってしまう。何としてもそれだけは避けたいが、犯人に直接繋がるような確たる証拠も無い。
     今日の締め作業が終わった後、ロランドから受け取ったあの紙をアズールも調べてみたが、結果はロランドと全く同じだった。子供の悪戯で使うような魔法陣だ。それ以上の情報は読み取れない。

    「子供の悪戯……」

     はた、とアズールはあることに思い至った。確かにティーノは普段からルキーノと共に悪戯を仕掛けることが多いが、それ故に慎重派だ。加えて、フロイド達の報告では彼は話がしたいとこちらに持ちかけた際、かなり精神的に追い詰められていた様子だったと聞く。そんな人間がこんなものを落としていくだろうか。事件に何の関係も無い物を。否、これがただの偶然だったとしても、話がしたいと言って呼び出した上で逃走するというのは何の意図がある? 約束を反故にするだけなら、そもそもあの夜、外出しなければいいだけの話だ。更に言うなら、ティーノが言っていた『あの人』……。

    「何故、ティーノさんは昨日の夜……」

    『あの人』が犯人だと彼は言っていた。同級生ではないだろう。いくら名前を言えない状況だったとはいえ、『あの人』という言い方は同級生に使うものではない。アズールはもう一度手の中にある紙を広げて見つめ、そして、あることに気が付いた。

    「そうか。そういうことか! ……しかし」

     証拠が無い。恐らく、既に処分されているだろう。証拠が無いなら、作るかとも思ったが、それでは後で判明した時に面倒だし、こちらのリスクが高い。ならば――

    「やることは一つ、ですね」

     反撃の準備は入念にしよう。そう心に決めて、アズールは双子を呼び出した。


    ※※※


    「君も、最近の寮長の無能さには辟易しているだろう。どうかな? 今回の署名活動に協力してくれないかい?」

     アズールが何かを掴んだ同時刻。ロランドも本格的に動き出していた。アズールに反感を持っている生徒一人一人に接触し、意味深な署名を集めている。穏やかに微笑んでいるロランドに反して、目の前の生徒は少し緊張しているようだった。

    「本当に、これで革命が起きるんですか……?」
    「ああ、もちろん。約束しよう」
    「オレ、もう耐えられなくて……お願いします、ロランド先輩」
    「それではこちらにサインを」

     傍らにいたジョットが、生徒の前にすっと名簿を差し出す。そこには既に何人かの署名があった。生徒は真剣な表情で胸ポケットから自身のマジカルペンを取り出し、キャップを外してサインする。それを見届けると、ロランドはにっこりと笑みを深めた。

    「ありがとう。君の思いは必ず、遂げられるよ」
    「ありがとうございました。頑張ってください!」
    「ああ、そうだ。君、当日は来られるかい? できれば来て欲しいのだけれど」
    「大丈夫です。日にちが決まり次第、連絡を頂ければ」
    「ふむ。では、そうしよう。当日までにはジョットから連絡が行くだろう。その時はよろしく頼むよ」
    「はい。じゃあ、オレはこれで」

     一礼して部屋を出て行く後輩を見送り、ロランドは今し方書かれた名簿をジョットに渡す。ジョットはそれを受け取ると、確かに名前が書いてあることを確認して大事そうに手に持っていたファイルにしまった。

    「これでどのくらい集まったかな? ジョット」
    「そうね……これで半分を少し超えたところかしら」
    「そうか。では、念の為、後二十人は集めよう。今日はもう遅いから休むと良いよ」
    「ええ。そうさせてもらうわ」

     ファイルを閉じて部屋を出て行こうとしたジョットだが、何か思うところがあるのか、立ち止まる。そのまま振り向かずに背後のロランドに声を掛けた。

    「ロランド」
    「何かな?」

     ロランドもこちらへ振り向く気配は無い。少し逡巡して、ジョットは続けた。

    「何でもないわ。お休みなさい」
    「ああ、お休み」

     ジョットが出て行く音が止み、静寂が訪れると、ロランドはすうっと閉じた瞳を開け、窓を見た。外ではただ静かに下弦の月が薄い雲にかかり、か細い光を地上に降らせていた。


    ※※※


     それから二日後。放課後のナイトレイヴンカレッジの学園長室には、半数以上のオクタヴィネル寮生がロランドを先頭に押し掛けていた。その中にはジョットとサミュエル、ピーノとルキーノの姿もある。

