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神嘗 歪
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オリジナル小説「深海の天秤」一章 ファーストインパクトの挿絵⑪
「言ったでしょッ。私、用があるのッ!変な言い掛かりに付き合ってられないわッ!」
振り向き様に金切り声をあげる七奈美。だが阿妻は、無表情のまま…。
「このままでいいんですか?」
…と告げた。
ずっとガン見してきた阿妻だったが、今は更に七奈美の心の奥を透かして見ているような目をしている。
七奈美の動きと息が……止まった。
「山口さんは複数により、顔の形が変形するまで殴られてました。そして最後は、鎌のような形状の鋭利な刃物により刺殺されたことが分かってます」
それを聞いた七奈美の頭の中では、『あの時』の自分に向けて「逃げろッ!」と言った山口さんの顔が思い出され、ギュッと下唇を噛んだ。
「手口からして、私たちも貴女が犯人だとは思ってません。でも、貴女が真実を告げないことで犯人が見つからなかったら、山口さんの『お母さん』はこれからずっと悲しむことになるでしょうね」
「…ッッ!」
大きく見開く七奈美の目。
「先ほど落谷刑事も言っていましたが、今回の引ったくりも貴女自体を狙ったものかもしれない。身の安全は保証します。どうか協力してください」
阿妻は椅子から立ち上がると、七奈美に向かって深々と頭を下げた。
まさかの七光りお坊っちゃまの行動に、思わずギョッとする落谷。
七奈美はというと…。
「…………本当にッ? …話したら、私だけじゃなく、私の『家族』も守ってくれるッ?!」
…と言いながら、あんなにキツい顔つきが、一気に泣き出す寸前の子供のようにグシャリと崩れた。
阿妻は丁寧に「はい」と頷く。
ダムが決壊するようにワッと泣き出す七奈美。落谷は立ち上がると、七奈美を支えるようにして元の椅子に座らせた。
「約束するよ。そのための警察だからね」
そう、優しく微笑みながら言う落谷。
たぶん今まで溜めに溜め込んでいたのだろう、七奈美の目から涙が止まらたくなった。
ーー…十数分後。
ひとしきり泣いて心が落ち着いた七奈美。その顔は、初めの第一印象よりもかなり幼く見える。
そしてハンカチですする鼻を押さえながら、ポツリポツリと話始めた…。
七奈美は落谷が言ったとおり、キャバクラに働いていた。それもあまり品の良いとはいえない店だった。
「制服は仕事か?」という落谷の質問があったが、始めは確かに仕事だった。
より多くの客の指名を受けるため、店外のアフターや休みの日でも客とデートという形で接客をした。
その時には、大体今着ているような男受けする服を着ていくのだが、なかには服装などの細かい指定をしてくる客もいる。
そう。20代にもなって高校の制服を着たのは、始めはそんな経緯からだ。
ここまで聞いて、「どうしてそこまでするの?」と落谷が問う。
「お金が欲しいからに決まってるじゃないッ」
七奈美は吐き捨てるように言った。
制服は、自分が本当に高校のときに使っていたモノを着た。一緒に持っていたバッグも、当時の使っていたままの学校指定のモノだ。
落谷は民家の防犯カメラに映っていたバッグのチャームホルダーを思い出し、七奈美に気づかれないところで「やっぱりっ♪」という顔をする…。
七奈美も、いくら客の要望とはいえ「20代にもなって、こんな格好するなんて…」と憂鬱で仕方なかった。
だがそのデートの帰り、電車に一人で乗っているとき気づいた。
…周りが誰も自分を見ていないことに。
元々童顔で、それが今の仕事にはマイナスだと思っていた七奈美。だから、メークや服装で何とか色気を出そうと頑張った。
でも…。
電車の窓。外の夜の暗さが窓を鏡のようにして、制服の七奈美を映し出す。
そこには、ほとんど化粧をしないことで高校生の時とあまり変わらない自分がいた。
心が踊った。
映っている自分の口元が、どんどん上がっていった。
当時、リアル高校生だった七奈美には、青春と呼べる思い出は無かった。
小学生のとき、クズみたいな父親が借金だけ残して死んだ。母親は本業とバイトのWワークで、その借金をなんとか返済していた。
七奈美も、年頃になってから大好きな母親を助けるため、常にバイトに明け暮れた。それと同時に、より良い給料を貰える会社に就職するため、学業も頑張った。
部活なんてやる余裕なんて無かった。それどころか、友人とまともに遊んだ記憶も無い。
でもその努力が報われ、高卒でも最良な就職先に内定することができた。父親が残した借金も、あと少しで完済の目処がついた頃……母親に異変が起きる…。
仕事も家事も手つかず、ボーとする時間が増えていった。色々なことを忘れることが多くなった。
