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    ☆ライバル☆ベジ受☆ライバル☆(トラ・カカ×べジ)




    俺の名はトランクス。
    最近悩んでいることがある・・・。
    俺はある人に恋をしている・・・
    もうずっと長い間。
    その相手とは・・・
    ベジータ・・・俺の実の父である。


    しかも父さんには既に愛人が存在する・・・その相手の名は孫悟空。
    父さんはカカロットと呼んでいるが・・・俺の最大のライバルだ。


    今日も朝から父さんは母さんが作った重力室にこもり日課としているトレーニングをしていた。
    いつか必ず悟空さんに戦って勝つために・・・。
    いつもならお昼ご飯の時には重力室から出てくるのに今日はなかなか出てこない。


    「ちょっとぉトランクス〜ベジータ呼んできてくれない?」
    「あ、はい。呼んできます。」


    忙しい仕事の合間にブルマ・・・母が昼食をせっかく作ったにもかかわらず父さんがなかなか来ないので少し怒っているようだ。
    たしかに今日はいつもよりも大分遅い・・・食事の時間だけは守る人なだけに何か嫌な予感がする・・・。
    俺は母さんに言われるまま重力室へと足を運んだ。


    「父さん俺です。トランクスです。」


    重力室につくと一様中に声をかけ重力装置がオンになっていない事を確かめるとドアのスイッチをおした。


    「父さん、母さんがよんで・・・っ・・・悟空さん!」
    「よっ!」


    ドアが開き父さんに声をかけようと話しかけた瞬間俺の目に飛び込んできたのは気絶している父さんを悟空が膝の上に頭を乗せ父さんの髪に触れているところだった。


    「なっ、悟空さん!なんでここに?父さんに何をしたんですか?気までけして!」
    「さぁ〜な?何してたと思う?」


    悟空さんはクスクスと小さな笑い声を上げる・・・まるで優越感に浸っているかのように・・・もう大体の予想は嫌でも予想がついた。
    この男は父さんを・・・抱いたのだ。
    今にも悟空さんを・・・いや、もうこの街ごと何もかもブッ壊してやりたい心境だが俺はあえて気持ちをギリギリまで押さえ込んだ。


    「悟空さん・・・父さんを放して下さい。」
    「・・・・・・。」
    「聞こえないんですか?ベジータを放せと言っているんだ!」
    「フン・・・ガキがイキがるんじゃねぇ〜よ。」


    悟空さんは俺にギョロッと目を見開きながら一度睨むと父さんの頬を軽くたたき父さんを起しはじめた・・・。


    「っ・・・カカロット。」
    「起きたかベジータ。すまねぇ・・・ちょっと無理させちまったな。」
    「いや、かまわん。」


    さっきまでの顔つきとは比べものにならないくらい優しい表情で父さんに話しかける。まるで愛し合っているのを見せ付けるかのように・・・それに今の父さんの・・・悟空さんを見た時のやわらかい笑顔・・・。
    胸が締め付けられるようだ・・・こんな表情いつか自分にも向けてもらえるのだろうか・・・


    「父さん。」
    「ん?・・・トランクス・・・チッ、いやがったのか?」
    「今来たところです。悟空さんといたんですね・・・あ、母さんがお昼だって怒ってましたよ。」
    「・・・そういえば腹が減ったな・・・カカロットもう帰れ。」
    「相変わらずそっけねぇなぁ〜。」


    父さんは悟空さんの腕を解くと少し気だるそうに起き上がり俺のほうに歩いてきた。


    「変な詮索はするなトランクス・・・ただ組み手をして今回は負けただけだ。」
    「・・・はい。」


    父さんはそれだけ言うと俺たちを残し重力室を後にした・・・。
    ただの組み手をしただけと俺に気をつかってか父さんはそう言ったがそんな嘘もう子供じゃないんだからココで何が行われたなんてわかっている!
    なぜ俺でなく悟空さんなんだ・・・
    怒りが頂点にたっしそうだ。
    俺は悟空さんを睨め付け拳を握りしめた。


    「悟空さん・・・父さんに手を出すのは止めていただきたい!」
    「フン・・・トランクス今の聞いてなかったのか?余計な詮索はするなってよ。だからオメェは俺たちの中を邪魔するのはやめろ。あいつは俺に惚れてるんだ・・・べジータは誰にも譲らねぇ。」
    「・・・・・っ。」
    「・・・どうやらべジータがオラに惚れてるってぇのは解ってるようだな。」
    「・・・クソッ・・・そんな事はアンタに言われなくてもとうに解っている!」
    「はははっ・・・じゃ大人しく見てるんだな。」


    悟空さんは嫌味な笑をこぼしながら俺を見ると額に指を当て瞬間移動する体勢にはいる。


    「悟空さん!俺は絶対父さんを諦めませんから!」
    俺は今にも消えようとする悟空さんに一言だけ叫んだ。
    「無駄だな。」


    とても冷たい低い声で悟空さんは俺に言った。まるで手を出せば殺す!アイツの気が変わる事など永遠にこないと言っているかのように・・・。
    そして悟空さんはこの場所から姿を消した。
    ただ一人残された俺はあまりの悔しさに両腕を近くの壁に大きく叩きつけ何度も何度も繰り返した・・・。


    「クソッたれー!・・・父さんは・・父さんは俺のものだぁ!!」


    悟空さんが消えたあと俺は誰もいなくなった重力室でメイいっぱい叫んだ。己にいい聞かせるように・・・この恋が叶うように・・・悟空さんになんか負けないように・・・。
    そう、決して諦めたりはしない・・・どんなにこの男が自分より力が強くても・・・父さんがこの男しか見ていなくても俺は必ず父さんをこっちに振り向かせてみせる!
    この俺こそがベジータに相応しい男なのだから・・・。







                                          End








    後書き

    カカ×ベジ←トラでした。
    今回はトランクスの嫉妬によるカカとの軽い対決。ベジはまだトラにカカロットの事がバレテいないと思っている(笑)
    hisui Link Message Mute
    2022/12/05 14:37:24

    ☆ライバル☆ベジ受

    人気作品アーカイブ入り (2022/12/05)

    今回はDB小説です(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)
    ベジータ受 カカベジ←トラです♡
    #小説 #DB #ベジータ受

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