    「オルソくん、これは一体何の騒ぎですか!?」

     学園長の問いに、ロランドは至って涼しい顔で言ってのけた。

    「僕達、今の状況にはもううんざりなんです」
    「え?」

     呆気に取られる学園長に構わず、ロランドは続けた。

    「今日ここに集まってもらった生徒達は、皆他寮生から酷いいじめを受けた者も多く、また、一向に対策を取らない寮長に失望した面々でもあります。そこで僕達は署名活動をし、現寮長に意義を唱えたいと思ってこちらに来ました。これが僕達が集めた署名です。ご確認頂けますか?」
    「これは……」

     彼の傍らに立っていたジョットの手によって、デスクに置かれた名簿の束に、流石の学園長も言葉を失う。

    「僕達、全員の署名です」
    「……オルソくん。現寮長に異議を唱えるとは、具体的には?」

     ロランドの口からその方法を聞いた学園長は少し驚き、思案する。

    「魔法の腕だけが優れていても、寮長は務まらないでしょう? 立場の弱い人達のことも考えられないようでは、寮長には相応しくありません」
    「…………仕方ありませんねぇ。まさか、これほどの署名を集めてくるとは思いませんでしたが……確かに君の言うことにも一理あります。良いでしょう、今回は特例で許可します。私、優しいですから」

     学園長の許可が下りたところで、ロランドは恭しく一礼した。

    「ありがとうございます。では、学園長。早速ですが、僕達の寮へご足労頂いてもよろしいでしょうか?」
    「え? もう始めるんですか? 私てっきり、場の手配をするものと……」
    「ですが、『善は急げ』と言うでしょう?」

    「皆のためですから」と微笑むロランドに、学園長は仮面の奥で一瞬目を眇めたが、すぐに笑みを作ってロランドを褒めてから、彼らを伴ってオクタヴィネル寮へ向かった。



    「あれ? ロランド先輩達は今日、不参加なんすか?」

     いつものようにモストロ・ラウンジのVIPルームにやって来た監督生達は、入って早々、ロランド達がいないことに気が付いた。アズール達もまだ見かけていない上に、連絡も無いそうだ。

    「どうしたんだろうね、ロランド先輩達」
    「どっかで拾い食いでもしてるんじゃねぇか?」
    「え~、イモガイちゃん達全員で拾い食いって、何それ怖っ」
    「グリムじゃないんだから、そんな訳無いだろ」

     グリムの適当な一言で困惑の空気が漂う中、出し抜けにVIPルームの扉がやや激しくノックされた。音の感じから急ぎだろうと思ったアズールは、丁度扉の近くにいたジャックに開けるように言う。「命令すんなっつってんだろ」と言いつつ、渋々ジャックが開けると、慌ただしくオクタヴィネル寮生が入って来た。

    「失礼しますっ、寮長! 学園長とロランドさん達がっ……!」
    「えっ?」

    「とにかく来てください」と焦燥を露わにするその生徒に案内され、監督生達はラウンジのホールに出る。そこには学園長とロランドを先頭に多数のオクタヴィネル寮生が彼らを待っていた。突然のことに全く状況が飲み込めない。

    「学園長、これはどういうことですか?」
    「アーシェングロットくん。オクタヴィネル寮生のいじめの件について、その後、進捗は如何ですか?」
    「それは、どういう意味ですか……?」

     嫌な予感をひしひしと感じながらも、アズールは訊いた。学園長の代わりにロランドが答える。

    「今回の件について、僕を含め、寮生から現寮長に提案があるんだ。この状況について未だ何の解決策も取られていない。そこで僕達はアズール2年生、君に今一度寮長を決め直す、寮長選挙を提案することにしたよ」
    「何ですって?」

     学園長からアズールへここまでの経緯に至った説明を受け、事情は分かったものの、アズールは焦る。思ったよりあちらの方が早かった。これは非常にまずい状況だ。そもそも寮長選挙なんて馬鹿げた出来レースに参加してやる義理など、アズールには一切無い。ここは何とか理由を付けて回避したいところだ。アズールは咳払いを一つすると、余裕の笑みを作った。ここで焦った顔を少しでも見せれば、あちらの思う壺だ。

    「お言葉ですが、学園長。実は僕達、このいじめ問題を仕掛けた犯人が分かったんです!」
    「ええっ!?」

     その場にいたアズールと双子以外の全員が驚く。監督生達はまだアズールの考えを知らされていなかったから尚更だ。

    「アズール! オマエ、そういうことはもっと早く言って……もがっ!?」

     グリムがアズールに一言物申そうとしたところで、ジェイドの大きな手で口を塞がれる。それに構わず、学園長はアズールに一歩迫る。

    「それで、犯人は誰なんです!?」
    「犯人は……ロランドさん! あなたです」

     名指しを受けたロランドに皆が驚き、彼に注目する中、当の本人はただただ無表情だった。見ようによってはむしろ、呆れた表情にも見える。周りがざわざわと騒がしくなり始めたところで、漸く彼は口を開いた。

