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##TWD
##シェンリク
##ニガリク
pixivに投稿した作品と同じものです。
S7辺り。ニーガンの支配が続いている設定。
ニーガンと踊ることによりシェーンとの思い出が甦るリックのお話。
憎い相手と過ごしているのに大切な人との思い出が甦るというシチュエーションが良いな、と思って書きました。
シェンリクとニガリクの割合としては半々です。
よかったら、どうぞ。
♢だんご♢
リック受まとめ
#ダリリク
#シェンリク
#腐向け
#TWD
#ニガリク
##ダリリク
##シェンリク
##ニガリク
##TWD
privatterで投稿したものと今までに投稿していないものをまとめました。
平和な世界だったり、ドラマ沿いだったりごちゃ混ぜです。
◆今日のダリリク:相手が風呂を上がっても髪を乾かさないので仕方なくドライヤーをかけてやる
# 同棲してる2人の日常
https://shindanmaker.com/719224
髪を濡らしたままバスルームから出てきたリックを見て、ダリルは眉間に思いきりシワを寄せた。
リックが「疲れた」と何度もボヤきながらバスルームに入っていった時点でこうなることは予想していたが、予想通りになったからといって喜ぶことはできない。
ダリルは髪の先から雫を滴らせるリックを捕まえるとバスルームへ引きずっていき、ドライヤーの熱い風をリックの髪に吹きかけ始める。
乱暴な手つきで髪を乾かしてやるとリックが苦笑いを浮かべた。
「放っておいてくれて構わないんだぞ?」
「バカか。風邪でも引かれたら困る。」
それも理由の一つではあるが、リックに構いたいというのが一番の理由。
普段は頼もしく凛々しい男がダリルの前では気を緩めて無防備になるのが嬉しい。それだけ自分に心を許しているということなのだと思うと甘やかしてやりたくなる。
そんなことをリック本人に言うつもりは少しもない。
そんなわけで、ダリルは緩みそうになる顔を引き締めながらリックの髪を乾かし続けたのだった。
End
◆今日のシェンリク:昼下がり、相手が楽しそうに洗濯物を干しているのを、洗濯物をたたみながら眺める
# 同棲してる2人の日常
https://shindanmaker.com/719224
今日は仕事は休み。
そのためシェーンはリックと共に惰眠を貪り、遅めの朝食……ではなく昼食を食べてから活動を始めた。
洗濯機を回しながら食器洗いや掃除を行い、それが終わると昨夜干した洗濯物を取り込んでいく。
洗濯物の取り込みが終わった時点でリックが洗い終わった衣類を持って姿を見せた。
「干すのは俺がやるからシェーンは洗濯物をたたんでおいてくれ。」
「任せろ、相棒。」
仕事中のような受け答えに笑い合いながら各自の仕事に取りかかる。
Tシャツをたたみ、ジーンズをたたみ、タオルをたたみ……。
シェーンはキレイにたたんだ衣類を並べながら洗濯物を干すリックに目を向ける。
物干しに洗濯物を干していくリックの顔には笑みが浮かんでいる。それだけでなく鼻歌まで歌っているようだ。
「何がそんなに楽しいのだろう」と首を傾げかけて、シェーンは自分の口元も緩んでいることに気づいた。
ああ、そうか。二人一緒なら何をしていても楽しい。
シェーンはリックも自分と同じなのだと気づき、自分の笑みがますます深いものになっていくのを自覚した。
これが終わったら次は何をしようか?
