雑四コマ。考えるな、感じろ(オチ的な意味で)
隙あらばイチャイチャ
船長のこの悪い顔好き
属性ぶっ込みすぎィ!
最初の設定だと普通の男装っ子だった
本来は金髪青目だったがアレヤコレヤで天使に囁かれて憑りつかれ、変質して今の姿になった
その際により天使に近い無性体に造り替えられ今の体型に、天使を追い出すために体を焼かれ左目の視力を喪失、全身火傷を負う
ほぼ炭化した肉体の再生を優先した為、火傷の跡が残っており、また中途半端になった体を恥じていてる
顔だけは「女の子なんだから」とシキドウが駄々こねて痕は消したが片目は光を失ったままになった
アースラについてはこんな自分に同情した物好きだと思っており、興味が失せるまでの間柄だと諦めている
男装不遇っ子、大好物です
多分EROくないはず
でかいのにウザ絡みされてるシチュでドンブリ五杯はいけます
突然のSS。シン視点
「お前の顔が見たい」
名を呼ばれ、そのまま声の主の掌が瞼を覆う。
背後からの気配には気が付いていたから驚きはしなかったが、どうせまたいつもの気まぐれだろうとされるが儘に目を閉じる。伝わる熱が温かくて心地よい。
「…見るも何も隠しているのはキミだろう」
軽い呆れを含み柔らかくため息をつく。
椅子の上でいつの間にか転寝をしていたようだ。
「お前の瞳を眺めたいんだ」
「見ればいいだろう」
そう返すと寝顔も見たかったからと甘えた声音で囁かれる。
…なんというか、照れもせず恐らく真顔で言っているだろう。この男はひどく野生的で傲岸不遜を絵にかいたような我儘さで自分を振り回す癖に、こんな時だけ場違いに優しい。
いや、最初からこちらの身勝手に嫌なそぶりもせず随分と気遣ってくれていた。
分かっているのだが居たたまれない。
気恥ずかしさと妙な羞恥心は何度経験しても慣れない。
「照れてるのか?」
「分かっていて聞くな」
耳朶が赤くなるほど感情が高ぶるのは、男の掌が温かすぎるせいだ。
「目を開けて」
触れていた指が離れるのを惜しく思いながら目を開けると、上から顔を覗き込んでいる男と目が合う。
綺麗だと思う。
翡翠のような碧が射貫くように見つめている。
そういえば、と思い出す。
初めて会った時もこの碧を綺麗だと思ったのだ。
「…キミの目は本当に綺麗だ」
こんな美しいものがあるなんて、ずっと忘れていた。
ずっと色の無い世界で生きていた気がする。
「………」
答えが返ってこない。
見つめあったまま固まって、それから深々と溜息を漏らされた。
「アースラ?」
脱力した男の名を呼ぶと若干恨みがましい目で見られた。
「あのな、シンちゃん」
その呼び方はやめて欲しいのだが。
「俺が言おうとしたのに、逆に口説き落としてくるって酷くない?」
「そんなつもりは毛頭ないが」
男から「知ってる」と返事が返ってくる。毎回飽きもせず、良く懲りないものだと内心感心するが男は不敵に唇を歪めて此方の顎を捉えると、再び目を合わせてくる。
「じゃあ口説いた責任、取ってくれ」
壮絶な色気を纏わせて囁かれたそれに
「嫌だが?」
至ってこちらも真剣に断りを入れた。
「なんで!? 断る状況じゃないじゃん! このままイチャイチャする流れじゃん!」
「キリがない。そんな流れに覚えはない」
「絶対あるじゃん! ラブラブだろ俺達!」
「いや、まったく」
記憶の捏造まで始めたのかと心配するが、憐憫と受け取ったのかぐったりと萎れたように脱力されてしまった。
好ましい相手だとは自覚はしている。しかし主張されるような妙ちくりんな仲ではないと思うのだが…涙目になるほどの事なのだろうか。
困ったな、と思いながら手を伸ばして男の髪に触れる。
「そうやって、俺を惑わせる」
今度はいじけて目を合わせてくれない。
此方が知らない事をたくさん知っているのに、どうしてか子供のような振る舞いをするのは…恐らく自分と同じ理由を持っているのだろう。
その考えに至るとこの男が「特別」なのだと理解する。
同時にじんわりと頬が熱くなっていく。
「すまない」
腕を上げて男の頭を引き寄せると、そっと額を寄せる。
「ただ甘えたかっただけなんだ」
妙な誤解をさせた事を詫びて、触れた髪を撫でる。
自分のものと違う手触りと匂い。自分にないものを持っている自分とは違う人間。
なのにどうしてこんなに傍にいて心安らぐのだろう。
「アースラ」
「ん゛んっ!」
見上げて名を呼べば男の顔が真っ赤に染まり、挙動不審になりながらも短く頷いた。
「その…もし嫌でなければ…もっと甘えてもいいだろうか」
「ぐはァっ!」
胸を押さえて膝から崩れる男のいつもの奇行に大丈夫そうだなぁと思った。
似た境遇の者同士だったからこそ、互いに甘える相手が欲しかったのだろう。
それがお互いの「特別」の理由なのだと思うとやはり気恥ずかしい。
触れて許しあえる相手だから、こんなにも好もしいのだ。
『憐れすぎる…』
どこからか保護者の獣の呟きが聞こえた気がした。
アーさん不憫でご飯美味しいです!
なんか描こうとして諦めた模様
AIにお助けしてもらって修正したアースラさん