黒い下着の女 第十話6.黒井下着子
Y男は、発射を必死にガマンしながら、股間にあるものを突き出した。Y男の怒張し切ったペニスは、女の黒いパンティーを一撃で突き破った。そのまま、黒井下着子の股間にめり込む。
「ああっ!」
下着子は、思わず喘いだ。それくらいY男のペニスの勢いは、力強かった。Y男の怒張ペニスが黒井下着子のウァギナを刺し貫いた。
「ドパンッ!」
男と女の肉体が、音立てて密着する。
黒井下着子の膣は、意外にも(?)緩くなかった。Y男の男根を締めつけてくる。
「うっ」
Y男は、イッた。
「ドピュッ!ドピュッ!」
Y男は、射精した。いきおいよく飛び出るY男の精子。Y男は、精通は経験済みだったが、誰か他人の腔内におのがスペルマを発射するのは、これがはじめてだった。
ドクドクと、腔内に溢れるY男の精液。
Y男は、ペニスを引き抜いた。たちまち熱い液体が溢れ出す。
Y男は、キスした。謎めいた微笑を浮かべてる、あの唇を奪ったのだ。自分は、いま、AV女優とセックス!している。そう考えると興奮が止まらない。Y男の理性はとっくに崩壊していた。
「ブチューッ!」
激しくキスをするY男。激しくキスしまくるY男。何度も、何度も、何度も。激しく、激しく、激しく。狂ったようにキスしまくるY男。
Y男は、舌を突き出した。黒井下着子の唇につき入れる。下着子の歯を割って、おのれの舌を突き入れるY男。
「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」
黒井下着子の口内で、激しく舌を使うY男。下着子の口の中をくまなく攻めまくるY男の舌。女の口の中で暴れまくる舌。きわめて濃厚なディープキス。男と女の舌と舌が、絡まり合い、もつれ合い、愛し合う。
Y男と黒井下着子は、離れた。
Y男は、下着子に、ペッティングをした。両手で、下着子の両胸を揉みしだくY男。
「もみもみもみもみもみもみもみもみ」
いやらしくもみもみしまくるY男。
「ああっ、ああっ。」
下着子は、感じちゃっているようだ。
いやらしい手つきで、下着子のブラジャーごしのおっぱいを揉みまくるY男。
Y男は、黒井のブラジャーごしの両胸を下から両手でわしづかみにし、持ち上げる。膝立ちとなり、頭を後方にのけぞらせる下着子。男女のおたがいの主従がはっきりしたような体勢だった。興奮したY男は、たまらず黒いブラジャーを剥ぎ取った。黒いブラジャーの胸の谷間部分をつかむと、力まかせに引きちぎる。ブラジャーの背中のフォックがはずれ、両肩の肩ひもが引きちぎられる。
白い乳房があらわになる。黒井下着子は、透き通るように色が白かった。黒い下着とのコントラストが鮮やかだった。Y男は、はげしく興奮し、再び黒井の乳房を、下からわしづかみにする。そして、持ち上げる。下着子は、再び同じ姿勢を取った。バストトップを押さえているY男の親指を押しのけて、母乳がビームのように一直線にほとばしり出る。下着子の乳白色のビームが、Y男の衣服を濡らす。
Y男は、服を脱いだ。白いブリーフも脱ぎ捨てる。黒井下着子は、トップレスとなった。黒いパンティーには、穴が開いてウァギナの割れ目が露出している。Y男の股間はギンギンだった。そそり立った肉棒には、青筋が膨れあがっている。
キス、ペッティング、セックス、の三つすべてをやったY男。次は...。
次は、フェラチオだった。
「フェラチオをしろ。」
もはや、黒井下着子のご主人様気取りのY男。セックスから始まって、キス、ペッティングとつづき、次は...。ムフフ❤
Y男のそれまでの灰色の人生(と言っても、まだ、十年とちょっと(と言っても、6、7年か。)だが。)に、一点の紅が着色された瞬間だった。
黒井下着子は、上体を45°くらいにかがめて、Y男のものをくわえた。両手を畳の上に着いた。獣の体勢である。牝の姿勢、と言えた。黒井下着子にとって、Y男に対して奴隷として仕えることを意味するような姿勢であった。牝の奴隷として。
くわえた口の中で活動を開始する下着子。舐めた。舌と唇、そして、口全体を使って奉仕する、下着子。ズボズボと口での出し入れをする下着子。
さすがにAV女優だけあって、黒井の舌使い、口使いは絶品だった。
(プロだ。)
