◆前置き
・時代は中世〜近代“風味（ミソですな）”の方が、衣装やら小道具やらにロマンがあって
　良い気がします。しかし、イラストはゴスロリ参照ですという；；
・おおまかに言いますと、NEXTをヴァンパイアに置き換えただけです。
・そして、まぁ、ご都合主義的にヴァンパイアのディティールはスルーしてますよ……

◆ヴァンパイア設定
・純血種と、人から吸血鬼にされた種に別れます。
　ヒーローズ＋ユーリは後者の方で、純血種＝ウロボロス、でどうでしょうな。
　純血種は人間を餌、人から〜（ああ、これをNEXTとしたらいいのか！）を非常食くらい
　にしか思ってない感じで。
　NEXTの中でも人間が餌感覚な者は存在します。
　でも、ヒーローズは人間と共生していく道を選んだとかですね。
　スポンサーは研究施設やら大学やらの位置付けで、ヒーローズは輸血用などの新鮮な
　血液を得る代わりに身体情報等を彼らに提供する的な感じで。
　ユーリは、自分の感性で世の中に不要だと思われる人間だけ狙っていそうですね。
・日光厳禁のため、活動時間は夜。
・寿命は人間より遥かに長い。
　NEXTは20年に一度歳をとり、やがて老衰して一生を終えるが、純血種の寿命は不明。

・純血種、NEXTともに、心臓を銀の弾で打ち抜かれるか、杭を打ち込まれるかをすると
　消滅する。NEXTの場合、肉体再生が追いつかないほどの深手を負い、生命の源である
　血液を大量に消失してしまっても消滅する恐れがある。
　なお、NEXTは言うまでもなく純血種でも銀製のもので傷つけられた箇所は
　自然治癒することがない。

・純血種がNEXTを造るのは気まぐれというか暇潰し。
　彼らにしてみれば、NEXTが苦悩する様が面白いらしい。
　方法としては自らの血液を与えるのがオーソドックスでしょうか……
　しかし、対象はそれなりの確率で拒絶反応を起こし死に至る。
　もちろん、NEXTとして存在が安定するまでも酷い苦しみを伴う。
・ということで、NEXTの中には純血種に恨みを抱く者が多い。
　ただ、NEXTたちは純血種に恐怖を覚えるように先天的に刷り込まれるため、実際に
　純血種を前にすると身動きがとれなくなる者がほとんどである。
　稀に数名で純血種を襲うことに成功する例も見られるが、後に見せしめを兼ねた
　惨たらしい報復を受けることになる。

・NEXTは、人間の食事でも一応エネルギーを採ることは可能だが、定期的に新鮮な血液を
　補給しないと吸血鬼の細胞が干涸びる。

・純血種〜長年経た力のあるNEXTは「影」と呼ばれる存在を操ることができる。
　自分の分身と使い魔の間の子のようなイメージで、お互いの感覚は共有される。
　「影」は、主の意を自動的に汲んで手足のように動くのが基本であるが、
　自身の判断で行動することもある。
　彼らは、言語を理解するが、言葉を操ることは許可されていない。
　食事は、主の血液が一日一滴あればよい。
　日中でも活動が可能である。
　しかし、実態はあるが光を反射しないので、明るい所では不自然に見える。
　影もできない。
　色は光を吸収するために漆黒。動物の形を取るのものが多く、形はそれぞれ固定。
　（ふははは、ということでエビは特注品ということになる）

◆キャラ設定
…ですが、かなり雑なので、後に修正加えます…すみません；；
今のところ場所取りのような感じ。
ああ、しかし特に書くこともなかったのか。。。

※11/4修正終わりです。おおいに加筆。
うーん、自分の想像力の豊かさ（？）に拍手でも送っておけ。

◆あらすじ、のような…？
　純血種に襲われNEXTとなったばかりのバニーは、人間を襲うことを拒否し続けた果てに行き倒れ、パトロール中だったおじさんに拾われた。おじさんは楓ちゃんと２人暮らし。バニーの様子から事情を汲んだ２人は、暫く自分たちの家で養生することを勧める。NEXTととして、人間と共に生きていく方法をバニーは彼らから学んでいくことになる。
　ただ、NEXTになって日が浅いバニーの精神は不安定であり、彼は純血種に対して強い復讐心を抱いていた。バニーの両親は幼い頃に純血種に襲われて他界しており、その後彼を引き取って世話をしてくれていたサマンサも、先日の襲撃によって失うこととなったという。バニーはたまたま拒絶反応もなく、NEXTととして生き延びたが、彼は自分の大切な人間たちを次々と奪った純血種を許せるはずがなかった。また、彼は自身を襲った純血種の顔をしっかりと記憶していたのだった。

