夜の見回りネグは今日もひっそりと外に出ていた。
それはいつも通り、黒物を食べるためだ。今日もご飯をいただく。そして今日10体目の黒物を平らげた。
「…ふう、ご馳走様だぜ…ヒャハ…^ ^」
まだ食べ足りない。
そう思ってまた探そうとした時だった。
「…ん〜?誰か居る?」
遠くに青い人影…沢山の黒物の中で必死に乱舞する人物。
エディルさんだった。
「ありゃあ、すぐへばっちゃうなあ…」
様子を見て入ってみよう。
◇◇◇
「……っ!」
黒物に囲まれて、埒が開かなくなった…どんどん湧いてくる…
どうしよう…でも…守るため…!
そして彼女は立ち向かう。
「…あ!…」
それでも1人対大勢だ不利には変わりない。
飛ばされた彼女は倒れ、それに不意をついて襲ってきた。
「…!!!」
「…1人じゃ無理だぜ、これは。」
声を掛けてやると、彼女はハッとしたようだ。それを見ながら彼は一気に纏めて喰った。
良い量だ。丁度いい。
「ご馳走様だ、平気かあ?エディルさんよ。」
「…ええ…」
「…ここで会ったのも、何かの…何だかなあ…?」
「ああそれ…縁だね…」
そうだったそうだった。そんなんだったなあ。
「とにかく…今日は一緒に行こうぜ?悪い奴は喰ってやる。」
「…ありがとう…ネグ…」