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葉っぱと棘!1「薔薇の棘に抱かれたい!」
薫「パパ、ママ…生まれてきてごめんなさい…!」
生まれつき知的に障害がある少年、薫(かおる)9歳。そのせいで、両親にうとまれ離婚し精神を病んだ引き取りの母に手をあげられ次第に痛みに快楽を覚えるような自我が目覚めてしまうアブノーマルな物語です!花びらをむしり取りたくなるのは愛情をもらった事がないから…!?
薫「痛いのって気持ちいぃ…!」
お昼の休憩中に何気に描いていたものです!
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かざぐるま
狂い咲き!12「にがい再開!」
あれから、すでに10日以上の月日が流れて、8月に入った。用心しながらだけど、麻斗はまた河原に足を運ぶようになった。あの日結局8時過ぎまで、トイレに立てこもっていて、ふらふらの手ぶらで自転車で帰って母に叱られた。変な奴に絡まれるなら、行くな!って言われたけど、塾も行ってないし、朝のラジオ体操が終わったら夏の生活の宿題を適当にすませ、近くに親しい遊び相手もいない麻斗には、やはり毎日が退屈になってしまう!だから、河原に行くと行ってもトイレのある向こう側には渡らないようにしている。
あれから、あの(き○がい)不良に会うことはないけど、何故かあの時のトラウマと恐怖でビクビクつい、川の向こうを確認してしまう。だいぶ心が落ち着いたと行ってもまだ後遺症みたいな物が残っていた。
家にいると、母から「する事がないなら塾行って勉強しろ!」なんて小言、言われる事ばかりだし、それで行きたい場所っていうと特になくこの河原くらいしか浮かばないんだよね!(¯―¯٥)
タモもバケツも新しく家にあったものの、予備なんだけど網があらくて大きな魚しかすくえなくて、ほとんど苦戦している。あの日無くした向こうの場所に探しに行く勇気はさすがになかった。
が、何日か過ぎお盆も近づいてきて夏休みも後半に突入し、やはりとりなれていない場所ばかりで魚を追い回すのも味気無くなってきた麻斗はあれから不良にそうぐうする事もなく、油断した日に、再び恐怖を味わう事になった。
日差しは相変わらず照りつけるように暑かった。
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かざぐるま
不法侵入!2「気配!」
長屋に住みだして数週間バイトと行き来していたが日によってその部屋の違和感が不快なものに増していった。
正幸「なんなんだよ、これ!Σ(`~´)」
最初はあまり気にしていなかったけど、その日、正幸(まさあき)が日暮れ近くに、疲れて家に入った時、ふいに何かが居るような気配が!そして暗い部屋からもわもわと、鼻をつくような嫌なにおいが充満していて顔をしかめた。
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かざぐるま
不法侵入!1「違和感!」
スマホのカメラの調子がすぐれなくて、他のサイトで投稿していた過去絵です!こちらもまだなかなか進んでいないので、ゆっくりのペースになっていきますが描いていきたいです!<(_ _)>
通信大学を卒業した青年、正幸(まさあき)は、特にやりたいことが見つからず就職先も決まらず卒業してしまったため2年ぐらいだらだらと25まで実家で過ごしていて、しびれをきらした両親に強引に自立させる感じに追い出されてしまう。近所に恥ずかしいからと少し離れた地域でコンビニバイトを始めた正幸だが、新しく借りて住み始めた古い長屋のアパートだけど家に帰るといつも誰かいたような気配を感じる!
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かざぐるま
ハングリーハート!1「日陰の少年!」
寒中お見舞いのような表紙になっちゃいました。いつのまにか、もう年賀状の季節ですね!それにしても不登校のテーマが多いです!このお話しもBLです!(-_-)
心の中は、いつも腹ペコなんだ…!
中学に入ってから不登校体質になってしまった引っ込み思案な性格の真人(まさと)。保育園の頃の幼なじみに再開した少年の痛い思春期の恋の物語です!
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かざぐるま
狂い咲き!11「落書きの誘惑!」
不良がいなくなった、トイレの静けさと共に次に麻斗の精神を襲ってきたのは、個室内に大量に描き込まれた品のない落書きだった。いろいろ口で表現することをためらうようなものが溢れていた。
けど、そのおかげのせいか、どうなのか、不良に驚かされて頭が完全に真っ白になりかけていた意識をかろうじて保たせてくれいて、何故か妙な興奮のドキドキが麻斗の下半身を刺激してきて、思わずはあはあと息を切らしながら無意識に男のそれを手でおさえこんでいた。
もわっと漂う暑く息苦しい熱気!汗だくになった身体にはりつく湿った服に、薄暗い個室内の独特な生臭い香り!
麻斗は力尽き座り込んだまま、そわそわし出し、新たな尿意とのどの渇きを感じながら、中々ととのわないはく呼吸と共に、それらをいつまでも眺めていた。
#狂い咲き!
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かざぐるま
狂い咲き!10「地獄と恐怖?!」
トイレの個室に鍵をかけて恐怖で出られなくなってしまった麻斗。
それを気に食わなくか、容赦なく追い詰めた不良少年が手あたり次第麻斗の逃げ込んたトイレのドアをバシンバシンと激しく蹴り上げてあおってくる。
麻斗はただ何も出来ず中からドアを押さえて恐怖で顔を引きつらせ震える事が精一杯だった。
不良少年「いつまでクソしとんだて!( # ゚Д゚)とっとと出てこい、てめえ!」
イライラをつのらせながら不良少年は、ずぶ濡れの赤いシャツを脱いで怒り狂ったようにトイレの中を何度も行ったり来たりして壁に振り回し叩きつける事をくり返していたが、やがて釣り仲間の声が「賢治(けんじ)そろそろ行かんと塾まにあわんよ!(゜o゜)」
不良少年「あ〜〜、マジでうぜえし!マジ覚えとけよてめえ!( # ゚Д゚)」
賢治と言われたその不良少年が最後に麻斗のいるトイレのドアを思いっきり蹴り上げた!