    「ほう。犯人は僕、か。ふふふ。それで? その根拠となる証拠はあるのかい?」
    「くっ……」

     無い。今のところ、彼に繋がる決定的な証拠は何一つ無い。犯人として名前を挙げてしまったアズールは、却って不利になってしまった。言い淀むアズールに、ロランドは怒りを露わにして言い放つ。

    「君らしくないな、アズール2年生。他人を犯人扱いするなら、根拠となる決定的な証拠を提示すべきじゃないか? 当てずっぽうの軽率な発言は慎むべきだろう。不愉快だ。さっさと寮長選挙を始めましょう、学園長。戯れ言に付き合っている暇は無い筈ですよ」
    「あ? 戯れ言って何だよ」

     フロイドがロランドの前に出そうになったが、監督生達に袖を引っ張られて阻止され、学園長は残念そうに溜め息を吐いた。

    「オルソくんの言う通りです。アーシェングロットくん、彼が犯人だと言うなら、しっかりその証拠を持って来て頂かないと、私も無闇に認める訳にはいきません。残念ですが、このまま寮長選挙を開始させていただきます。では、皆さん。準備を始めてください」

     学園長の合図で動き出したオクタヴィネル寮生の手によって、ホールに簡素な選挙会場が用意される。止めに入ろうとする双子をアズールは制した。

    「しかし、アズール……」
    「仕方ありません。この寮長選挙で決着を付けるしか無いでしょう。今は大人しくしていなさい。必ず僕達が勝ちます・・・・・・・・・
    「……分かった」

     彼の意思の強い目に双子は渋々引き下がる。
     そうして、準備ができた会場には、二人分の演壇とそれらの間には小さなテーブルに乗った投票箱が置かれた。ロランドは向かって右の演壇に立ち、向かって左の演壇にアズールを促す。一度息を吐き、覚悟を決めたアズールは、受けて立ってやろうと左の演壇へ上がる。投票箱を前に学園長が立ち、声を高らかに宣言した。

    「では、これより、オクタヴィネル寮寮長選挙を開始致します!」

     学園長の説明によると、まず最初にそれぞれが寮長になったとして、それぞれのメリットを発表し、寮生達は投票箱にどちらかの候補者の名前のみを書いて投票するという、至ってシンプルなものだ。その場にいる全員が参加できるものらしく、ジョットが投票用紙を配って回っている。もちろん、監督生達にも何食わぬ顔をして近寄って来た。

    「はい、監督生ちゃん達の分」
    「やっぱり、ジョット先輩もロランド先輩派ってことね。フロイド先輩に警戒しろって言われただけあるわ」

     ジョットに差し出された投票用紙を受け取ることも無く、エースが食ってかかると、ジョットは涼しい顔で言い返す。コロシアムの前でフロイドに警戒しろと言われたのは、ジョットのことだったのだ。

    「あら、私は嘘は吐かないし、協力もするって約束したけど、味方になるなんて一言も言ってないわよ?」
    「ちっ……本当に卑怯な奴だな、あんた」
    「うふふ。それで、どうするの? 参加するの? しないの?」

     ジャックの軽蔑に満ちた言葉を受けても、ジョットには響かない。むしろ、これ見よがしに挑発してくる彼から用紙を奪い取ったのは、フロイドだった。傍らには怒りの表情を隠そうともしないジェイドもいる。

    「やってやろうじゃん。うちの寮長はアズールだし」
    「ええ。僕らの許可無く、こういった行為をされるのは不愉快極まりないです」
    「ふふふ。ええ、良いわよ。……結果は分かり切ってるけどね」

     すれ違い様、最後に小さな声で呟かれた一言に、監督生は振り返るも、もうジョットの姿は人の波に紛れて見えなくなっていた。

    「おい、もうすぐ始まるみたいだゾ」

     グリムに急かされ、少し気になりながらも監督生は壇上の二人に注目する。まずはアズールからアピールをすることになった。ぶっつけ本番の事態に彼がどこまで対応できるのか、監督生達は少し心配しながらも見守るしかできない。壇上のアズールはマイクの位置を少し調整し、咳払いをすると、話し始めた。

    「えー、オクタヴィネル寮、現寮長のアズール・アーシェングロットです。今回は寮長選挙の候補者として、ご挨拶をさせて頂きます。現在、ここにいるオクタヴィネル寮所属の皆さんはご存知でしょうが、最近のいじめ問題について、私含め、数人のチームを組み、いじめの原因となった噂について調査を行って参りました。その結果、分かったことは、これは誰かに仕組まれた問題だということです」