　共に生活を続けていく内に、バニーはおじさんと楓ちゃんにそのような胸の内を明かすようになる。しかし、その話を聞いた２人は、NEXTの“親”である純血種への反抗がいかに危険であるかを説き、それよりもこれからの生き方を考えるようにと諭すのだった。
　その話の中で、親子は、自分たちも純血種に襲われNEXTとなり、家族を一人亡くしていることをバニーに告げる。また、自分たち以外にも同じような過去を持ちながらも、復讐心に囚われず「自分の人生」を生きる道を選んだ仲間（ヒーローズ）を紹介する。そう簡単に心の整理がつかない（つけたくない）バニーは、乗り気じゃないながらも心配を掛けている親子の手前、ヒーローズと出会いを重ねて行く。

　おじさんを含むヒーローズは、純血種によるNEXTと人間への被害を最小に食い止めるような活動を行っていた。その主な活動内容としては、バニーのような生まれたてのNEXTの保護や、人間を嬉々として襲うNEXTの捕縛指導、暗い方面ではNEXTへと変化途中の者への安楽死など（例えNEXTになることが本人の望んだ結果であっても、ヒーローズのエゴだとしても、彼らはこれ以上NEXTが増えて欲しくないと考えている）。
　バニーがそれぞれのヒーローを訪ねる間にも、吸血鬼絡みの事件はたびたび起こり、次第にバニーも事件に立ち会うようになる。ただし、自分の身は自分で守ることと余計な手出しはしないという条件付きであった。ヒーローズとの対話と、事件を通して見る様々なNEXTの姿、そして時に感じる純血種の存在の大きさ——これらに触れることでバニーの心も少しずつ、復讐一色から歩み始めることになる。

　一方、おじさんは純血種が人間を襲っている現場に遭遇してしまい、運悪く食事に付き合わされることになる。言葉を発することも許されない一方的な会話の中で、その純血種の容姿、口ぶりから彼（マーベリック）がバニーの敵であるということに思い至る。やがて食事会から何事も無く解放されたおじさんは、しかし、折角安定してきたバニーの心を慮って、その純血種と出会ったことは暫く隠しておくことにした。
　そんな折、活動的に人間を襲い続けていたマーベリックの情報がバニーの耳に入ってしまう。おじさんは火が着いたバニーを止めようとするが、誤って自分もマーベリックに接触していたと口を滑らせてしまう。バニーには、おじさんがその事実を隠していた意図が理解できず、怒りのままにマーベリックの元に飛び出して行った。

　危険を感じたおじさんは即座にヒーローズに支援を要請、自らの「影」には楓ちゃんの護衛を命じ、単身バニーを追いかけて行ってしまう。おじさんを心配した楓ちゃんは、分裂させた「影」で２人の追跡を行い、ヒーローズを導いた。
　おじさんがバニーの元に辿り着いた時、バニーは既にマーベリックの挑発に乗り、怒りで我を失いかけていた。相対するマーベリックの手には銃が握られているが、バニーは構わず彼に掴み掛かろうとする。響き渡る銃声。間一髪、バニーの心臓を狙ったマーベリックの銃撃はおじさんに遮られ、彼に届くことはなかった。目の前で自分を庇って倒れたおじさんに、バニーは正気を取り戻す。それに気付いたマーベリックは、間もなく踏み込んでくるヒーローズの気配も察知して状況の不利を悟り、姿をくらました。

　遅れて到着したヒーローズと楓ちゃんが目にしたものは、止めどなく血を流してぐったりするおじさんと、泣き叫ぶバニーの姿だった。バニーを庇ったおじさんの傷は、心臓を外れはしていたが近くの動脈を損傷しており、出血が酷かった。だが、冷静に傷の具合を判断したヒーローズの見立てでは、これくらいではNEXTは死なない、死ねないという。自分のせいだと落ち込むバニーに、彼の「影」はぴんぴんしているのだから大丈夫だと宥めるヒーローズ。ただ、危険な状況には変わりないので、おじさんはすぐに彼らの頼りにしている病院へと運ばれた。

　数日後、無事に意識を取り戻したおじさんは、まずバニーに謝罪をする。
　自分だって辛い過去から立ち直れるまで長い年月が掛かったのに、すぐに忘れろなどと酷なことを言った。お前の気持ちを無視してしまって悪かった、と。そして、でも、やはり今のお前のままでは純血種に立ち向かうのは危険だからから、まず、もっと自分のことを考えて見る方が良いだろう。俺もいるし、楓も、みんなもいる。一人じゃないのだから、と。
　おじさんは、楓ちゃん、ヒーローズを見回し、最後にバニーに視線を戻して優しく目を細めながら言う。

　それを聞いたバニーは、どうして自分の無茶を棚に上げて物を言うのか、どうしてそうまでして僕のことを気にかけてくれるのか、どうして、どうして、と憤りを見せる。しかし、その頬には涙が伝っていた。結局は、彼を包むみんなの温かな心に触れ、バニーはよろしくお願いします、と一言口にするのだった。
　それから間もなく、バニーもヒーローズの仲間入りを果たすことになる。こうして、彼は心に暗い部分を抱えながらも、自分の新たな生き方を探して行くのだった。