リックと一緒ならどんなことをしても楽しいに違いない。
そんな風に心を弾ませながら最後の一枚をたたみ終わると、洗濯物を干しているリックの方へ足を運ぶことにした。
End
◆今日のニガリク:無意識に「おかえり」と言うと相手が驚いた顔で「ただいま…」と小声で返すので、何だかお互いに恥ずかしくなる
# 同棲してる2人の日常
https://shindanmaker.com/719224
遅くなるなら遅くなるって連絡しろ、クソ野郎。
リックは怒りと共に冷めきったスパゲッティの皿にラップを貼ってから冷蔵庫を開けた。
夕食の時間になっても帰ってこなかったニーガンからの連絡は未だにない。「夕食はいらない」という話もなかったので用意はしておいたのだが、日付が変わるまで残り三十分という時間になっても玄関のドアは開かなかった。
ニーガンという男は他人の思い通りになるような人間ではないと知っていたが、少しは一緒に暮らしている者の身にもなってほしいとリックは常々思っている。
「どこかの女の部屋にでも転がり込んだのかもな。」
リックは吐き捨てるように言いながら冷蔵庫の扉を乱暴に閉めた。
あんな男と一緒に暮らしている自分がバカなのだとわかっていても腹を立てずにいられない。
ニーガンの言動一つに振り回され、翻弄され、感情が揺れ動く自分が情けなかった。それなのに離れずにいることも情けなくて悔しい。
「早く帰ってきてほしい」だなんて惨めだ。
リックは静まり返った部屋の中心に佇み、ボンヤリと床を見つめる。ニーガンがいるとうるさいと感じるのに、今はこの静けさが嫌いだ。
どうしても「ただいま」の声が聞きたい。
その時、ドアの開く音が微かに響く。その音に導かれるように玄関へ向かうと、そこにはニーガンの姿があった。
ニーガンはリックを見ると普段通りの笑みを浮かべた。
「文句は後にしろよ。説明してやるから、先にシャワーを浴びさせて……」
「おかえり。」
リックの口から滑り落ちた言葉にニーガンが驚いた顔をする。それは演技ではなく心からのものだとリックは確信した。
ニーガンは驚きの表情を浮かべたまま口を開く。
「……ただいま。」
それは小さな声だった。
そのことが妙な恥ずかしさを呼び起こしたため、リックは片手で顔を覆って俯いた。
「どうして俺が恥ずかしくならなきゃいけないんだ?」
「それは俺のセリフだ。……文句を言われると思ったのに、今のは反則だ。」
意外にも近くで声が聞こえたためリックが顔を上げると拗ねた顔のニーガンが目の前にいた。
リックは一歩後ろへ下がろうとしたが、ニーガンに抱き寄せられたためそれは叶わない。
珍しく真剣な表情のニーガンは唇同士が触れそうな近さで囁く。
「リック、もう一度『おかえり』と言ってみろ。」
結局、この男には逆らえない。
そう思いながら「おかえり」と口にするとニーガンは満足げに微笑む。
そして「ただいま」と共に与えられたのは熱い口付けだった。
End
◆ダリリク/制限付きの逃避行
「笑う横顔に恋をしたのは果たしていつの日だっただろうか」
https://shindanmaker.com/750576
【制限付きの逃避行】
ダリルの視線の先には難しい顔をして考え込むリックがいる。
出会ったばかりの頃のリックはもっと表情豊かな男だったように思う。良いものも悪いものも表情に出していたように思う。
しかし、リーダーとしての重さが増していくとリックの顔からは表情が消えていった。
きっと、背負い過ぎたのだろう。
きっと、失い過ぎたのだろう。
それをどうにかしてやりたくても運命は過酷なもので、誰にもリックを救えない。
だからダリルはリックの傍に行く。頬を撫でてやることしかできなくても、その一瞬だけリックに表情が戻るからだ。
ダリルがリックの隣に立つとリックは視線だけを寄越してきた。
「また考え事か?」
「ああ、別に大したことじゃない。」
嘘つきめ。
そう言ってやりたかったが、言ったところで苦笑するだけだろう。
ダリルは何となくリックに触れたくなって頬に掌を這わせた。そうするとリックは目を細めて幸せそうな笑みを浮かべる。
笑う横顔に恋をしたのは果たしていつの日だっただろうか?
ダリルは最近では滅多に笑わなくなった想い人に胸を痛め、自分にできることの少なさに落胆する。
自分と過ごす時間だけでもリックが幸せだと思えるのならいくらでも傍にいるのに。
そんなダリルの思いをやんわりと拒むようにリックが離れていく。
「……もう行かないと。」
小さく呟いたリックの顔からは表情が消えていた。
「そうだな。」
次にリックの笑顔に会えるのはいつになるのだろう?