病院で診察を受けたところ………若年性アルツハイマーだと診断される。
多分、七奈美が就職を決まったことで、母の長年に渡った緊張の糸がプツッと切れたのだろう。
どんどん酷くなっていく一方の母親を残して、決まっていた就職先で働くのが難しくなった。けれど、まだ借金も返していかなければならない。
悩みに悩んだあげく七奈美が出した決断は、夜の仕事だった。
幸い七奈美は幼い顔立ちだが、容姿は悪くない。キャバクラに勤め始めて、すぐにそこそこ客がついた。
店と母親の世話で、自分を見失うぐらい目まぐるしい日々が三年続く。
そんなときに現れた、電車の窓に映る高校生と見まごうばかりの自分…。
この時には、借金のほうはなんとか返し終えていた。母親のことがあるが、金銭面だけでいえば少しは余裕ができていた。
そこから七奈美は、客とのデート以外でも制服姿で出歩くようになる。
友達とワイワイとはいかないが、この格好で街をブラブラ歩くだけで、あの時の青春を取り戻せるようで楽しかった。
なにより、本当の自分でいられた。
キャバクラという仕事上、服装も化粧も色気のある大人の女を演じてきたが、本当の七奈美は可愛い服やファンシーな小物が大好きなのだ。
それらを、制服姿でウインドショッピングするだけで幸せだった。
…が。
そんな小さな幸福も、あるときを境にまた苦痛へと一変する。
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神嘗 歪
深海の天秤〈第一章 ファースト・インパクト⑨〉
その女性は、入ってきた二人に背を向けている状態で座っていた。
女性の前にはテーブルを挟んで、白衣姿の医者と年配の看護婦が一人づついる。
女性は落谷たちが入って来たことに気づいているようだが、振り向く様子は無い。代わりに医者が阿妻の顔を見るなり軽く頷く。
たぶんその意図は、健康上問題無いという意味だろう。
阿妻は隣の落谷に、子声で「引ったくりに襲われたさいに頭を打ったようなので、念のため細かく検査を受けてもらいました」と説明する。そしてすぐに、医者と看護婦に向かって「すみません。彼女と話がしたいので、少し席を外していただきますか?」と言った。
医者たちはそれに素直に従い、阿妻たちが入ってきたドアから廊下へと出ていく。
これは医者たちに事前にそういう状態を作ってもらうことを伝えてあったのだろう、女性と阿妻たちが残った部屋は診察室出はなく、病院内でも医療に関係しない少し狭い応接間といった感じの部屋だった。
(…なかなかの手際の良さで)
新人刑事とは思えない阿妻の配慮に少しばかりの気持ち悪さを感じながら、落谷は医者たちが出ていったドアから視線を本題の女性に戻す。
そこには、アップにしている茶髪の髪からスッと伸びるうなじ。座っていても判る小柄な背丈。OLにしては少し派手目の装飾が施されたスモーキーピンクのワンピと、その上に羽織っているべージュのレザージャケット…といった後ろ姿があった。
女性の前のテーブルには、病院から出されたと思われる紙コップのお茶と、お財布と少数精鋭の化粧道具しか入らさそううな小さめのバッグが無造作に置いてある。
顔が見てないのではっきりしたことは言えないが、容姿からして若そうな女性だ。
「ッ……」
落谷はム~と口をへの字に曲げ、首筋のハートのアザを人差し指でポリポリ掻いた。
この時点で落谷の頭の中に『二つ』。なにやら思うところがあった。
その一つ目は…。
先ほどあげたとおり女性が身に付けているものは、どれも高額なモノばかりだ。
髪型もヒールの先の先まで相当気を使っている。というか、過剰過ぎるぐらいだ。
かなり金回りの良い生活をしているのだろう。
…が。
だからといって引ったくりが狙う物件としては些か疑問がある。
世の中は今、キャッシュレスに移行している。
特にこの手の若くお金持ちの女性となれば、何を支払いするにもカードかスマホからの決済が主流で、手持ちの現金などほとんど無いに等しい。
まだ、商店街を買い物しているお年寄りのほうが現金を持っているだろう。
カードから現金を引き出す技術がある、犯罪システムがしっかり構築された「なりすまし」ならまたしも、引ったくりのほとんどが足がつけづらい現金主義の場当たり的なモノが多い。
それも犯行は平日の、通勤で人の動きがまだまだ頻繁な時間…。
(…とは言っても、何事にも例外はあるけどね)
落谷は一旦浮かんだ疑問を保留にし、阿妻とともに医者が座っていた女性の相向かいの席に回り込む。そこでやっと女性の全貌を拝むことができた。
すると落谷は、ここでまた表情を変化させる。
その顔は驚きとも納得ともつかない、なんとも言い難い顔だ。原因は、女性の顔と手首にあるようだった。
そしてそのまま、視線を流すようにチラリと阿妻を横目で見る。
見られている当の本人は、視線に気づいているのか?いないのか?ピッと伸びた姿勢で席に座り、女性を直視していた。
