白いパジャマを着ている少年達と、黒いおとながひとり、暮らしている施設


少年達はみんなどこかから、「先生」と呼ばれている黒いおとなが連れてくる。
少年達はそれぞれ2〜1人で部屋を与えられ、当番制で家事をこなして生活している。

たまにやってくる別のおとなのひとに貰われて行く子もいるが、
大体の少年は、18歳から外で仕事を貰い、20歳になると施設を出て、外の世界で生活をする。

勉強や必要なことは、先生や年上の子が教えてくれる。
先生は機械のことはわからないけど、だいたいのことは知っている。

施設は真っ白で、たくさんの部屋と、とても広い庭があって、周りを森で囲われている。
必要なものはいつでもだいたい揃っている。
足りなくなれば、外から宅配車がやってくる。
音楽室や実験室、工作室、図書室なんかもあって、学校みたい。
屋上には給水塔があるし、広くはないけど菜園で野菜も育てている。
庭では猫が寝ていて、森からは鳥の鳴き声も聞こえる。

使っていない部屋もたくさんあって、新しい少年がくると、
まずはみんなと、埃っぽい部屋の掃除から始めなきゃいけない。

危ないから、入っちゃいけないって言われてる部屋もある。
実は地下室があって、隠れた入り口があるとかないとか。

施設からは先生の許可がないと出てはいけない。
先生と一緒になら外に出てもいいけれど、2〜3人くらい。
お出かけ用の服も用意してある。

ロロくん
（江理さん）
その辺のおいしそうな草を食べてしまっては止められたり、おなかを壊したりしている。
動物が好きだけど、よく引っ掻かれたり逃げられたりしている。
結乃くん（柚の人さん）のウソによくだまされている。
猫を追いかけると、だいたいマオくん（あもずさん）のところに行き着く。

昴（すばる）くん
（みそさばさん）
カステラやホットケーキが好き。
部屋からも見えるけど、屋上で天体観測をするのが好き。
結乃くん（柚の人さん）のつくウソにはだまされないけど、こっそりちょっと試してみてる。

結乃（ゆいの）くん
（柚の人さん）
うすめのコンソメスープが好き。
ロロくん（江理さん）が草を食べているのを見て、どの草でおなかを壊したか記録を取っている。止めない。
年下の子が寝る前に本を読んでくれるけど、読む度に話の内容を変えてしまう。
文字が動いて、話が変わってしまうんだってウソをつく。

蘇芳（すおう）くん
（shibacoさん）
みんなのお兄さんになろうとがんばっているけど、ちょっと天然なとこがある。
ロロくん（江理さん）が草を食べようとするのでいつも慌てて止める。
機械は叩けば直ると思っているし、固形のコンソメを握りつぶして類状にする。

マオくん
（あもずさん）
ミステリアスな雰囲気をまとっている。
結乃くん（柚の人さん）のウソに、そうだったらおもしろいなってだまされたフリをする。
でもやっぱりちょっと後で試してみる。
歯磨きチェックした後に何か食べちゃうので怒られる組

（れたへさん）
襟足のあたりは刈り上げている。
ベッドや机にかぶり物がいっぱい置いてあってごちゃごちゃしている。
夜中に冷蔵庫を漁りに行く途中で、マオくん（あもずさん）がこっそり儀式をしているところを見てしまい、
怖くて眠れなくなったりする。
歯磨きチェックした後に何か食べちゃうので怒られる組

カイくん
（かやもりさん）
おしゃべりするより、みんなの話を聞いていることの方が多い。
おとなしそうに見えて、体を動かすことが好きで、色んなところに登ってしまう。
しばらくひとりで暮らしていたため、家事が得意。

陽向（ひなた）くん
（BALさん）
くまのぬいぐるみなどのかわいいものが好きだけど、
男の子だからちょっと恥ずかしいなって思ってる。
マナーなど基本的にきちんと出来ているけど、たまに手づかみでケーキを食べたりとやんちゃなところも。

（tig.さん）
施設で一番やんちゃであばれんぼう。
ちっちゃいけどがしがし木に登って、カイくん（かやもりさん）が寝てるのを起こしたりする。
ロロくん（江理さん）とよく猫を構い倒しては逃げられる。
昴くん（みそさばさん）が嬉しくて踊っていると、なんだかわかんないけど隣で一緒に踊っている。

（トッパさん）
年下の子とよく一緒に遊んであげているというか遊ばれている。
気のいい子だけど、思春期でかっこつけたがり。
結乃くん（柚の人さん）が誘われた学校に通っていた生徒。

モカ
（@m_co616/もこ）
何を考えているかわからないけど、だいたい食べ物のことを考えている。
よく深夜に（れたへさん）と一緒に盗み食いをしている。
昔、ポケットの中のビスケットを粉にして以来、結乃くん（柚の人）のウソには食べ物関係ではあまりだまされない。
歯磨きチェックした後に何か食べちゃうので怒られる組

先生

いつも黒い服を着ているおとな。
いつの間にか居て、低くてやさしい声で、ひとりでいる少年に声をかける。


家事も勉強も教えてくれるけど、機械の使い方だけはいまいち。
基本的にはやさしいけれど、
みんなにちゃんと生活出来るようになってほしいので、きちんと叱る。

みんなと一緒に食事を取ることはないし、ベッドで眠っているところもあまり見かけないため、
本当はひとじゃあないんじゃないかって思ってる子もいる。

家事を手伝うときや、みんなと遊ぶときはラフな格好もするし、
菜園を手伝うときはジャージも着るし長靴も履く。

20歳になって施設を出ると、施設の場所はもうわからなくなってしまう。
みんなと過ごしたことも、ぼんやりとしか思い出せなくなってしまう。