賢治「次みたら、マジ殺すかんな!( # ゚Д゚)」
釣り仲間B「もう、やめとけって、マジで!またつかまるぞ!(*´Д`)」
その後、いろいろブツブツと不満な声が聞こえてきたけど、自転車のガタガタという音と共にやがて外が静かになった。
そして、しばらく、頭が真っ白で震えていた麻斗も時間の経過と共に力が抜けてトイレの中でスローモーションに座りこんだ!
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かざぐるま
こがらしの季節!9「部屋荒らし!」
学の部屋に走ってきた太一は、散らかってる服の上をなおも、お構いなしに踏み歩いて、そして、はしによけて立てていた母が使ってる、マット式の青い折りたたみベッドをいたずらに、引っ張り出しそのまま開こうとした。
もちろん、あわてて太一を追いかけてきた、学は太一をやめさせようと必死だ。
学「おい!勝手に散らけるなよ!服踏むな!てか、手え洗ってねえだろ!草ぬいた手で触るなって!また洗わないかんくなるだろ〜!( # ゚Д゚)」
太一「いや、最初から散らかっとるがん!引きこもりで掃除できんて完全に人間、終わっとるし!\(^o^)/」
神経がイラッとして、むきになって口調がさらに荒くなる学!
学「何言っとんだて!どう見たって、勝手に不法侵入して部屋荒らしまくってる、おまえの方が終わっとるだろ!いいから服の上にベッド開けんなよ!よけいしわくちゃになるだろ!その前に汚い足で踏むなって、さっきから…!( # ゚Д゚)」
荒口調で言っても、ふざけてやめようとしない太一の手を強引につかんで離そうとする学!
太一「そんなん最初からおめ〜が部屋掃除しときゃ問題なくねえ!ニートが俺に、当たんなって!離せストーカー!警察にゆうぞ!\(^o^)/」
学「ストーカーじゃねえわ!( # ゚Д゚)あっ!?( # ☆Д☆)」
・・・と、太一は不意打ちにいきなり男の大事?!なところをにぎってきた!
一瞬焦った、学の反応にいたずらの笑みを浮かべる太一!
学「…てお前、今まともに、掴んだだろ〜!( ⊳Д⊲
#)
」
太一「正当防衛だし〜!\(^o^)/」
学「ふざけんなよ!調子のって、人ん部屋荒らしやがって!( ⊳Д⊲
#)
」
#こがらしの季節!
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かざぐるま
こがらしの季節!8「わんぱく小僧襲来!」
ああ、もお〜!
堪忍袋の尾がきれかかった学が台所に向うと開いていた小窓からジャンプしながら覗いている太一と皮肉にも目があってしまった。
太一、学を見つけるとさらに大声でからかいはじめた。
太一「おっ、引きこもり来やがった!いつまで寝とんだておまえ…さっきお前の父ちゃん自転車で行ったぞ!めっちゃ怖い顔して…\(^o^)/」
学、いらだって勢いよく玄関まで走りドアのカギを開けて、バンと…!
学「やかましいって言っとるだろ〜!人の迷惑もわかんないのかよ、おまえは!( ⊳Д⊲
#)
」
すると、学の怒りなどお構いなしに無視して台風の風のように学の手をかわして、スルリと中に入ってきた太一!皮肉笑いしながら、いきなり…
太一「うるせえ〜、さっさと開けろ、この、コモリが…!うりゃあ〜!\(^o^)/」
太一のふいのひじ打ちが腹にドスっと、もろ入り、咳き込む学!
学「痛て…って、こもりとか、関係ないだろ!おい、勝手に入るなって!<(`○´)>」
太一、靴を無造作に脱ぎ捨てて、部屋に上がり込むと…
太一「なんか、部屋あっちい…こもりの匂いがこもっとるし!マジ死ぬし!\(^o^)/」
学「うるさいわ!お前の臭いよりましだし…なんでお茶なんか持参してんだよ!( ⊳Д⊲
#)てか
、ど朝っぱらから来んじゃねえよ!」
太一「さっき、団地の掃除で貰ったし!草むしりめっちゃ疲れたし、朝の掃除、お前なんで来んとさぼっとんの!引きこもりのニートが威張っとんなって!(^o^)」
学、ニートと言う、太一の言葉についムキになってしまい、声を荒げて…
学「そんなの、強制じゃないだろ!団地の掃除なんて、暇でやりたいやつがやればいいんだから!ちょっと手伝って、渋いお茶貰ったくらいで喜んでるお前にはピッタリの仕事かもな!さっさと飲んで自分ち帰れよ!俺今から朝飯だから…お前がいたら飯がまずくなるだろ!( ⊳Д⊲
#)
」
太一「ニートのゴミが、調子にのって、なんか言っとるし!\(^o^)/」
太一は、そうはやしたてて、悪びれた様子もなけ、持っていたお茶のボトルのフタを開けてちびちび飲みながら、そのまま奥の学の部屋に向かった。
学「はあ〜!調子乗っとるのはお前だろ!( ⊳Д⊲
#)
」
ため息を吐きながら、朝っぱらから精神が休まらない学…!
#こがらしの季節!
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かざぐるま
こがらしの季節!7「目覚めのわるい朝!」
翌朝、学の顔に朝日のぬくもりが差し込む頃、忙しく鳴らされるインタホンに叩き起こされた。
学「ええ?なんだよ!Σ(゚Д゚)お父さんは?(◎_◎;)」
飛び起きるように、身体を起こした学!
