誰も心配してないかもしれませんが、私は元気です。体だけは、家族ともども、かなり元気です。昨日、電気も復旧し、暖もとれています。普段より食べているくらいです。

今回、支援される被災者の側に回って初めてわかったことがあります。この記事は、そのこについてつらつらと書いていこうかと思います。気の向いた方だけ見てください。また、この記事は後で消します。

確かに今回の地震は甚大な被害を及ぼしています。私も、結局は（今のところは）傷ひとつなく無事ですが、かなりの身の危険を感じました。避難所にも一泊させていただきました。勿論、今でも避難所で不安な日々を過ごす方々、避難すらままならない方々もいらっしゃいます。そういった皆さんについては、一刻も早く少しでも事態が好転することを願うばかりです。

そんな中、幸運にも大きな難は逃れた私としては、昨日初めて今回の地震についての報道をテレビで見て驚きました。
<br>確かに、大変な目に遭い、今でも苦しい状況下にいらっしゃる方は決して少なくはないでしょう。しかしそれにしても、テレビは悪い面についてばかりを報道しすぎていると感じます。

私の家族や親戚、その他知人の皆さんから、安否を気遣うメールや電話がきました。この状況では、それは当然のことです。そして、被災者からすれば、そういった方々に安心してほしいと思うのも、当然のことです。だから、元気だと、助かったと伝えています。
<br>なのに、テレビでほぼ最悪に近いような地区ばかりを報道しては、被災者の家族・知人を安心させることができません。被災者以外にまで、必要以上の不安を与えてしまいます。

勿論、被害がひどかった地域の報道は大事です。そこに取り残された方々の救出に取り組まなければならないし、そこの被災者の方々のご家族も、少しでも情報がほしいことでしょう。
<br>しかし、その一方で、何とか少しずつでも回復している地域もあるのです。そのことも、是非報道してほしいです。たくさん時間を割けとは言いません。ただ、「給水が難しい」というニュースとともに、「～区ではライフラインが復旧した」などの情報も、ちゃんといいニュースとして報道してほしいのです。

報道局や放送枠によっては、徒に不安や不満を煽っているように感じられます。個人的見解ですが、都内等での異常な買占めも、そういった偏向（と表現させていただきます）報道のせいではないでしょうか？　何だか、非常に残念な気持ちです。
<br>余談かもしれませんが、１１日に先んじた８日の地震の際、私の家族が新幹線の駅で足止めを食らっていて、某局のインタビューを受けたそうなのですが、「こればっかりは仕方ないですから」とコメントしたところ、それはニュースでは使われず、不満を露にしたコメントが使われたそうです。勿論、これだけで偏向報道の証明にはなりませんが、あくまで個人的には、全体的に報道ではそういう傾向があるのではないかと思います。

以上、まずは報道について。
<br>
<br>ちょっとまじめな事を書くと疲れたので、一旦ここで落ちます。

ちょっとだけ、報道に対する完全な個人的感想を言わせてください。
<br>
<br>「被害者をね、何千人とか数だけでしか捉えてない」とか、
<br>「僕はね、踏み切りは計画停電から外すべきだと…」とか、
<br>死ぬほどどうでもいい！！！！！！！！

あ、あと、（自分が見た範囲では）NHKで、何とか助かった方々や家族と無事再会できた方々のことを、いいニュースとして淡々と（←これ個人的に大事）伝えてくれていたことに、好感を持ちました。ああ、良かったね、と。

<br>
<br>では、もうひとつ。

私のように地震発生時が一番大変で、少しずつ状況が回復している人間としては、どちらかといえば気持ちは上向きです。依然、M7以上の地震がまた起こるかもしれないと言われているので、安心はできませんが、それでも、一回目とは違って、心構えができています。そして、今後は保障されていないにせよ、何とか水と電気が一旦は回復し、生活を立て直すことができました。これは、非常に心強いです。昨日の夕方に電気が復旧したときは、本当に、感謝しかありませんでした。昼間に近くで作業してくださっていた東北電力の方々に、ひたすら感謝しました。ありがとうございます！！　本当にありがとうございます！！　ご苦労様です！！

少し話が逸れましたが、とにかく、私のような被災地にいつつ何とか状況が回復していっている人間は、そこまで不安は感じていません。勿論、色んな方がいらっしゃるので、一概には言えません。お子さんやけが人、妊婦さんがいらっしゃるなどの状況であれば、安心など決してできないでしょう。

しかし、都内の混乱は少し異常ではないかと…。昨日、３日ぶりにテレビでの報道を見たときは、本当に驚きました。

とはいえ、被災地から離れたところで、不安に駆られる人の気持ちも、考えてみれば理解できるんですよね。だって、自分だって今まではそっち側だったんですから。

実情がわからないからこその不安というものがありますよね。そして、今後現状より悪くなるかもしれないという可能性への恐怖。
<br>被災地の人間からしたら、現実に起こってしまった事態とその被害が今では基準で、そこからいかにして状況を好転するかという方向にものを考えるわけですが、被災地外の方々はそうはいきませんよね。もしくは、軽い（なんていったら失礼ですが）被害を受けたからこそ、そういった不安に敏感になったり。
<br>実際に一人一人の人間がどう思ってらしゃるかはわかりませんが、自分が同じ立場（被災地外）だったときのことを思えば、そう想像できました。そして、そんな考えばっかりも良くないなあと、今、被災地にいる身としては反省することができます。

だからといって、誰かを批判するつもりはありません。だって、今ここで私に何を言われたからって、そう簡単に不安なんて拭えるものじゃないでしょうから。それに、ああしろこうしろなんて言えるほどには、私も自分の意見に自信はもてませんし、自分にそこまでの権利があるとも思えません。

あくまで、今回の地震とそれに伴う災害についての、個人的見解です。
<br>
<br>特に、これを書いた目的はありません。

だから、これを読んで皆さんがどう思おうと、今後どう行動しようと、言うまでもありませんが、自由です。

そういえばこの記事、消すって言ってたんですね…。
<br>でも、やっぱり記念に残しておきます。
<br>ところで、先日実に一ヶ月ぶりに、都市ガスが来ました！　全国のガス技術者の皆さん、お疲れ様です！！　心の底から、ありがとうございます！！　お気をつけてお仕事なさってください。