<br> 「 何で俺が人に化けんとならんのだ..... なぁ、狐の。
<br> テメェが傘姿の俺を持ちゃぁよくねぇか? 」
<br>
<br>「 いんや、旦那。あっしの様な者がおんぼろ傘を持ってみなせぇ
<br> 人に”怪しんでくだせぇ”と言ってる様なもんじゃぁありやせんかい? 」
<br>
<br> 「 …………おんぼろ?」
<br>
<br>「 ……いやいやいや、人から見りゃって事ですよ 旦那 」
<br>
<br> 「 …………どっちにしろ、納得いかねぇな 」
<br>
<br>「 我慢してくだせぇや。 何、街道を通る間だけですで 」
<br>・番傘の旦那(バンガサ の ダンナ)
<br>
<br>名前無し。落人の侍によって作られた番傘がつくも神化した。
<br>結構長生き。おっさん。伊勢と一緒にぶらぶらしてる。
<br>やっぱり人<人の食べ物派。むしろ、酒豪。固形物よりも酒が好き。それこそ浴びるように飲む。
<br>
<br>一人称「俺」二人称「テメェ、○○、○○の」三人称「あれ、それ、そこの、○○」
<br>「物の怪といっても人を喰う奴ばっかとはかぎらねぇよ」
<br>「狐のにからかわれてる気がするんだが、気のせいかね?」
<br>「化かすのは好きだが、喰うのは好きじゃねぇ。むしろ、それよりも酒よこせってもんだ。」