後ろの時計をみると既に8時半をまわっていて、とっくに、出勤している時刻だった。ピンポン、ピンポーンと、その間も壊れるくらい連打される、インタホンに混じって「お〜い、開けろ〜、引きこもり〜!\(^o^)/」と聞き覚えのあるでかい声が…!
学、その声に一気に眠気もぶっとんでしまい…!
学「はあ〜?何だよ、あいつ来るにも早過ぎないか!マジかんべんしろよ〜!Σ(゚Д゚)」
しかも、台所の小窓を父が出るとき、開けていったのかも!めっちゃ外から室内にひびいてくる。
そして思い出したように・・・。
学「しまったあ~!今日は土曜日で学校休みかあ~!だからあいつ早いのか~!(>_<)」
ほぼ毎日、さぼりで家にいる学は曜日もほとんで意識していなく朝から変にむなしくなった・・・。
もちろん出る気にも、ならず決心した、居留守でとおそうと、頑張っていたが余りにもしつこくうんざりな大声で叫んでくるので、流石に同じ階の住民に迷惑になるかもと立ち上がざる状況におえなかった。昨夜、決心した意気込みが、太一の、大声で糸も簡単に打ち砕かれる…!
太一「おい、引きこもり~、死んでんのか~!早く出ろ~!\(^o^)/」
学「うわあ~なんか、めっちゃ恥ずい!今だけ夕べ読んでた、押し入れ型とかの引きこもりになりたいかも〜!精神崩壊準備できてるぞ~!(やけくそ)(>_<)」
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かざぐるま
こがらしの季節!6「深夜の自主学習!」
引きこもりの種類は、大体、大きく分けると3つある!
押し入れ型、室内型、アウトドア派型。
まず、押入れ型は、ひと目をさけ押し入れなどの狭い空間をこのんで、人によっては、誰かに命を狙われているとか、被害妄想にちかい行動にでる者もいる。その場合被害妄想型とも呼ばれ、1番重症的なパターンだ。
2つ目は、室内型。自室あるいは、家の中は普通に行き来出来て、テレビをみたり、家族と会話したり、個人差はあるが普通に生活できる。1番よくあるパターンで、中には、ストレスの発散で周りの家族に威張ったり、何かをしてもらうのが当たり前だと、ずるがしこい王様タイプになってしまう人もいる。
最後に、アウトドア派型は、外も普通に出歩いたり買い物に行ったりも出来る。人と気さくにあいさつをかわしたり、見た目は普通と変わらないけど、学校や仕事、大きな社会にかかわるプレッシャーとかに弱く、家ではないけど、心の空に閉じこもってしまう意味から引きこもりの仲間の分類にされているが、人と触れ合う機会もあるので、何かのきっかけがあれば自立の可能性が1番近い、あと一歩の段階のパターンでもある。
他にも、夜間自室型、夜間アウトドア派型など、ひと目を嫌うパターンの型など個人差で沢山あるようだ。
深夜に目覚めた、学はトイレに行きたくなって、洗面所に向かうと台所のテーブルにこてっちゃんとギョウザがそれぞれの皿にラップされ豆電気で反射されて光っているのが分かった。リュックに入れていたはずのスマホも充電器にさされ満タンになっていた。勝義が気をきかせてやってくれたのだろう。流石にちょっと小腹は空いていたが、今つまむと胸焼けとかしそうでトイレをすませたらボトルの水だけ、飲んで隣の部屋でいびきをかいていた勝義を起こさないようにスマホだけ持ち寝床に戻った。
起きた時、タオルケットが身体にかけられていて、これも、勝義がしてくれたのだろう。父はいつも何かと気にかけてくれて学は心では感謝しているが気恥ずかしいのか、なかなか口に出して言えなかった。
仮眠を取りすぎたせいか、目が覚めてしまって寝転ぶと学はしばらくネットなどでかちかちして時間をつぶしていた!
ベランダを全開に窓をあけるとちょうど心地よい夜風と空の真上に薄黄色い月がまぶしく光っている。深夜のせいか手すりのすき間からみえる団地の電気はほぼ真っ暗だった。
退屈しのぎに、夕方、太一にからかわれた引きこもり検索とかをして、適当に流し読みし頭の中で自分の想像で照らし合わせ、「押し入れ型だとオマルとか持ってきてもらうのかな?(-_-)僕の場合、買い物とか外出もするし、アウトドア派に近いような・・・!ていうか、呼び方普通に外出型でよくない?」など、心の中で突っ込みをいれていた。
ついでに、人間関係とかも調べていると、人は間近にいる人に1番影響を受けやすくそれによって、体調に支障が出やすいとか…!
いろいろ読み過ぎて目が疲れると、学は目を細めてスマホをおろした。
学「ふう〜!とりあえず、明日、あいつ(太一)が来ても居留守使うことにしよう!(-_-;)」
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かざぐるま
こがらしの季節!5「引きこもりの闇!」
不快な気分のまま横になってからすっかりうたた寝してしまった、学!
それからさらに、時間が立ち外もほぼ真っ暗になったころ玄関からのかすかな物音が…。どうやら父親の勝義(まさよし59)が帰ってきたようだ。
しばらくがさごして、学のいる奥の部屋のふすまが開けられて…!
勝義「なんだ、おったんか、お前!電気もつけんと真っくらで、なにしとる!洗濯物くしゃくしゃになるぞ!」
にぶい反応だが反射時に疲れた顔で勝義のほうに振り向く学。
学「う、うん?」
だらしなく畳んでない山積みになった洗濯物のズボンや服をベッドがわりにしていて、ほぼ、すっかりくしゃくしゃになっていた。
だが勝義は、しかる様子もなく、穏やかな口調で続けて…!
