梛透/♂/一人称:私 二人称:君 /喋ろうとすると口から花弁や葉が零れ落ちる為、常にメモを持ち歩き筆談で会話する。字は綺麗。体から生えた草や零れた種を売ったり薬にしたりして生活している。
霧兎/男/一人称:オレ 二人称:アンタ/双子の兄。人に紛れてというより、人影に紛れて生きている。猟奇的な方向に面倒臭がり。鬱陶しくなったらすぐに攻撃しちゃう。昔、ある陰陽師に消滅させられかけ、弟の身体を半分もらうことで生き延びた為、弟にやや依存気味。
蒼兎/男/一人称:俺 二人称:アンタ/双子の弟。森の置くのあばら家に兄と二人で暮らしている。心配性。妖怪としての力は低く、見た目よりやや腕っ節が強いくらい。
双/男/一人称:オレ 二人称:キミ/口が体から生えた根っこで完全に塞がれている。読み書きできない為手話で意思疎通する。元は人間で、赤ん坊の頃に、葉の暮らしている森で母と共に行き倒れる。母は樹妖の苗床にされ、そのまま森の樹になり、双は樹妖の種を飲まされた。普通ならそのまま母と同様森の一部になるところだったが、葉が自身の血を分け与えた為に半妖化した。物心付いた時から葉と共に暮らしている為、自分の生い立ちや母の末路などは一切知らない。ムードメーカー。左目は無く、大量の花弁が詰まっている。
葉/男/一人称:オレ 二人称:アンタ/右目を漆塗りの眼帯で覆い、前髪を長く伸ばして額の目を隠し、人里へおりては生活雑貨や食料を調達している。右目は無く、大量の花弁が詰まっている。双の兄貴的かつ父親的存在。人間には特に興味は無く、森で行き倒れる旅人を見捨てることなど日常茶飯事だったが、双の、森の主に母親を殺された境遇が過去の自分と似通っていたため放っておけず、血を与えて眷族にした。天然な双に振り回される苦労性。犬歯が鋭い。