リックの傍にいたいのは彼のためなのか、それとも自分のためなのか、ダリルにはそれさえわからなくなった。
End
【この熱さをもたらすもの】ダリリク
照りつける太陽が俺の背中を焼く。
ジリジリと焦げつく背中に滲む汗は不快さしか与えてくれず、眉間にしわが寄ったのを自覚する。
作業する手を止めて休めばいいのに「もう少しだけ」と作業を止められない。生き急ぐつもりはないが、小さな焦りが自分の中に存在しているせいなのかもしれない。
思わず自分に苦笑を漏らした時、後ろから足音が近づいてきた。
「仕事中毒か?水でも飲んで休め。」
姿を見せたのはダリルで、彼は水の入ったペットボトルを手にして立っている。
差し出されたペットボトルを受け取りながら礼を言うと、ダリルの手の甲が俺の頬に触れた。
「おい、かなり熱いぞ。気分は悪くないか?」
「大丈夫だ。だが、そろそろ切り上げた方がいいかもしれないな。」
「あんた、結構汗かきだよな。脱水症状でぶっ倒れても知らねーぞ。」
ダリルは呆れ顔で俺の頬を軽く叩いた。
休まずに仕事を続けてしまうのは俺の悪い癖だ。そんな俺をダリルはいつも心配してくれる。
本当に良い奴だな、と思わず笑みが溢れた。
「気をつける。それにしてもお前は本当に俺のことをよく見ているよな。そんなに俺のことが好きなのか?」
笑い混じりに冗談を言ってみた。
「バカか」と呆れ顔をするダリルを想像していたが、予想とは違ってダリルは目を丸くして俺を見る。その顔が真っ赤に染まるのは一瞬のことだった。
予想外の反応に何も言えずにいるとダリルが耳元に唇を寄せてくる。
「好きだけど、何か文句あるか?」
低く囁かれて背筋にゾクリとしたものが走る。
ダリルは俺から体を離し、鼻を鳴らして去っていく。それを見送ることができないのは全身が硬直してしまったからだ。
ああ、熱い。頬が燃えるように熱い。
思いがけずダリルから与えられた熱に逆上せそうな気がした。
End
【Strawberry】ニガリク
ああ、今日もよく働いた。
そんな充実感と共にリックは体を伸ばす。
スッキリと晴れた青空の下で作業をするのは気分が良い。そのためか今日はいつもより張り切って仕事をしたような気がする。
休むことなく動き回ったので、さすがに体が重い。リックは休憩のために近くの家の壁に背中を預けて座った。
吹き抜ける風の柔らかさが心地良い。
耳に届く住人たちの賑やかな声が穏やかな気持ちにさせてくれる。
様々な困難を乗り越えたアレクサンドリアは希望に満ちた町へと変わりつつある。
(幸せだなぁ)
素直にそう感じたリックは微かに笑みを浮かべた。
リックが幸せな気分を満喫していると足音が近づいてくる。その足音の方へ顔を向ければニーガンが歩いてくる姿が見えた。
ニーガンのシャツの袖には泥が付いている。畑仕事を嫌がらずに行うニーガンを意外に思ったのはそんなに最近のことではない。
敵対し、憎み、戦争までした相手と手を取り合って生きていることが信じられないが、目の前にあるのは全て現実だ。そのことが不思議で、おかしくて、そして嬉しい。
リックがクスクスと笑っていると目の前に来たニーガンが呆れたような顔をする。
「働きすぎておかしくなったのか?」
「違う。気にしないでくれ。」
まだ笑いの余韻を残すリックにニーガンは顔をしかめたが、それ以上は追及せずにリックの正面にしゃがんだ。
リックの前にしゃがんだニーガンの手には苺が乗っている。畑で育てていたものを持ってきたのだろう。
「見事な出来だな。ニーガンが農作業が好きだなんて意外だった。」
そう言ってやるとニーガンはニヤリと笑う。
「小さなレディだと思えば手間をかけるのも惜しくない。」
「何だそれ」とリックが笑っているとニーガンはリックの唇に触れた。
「お前に一番に食わせてやる。口を開けろ。」
その言葉に従ってリックは口を開けたが、ニーガンは苺を自分で咥えてしまう。
一番に食べさせてくれるのではなかったのか?
