とある研究員の末路窒息する程に沈められてゆく浮上する気力がなく肺の中に侵入した刺す痛みだけが現実だと思い知らされてゆく
ここまま無抵抗を続けやがて訪れる終焉を待ち受けたいのに濁った声が聞こえて来たのは何故だろうか?
生きるだけ今日も見ず知らずな他人から拒絶される一方なのに
それでも生きていかないといけなくなってしまって何年過ぎたのか
この人格を消失してもけして報われない運命に嫌悪を抱く
これのせいで何もかもが失い続けた原因てあり今の私を構成している
何処にいった所で同じになれないと知った日から
余計に傷付けられた回数が増加していった
それでも好感を持ちやすい人格を演じている内は優しくしてくれる
内面は悟らせずに私は仮初めの人格を作り上げた
そこまでしなければ受け入れられないからだ
私は文明社会からゴミとして見られている
ゴミだからなんでもしてもいいと免罪符を押し付けられては叩かれる
なんで生まれてきたのか分からない日々
何度も遠くで誰か叫んでいるような重苦しなる只の塊、私は少しだけ意識を水面に向けたがそれでも歩んでいた道を振り返って諦めて元に戻ろうとするもう疲れきっていてこのまま溺れてしまいたい
泡が水面に広がって口から空気を奪ってゆくがそれでも簡単に死なせてはくれない
これでもまた足りていないのかと自嘲し、さらに今よりもっと深く潜らないとならないと足元を見る
自殺が楽ではないと知ったら恐怖が抑止力になりもうこれが最後のチャンスと成り果てるかもしれない
辞めろと訴えかけるように体が浮き上がりそうになるが押さえつけ更に深く崖から転落するように
より深く潜っていた
水面からの距離が遠くなっていくにつれて誰か名前を呼んでいるような変化が訪れを感じている
誰だろうか振り返るつもりはない、より漆黒へと進む虚
誰が私を必要としてくれる
そんな物語のようなことがあり得ないと断言する
私はいつまで嘘を吐き続けなければいけないのですか
この世界はありのままの私を棄てろと言うのですか
私の内面性を誰も理解してくれないのに
好かれるはずの理想の私も要らないと切り捨てられれ生き恥を晒し続けました
あの時、彼処に行かなければもっと楽な方法で簡単にあの世に行けたのに
私が壊してしまった物の値段は肩代わりしないと払えないから頑張って今の仕事を続けているだけて居場所ではない
喉に言葉が詰まりそのまま窒息死を選ぶはずなのに不可抗力な事件のせいで許可なしに死ねなくなった
人付き合いも本当はしなくないのにやらないと何のために条件付きで雇用されたのか貰えたのか申し訳なくなる
前の職場と同じく盛大に媚びを売って普通の人間の振りを続けていく毎日それでも好きな人ができたくらいには平和だった
声がはっきり聞こえてきてようやく誰が呼んでいるのが分かってきたが、だからこそ決意を固める
ああ、やはりその程度しか扱われなかっただと判断を下されていた
私は⬛⬛のことが気に入っていつもより優しく振る舞っていただけなのに
今になってそれが仇となっている、少し感情が復活し始めてきた
ここで⬛⬛に向かって助けてと叫びそうになるが許されてない
⬛⬛は些細な幸福な事象を私と一緒に居たいと語りかけてくるがその声に背を押され
けして底から動かずいまやろうとするこれが正しい選択であると自信を持っている
罪悪感が沸き上がり今ならもう何もかも終わりに出来る
残された最後の意思で感情を爆発させたその時、温度が徐々に低下し始めてくれた
そしてようやく望めた結果が訪れた