勝義「だらだらしとるんなら、さっさとふとん敷いてねろよ!調子悪いんか?ラーメンほとんど手つけとらへんし、のびきっとったで、ほかったったぞ。もったいない!(`ヘ´)」
学「ううん…眠いだけ…!(-_-;)」
寝起きで上の空のせいか会話がかみ合ってないない感じ…。
台所から正義がよく聞いているラジオの8時を知らせるコールが学の耳に届いた。
勝義の立つふすまの向こうからもれる蛍光灯の光りがすごくまぶしかった。
勝義「リュックに買った野菜、そのまま入っとったし!流しの茶碗くらい洗っとけ。1日家におるんやで!」
学「…!」
勝義「こてっちゃん炒めるけど食べるか!何も食べとらへんのやろ!残っとるギョウザでもええけど!一緒に炒めるで!」
学「うん…!後で!(-_-)」
勝義「なんや、蚊の鳴くような声で・・・。はきはきしゃべらんと嫌われるぞ!( ̄д ̄)明日も晴れるみたいやで朝ちゃんと洗濯やっとけな!お前が今着とる服も!父さん早いから!」
学「わかった…!」
勝義「電気くらいつけとけ!目え悪なるで!( ̄○ ̄)」
勝義が部屋に入ってきて蛍光灯のひもをひっぱろうとしたが、
学「まぶしいからいい…!(-_-)」
と、寝ぼけた声の一言。
勝義「なんでもええけど、炒めとくで食べとけなギョウザ!食べんならラップして、明日食べやええで今度は残すなよ!( ̄д ̄)」
勝義はそれだけ言ってふすまを閉め台所に戻って行った!
再び暗くなった部屋であくびが出た学はまた山積みの背後の洗濯物に背中を預けうとうとと眠りにおちていった。
頭のブレーカーが飛んで、疲れている時はとにかく休む!これが一番でしょ!(学)
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かざぐるま
こがらしの季節!4「まとわりつく憂鬱!」
急いで、部屋に飛び込んでしばらくすると、学はすっかり死神に魂を抜かれたようにぐったりしてしまった。
太一とはちあわせして無駄なエネルギーを使ったのが原因か、台所にこもった空気の入れ替えで窓を開けて、椅子にこしかけてから上の空で動く気力も奪われていた。
学「あいつのせいでせっかく心地よかった気分もぜんぶぶち壊しだよ!(-_-)」と薄暗くなった台所でため息をもらす。
テーブルの上には出かけに冷蔵庫から出して置いたラーメンが鍋ごと置かれていた。父が夕べ作りすぎて学が昼にたべるよう、冷蔵庫にしまってくれていたのだ。牛乳までついで、すっかりぬるくなっているだろう。鍋敷きが見当たらなく適当な広告を下に敷いて、具は卵ひとつだけの冷めたラーメンを見比べて学は、虚しさを感じた。
少しでも美味しく温めたいと思ってもガスコンロの上には昨夜からの洗い物のどんぶり等が溜まっていてどかすのがめんどくさい!(>_<)朝仕事が早い父から、朝食のあとまとめて洗っておけと言われていたが、ほぼぶらぶらと夕食の買い物に出かけたりして1日、いなかったので、結局そのままになっていた。レンジで鍋ごと回すのもどうかと考えたけど、そもそも太一のせいで食欲がなくなっていた。
何か不快な考え事に襲われると、それだけで食欲がなくなって何も手がつけられなくなるのは、学の悪いくせだ。
学「ああ〜、もう最悪!あいつ明日、まじで来るのかよ〜!((+_+))」
学は、その事で頭がいっぱいになり、結局ラーメンや溜まっていた洗い物にも手をつけず、もやもやした気分のまま、奥の部屋で横になった。
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かざぐるま
こがらしの季節!3「不快なにおい!」
清掃業の父親の収入だけじゃたりないのかな?あれこれ回らない頭で考えていたら、すぐにエレベーターが降りてきて、すごすご太一と一緒に乗り込んだ。扉が閉まり密室になると汗臭いというか独特な体臭が太一から匂ってきた。お風呂にはちゃんと入っているのか太一のそばにいるといつもこの香りが匂ってくるのだ。学は住んでいる階の5階のぼたんを押しながら再び眉間にしわをよせた。
太一「塾とかいってどうせ寝とんじゃねえ!前、学校の成績順位ドベチンだったし!(笑)机に隠しとんじゃねえって!」
しつこく生意気にからんでくる太一に、ついイライラしてしまったのかうっかり、
学「ジャージとかちゃんと洗っとる?(ー_ー)」と関係ない事を聞いてしまい、やはり太一もどことなく気にしてたのか、
太一「洗っとるわ!( # ゚Д゚)」と怒り出した。
体臭がして、性格も生意気で、キレやすい!変な意味で彼はマイナスの三拍子が揃っているなと、学は納得していて、差別に聞こえるかもしれないが太一は出来るだけそばにいてほしくない人間なのだ。
学「ていうか、太一おまえ自分の階押しとらんがん!(-_-)」
面倒で話しをそらそうとしたが既に太一の階の3階は通りすぎていて最上階の5回についてしまった。
するとドアがあいた瞬間いきなり、
太一「お前の家行っていい?母さんおらんのだろ!( ̄▽ ̄)」
学「はあ?こんな時間に何言っとんの!そろそろお父さん帰ってくるし!駄目だよ!(ていうか入れたくないし!)(-_-)」
だが、すんなり納得するわけじゃなし、太一は不意打ちを食らわすように、
太一「おりゃあ〜しねえ〜、引きこもり〜!ダブルパーンチ!\(^o^)/」とふざけて腹にダブルパンチをお見舞いしてきたのだ!
もちろん、とっさの事でよけることが出来ず学は加減のないパンチを2回、もろお腹にくらって「ごふ、うっ!\(☆Д☆)/!」となった!
一瞬、息が出来なくなりその場に腹をかかえしゃがみ込む学をお構いなしに、太一は、そのままスキップするように・・・。
太一「明日、家行くからお菓子用意しとけよ!\(^o^)/」と開き直りだ!