リックがそんな疑問を抱いているとニーガンが顔を近づけてきた。そしてニーガンが咥えた苺がリックの唇に触れる。「食べろ」という意味なのだと理解したリックは苺をかじった。
かじった瞬間に口の中に果汁が広がり、甘く爽やかな香りが鼻を通り抜ける。リックは自分を真っ直ぐに見つめてくる瞳を見つめながら苺を咀嚼した。
「美味い。」
正直な感想を告げると、それを待ちかねていたかのように残り半分の苺がニーガンの口の中へと消える。
ニーガンは己の唇に付いた苺の汁を舐め取りながら囁く。
「お前のためにこの俺が育てた苺だ。全部食えよ、リック。」
「……本当に押し付けがましい奴だな、あんたは。」
溜め息混じりのリックの言葉を気にしていない様子でニーガンは再び苺を咥えた。
リックは「仕方ない」と苦笑してからその苺を咥える。さっきよりも深く咥えれば唇同士が触れ合う。
そして思いきって苺をかじれば触れ合うだけのものが深い口付けへと変わった。
苺の甘い汁と共に舌を絡め合えば奇妙な背徳感に背筋がゾクリとする。その背徳感を嫌だと思わないのは目の前の男との甘い時間に溺れているせいだ。
(甘い、さっきよりもっと)
この甘さは自分だけのもの。ニーガンが自分のために育てた苺をニーガン自ら与えてくれることで生まれた甘さだ。
そう認識した時、何度も噛むことでドロドロになった苺が喉を下りていった。
まだ食べ足りない、と思ったリックは軽く口を開けて「もっと」と強請る。
「仕方ない奴だ」とニーガンが楽しげな笑みを浮かべながら咥えた苺がリックにはこの世で一番美味しそうなものに見えた。
End
【唐突に告げる】シェンリク
「愛してる。」
シェーンの鼓膜を震わせたリックの一言は何の脈絡もないものだった。
シェーンとリックは二人がけのソファーに並んで映画を観ている真っ最中。
観ているのは恋愛ものの映画ではない。そういったジャンルに興味はなかった。ついさっきまでビール片手にストーリーにツッコミを入れて笑い合っていただけなのだ。
それなのに突然リックが愛の言葉を口にしたため、シェーンは目を丸くして隣に顔を向けた。
「何だよ、急に。」
そう尋ねればリックは楽しそうに笑った。
「何となく言いたかっただけだ。」
「そんなムードじゃなかったぞ。」
変な奴、と苦笑しながら新しいビールに口を付ける。
突然のことに驚きはしたが、悪くはない。
相手のことを常に愛しく思っているのはシェーンも同じだ。
「愛してる。」
今度はシェーンが愛の言葉を口にした。
シェーンが再び隣へ顔を向ければリックも同じようにシェーンを見ていた。
目が合った時、リックの目尻が垂れて幸せそうな笑みが浮かんだ。
そんなリックを「愛しいな」と改めて思ったシェーンの口も弧を描いていた。
End
#ダリリク
#シェンリク
#腐向け
#TWD
#ニガリク
##ダリリク
##シェンリク
##ニガリク
##TWD
privatterで投稿したものと今までに投稿していないものをまとめました。
平和な世界だったり、ドラマ沿いだったりごちゃ混ぜです。
◆今日のダリリク:相手が風呂を上がっても髪を乾かさないので仕方なくドライヤーをかけてやる
# 同棲してる2人の日常
https://shindanmaker.com/719224
髪を濡らしたままバスルームから出てきたリックを見て、ダリルは眉間に思いきりシワを寄せた。
リックが「疲れた」と何度もボヤきながらバスルームに入っていった時点でこうなることは予想していたが、予想通りになったからといって喜ぶことはできない。
ダリルは髪の先から雫を滴らせるリックを捕まえるとバスルームへ引きずっていき、ドライヤーの熱い風をリックの髪に吹きかけ始める。
乱暴な手つきで髪を乾かしてやるとリックが苦笑いを浮かべた。
「放っておいてくれて構わないんだぞ?」
「バカか。風邪でも引かれたら困る。」
それも理由の一つではあるが、リックに構いたいというのが一番の理由。
普段は頼もしく凛々しい男がダリルの前では気を緩めて無防備になるのが嬉しい。それだけ自分に心を許しているということなのだと思うと甘やかしてやりたくなる。
そんなことをリック本人に言うつもりは少しもない。
そんなわけで、ダリルは緩みそうになる顔を引き締めながらリックの髪を乾かし続けたのだった。
End
◆今日のシェンリク:昼下がり、相手が楽しそうに洗濯物を干しているのを、洗濯物をたたみながら眺める
# 同棲してる2人の日常
https://shindanmaker.com/719224
今日は仕事は休み。
そのためシェーンはリックと共に惰眠を貪り、遅めの朝食……ではなく昼食を食べてから活動を始めた。
洗濯機を回しながら食器洗いや掃除を行い、それが終わると昨夜干した洗濯物を取り込んでいく。
洗濯物の取り込みが終わった時点でリックが洗い終わった衣類を持って姿を見せた。
「干すのは俺がやるからシェーンは洗濯物をたたんでおいてくれ。」
「任せろ、相棒。」
仕事中のような受け答えに笑い合いながら各自の仕事に取りかかる。
Tシャツをたたみ、ジーンズをたたみ、タオルをたたみ……。
シェーンはキレイにたたんだ衣類を並べながら洗濯物を干すリックに目を向ける。
物干しに洗濯物を干していくリックの顔には笑みが浮かんでいる。それだけでなく鼻歌まで歌っているようだ。
「何がそんなに楽しいのだろう」と首を傾げかけて、シェーンは自分の口元も緩んでいることに気づいた。
ああ、そうか。二人一緒なら何をしていても楽しい。
シェーンはリックも自分と同じなのだと気づき、自分の笑みがますます深いものになっていくのを自覚した。
これが終わったら次は何をしようか?