     アズールの言葉に会場がざわつき始める。当然だ。噂は事実と信じて疑っていなかったところに、仕組まれたことだと言われれば戸惑い、混乱する。もとより彼は選挙に真面目に参加する理由など無い。ここでロランドが一連の事件の犯人だと立証できれば、こんな茶番は終いだ。しかし、それを聞いてもロランドは眉一つ動かさない。逆に興味深げに頷き、先を促した。

    「仕組まれた問題か。とすると、誰かが君を陥れようとしたことになる。アズール2年生、それは一体誰なのかな?」

    「何をいけしゃあしゃあと言ってやがる」と言いたいアズールだが、ロランドの言う通りだ。根拠を示さなければ、この場にいる全員を納得させることはできない。

    「それには証人が必要です。ピーノさん、ティーノさんをここに呼んで来て頂けませんか? 彼が証人になってくれる筈です」

     アズールは壇上近くにいたピーノに声を掛けるが、言いにくそうに俯いていたピーノは、申し訳なさそうに顔を上げて言う。

    「あの、ティーノは体調が悪くて、ずっと部屋に閉じこもってるんです。ここに呼ぶのは、ちょっとできません。すみません、寮長」
    「は……? そ、そんな筈は……」
    「はぁ、酷い人だね、アズール2年生。具合の悪い生徒をここに引きずり出そうと言うのかい? どうする? 証人がいなければ、君の説は成り立たないだろう」
    「くぅっ……!」

     ティーノがいなければ、アズールの説を支持する材料は圧倒的に足りない。今更、ジョットの証言は使い物にならないし、彼の証言だけでは立証はできない。ロランドは彼に何をした? 今そんなことを考えても仕方がないのは分かっている。ここは何とか場の空気をこちら側に保っておきたい。アズールが口を開こうとしたところで、誰かが言い放った。

    「っていうかさ、アズールって今回のことで何もしてないじゃん」

     その一言を皮切りに、波紋は広がってしまう。アズールに対する不信感、自分達がこれからどうなってしまうのかという不安、それらは会場を包み、全体に広がっていく。あちこちから呟かれるアズールへの批判に、双子が前に出ようとしたところで、ロランドが両腕を広げ、口を開く。

    「まぁまぁ、皆落ち着いて。アズール2年生も調査に必死なんだ。彼は寮長として当然のことをしているまでさ。結果が奮わないのは仕方のないことだよ。何せ、相手は見えないのだからね」

     ふふふと朗らかに笑うロランドの姿に、双子が奥歯を噛み締める。見ると、二人は手にしているマジカルペンが折れそうなほど強く握り締めていた。人が多い上にアズールの足を引っ張りたくなくて、必死に耐えているのかと思うと監督生は声を掛けられなかった。

    「ジェイド先輩……フロイド先輩……」
    「あいつら、普段は怖ぇけど、今はちょっと見てられないんだゾ……」
    「僕、ロランド・オルソが寮長に就任した暁には、まずこのいじめ問題を寮長会議に上げ、他寮生との間に生じている誤解を解いてみせます。前寮長アズール・アーシェングロット君の意思を継ぎ、慈悲の心を持って話し合いをすれば、解決できる問題です。今回、僕はこの寮のために、変革を起こそうと立ち上がり、学生社会的弱者にもチャンスがあると表明したく、寮長選挙を実行しました。今後はこの僕ロランド・オルソが寮長として皆の先頭に立ち、オクタヴィネル寮をより良い寮へと変えてみせます。これは寮の革命です!」

     アズールの演説の時と違って、盛り上がる会場に双子が悪態を吐く。

    「何がカクメイだよ、雑魚が」
    「ええ、同感です。言っていることにも中身が無いですし」
    「なーんか、ロランド先輩さぁ、ずっとこれを狙ってたって感じ」
    「ああ、アズールを寮長から引きずり下ろして、自分がなろうって計画してたんだろ。以前に決闘する権利は自分で消費しちまったからな。グルル……どこまで卑怯な野郎なんだ」
    「こんなに人が大勢いるんじゃ、殴りにも行けないしな」
    「ロランドになんて、ぜぇったい、投票なんかしてやらないんだゾ!」

     ぶつけようの無い怒りを呟く面々に監督生も不安になる。このまま押し切られてしまったら、本当にアズールは寮長でなくなってしまう。そうこうしているうちに両者のアピールが終わってしまい、投票に移る。当然、監督生達はアズールの名前を書いて投票箱に入れた。



     しかし、結果はロランドの圧勝だった。学園長が粛々と投票用紙に書いてある名前を読み上げ、圧倒的にロランドの票が多かった。斯くして、アズール・アーシェングロットは寮長の座を明け渡す形になってしまった。認められる訳が無い双子は壇上に上がり、ロランドに向かってマジカルペンを向ける。

