同行二人
本編プロットでは全く意識していなかったのですが、ちょうどこの主従二人が屋敷を出たのは桜の時季だと気がついたとき、自然とこの場面が浮かびました。毎回言ってることですが、漫画はきちんと絵にしてみないと本当に分からないなと…。実験的に背景をベージュにしたのは結果として良かったと思います。
主従三世
最初考えていたストーリーは、メインの主従二人が無人の古いお堂に野営中、不審者扱いで巡回中の警察官に尋問・任意同行、釈放されて再び旅に出る…今回のちょうど中盤あたり、『行くぞ、未青』で終わる予定でした。つまり後半のサブ主従二人や、許婚の主従二人(3年後に当たるラストシーン)は予定に無かったのですが、彼らも出すことが出来て良かったです。
主従三世という諺は作中で説明している通りで、下記のあとがきにも書きましたが、本当にこの言葉に巡り合えた奇跡に感謝します。
同行二人もそうですが、キーワードになる言葉やアイテムで作品に命が吹き込まれていく過程は何度味わってもいいものだなと思います。