深い、深い闇の底に、僕は溺れていた。そこは温かで、少し懐かしいような匂いがして…そして、どうしてだろう。息苦しかった。そうか、僕はこのまま沈んでいくんだな。それならそれでいい。もう、目覚めなくても。…闇の底で、身をよじる。
誰かの声がした。そして闇はやわらかく歪み…、
僕は目覚めた。
ワ「苦しかったんだけど」
デ「人を枕にしておいて不満を口にするな」
ワ「ヒト?君は女神だろ」「それに、君が自発的に勝手に枕になっただけじゃないか」
デ「貴様が私にもたれかかるから仕方なしに…もう良い、寝るなら適当にするんだな」
ワ「僕枕が無いと眠れない」
デ「枕は無いぞ」
ワ「チッ」
デ「肩くらいは貸してやる」
ワ「横柄な態度だな。君は何様?」
デ「女神だ」
ワ「嫌な女神だね」
デ「貴様が生意気なんだろう」
ワ「君が糞女神なだけさ」
デ「なんだと」
ワ「泣き虫弱虫いじけ虫の糞ババァめがムギュ(胸」
デ「寝ろ永遠に」
ワ「ムギュッ!!ムゴッ!!;;(ジタバタ」
デ「寝てたらおとなしいのに…!」