    「ふっざけんな! アズールが寮長じゃなくなるなら、いっそオレらがその椅子貰う……!」
    「ええ、僕も同意見です。あなたに従うつもりもありません」
    「ジェイド・リーチくん! フロイド・リーチくん! これは厳正なる投票の結果です。マジカルペンを下ろしなさい! 魔法による私闘は禁じていますよ!」

     学園長に諭されるも、二人は決して下ろそうとしない。

    「うっせぇ! 知るかそんなの!」
    「学園長、あまり近づくと巻き込んでしまいますよ!」

     二人が怒りに任せて魔法を撃とうとしたところで、アズールがそれを制した。

    「止めなさい! 二人とも!」

     その声にはっと我に返って振り返ると、アズールは演壇に肘を付いて項垂れていると思うと、しゃんと背筋を伸ばして宣言した。

    「では、僕らはこの寮を出て行きます! 僕らはこの結果に納得できませんから!」
    「ええっ!?」

     アズールの宣言に驚く監督生達と瞠目し、嬉しそうに顔を綻ばせる双子。そう宣言するとアズールはさっさと壇上から下り、双子と共にその場から立ち去った。後に残された会場は学園長の閉式の言葉と共に解散となる。会場の片付けに入る中、ジョットとサミュエルを呼びつけたロランドは監督生達を指す。

    「つまみ出せ、僕の寮には必要の無い奴らだ」

     冷酷な命令に従い、ジョットとサミュエルは監督生達をラウンジの外に魔法で追い出す。雑に地面に下ろされた監督生達にジョットが済まなそうに眉を寄せて謝罪する。

    「ごめんなさいね、寮長命令だから、従うしかないの」
    「嘘吐けよ、あんたら最初っから裏切ってた癖に」
    「あはは。その言い方だと裏切ったというより、最初から敵同士だったの方が正しくないかしら? 今日はごめんなさいね。お客さんとしてだったら、歓迎するわ」
    「行くぞ、ジョット」
    「はぁい。じゃあね、監督生ちゃん達」

     ラウンジに戻って行く二人の背を睨み付け、監督生達は仕方なく帰ることにした。

    「これからどうなるんだろう、アズール先輩達」
    「さぁね。寮を出て行くったって、転寮する訳でも無さそうだしなぁ」
    「出て行くって言ってたけど、行く当てはあるのか? あいつら」
    「ありますよ」

     オクタヴィネル寮の入り口まで来た時、背後からそう声を掛けられた。驚いて一同が振り返ると、そこには大きな荷物を持ったアズール、ジェイド、フロイドの姿があった。どうやら出て行くと言ったのは本気らしい。

    「その荷物ってことは、お前らどっかに泊まるのかぁ!?」
    「ええ、丁度良い物件がありますからねぇ。ねぇ、ジェイド」
    「ええ、アズール。学校からも近いですし。ねぇ、フロイド」
    「うん。部屋もいっぱい余ってると思うし、ゆーりょー物件ってやつじゃね? ね、小エビちゃん」
    「も、もしかしなくても、うちに泊まる気ですね……?」

     三人に囲まれる監督生を遠巻きに見て、エースとデュース、ジャックは心底彼女に同情した。しかし、それよりも彼女は気になったことを口にしてみる。

    「でも、アズール先輩、これからどうするんですか? 取り返しますよね?」
    「当たり前です。この僕をここまで追い詰めたんです。褒めて差し上げると共に、倍にして返してやりますよ」

    「見てろ、ロランド・オルソ……!」と息巻くアズールに安心すると共に、これからも一波乱ありそうだなと監督生は苦笑した。
    れく Link Message Mute
    2022/06/25 20:42:23

    3.5-10 寮長ハプニング!

    支部から再掲。
    政治とかよく分からない部分の方が圧倒的に多いですが、こういうのは中学時代の女子を思い出せば、書けます。こいつらは女子(概念)です。
    アズールの演説部分、最初滅茶苦茶に誤字脱字が酷く、アズールより私がテンパってました。演説シーンとか、ほんと慣れないシーンを入れるもんじゃありません。台詞が出てこないとかね。
    今回、ロランドがかなりウザいです。が、既存のキャラクターを貶める意図は全くありません。

    #twst夢 #twst創作生徒 #ツイステ創作生徒

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    • 海神と恋人 7※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・オリジナル設定ビュッフェ

      ひたすら平和です。お茶会と言えば、あの子だよね!ということで、急遽出演が決定しました。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 11明けましておめでとうございます!
      お久しぶりの最新話ですが、二月のオンラインイベントに出るので、原稿に集中します。ので、二月末までは更新停滞します。まだまだ連載は続く予定なので、どうぞ今年もよろしくお願いします。

