オークが支配する剣と魔法の世界におけるポリコレ厨『何で、人間やエルフの女がオークにベタ惚れするような漫画やアニメばっかりなんだ?』
休日に魔法のスマホで魔法のSNSを見ていたら、そんな書き込みがバズっていた。
書いているのは、人間の女の学者だった。
いくら、人間やエルフやドワーフの権利が認められるような世の中だと言っても、人間の……それも女を大学の教員にしたりするから、こんな付け上がった奴が出て来るんだ。
『はぁ、お前がブスで、俺達、オスのオークにもてないからひがんでるだけだろ』
俺はそうコメントを付けてやった。
無視された。
つまり、俺が、この人間の女を完全論破したと云う事だ。
『何で、人間やエルフの女がオークにベタ惚れするような漫画やアニメばっかりなのか教えてやろうか?』
『人間やエルフの女は、俺達、オークのチ○コにメロメロになるからだよ』
『そんな事も知らないで学者やってんのか?』
『俺が何人、人間やエルフの女をメロメロにしたか、教えてやろうか?』
だが、俺の書き込みに、更に、コメントを付けた奴が……うわあああ……。
俺達オーク族は、更にいくつかの部族に分れていて……下位部族は上位部族に本能的に逆らう事が出来ない。
『よぉ、ヲタクくん、何、イキってんだ?』
俺は『オーク』の中でも最下位部族である『ヲタク』族の生まれだ。
そして、コメントを付けたのは……俺の地元の高校の最上位種族出身の
先輩だった。
その最上位種族は……人間やエルフの言葉では「ウルク・ハイ」、オークの言葉では「ウェ〜イ」と呼ばれている。
高校の頃の思い出が脳裏に蘇り……体がガタガタと震え、心臓がバクバク言い始める。
『キミのチ○コで、人間やエルフの女がメロメロになったって?』
『キミさぁ、風俗でしか人間やエルフの女とやった事無いだろ』
『俺、今、地元で風俗の仕事のマネージャーやってるんで、いい事教えてやるよ』
『人間やエルフの女をオーク向けの風俗で働かせる時に、最初に覚えさせるのが何か知ってるか?
感じてるフリをする事だよ』