リックと一緒ならどんなことをしても楽しいに違いない。
そんな風に心を弾ませながら最後の一枚をたたみ終わると、洗濯物を干しているリックの方へ足を運ぶことにした。
End
◆今日のニガリク:無意識に「おかえり」と言うと相手が驚いた顔で「ただいま…」と小声で返すので、何だかお互いに恥ずかしくなる
# 同棲してる2人の日常
https://shindanmaker.com/719224
遅くなるなら遅くなるって連絡しろ、クソ野郎。
リックは怒りと共に冷めきったスパゲッティの皿にラップを貼ってから冷蔵庫を開けた。
夕食の時間になっても帰ってこなかったニーガンからの連絡は未だにない。「夕食はいらない」という話もなかったので用意はしておいたのだが、日付が変わるまで残り三十分という時間になっても玄関のドアは開かなかった。
ニーガンという男は他人の思い通りになるような人間ではないと知っていたが、少しは一緒に暮らしている者の身にもなってほしいとリックは常々思っている。
「どこかの女の部屋にでも転がり込んだのかもな。」
リックは吐き捨てるように言いながら冷蔵庫の扉を乱暴に閉めた。
あんな男と一緒に暮らしている自分がバカなのだとわかっていても腹を立てずにいられない。
ニーガンの言動一つに振り回され、翻弄され、感情が揺れ動く自分が情けなかった。それなのに離れずにいることも情けなくて悔しい。
「早く帰ってきてほしい」だなんて惨めだ。
リックは静まり返った部屋の中心に佇み、ボンヤリと床を見つめる。ニーガンがいるとうるさいと感じるのに、今はこの静けさが嫌いだ。
どうしても「ただいま」の声が聞きたい。
その時、ドアの開く音が微かに響く。その音に導かれるように玄関へ向かうと、そこにはニーガンの姿があった。
ニーガンはリックを見ると普段通りの笑みを浮かべた。
「文句は後にしろよ。説明してやるから、先にシャワーを浴びさせて……」
「おかえり。」
リックの口から滑り落ちた言葉にニーガンが驚いた顔をする。それは演技ではなく心からのものだとリックは確信した。
ニーガンは驚きの表情を浮かべたまま口を開く。
「……ただいま。」
それは小さな声だった。
そのことが妙な恥ずかしさを呼び起こしたため、リックは片手で顔を覆って俯いた。
「どうして俺が恥ずかしくならなきゃいけないんだ?」
「それは俺のセリフだ。……文句を言われると思ったのに、今のは反則だ。」
意外にも近くで声が聞こえたためリックが顔を上げると拗ねた顔のニーガンが目の前にいた。
リックは一歩後ろへ下がろうとしたが、ニーガンに抱き寄せられたためそれは叶わない。
珍しく真剣な表情のニーガンは唇同士が触れそうな近さで囁く。
「リック、もう一度『おかえり』と言ってみろ。」
結局、この男には逆らえない。
そう思いながら「おかえり」と口にするとニーガンは満足げに微笑む。
そして「ただいま」と共に与えられたのは熱い口付けだった。
End
◆ダリリク/制限付きの逃避行
「笑う横顔に恋をしたのは果たしていつの日だっただろうか」
https://shindanmaker.com/750576
【制限付きの逃避行】
ダリルの視線の先には難しい顔をして考え込むリックがいる。
出会ったばかりの頃のリックはもっと表情豊かな男だったように思う。良いものも悪いものも表情に出していたように思う。
しかし、リーダーとしての重さが増していくとリックの顔からは表情が消えていった。
きっと、背負い過ぎたのだろう。
きっと、失い過ぎたのだろう。
それをどうにかしてやりたくても運命は過酷なもので、誰にもリックを救えない。
だからダリルはリックの傍に行く。頬を撫でてやることしかできなくても、その一瞬だけリックに表情が戻るからだ。
ダリルがリックの隣に立つとリックは視線だけを寄越してきた。
「また考え事か?」
「ああ、別に大したことじゃない。」
嘘つきめ。
そう言ってやりたかったが、言ったところで苦笑するだけだろう。
ダリルは何となくリックに触れたくなって頬に掌を這わせた。そうするとリックは目を細めて幸せそうな笑みを浮かべる。
笑う横顔に恋をしたのは果たしていつの日だっただろうか?