だが、先に現状の進行の口火を切ったのは女性のほうだった。
「あのッ、もう帰っていいですかッ?!」
派手めな紅を塗った口から、尖った口調が発せられた。が、すぐに阿妻が、冷静に「ダメです」と一刀両断する。
「何でですかいッ?お医者さんには「何にも異常は無い」と言われましたッ。このあと用があるんで、早く向かいたいんですけどッ!」
まくしたてるような早口。口紅のみならず化粧全体が濃いので、更にキツい印象に感じる。
阿妻は掛けている眼鏡の中央を人差し指と中指でクイッと上げると、女性をジッと見直した。
「今の状況を解ってますか?貴女は引ったくりに遭ったんですよ?」
その眼力に女性は一瞬たじろぐ。が、すぐに応戦に出る。
「そんなの解ってますよッ。でも、何も取られなかったしッ。本人がいいって言ってるんだから、いいじゃないですかッ」
「それでも貴女は犯罪に合い、怪我をしました」
阿妻の視線が、女性の顔から右手に移動する。そこには、阿妻の頬に付いているガーゼと同じ大きさのモノが付いていた。
引ったくりに突き飛ばされた頭を打ったといっていたから、その時に手を擦りむいたのかもしれない。
「私が通りかからなければ、もっと酷いことになっていたかもしれないんですよ。どうか犯人検挙に、ご協力ください」
「酷いこと」っと阿妻が口にしたとたん、女性の体がビクッと反応した。
強気だった顔は曇り、正面を向いていた視線がテーブルに置いてあったバッグに流れる。
「…助けてくれたことは感謝してます。だけど、私にだって都合があるんです」
声も小さく弱々しくなる。引ったくりに会った恐怖は、十二分に感じているようだ。
まあ、普通の反応だろう。反対に今までがおかしかったのだ。
(…となれば、その恐怖よりも上回る『何か』が、その『用』にはあるってことだな)
今まで口を挟まず二人の様子を伺っていた落谷だったが、ここでやっと口を開いた。
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神嘗 歪
小説「深海の天秤」一章 ファーストインパクトの挿絵⑤
「落谷さんッ。今の今まで何していたんですかッ?!」
「何って…今回の事件の捜査に決まってるじゃん」
腹立つほどキョトンとした顔で返してくる落谷。今度は小野塚の左拳も震えだす。
「捜査といいますが、一通り現場と被害者を見た後、すぐにいなくなったじゃないですかッ」
そう、落谷が現場にいたのは十五分程度だ。
それも小野塚含め六人ほどの一課の刑事が初動捜査にいたが、仲間たちの事件の見立てには加わらず、被害者の身体中にある無数の外傷を一点一点確認していた。
本当に、被害者は酷い有り様だった…。
ほとんどが酷い打撲痕。顔は赤紫に腫れあがり、打撲から裂傷したところから血が滲んでいる。たぶん泥だらけの服の下も骨が折れていたりと、酷いことになっているだろう。
だが最終的な死因はその後の検視によると、まるで鎌のような鋭利な刃物で、右脇を引っかけるように太い動脈を切り裂いたことによる大量出血だった。
「変わった刺傷だな。まあでも財布が無くなっているし、複数で揉み合った形跡もある。たぶん集団で物取りをして、被害者をリンチしたあげく刺し殺した…ってとこだろう」と、落谷の後ろに立っていたベテラン刑事の一人が言った。小野塚もそれに同意見だ。
でも落谷は返事をしなかった。そして、そこからフラ~ァといなくなったと思ったら、その後一度だけ、現場付近の立ち入り規制を掛けている初老の地域警察官とくっちゃべっているところを見かけただけで、今の今まで落谷の姿を見ることはなかった…。
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神嘗 歪
オリジナル小説「深海の天秤」のプロローグ挿絵
オリジナル小説「深海の天秤」プロローグ文章
「許さないッ!
許さないッ!
『お前』を絶対に許さないッ!!」
そう叫んで、腹這いの状態で伸ばす手の先。赤く揺らめくボヤけた視界の中心に、黒い人影が立っている。
人影は、腹の底から汚濁を吐き出したようなその叫びに一度だけ振り向いた。
憎悪に染まった瞳で睨みながら人影に向かって必死に手を伸ばす。が、身体全体は極端な酸素欠如から力が入らず、起き上がることもできない。
人影はきびき返すと、自分に向けられた手を背に歩き出した。
「…待てッ!…ま…てッッ……」
脳にも酸素欠如の影響が出始め、声が弱々しくなり意識が朦朧としていく。伸ばした手も力を失い、上げていた顔とともに地にパタリと伏した。
そして遠ざかっていく人影が視野の隅でフェイドアウトしていきながら、ここでこの過去の記憶は一旦終演の幕を閉じた……。
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