      #ポセイドン(終ワル) #終ワルプラス #オリ主
      れく
    • 海神と恋人 10最近、いちゃいちゃしてないので(当社比)後半ずっといちゃいちゃしてます。以前よりもっとおポセさんがデレデレしてるので、苦手な方はご注意を。ちゅーばっかしてるよ、この二人。
      #夢小説 #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 8やっと書けました。お待たせしてしまい、申し訳ありません。今回も平和にワルキューレちゃん達とお茶会しただけの回です。めちゃくちゃ平和!!!!!
      原作見る限り、本来彼女達は争いを好まない子達なのかなと思うので、前回と今回はその辺りを掘り下げ(?)てます。基本的に喧嘩嫌な子が多いのに、あんな捨て身の戦法って余程の覚悟があるのだなと思います。

      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説
      れく
    • 海神と恋人 9引っ張ってもしょうがないので、先に宣言します。釈迦登場回です。 ヘラクレス兄様に続いて難しいお人です。基本的に普段何考えてるか分からん神なので。でも、金ちゃんと一緒にいる時が釈迦としての素なんじゃないかなとかは思ってます。ヒルデさんの後は絶対この神出そうと決めてました。誰もが惚れる男を書くのって難しいもんだなぁ。
      今回名前変換二つありますけども、片方は釈迦に呼ばれるあだ名です。お好きなあだ名を入れてお楽しみください。

      #夢小説 #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 17※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・ちょっとだけモブ

      ハデ様「でも、余にくらいは事前に相談して欲しかった…」(´・ω・`)

      という訳で、色々発表する回です。ゲル、ごめんよ。走り回らせて。
      そして、勝手に場を盛り上げる夢ちゃん達。そういう予定に全く無かったこと、突然言い出すの止めて欲しい。ちなみにどちらの発表も全く予定に入っていませんでした。え、お前らって、え、あっ、そう……。みたいな感じです。

      23/2/17 追記
      お話がいまいち繋がっていなかったところを繋ぎ直しました。多分、これで大丈夫かなと思います。
      #ポセイドン(終ワル) #終ワルプラス #夢小説
      れく
    • 海神と恋人 3支部から再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊甚だしさ史上最高
      ・オリジナルの妖精さんがいる

      今回はやらかしちゃったおポセさんです。普段絶対に言われないようなことを言われて宇宙猫になるおポセさんが書きたかったともいいます。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 6※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・オリジナル設定が温帯低気圧
      ・ロキ夢ちゃんがいる
      ・ロキちゃんと夢ちゃんの仲が悪い

      やっとワルキューレさん達のターンですが、注意書きにもある通り、ロキちゃんと夢ちゃん、仲悪いです。この二人の場合、どちらが悪いとかではなく、元々の性質から反りが合わないので、毎回ケンカしてしまいます。本当にどちらが悪いとかはないのです。ただお互いの主張が原因でぶつかり合うだけなんです。所謂、ケンカ友達ですね。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と迷子 番外編2支部から再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊(特に長兄様)
      ・オリジナル設定がスコールの如く

      おポセさんが夢ちゃんにプレゼントを贈るまでのお話。直前に上げたお話のお口直しです。
      長兄様のキャラ崩壊が一番ひどいかもです。弊宅の長兄様は愛弟のことになると、見境が無くなります。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 生意気な後輩ロロ監になるかもしれないロロと監の話。監は男の子でも男装でも通じるように書いてます。この後、色々やり取りを重ねていくうちにお互いに好きになっちゃうのが男の子監。ロロが個人的興味を持ったタイミングで女子バレするのが男装監。誰か書いてくれないかなぁ。
      ロロ監未満なので、専用タグ付けてません。
      二日酔いの頭で書いた話なので、ご容赦ください。イベのオチはアレでも、夢を見ていたいんだ……。
      #twst夢
      れく
    • 海神と恋人 12無事に脱稿しましたので、連載再開します。
      展開早い上に夢ちゃん、いつの間に交友範囲広げてたんだよと突っ込まれそうですが、この子交流範囲広すぎて全ては書き切れない状態です。これだから、陽キャは。
      主に仲良くなるきっかけは配達中に出会したり、おしゃべりしたりして親密度を上げていってます。
      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説
      れく
    • 海神と恋人 16※※ご注意※※
      ・圧倒的キャラ崩壊
      注意はいつもの。この神という存在を果たして独占していいものかというお題は今度のイベントに出す本でも触れていますので、ご興味があったら比較してみるのも面白いと思いますよ(小賢しいダイマ)