学が腹を抑えたまま、「はあ〜っ?」と太一に怒り出す暇もなく、太一は去りぎわ5階の全ての部屋のインタホンをピンポンダッシュして走っていった!
学「何してんだよ!( ⊳Д⊲
#)
」
学が怒りかけた時、太一は既に向こうのはしで大声でからかうように、
太一「お前が怒られろお~~〜!\( ̄▽ ̄)/ハハ・・・。(笑)」
とサルみたいにはしゃぎながら階段を降りて行った!
住人A「な〜に!誰?( ̄д ̄)」
学「やばい!Σ(゚Д゚)」
同じ階の住民のおばさんの声がしてドアが空きかけたから、学は面倒になって手前の自分の部屋にそそくさと鍵を開けて入っていった。
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かざぐるま
こがらしの季節!2「やかましいサル!」
夕風の余韻に浸って自分の住んでいる8棟に入って細い廊下を歩いていたら、正面の方の入り口の方からも誰か入ってきて、学は眉をひそめた。人見知りもあったし出来れば棟内でも人と触れあうのは好きじゃなかった。でも入ってきた子柄のやつは、学がもっとも会いたくない、中1の太一だった。太一の両親は離婚して清掃業の父との父子家庭で、母と妹は別の場所で暮らしてるらしい。正確には両親の不仲が原因でお互い別居状態みたいなんだけど、その間に酔った勢いの父親が同じ清掃業で働いていた誰かと浮気したのがバレてけんかが耐えず、結局別れてしまったらしい。(-_-)
向かって行くと、太一も学の姿にきづいたらしい。
太一「おーっす!\(^o^)/」と大きく廊下にひびく声。
学は少し嫌そうにかくんとロボットみたいに会釈を返した!
太一、いつもみたいに、からかいじみた表情で学を見てきた。面倒くさくなったから、階段で行こうと思ったが、逃げるように思われるのも嫌だったし、仕方なくエレベーターを待つ太一の横に心でため息をもらしながら並んだ!
太一「お前、学校さぼっていつも何しとんの?母ちゃん泣いとんじゃねえ!( ̄▽ ̄)」
学「うるさいよ!お前に関係ないし!塾とかいろいろ忙しいんだわ!<(`○´)>」
実際、塾も中1から通っていたのだがあまり成績も伸びず、別に、マンツーマンでしごいてくれる塾をさがすかと、父の言葉を最後に、やめてしまって今は行っていなかったが、小さなプライドが邪魔してか、ついみえをはってしまう。
ジャージ姿の太一が首から腰にかけている大きなカバンからでかいすいとうがのぞいている。夕刊配達の帰りみたいだった。
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かざぐるま
こがらしの季節!1「団地かぜ!」
茜色に染まる時刻!背の高い沢山の団地が並ぶ、すき間から優しい光りと共に吹いてくる心地よい風が好きだ!空気にのって何処かの部屋でご飯を炊く温かい香りが1日に降り積もった疲れを癒やしてくれる。そのまま疲れを風にのせて、何処か遠くの空のかなたまで運んで、くちどけのよいあたたかいオレンジドロップのように心地よく溶けていったらいいのに!
人付き合いの苦手な学(まなぶ、15)は今年中学3年の受験生だ!でも、受験と言っても別に勉強に専念してる様子もなく、もう10月に入るのに、気持ちも落ち着かずぶらぶしている感じだ。口下手で仲の良い友達がいる訳ではなく、夏休みが終わったあたりから急に物思いにふけるように、学校に行っても上の空のように休みがちになった。うつ気味と言った方がいいのだろうか!そば屋の飲食店に勤める父と、口うるさい専業主婦の母との3人家族で、特に深く揉め事もなく普通に団地で生活してきたが、最近母方の実家の祖母が転んで腰を痛めてしまったため、母がしばらく付き添い介護とゆう形でしばらく実家に帰ってしまっていた。
その事もあってか、あまり叱る人がいないせいか、夏の暑さが抜け出してきたのと同時にだらけぐせが目立つ生活になって行った。
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かざぐるま
狂い咲き!9「恐怖!」
不良にザリガニを顔に押し付けられ無我夢中で突き飛ばして逃げた麻斗。川辺にばしゃりと尻もちをつき、お互いずぶ濡れ状態になってしまい、逃げる麻斗を不良が怒り狂ったような表情で追いかけてきた。だけど、麻斗は既に夏バテ状態であまり体力が残っていなかった。だから河原の堤防を登り切って逃げることが出来ず、ハアハアと息をきらしながら、「やばい、やばい!」と不良たちの目を気にしていけなかった小さなトイレの中に駆け込んでいった。
別の連れの学生たちもちらりと遠くで釣りをしている姿がみえたが、スマホで音楽を聴いたりいじったりするのに夢中になっているのか、こちらの事はほとんど気にも止めていない状態だった。
不良「てんめえ~!( # ゚Д゚)」
危機一髪、ずぶ濡れで追いかけてきた不良に捕まる手前で個室のドアを急いで閉めた麻斗。
ワンボックスで設置されているトイレは個室も一つしかなく、とても狭い空間で暑くるしい!
