「煌」
その少年の夢は煌びやかな生活に身を置く事だった。
少年は口減らしのために、その身を売られたが
幸か不幸か、裕福な男に買われ、少年の夢は叶った。
「思ってたのとちょっと違ったけど、満足してる」
「虹」
「週休二日!福利厚生バッチリ!ハイ!もちろん!残業ございません!
当社は虹をかけるだけの簡単なお仕事でーーーっす!
履歴書不要!即採用!どうぞこちらまでお電話くださーーーーいっ!!」
「水」
「しんど」
そういって少年は流される人生を選んだのでした。
めでたし、めでたし。
「華」
「美しく散りたいと思うのは人間として当然じゃないですか?ははは。」
華々しく散っていく彼は、とても楽しそうで。
「誉」
アノ子はなんでも「1番」をとってくるのです。
アノ子は「普通のこども」ではないのです。
きっと「特別なこども」なのでしょう。
私のような凡人の腹から生まれたとは思えません。
きっと、私の子じゃないのです。
「夜」
何が悲しいのか 自分だって わからない
(フックブックロー【ピエロの涙は金平糖】)