ダリルは最近では滅多に笑わなくなった想い人に胸を痛め、自分にできることの少なさに落胆する。
自分と過ごす時間だけでもリックが幸せだと思えるのならいくらでも傍にいるのに。
そんなダリルの思いをやんわりと拒むようにリックが離れていく。
「……もう行かないと。」
小さく呟いたリックの顔からは表情が消えていた。
「そうだな。」
次にリックの笑顔に会えるのはいつになるのだろう?
リックの傍にいたいのは彼のためなのか、それとも自分のためなのか、ダリルにはそれさえわからなくなった。
End
【この熱さをもたらすもの】ダリリク
照りつける太陽が俺の背中を焼く。
ジリジリと焦げつく背中に滲む汗は不快さしか与えてくれず、眉間にしわが寄ったのを自覚する。
作業する手を止めて休めばいいのに「もう少しだけ」と作業を止められない。生き急ぐつもりはないが、小さな焦りが自分の中に存在しているせいなのかもしれない。
思わず自分に苦笑を漏らした時、後ろから足音が近づいてきた。
「仕事中毒か?水でも飲んで休め。」
姿を見せたのはダリルで、彼は水の入ったペットボトルを手にして立っている。
差し出されたペットボトルを受け取りながら礼を言うと、ダリルの手の甲が俺の頬に触れた。
「おい、かなり熱いぞ。気分は悪くないか?」
「大丈夫だ。だが、そろそろ切り上げた方がいいかもしれないな。」
「あんた、結構汗かきだよな。脱水症状でぶっ倒れても知らねーぞ。」
ダリルは呆れ顔で俺の頬を軽く叩いた。
休まずに仕事を続けてしまうのは俺の悪い癖だ。そんな俺をダリルはいつも心配してくれる。
本当に良い奴だな、と思わず笑みが溢れた。
「気をつける。それにしてもお前は本当に俺のことをよく見ているよな。そんなに俺のことが好きなのか?」
笑い混じりに冗談を言ってみた。
「バカか」と呆れ顔をするダリルを想像していたが、予想とは違ってダリルは目を丸くして俺を見る。その顔が真っ赤に染まるのは一瞬のことだった。
予想外の反応に何も言えずにいるとダリルが耳元に唇を寄せてくる。
「好きだけど、何か文句あるか?」
低く囁かれて背筋にゾクリとしたものが走る。
ダリルは俺から体を離し、鼻を鳴らして去っていく。それを見送ることができないのは全身が硬直してしまったからだ。
ああ、熱い。頬が燃えるように熱い。
思いがけずダリルから与えられた熱に逆上せそうな気がした。
End
【Strawberry】ニガリク
ああ、今日もよく働いた。
そんな充実感と共にリックは体を伸ばす。
スッキリと晴れた青空の下で作業をするのは気分が良い。そのためか今日はいつもより張り切って仕事をしたような気がする。
休むことなく動き回ったので、さすがに体が重い。リックは休憩のために近くの家の壁に背中を預けて座った。
吹き抜ける風の柔らかさが心地良い。
耳に届く住人たちの賑やかな声が穏やかな気持ちにさせてくれる。
様々な困難を乗り越えたアレクサンドリアは希望に満ちた町へと変わりつつある。
(幸せだなぁ)
素直にそう感じたリックは微かに笑みを浮かべた。
リックが幸せな気分を満喫していると足音が近づいてくる。その足音の方へ顔を向ければニーガンが歩いてくる姿が見えた。
ニーガンのシャツの袖には泥が付いている。畑仕事を嫌がらずに行うニーガンを意外に思ったのはそんなに最近のことではない。
敵対し、憎み、戦争までした相手と手を取り合って生きていることが信じられないが、目の前にあるのは全て現実だ。そのことが不思議で、おかしくて、そして嬉しい。
リックがクスクスと笑っていると目の前に来たニーガンが呆れたような顔をする。
「働きすぎておかしくなったのか?」