不良「おい!!開けろば~ろ~!( # ゚Д゚)」
追いかけてきた不良が個室のドアをガ~ンと思いっきり蹴り飛ばしてきた。
不良「どうすんだ、この服!めっちゃ汚れとるし!てめえ、マジなにしてくれとんの!」
ただでさえ切れやすい不良だったが、パニックの弾みで突き飛ばしてずぶ濡れにさせてしまった事が、さらに怒りに火をつけてしまう結果となってしまったのだ。
麻斗(僕、何した?なんで川でおとなしく魚とってただけでこんな・・・。(;´д`)トホホ)
ずぶ濡れで肌にへばりつく衣類がうっとおしかったが、今はそれ以上に恐怖の状況に支配されていて鼻につく湿気臭い香りとか、とめどなく溢れる冷汗とか気にもとめれなかった。ただ、必死に震える手で中からドアをおさえるのが精いっぱいの状況だ。
トイレの中は、じめっとして壁中、悪趣味な落書きが不気味に目立っていた。
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狂い咲き!8「トラウマ!」
麻斗がトイレが我慢できずつい川辺でおしっこをしようとしたタイミング悪く、会いたくなかった学生の不良が麻斗に声をかけ、近づいてきた。血相かえて迫ってくる不良はすごく日焼けして威圧感があり、麻斗はすぐに恐怖を感じてしまった。
麻斗「い、いや…あのすいません!」
不良「はあ?お前なにしょんべんたらしとんだて!きたねえ!けんか売っとんのか?( # ゚Д゚)」
いきなり麻斗に詰め寄ってきたかと思うと、胸倉の襟をつかまれ草陰に追いやられた。
麻斗「違います…なんか、ちょっと我慢出来なくなって!Σ(゚Д゚)」
不意のアクシデントに、パニックになり汗ばむ麻斗。
不良「馬鹿か!だからってこんなとこですんのか!てめえ幼稚園児か?脳みそ腐っとんだろ!( # ゚Д゚)」
そんな麻斗に容赦なく追い詰めてくる!
麻斗「はい!いや、5年生の小学生です!たぶん暑かったから頭が!いえ…ほんとにすいません!(>_<)」
不良「てか、なんだこのバケツは!何、人の釣りの邪魔して勝手に荒らしまくっとんだて!おめえのせいで全然釣れんだろうが!( # ゚Д゚)」
ザリガニ一匹だけ入ったバケツ、あれから魚を追い回していた麻斗も全然魚を捕れていなかった。
麻斗「だってそれは僕のせいじゃなくてそっちが音出して花火やってたから…Σ(゚Д゚)」
不良「は?関係ねえだろ俺らは!てか、何意見しとんのお前!殺すぞマジ!( # ゚Д゚)」
麻斗「い、痛いです。はい・・・なんかほんとすいません!」
相手が押し切るように圧をかけ襟元をつかみしめてくるので、強制的に全部自分が悪いと思わされてしまう麻斗
麻斗「でも、だっていつもここに魚取りに来てたしお父さんと・・・」
それでもふるえた声で訴えようと必死になるが・・・。
不良「はあ?聞こえんわ!まじでいい加減にしろよてめえ!どこ小だ!名前いえ!てめえの担任にしょんべんのことちくったるわ!( # ゚Д゚)」
麻斗「そ、それはやめてください・・・!(>_<)それに隣の区なんで言ってもわからないと思います!(
#^
ω^)」
不良「馬鹿にしとんかておい!なんか反抗的だなお前!さっきから態度がでけえんだわ!( # ゚Д゚)」
麻斗「そ、そんなつもりないです!Σ(゚Д゚)」
不良「お前まじで許さん!罰ゲームだ!このバケツに残りのしょんべん出して全部飲めや!( # ゚Д゚)」
無茶苦茶ないちゃもんに麻斗は言葉を失ってしまう。(-_-)
麻斗「無理です!絶対!さっきびっくりしておさまっちゃったのでもう出ません!(
#^
ω^)」
不良「はあ?それで済むと思っとんのか!出んなら俺が絞り出したるわ!( # ゚Д゚)」
血の気が一斉に引いてしまう麻斗。Σ(゚Д゚)
不良は、そのまま麻斗の襟をつかんだままズボンに手をかけようとしてきたが麻斗も必死に抵抗してなんとか逃れようとする。
必死に絡み合っていると完全にしびれをきらした、不良が足元にあったバケツをけり倒した!そして、砂利道にこぼれ出たザリガニに目が行き慣れたような手つきつかみ上げると麻斗の顔に近づけてきた。
不良「てめえ、まじむかつく!いちいち反抗してんじゃねえ!こいつ、てめえのパンツの中ねじ込むぞオラ!( # ゚Д゚)」
麻斗「わあ~!Σ(゚Д゚)」
麻斗はパニックの勢いで顔に近づけられたザリガニを叩き落とすと同時に不良の手から一瞬解放された。そして川辺に尻もちをつき、その場から息をきらしながら夢中に転がるように逃げ出した。
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狂い咲き!7「河原の大将!?」
頑張ってとった魚はほとんどバケツから飛び出て全滅してしまいやり場のない恨みと落ち込みで愕然としていた麻斗。大きく立ち直れないほどのため息が漏れてしまった。
だけど炎天下の下、虚ろな目で川辺に目を向けた時、なぜか沢山の魚がこちらに押し寄せているのがみえた。
麻斗はしばらく状況を疑ってしまったがすぐに理由を察した。
向こう側の川で学生たちが騒いでいたからだ。釣りをしながら爆竹するなんて、非常識過ぎるにもほどがあると思うけど、そのおかげでこちらには今、好都合の状況というわけか!
だいぶ暑さでやられてへとへとになっていた麻斗だったがこのまま手ぶらで帰っちゃうのもあじけなかったのだ。「日の光りの傾きからして、3時半をまわったころかな!」時計がなく正確な時間はわからなかったが、麻斗は意地をはり「もう少しだけねばって見よう!」と、疲れた足を持ち上げ、たもとバケツを手に川辺に走って行く。死んでしまった魚は申しわけないと思い川に戻したが、当たり前のように二度と生き返らなかった。
麻斗は向こう側にいる学生たちに見えない草に隠れた位置で、再びバシャバシャと魚を追いかけまわし始めた。結構大きなフナやコイが固まって泳いでいたけどすばしっこくて中々つかまえられない。
「ふう〜!だめだな〜!」動き回るととめどなく吹き出る汗が麻斗の体力をうばっていく。
麻斗「トイレ行きたくなってきたな!(-_-)」
日がまた少し傾き始めいつの間にか爆竹も騒ぎ声も向こう側から何も聞こえなくなっていた。もともと釣りを楽しんでいる感じじゃなかったし、する事なくなったから帰ったのかな?