      いや、結構この二人の間では案外と高い壁です。お互い、これまであんまり意識してこなかったけど、(おポセさんは釈迦に嫉妬したりしたけど)第一関門でもありますね。ま、頑張れよ。
      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説
      れく
    • 海神と迷子? 8支部から再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・オリジナル設定盛り放題サービス
      ・オリジナル扱いの悪魔と神様
      ・オリキャラが調子に乗っている

      今後、本誌にてあの神様が登場したとしても、このお話の神様とは全くの別キャラとして扱うと思います。そのくらい今回は思い切った設定盛ってます。ま た か お 前

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と迷子? 4支部から再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・春のオリジナル設定祭り
      ・オリキャラがいる

      呪いを解く=パズル系ダンジョン攻略だと思ってるアホが書いた話です。エ○ソシ○トみたいなホラーチックな雰囲気を期待していた方には申し訳ないです。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と迷子? 6支部から再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・オリジナル扱いの悪魔がいます
      ・最後にちょっとだけオリキャラ
      ・ちょっとだけえっちに見えるかもしれない描写(えっちではない)

      お前同じような展開、すげー擦るじゃん。
      好きなんだよ!こういうの!
      という訳で超特急(大幅カット)でダイジェスト的にまとめました。ダイジェストより酷い出来になりました。取り敢えず、弊宅のベルゼさんはとことん悪趣味だよということを言いたかっただけです。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 5※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊(特にロキちゃん)
      ・オリジナル設定が暴風
      ・ロキ夢ちゃんがいる

      果たしてロキちゃんとお友達になれるのか!? みたいな回です。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 14役に立たないオリキャラ。でも、それでええんやで。
      考えてみれば、この二人が「会話」したの初めてですね。ちょっと感慨深いものがあります。
      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説
      れく
    • 差出人不明の手紙今回もタグの通りです。何だかんだ愛されている監督生。
      最近、気付いたのですが、ミュージカル版のリトマイCDを聴いていたところ、🐙様がお父ちゃんから与えられたのが「魔法の貝」だったので、「お? これはずっと私の趣味だと思っていた貝の人魚要素が生きる時?」と思ったので、ここに公言しておきます。うちの貝の人魚達の元ネタはミュ版からです!!(堂々の後付け)
      今回前半で何か歌の歌詞が付いてますが、元ネタの歌から5分で考えたやつなので、ご容赦ください。

      #twst夢 #アズ監  #ロロ・フランム  #twst創作生徒  #アズ監←ロロ
      れく
    • ご旅行は計画的に「可愛い恋人が来てるのに、なに働いてんだ! 帰れ帰れ!」されるアズール。
      こんなに長くなる予定無かったんですが、長くなりました。次回からワックワクのドッキドキ花の街旅行が始まります。
      今回もアズールが可哀想ですが、次回はロロが可哀想な予定なので、ご容赦ください。尚、今回、人によってはご不快に思われる描写がありますが、男子高校生のエグめのノリとして書いております。
      ユウ呼びあり。
      最後に画像が見にくかった方用に初登場の創作生徒の設定があります。

      #twst夢  #アズ監  #女監督生  #ロロ・フランム  #twst創作生徒  #アズ監←ロロ
      れく
    • 12/3 kmt夢オンリー「うたかたにて」既刊サンプル「夢幻の恋」12/3ピクスクイベント「うたかたにて」参加します。
      イベント会場:https://pictsquare.net/1oaw7aj6bjqwjlczng19u3md9mz7fq66
      告知として本の表紙とサンプル置いておきます。

      『夢幻の恋』魘夢×ネームあり夢主 R-18G
      A5/132P/400円+送料
      「これが夢なら良かったのに」シリーズWeb再録+ツイッター掲載短編+読み切り2本
      読み切りの内1本はキメ学軸の魘夢民尾×ネームあり夢主です。

      サークル名:氷花
      スペース:さ13

      頒布方法はpictSPACEにて行う予定です。
      当日、自スペース内にリンクを貼りますので、そちらよりお求めください。

      現在公開中のシリーズの再録がメインです。
      Web再録本編はグロテスク描写、肉体的・精神的暴力表現があるので、年齢制限かけてます。
      オリジナルキャラクターがいるので、苦手な方はご注意ください。

      表紙は同人誌表紙メーカーさんで作りました。今回、本を作ろうと思ったのもこちらのメーカーさんのお陰です。本当に感謝しかなく、足向けて眠れません。
      当日は殆どいませんが、本の購入自体はできます。Webイベントサークル参加も二回目。まだまだ至らない点もあるとは思いますが、当日はよろしくお願いします。

