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はじめに
企画・原作 シュンジュプロジェクト キャラクター原案・著 SHUNJU
2025年(令和7年)、
東京オリンピックの開催から4年。
日本は新型コロナウイルス流行の完全終息を経て、
今まで通りの日常へと戻っていった。
巣鴨に住むごく一般的な女子中学生、平井 遥は
ゴールデンウィークに家族みんなで大阪万博へ行く計画を立てていたが、
しかし、その前日に東京でM8.8の大規模な巨大地震が発生した。
首都機能存亡の危機に、彼女達は無事に生きられるのか・・・?
東京で大震災が発生し、首都中枢機能が停止したら
どうなってしまうのかを知っていただくための震災シミュレーション小説。
これを読めば東京がどのように被災して
どのように首都機能が停止していくのかが分かります。
最後までお読みください。
※本作は複数の小説投稿サイトとの同時掲載となります。
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SHUNJU
序章「本震」
2025年(令和7年)5月
新型コロナウイルスの流行が完全終息したばかりの日本。
東京都巣鴨に住むごく一般的な女子中学生、平井 遥は
ゴールデンウィークに家族みんなで大阪万博へ行く計画を立てていた。
しかしその前日、巣鴨地蔵通り商店街で買い物を終えて、帰宅する時に
東京で巨大地震が発生してしまい・・・。
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SHUNJU
第一章「状況」
2025年(令和7年)5月3日
東京都で最大震度7の地震が発生してしまった。
住宅街は壊滅的な被害となってしまい。インフラ等にも重大な被害が出ている。
急いで自宅に戻った遥だが、その自宅はボロボロに倒壊してしまった。
そこへレスキュー隊が現れて避難を促されることに・・・
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SHUNJU
第二章「避難生活」
遼真が通う豊島第一小学校にやってきた遥だが、
そこには避難者が大勢織、満員状態だった。
諦めて、校門の側に座り込む遥だが、
父親の信介が勤めている会社の部下、中村 力彦が降りてきた。
遥が案内されたのは4年前に東京オリンピックの
メイン会場として使われていた国立競技場だった。
競技場の中に入った遥は先に入っていた弟の遼真と再会を果たした。
避難所のテントの中で遥と遼真が食糧に困っていた中で
偶然に目黒区在住のややちょいワルな女子高生、武沢 未夢と出会う。
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SHUNJU
第三章「移動」
未夢に出会った翌朝の国立競技場。
起床してテントから出てきた遥は
ランニングや筋力トレーニングをしている避難民に感激して
遼真と未夢を運動に誘ったが、2人はゆっくり寝てたいとぐずっていたが、
配給での言い争いに説得しようとした遥だが、
突然、人的被害を及ぼしかねない酸性雨が降り出してしまった。
そこで、オフロード車で行き着く場所まで向かった。
その場所とは・・・?
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SHUNJU
第四章「倒壊」
あの巨大地震から数日後
日本武道館に避難している遥達だが、
突然、強い余震が発生し、未夢のポータブルテレビには
東京タワーが倒壊する映像が流れていたが、
それを観た未夢は平井姉弟を連れて
同じく武道館に避難していた木村 壮一先生と共に
東京タワーの様子を見に行く事に・・・。
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第五章「絆」
檜町公園にやって来た遥達は孤独な青年 道野 掛と出会う。
そして、遥達は彼の過去の事や、震災発生当時の事について語り合う。
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SHUNJU
第六章「探索」
掛に出会ってから数日が経った。
日比谷公園で遥達は食事をしていた。
そして、掛は銀座に行きたいと言われた遥達は
銀座のデパートへやってきた。
そして、色々な物を補充するため、
遥達は荒れ果てたデパートの中を探索することにした。
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SHUNJU
第七章「大混乱」
静岡と山梨で発生した最大震度7の直下型地震の誘発により
富士山が爆発的に大噴火を起こし、その火山灰は首都圏に蔓延んだ。
ようやく両国国技館にたどり着いた遥達だが、未夢だけは内部にはいなかった。
エントランスホールに向かった遥達は高熱を出し、汗がたくさんが出るほど
フラついていた未夢を発見した。しかし、未夢は富士山噴火による火山灰による
硫化水素中毒で倒れてしまった。その未夢を都内の某総合病院に運ぶことに・・・。
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SHUNJU
第八章「意気込み」
総合病院の広場、
遥達率いる避難民が悲しみと辛さに暮れている中
大物女優である大瀬 鈴子がやってきた。
大瀬はドラマの収録ができず、被災者のボランティアをしていた。
遥達は避難民に聞き込みをしていた所、大きな余震が発生してしまい・・・
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SHUNJU
第九章「思い出」
東京は巨大地震や富士山噴火の影響により、首都中枢機能停止に追い込まれてしまった。
しかし、遥は首都機能移転を拒んで総合病院を抜け出し、
荒廃した東京都内を彷徨い、自分が東京で生まれたことに後悔し、
悲しみと辛さに耐えかね、吠えるように大声をあげて泣き叫んでしまった。
クローラー者から母の芳子が降りてきて、遥を迎えに来たが、遥は泣き疲れて記憶を失っていた。
そして、母の芳子に家族写真を見て、遥は過去の自分の生涯を思い出すことに・・・
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第十章「晴天」
東京での大震災から半年後、
東京は無事に晴天を迎えることになった。
それから数日が経ち、平井一家は岡山に引っ越すために
仲間と友人達に別れを告げる事になった。
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SHUNJU
終章「首都復帰」
2036年 春 —————
東京は日本各地や海外との協力による復興と再建で
首都機能に復帰した。それを境に帰還者や移住者が現れて
それぞれの人生を歩み始める。
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