と勝手に安堵の笑みを浮かべている、麻斗。
けど、
なんか向こうのトイレに行くまでしんどいし我慢できないかもしれない!(-_-;)
麻斗はそうつぶき、しばらく考え込む仕草をすると、今だけごめんなさい!(>_<)といきなり草の茂みに寄りかかってズボンのチャックを降ろしておしっこを始めた…
が!
そのタイミング悪く「おい!」と荒く太い声が麻斗に向かって飛んできた。敵意剥き出しのようなその声!
我に返った麻斗は焦るように途中でズボンをサッと上げてると、こっちに歩いてくる1人の学生が麻斗をにらみながらさらに声を荒げてきた。
学生「てめえ、何さっきからずっと調子こいて人の島、荒してくれとんだ!ボケーッ!( # ゚Д゚)」
紛れもなく麻斗に、何かといちゃもんをつけてきていた学生だった。
麻斗はやばい!Σ(゚Д゚)と思ったが強い圧におされ身体が動けなかった。
どさくさにまぎれて魚たちが固まった麻斗の足の下をくぐるように流れのある向こうへと逃げていった。
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狂い咲き!6「草のにおい!」
心地よい風が麻斗を包み込んでくれてしばらく浸っていたが、やがて決心したように腰を上げて川原に戻る事にした。再び木々を抜け草の堤防既に来るとやはりうんざりするくらいのゆだるくらいの日差しが待っていた!既に川辺では釣り糸をたらしたさっきの学生たちが座り込んでいた。麻斗がばけつを投げ出してきた場所とほぼ間近だったが幸いにも草に隠れて見つかってないみたいだ!
「ううう、僕のお気に入りの場所があ〜!(-_-;)」
また、いちゃもんつけられるのも嫌だし、麻斗はちょっとはなれた位置から草木をかきわけると目立たないように会話をしてる学生たちを気にしながら忍者みたいに、浅い川を渡った。けれど、渡り終わってほっとため息をついた時、「パパパパン!」と何か弾けるような激しい音が耳を襲った。
びっくりして心臓をバクバクさせながら草の間にすわりこんでしまうと、あの学生たちがふざけながら何かやってるのがわかった!爆竹か!麻斗が彼らに目を向けると、ひとりが手に持った爆竹に火をつけてふざけて地面に投げていた。最初からいろいろいちゃもんつけてきた学生のようだった。何度も火をつけ他の仲間に向けて転がしたりしていた。「まじこえ〜!」「健司、やめろって!」ふざけて遊んでいる、やつらはどう見ても釣りを楽しんでいるようにはみえなくて、麻斗にはただ迷惑でしか無かった!たぶん、つりが退屈で始めたのかもしれないけどこの場所で騒いてほしくないな!麻斗は心の中で不満を言いながら早くバケツとたもを持って帰ろうと草を踏むたびに飛び跳ねてくるバッタか何かの虫を踏んだりしないよういそいそ迫りついた!ちょうどこちらの様子はやつらが釣りしてる川と枝分かれして背の高い草木が隠してくれて、みえない!
バケツを見つけほっとする麻斗。けど爆竹の音がひびいてくる間、なんとなく向こうに渡り戻りたくないなと眉間にしわをよせ考えていると、バケツの中に1匹のザリガニ以外、ほとんど魚がいなくなっているのに気づく!周りをきょろきょろ見渡すと炎天下に干からびたとおもわれる小魚たちが散乱していた。
「ええ〜?なんでこんな…!Σ(゚Д゚)」
それを見て後から、麻斗は溢れるくらい水をいれてしまっていたバケツと何も考えずにほうりこんでしまったザリガニに後悔した。そりゃ魚もせまいバケツの中でびっくりするわけだよ!
(-_-;)
麻斗「なんて日だよ!ほんとに!ヽ(`Д´)ノ」
さっき神社で濡らしてしまっていた服もズボンもすっかり太陽や草の熱気で乾いたけど、再びじっとりと吹き出できた汗でしけってしまった。それ以上に、わずらわしく鼻につく草のにおいが余計に麻斗の心をイラつかせた!
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狂い咲き!5「安堵の休息!」
邪魔者って、僕の事?予想外に聞こえてきた学生の言葉にフリーズしかけた麻斗だったけど、脱水寸前でフラフラの今の麻斗の状況から冷静に判断する能力が出来なかった。それでも嫌悪感を感じるだけの理性は少なからず、残っていたのか冷やかしてきた学生を避けるように、浅い川を渡ると、情けなくも堤防の上の向こう側の林が見える日陰めがけて小走りに駆け出した。
その姿に「まじうぜ〜!」と後ろからさっきと同じ人の声が耳に飛んできた気がしたけどそんな事気にしてられなかった。
麻斗「とりあえず分かんないけど、たぶん絶対あれ公園だよね?はやく…水だけは飲まないと、ほんと死んじゃうかも…!」
ハァハァ息をきらしながら堤防を乗り越え駆けてゆく麻斗。
しかし麻斗のあてのない小さな期待ははずれ、そこはさびれた薄暗いだけの神社のようだった。
絶望して焦り出し、パニックになりかかった麻斗は「やっぱり河原のトイレしかないのか!」とぶつぶつつぶやき泣きそうになったが、少し中に入った隅っこにブルーのホースがぐるぐるにまかれた蛇口が目に入った。そして、急に安堵の表情にかわる麻斗。
麻斗「やり〜!」
ほとんどのどの乾きが限界に近かった麻斗はすがる思いで走って行くと、素早く蛇口をひねって貪るように生命の水に、口を近づけがぶ飲みをはじめた。
絡んだホースがスムーズに蛇口をひねるのにちょっとためらったが…!