      サンプル部分は読み切りの一部です。シリーズ本編はシリーズ一覧から全部読めます。
      #pictSQUARE  #鬼滅の夢  #魘夢  #サンプル
      れく
    • 沸点の低い先輩続・ロロ監になるかもしれないロロと監の話。何か続きました。未だに監督生を男女どっちにするか悩んどります。
      がっつりユウ呼びしてます。
      前回→https://galleria.emotionflow.com/114610/647779.html
      #twst夢  #ロロ・フランム
      れく
    • 海神と恋人 19勝負の結果が分かる回です。漸くここで過去にベルゼさんが言ってた「神嫁」についての伏線がちょっとだけ回収できました。次回はやっと七福神出せます。多分。
      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説 #オリ主
      れく
    • 弱肉強食の掟ゲームシステム的にはバトルとリズミック回です。自作キャラはあくまでも推しや既存キャラを際立たせる為に書いてます。推しよ、最強の男であれ。自作キャラは推しに負けて跪いて欲しい派。
      ダニーくんは過去に自寮長や奮励寮長にもケンカふっかけて負けています。
      #twst夢  #女監督生  #アズ監  #ロロ・フランム  #twst創作生徒  #アズ監←ロロ
      れく
    • プレッシャーによる爆発ロロ「本当に良いのかね?」
      フロ「え? だって、自己責任じゃん」

      ロロくん及びノーブルベルについて捏造しかありません。良いところで区切ると、いつも長くなります。ごめんなさい。今回はロロくんが可哀想です。フロのあだ名も公式で出るまで捏造。オクタヴィネル寮は自己責任の寮なので、この後特に助けに行ったりはしません。ズルするからだよ。
      #twst夢  #女監督生  #アズ監  #ロロ・フランム  #twst創作生徒  #アズ監←ロロ
      れく
    • 2twst創作生徒設定2連載「アズ監のリベンジデート事件簿」にて初登場の創作生徒です。画像拡大しても見にくい場合は初登場回の後書きにも設定書きます。
      今回もキャラメーカーを使用させていただきました。

      #twst創作生徒  #キャラメーカー
      れく
    • 海神と恋人 13※※ご注意※※
      ・モブとオリキャラが割と出張ります

      注意の通りです。惨たらしく死ぬ運命のラミアのお姉さんが出てきます。ごめんよ、ラミアさん。来世では幸せになってね。
      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説
      れく
    • 海神と恋人 4※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・オリジナル設定が這い寄る混沌
      ・ヘイムダルくんとロキちゃんの仲があんまり良くない
      ・他の夢ちゃんがいる

       本家の神話では取っ組み合いのケンカした二柱なので、あんまり仲良くないんじゃないかなと思い、こんな話になりました。はよ本編で絡みはよ。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • ロロ監SSまとめロロ「ああ、マリア様。何故乱れるのでしょう。彼女を見ただけで」
      マリア様「え、知らん。何それ怖い」

      タイトル通り、Twitterにどんどこ投下したSSのまとめです。今後も書いたらどんどこ足します。
      学生ロロ監、社会人ロロ監ごちゃ混ぜなので、捏造注意。
      イベスト1章読み切らないうちに書いたものもあります。(加筆修正済み)
      社会人ロロ監の監は全編同一人物です。
      ヤンデレ~甘いのまで取り揃えてます。

      2023/7/17 追記 久しぶりに追加しました。舞台観て良かった。

      #夢小説  #twst夢  #ロロ監  #ヤンデレ
      れく
    • 価値観と経験の相違※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・最後一方的な暴力表現あり

      相も変わらず、デフォ名呼びあります。
      ピンクの象さんは厳密にはヴィランではないのですが、視聴者に多大なトラウマを植え付けたので、視聴者にとっては確実にヴィランです。言ってしまうと、彼自身に悪気は一切ありません。悪意を持ってやった訳じゃないので、逆にタチが悪いんです。

      #twst夢  #アズ監  #ロロ・フランム  #女監督生  #twst創作生徒  #アズ監←ロロ
      れく
    • モストロラウンジの実態次にロロくん来る前に、好きなもん全部入れてしまえ精神で始めた闇鍋連載です。私しか得しないであろう要素しかありません。
      オクタと監ちゃんと創作生徒くん達がロロくんに脅迫特攻して観光(アズ監デートとも言う)するついでに救いの鐘盗難事件を解決する話(全部言う)
      アズ監←ロロもあるよ!
      この話だけアズールがちょっと可哀想。
      前に投稿した創作生徒の連載を読まくても大丈夫なようには書いてます。
      補足情報として創作生徒の設定→https://galleria.emotionflow.com/114610/624554.html(オクタ)
      https://galleria.emotionflow.com/114610/648541.html(サバナ)
      #twst夢 #アズ監  #ロロ・フランム   #twst創作生徒  #アズ監←ロロ
      れく
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