「違う。気にしないでくれ。」
まだ笑いの余韻を残すリックにニーガンは顔をしかめたが、それ以上は追及せずにリックの正面にしゃがんだ。
リックの前にしゃがんだニーガンの手には苺が乗っている。畑で育てていたものを持ってきたのだろう。
「見事な出来だな。ニーガンが農作業が好きだなんて意外だった。」
そう言ってやるとニーガンはニヤリと笑う。
「小さなレディだと思えば手間をかけるのも惜しくない。」
「何だそれ」とリックが笑っているとニーガンはリックの唇に触れた。
「お前に一番に食わせてやる。口を開けろ。」
その言葉に従ってリックは口を開けたが、ニーガンは苺を自分で咥えてしまう。
一番に食べさせてくれるのではなかったのか?
リックがそんな疑問を抱いているとニーガンが顔を近づけてきた。そしてニーガンが咥えた苺がリックの唇に触れる。「食べろ」という意味なのだと理解したリックは苺をかじった。
かじった瞬間に口の中に果汁が広がり、甘く爽やかな香りが鼻を通り抜ける。リックは自分を真っ直ぐに見つめてくる瞳を見つめながら苺を咀嚼した。
「美味い。」
正直な感想を告げると、それを待ちかねていたかのように残り半分の苺がニーガンの口の中へと消える。
ニーガンは己の唇に付いた苺の汁を舐め取りながら囁く。
「お前のためにこの俺が育てた苺だ。全部食えよ、リック。」
「……本当に押し付けがましい奴だな、あんたは。」
溜め息混じりのリックの言葉を気にしていない様子でニーガンは再び苺を咥えた。
リックは「仕方ない」と苦笑してからその苺を咥える。さっきよりも深く咥えれば唇同士が触れ合う。
そして思いきって苺をかじれば触れ合うだけのものが深い口付けへと変わった。
苺の甘い汁と共に舌を絡め合えば奇妙な背徳感に背筋がゾクリとする。その背徳感を嫌だと思わないのは目の前の男との甘い時間に溺れているせいだ。
(甘い、さっきよりもっと)
この甘さは自分だけのもの。ニーガンが自分のために育てた苺をニーガン自ら与えてくれることで生まれた甘さだ。
そう認識した時、何度も噛むことでドロドロになった苺が喉を下りていった。
まだ食べ足りない、と思ったリックは軽く口を開けて「もっと」と強請る。
「仕方ない奴だ」とニーガンが楽しげな笑みを浮かべながら咥えた苺がリックにはこの世で一番美味しそうなものに見えた。
End
【唐突に告げる】シェンリク
「愛してる。」
シェーンの鼓膜を震わせたリックの一言は何の脈絡もないものだった。
シェーンとリックは二人がけのソファーに並んで映画を観ている真っ最中。
観ているのは恋愛ものの映画ではない。そういったジャンルに興味はなかった。ついさっきまでビール片手にストーリーにツッコミを入れて笑い合っていただけなのだ。
それなのに突然リックが愛の言葉を口にしたため、シェーンは目を丸くして隣に顔を向けた。
「何だよ、急に。」
そう尋ねればリックは楽しそうに笑った。
「何となく言いたかっただけだ。」
「そんなムードじゃなかったぞ。」
変な奴、と苦笑しながら新しいビールに口を付ける。
突然のことに驚きはしたが、悪くはない。
相手のことを常に愛しく思っているのはシェーンも同じだ。
「愛してる。」
今度はシェーンが愛の言葉を口にした。
シェーンが再び隣へ顔を向ければリックも同じようにシェーンを見ていた。
目が合った時、リックの目尻が垂れて幸せそうな笑みが浮かんだ。
そんなリックを「愛しいな」と改めて思ったシェーンの口も弧を描いていた。
End
♢だんご♢
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