予想以上に勢いがすごくて、汗だくの顔や服にひんやりした水がビチャビチャと音をたてて噴射し、ずぶ濡れになってしまったがそんな事にはかまっていられないぼどのどの乾きは激しかったみたいだ。
その様子にびっくりしたのか、ホースの影に隠れていた黒いトカゲのような生き物がシヤーっと飛び出してきて逃げるように、麻斗の視界からコンクリートづたいに離れていった。
しばらく朦朧とした視界でごくごくのどをならしていた麻斗だったがそれも徐々に、我に返って、今度は河辺にバケツとたもをほっぽり出してきた事を思い出し憂鬱な気分が蘇ってきた。
そして、「今日はなんかいろいろついてないな〜!(-_-;)」と冷水で顔を洗いぬぐったとたん急ににその場に力尽きたようにへたり込んでしまった。
焦ってて気がつかなかったが沢山のかこまれた木々からジリジリと蝉が合唱でずっと鳴いていたのが分かった。すぐ横には安らかな顔して微笑んでいる小さな石のお地蔵様が癒しを分けてくれた。
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狂い咲き!4「冷汗!」
魚とりを始めてから、2時間近く過ぎたころ!流石に水中を長い時間走り回っていると、一気にバテるのか、麻斗もへとへとで砂利道に上がって息を荒げて座り込んだ!おまけにこの炎天下。だいぶ体力が消費しているはずだ。
カエルやオタマジャクシ、モロコなど小さな生き物が水草のしげみあたりをたもの網でつついたら沢山出てきた。
「最後にザリガニとれたな!カエルはいらないけど(笑)!今日はこの辺にしようかな!時計ないから時間わかんないや。ハハ!てか、のど乾いたからちょっと休憩しよう!」
麻斗は汗だくになった額を腕でぬぐうと満足げな笑みを浮かべて立ち上がろうとした。だが堤防上がり前の公衆トイレに視線を向けると表情が曇った。
数人のおちゃらけた学生らしき人間がはしゃぐように降りてきてたむろし始めたのだ。
人見知りのある麻斗にとってはかなり神経にさわることだった。
麻斗「ああ…災厄!水が飲める場所あそこしかないのに!頭くらくらしてきた…!でもお金とかないし、そんなこと言ってられないかな!このまま倒れたらやばいし…!あの人たち、中学生くらいかな!釣り竿にサッカーボールとか持ってる。フットサルかな?どっちでもいいけど…まあ、変に絡んてきたりしなしだろうけど。うう、仕方ない…!」
麻斗はすばやく網をのぼってきたザリガニをバケツに放り入むと、決心して立ち上がる!が…
「うわ!なんかあそこに邪魔者おるし!!」学生の1人が麻斗に気づいてこっちまで聞こえるような声で舌打ちをもらしてきた!
麻斗「うう…(-_-;)」
悪意はないと思うが、ちょっと気性の荒そうなその少年声に麻斗はその場からそれ以上足を運べなくなってしまった!
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狂い咲き!3「田舎電車!」
自転車を適当に停めて小走りに堤防を降りてきた麻斗。お父さんと車でよく来るお気に入りの場所!両手にたもとバケツは忘れずに浅めの水に足をいれるとめっちゃぬるま湯だった!おまけに太陽に照りつける日がしばらく続いたせいか、水底のじゃりの石に藻がはっていて、ズルッとぞうりがすべって転びそうになった!
麻斗「わっ!なんかすべるし、めっちゃぬるぬるする!」
ふいをつかれていると小さな小魚がすばやく麻斗の足の間を泳いで行った!相変わらず照りつける容赦ない太陽の下で汗だくになりながら、のどのかわきも忘れて麻斗はたもでバシャバシャ夢中で魚をおいかけて行った!
炎天下のせいかまわりに人は誰もいない!
ガタン!ゴトン!背後の向こう橋の線路の上を赤い電車が数台、穏やかに通過していった。
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狂い咲き!2「暑い太陽!」
7月の後半、夏休みが始まると麻斗は、午前中に宿題を適当にすませ、魚取り用のたもにバケツを自転車に待たがり午後は河原に行く日課に決めていたのだ。勉強嫌いで両親に何かと理由をつけて塾に行っていないので、夏休みはほとんど暇のかたまりのようなものだった。20分かけて河原の橋を自転車でこえると草の匂いがまじって一気に田舎のような風景に感じる!昼下がりの太陽はギラギラでぞうりで立ちこぎの麻斗の顔や身体は既に汗ばんでいた。
麻斗「暑い!ペットボトルにお茶でも入れてこればよかったかな!草からめっちゃ熱気くるし最悪だよ!(-_-)」
ぶつぶつ独り言を呟きながらも、麻斗は立ちこぎでシヤーッと太陽の熱風と向かい風にあたりながら、今日はどんな魚がとれるかな、とわくわくしている自分がいた。
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狂い咲き!1「憩いの場所!」
ちょっと人見知り気質のある麻斗(あさと)は魚取りが大好き!今年5年生に進級したこともあり、普段は父と車で来ていた河原にひとり立ちしてみたいと思ってか、夏休みに入ると、ひとりで自転車に乗って川にいくようになる!
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4
【妖奇譚/BL】主のケツをプリンプリンにしたい従者4コマ
(キャラ:流河、星司、風華)
おまけに去年の主従の日イラストと関係テンプレもあります!
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満月のうさぎ団長
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Nonesharl様の花火
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槐
願いが叶うなら・・・
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朔羽ゆき
麺ズ
徹夜でゲームして床かベッドかでまたひと揉めする予感
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