【冬厳トウゲン】
ケモミミ狐爺。
かつては悪行の限りを尽くした黒狐だったが、悪さが過ぎて五尾の尾を刈り取られ二尾になってしまった。
現在は隠居して心穏やかに田んぼを荒らしたり、戸棚の団子を泥饅頭にすり替えたり食い逃げして玄孫に追い回されたりと静かな余生を過ごしている
狼谷冬厳のモデルになった爺だが同じ爺で正反対。
どうしてこうなった。
【戦部ギンジ】
衣装屋「戦陣屋」の前当主。
現在は一人息子のトウジと月叢の夫婦に店を任せて隠居している。
囲碁を打つのが趣味で物腰穏やかで丁寧な言葉遣いのご隠居さん…と見せかけて実は沸点の低さは健在、なんでも手刀でズンバラリしちゃうハイパーおじいちゃん。
お使いに来ていた子狸の妖怪や子供に甘く、お菓子やお小遣いをよく上げていた。
片耳はやんちゃしていた時に食い千切られており、どこぞの黒狐を毛嫌いしている。
【裏乾 玄篠 タツミ ゲンジョウ】
婀娜という名の人食い鬼と契約している裏家業の男。
一人称は「あたし」
卑屈なほど丁寧な口調で話すが心底人を小馬鹿にして蔑んでおり、人の心の痛みが分からず罪悪感というものを持ち合わせていない。
病を経て余命いくばくもないが命への執着がなく、自らを含めて人間を軽蔑している。
上等な仕立ての着物を着ているが近寄るだけで血生臭く、本人もそれを隠していない。
とにかく悪そうなキャラを目指した結果、いろいろ拗らせちゃった気がする。