左:Copy&Paste
「オレの事はコピペって呼んで」
「オイコラDD!今日と言う今日こそは絶対許さないかんな!」
多眼・多腕の少年。
腕は全部で四本。両腕とも、肘から腕が二本ずつある。
いつもは袖に全部隠している。袖の指飾りは自在に動く。
性格は、好奇心旺盛で冒険好き。ただしDDが楽観的過ぎるので少し慎重派。
何でもかんでも「いいんじゃねえの!」というDDに「少しくらい悩めよ!」と
ツッコミを入れるのはお約束。
実は人間世界出身。裏側の世界に落っこちてきた。
DDの家の屋根をぶち破って不時着してから、DDの弟子として世話になっている。
師弟というよりは兄弟のような仲。
人間世界での記憶は無く、DDと一緒に人間世界を見てみるのが夢。
右:Drag&Drop
「オレ様の事はDDと呼びな!」
「何だ何だ?辛気臭ぇ顔しやがって」
宙に浮かぶでかい口。
下唇にシンプルなピアスをしている。
作業をする時は喉から真っ黒な腕が出てくる。
性格は、ぶっきらぼうで大雑把。兄貴風を吹かしている。
唇の綺麗なおネエちゃんの真っ白い歯が好き。
空から降ってきたコピペを拾い、師弟として家に置く事にした。
家
●ハッピー=ハッピー
「俺はハッピー、よろしくな!」
「よっ!いっちょ占いでもどうよ?」
体の表側一面の口と、身長と同じ長さの腕を持つ占い師。
目は口を括り付けているリボンについている。
性格は、陽気で奔放。
どんな相手でも物怖じせずに突っ込んでいく。
自分の店舗を持っているが、たまに路上に店を構えている。
当たるも八卦当たらぬも八卦。
デッドとは知己の仲で、よく一緒に飲みにいっているとか。
また、DDとも仲が良い。
墓守の兄。ちょくちょく墓地に行っては仕事ぶりを見学している。
●Dead×End
「オレはデッド。覚えても覚えなくてもいいけどな」
「あぁ?聞こえねぇなぁ、何だって?」
人型コールタール。
口のような場所には単眼があり、左目のような場所に口がある。
性格は、横柄でオレ様。
面倒臭い物事には関わらないのがスタンス。
汚泥を地面にばら撒いて、引っ掛かった獲物からカツアゲをするのが日課。
フユを弄って遊ぶのも好き。
ハッピーとは知己の仲で、よく一緒に飲みにいっているとか。
●墓守
「俺ですか…墓守です、どうも…」
「何もかも面倒…棺と結婚したい…」
出歩く死体。
体のど真ん中を貫通している大きな十字架がチャームポイント。
口を塞いでいるものの会話は普通に出来る。
持ち歩いているスコップは常に引きずっている。
性格は物臭で根暗。
ちょっとでも面倒臭い事は出来る限り避けて通る。
「何もかも面倒」が口癖。
総合墓地の管理をしているが、投げやりに埋葬して適当に見回りしている。
一日のほとんどを地べたに寝転がったり墓の隅に座り込んだりして過ごしている。
ハッピーの弟。兄をそこそこは尊敬しているよう。
めふらんの(一応)友人で、めふらん語を理解する唯一の存在。
ただし翻訳は面倒なので伝言はしない。
●めふらん
「めふめふめふ(おれさまはめふらんだ!)」
「めふめふ(ずがたかいぞ)」
物凄くでかい、ウサギみたいなドラゴン。
動きもとてもウサギに近い。
とても短い手足と翼、長い耳を持つ。
気になる事があると、耳を立てて警戒する。
短い翼で何故かとても高く飛ぶ事が出来る。
また、身体はとても柔らかくて良く伸びる。
熟睡している時などは、通常の長さの1.5倍くらいの長さになる。
軟体類のような柔らかさを駆使して、引っくり返っても自力で立ち上がる事が可能。
見た目に反して性格は凶暴で俺様。口もとても悪い。
ただ「めふめふ」という“めふらん語”を話す為、どんな罵詈雑言も誰も分からない。
友達の墓守はめふらん語を翻訳する事が出来るが、面倒臭がりの為やっぱり誰も分からない。
日頃は空を悠々と飛び回ったり、墓守の居る墓地でめふめふ何かを演説している。
ちょくちょく来るハッピーに嫉妬して体当たりをする事もあるが、もふっとするだけなので寧ろ歓迎されている。
●Clap=Hands
「私はクラップと申します。以後、お見知りおきを」
「ええ、ええ!構いませんとも」
首無し紳士。デュラハンではないが、覗き込むと暗闇が広がっているとか。
手の指だけを覆う手袋をしている。
巨大なカジノを経営している、やり手のソムリエ。
平時はカジノの中にあるバーでマスターをやっている。
ジッパーの鬼師匠で、独立した後も気にかけたり虐めたり。
また、ちょくちょくショゴスの店に通って花を買っていっている。
●Zipper=Charm
「オレの事は気軽にジッパーって呼んでくれ」
「やぁ、いらっしゃい。ご注文をどうぞ」
全身チャックまみれのチャック男。
右目は額付近まで伸びる縦チャックの所為で常に閉じている。
“首”と付くところには全てチャック在り。乳首?内緒です!
性格は明るく、やや楽天家。
自分のカフェにこだわりを持っており、こじんまりした店舗を気に入っている。
知る人ぞ知るレベルの小さなカフェを営んでいる。
元は巨大カジノを経営するクラップの下で働いていたが独立した。
DDとは中々の腐れ縁。
●冬虫夏草
「僕は冬虫夏草!皆、フユって呼んでるよ」
「ひ、酷いやー!」
茸の生えた青年を背負っている様に見える巨大な甲虫。
本体は青年の方で、甲虫は寄生先。中身を喰われて手足となっている。
茸は同類を判別したりする触覚のようなもの。
性格は、温厚で控えめ。
河原に落ちているようなキラキラした石を集めるのが趣味。
各地を放浪しながら雑貨を売り捌いている。
よくデッドの罠に引っかかってお酒を巻き上げられてたり。
商売仲間のショゴスとは仲がいい。
●Shoggoth
「わ、私、ショゴスって言います」
「あの、また来て下さったら、嬉しいです…」
冒涜的な世界からの住人。
様々な姿を取る事が出来るとされるが、幼い為水竜に似た姿にしかなれない。
頭に付けているリボンは、自分で作ったもの。
ちなみに女の子。
性格は、引っ込み思案で照れ屋。
また、少々慌てん坊。
育ててくれたおばさんの家業を継ぎ、小さな雑貨屋を営んでいる。
他者にあまり自分の姿を見られたくなく、カウンターに隠れて接客する事もしばしば。
商売仲間のフユとは仲良し。
また、よく花を買いに来るクラップとも仲が良い。
コピペに淡い恋心を抱いていたり。