Y男は、思った。フェラチオマスター。その称号にふさわしかった。黒井下着子は。
本物のAV女優が自分に牝奴隷としてかしづき、フェラチオしている。その状況にY男は興奮し切るのだった。
Y男は、イッた。
「ゴクウ、ゴクウ、ゴクウ、ゴクウ」
Y男の精液を飲む下着子。下着子の喉が動く。飲み終えると、口を引き抜く。ご馳走様と言いた気に、手で口を拭く下着子。両肘を折り曲げて着地する。四つん這いの姿勢を取る。スフィンクスのような体勢だった。完全に、Y男をご主人様と認め、侍していた。そんな下着子の様子に、懸想し、またムクムクといきり立つY男だった。
Y男と黒井は、シックスナインの体勢になった。黒井下着子の口に、Y男の怒張した男根が突き入れられている。ピストン運動するY男。激しく出し入れされる男根。Y男は、腰を使って突きまくる。Y男は、下着子の股ぐらをつかみ込んで、その股間を舐める。大胆に舌を這わせて、舐めまくる。バター犬のようだった。黒井下着子の黒いパンティーには、Y男自身のものによって穴が開けられているため、直(じか)に、Y男の熱い舌が当たるのだった。
畳の上には、衣類が散乱している。Y男と黒井下着子の服や下着のたぐいである。Y男の白いブリーフのとなりに、黒井の黒いブラジャーが転がっている。ブラジャーは、引き裂かれている。引き裂かれたランジェリー。黒い下着の女の、黒いブラジャーが引き裂かれているのだ。引きちぎられた黒いブラジャーのとなりに、白いブリーフが転がっている。それらの男女の下着は、偶然、となりあわせとなっていた。それらは、白と黒のコントラストを描いているのだった。
「ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ」
舐めまくるY男。
一方、怒張し切った肉の銛を、黒井下着子の口に突き立てる。Y男の怒張肉銛(どちょうにくもり)が、下着子の口をこじ開けようとこころみる。唇を割った。歯を割った。下着子の口内に、あらあらしく乱入するペニス。
腰を使って、ガン突きするY男。
「ズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボ」
黒井下着子の口の中で、激しく出し入れされる、Y男の男根。上の口と舌の口を両方同時に責められるのだから、たまったものじゃない。
しかし、たまらないのは、Y男も同じことだった。セックス!そのものより気持ちよかった。セックス!そのものより楽しかった。
Y男は、イッた。
「ゴクウゴクウゴクウゴクウ」
喉を動かせてY男の発射する精液を飲む下着子。一方、腰を動かしながら、舌も動かしているY男。下着子の股間を責め続けるY男。ついに、指を下着子の割れ目へと突き入れ、開く。舌を突っ込み、指を抜き、再び太腿を抱くY男。Y男の舌先が、下着子のクリトリスに届く。いまや、舌を使って下着子の中をかき回し、責めまくるY男。下着子のクリトリスから愛液が噴出する。腔内は、大洪水となった。下着子は、イッた。
それから、二人は、セックスしまくった。セックスの快楽にふけった。時間が経つのも忘れてセックスの快楽に溺れた。そうして、しばらく経った頃、Y男は、あることに気づいた。この状況が、どこかで見たことがあることに。そう、この状況は、あのビデオ、『黒い下着の女』で見た、光景とそっくりだった。いや、この状況は、あのビデオの中の、男性(と、Y男には、思われた。)の視点そのものではないか?Y男は、思った。
Y男がいま目にしている情景こそ、あのビデオ、『黒い下着の女』の男性役者の視界そのもの(のよう)だった。Y男は、おもわず黒井下着子を見た。黒井下着子は、またしても、あの謎めいた微笑を浮かべていた。怖くなったY男は、自分の衣服(とブリーフ)を身につけると、別れのあいさつもそこそこに、謎の家を出て、もと来た道を通って帰宅した。
それから数日が過ぎた。Y男は、なにごともなく、学校と自宅の往復という日々を過ごしていた。そして、ある日のこと、Y男は、また、あの謎の家をたずねてみることにした。あの家に通じる道順をなんとか通ってあの家に着いた。はたして、あの廃墟を思わせる(実際にはちょっと古い程度の印象を与える普通の家屋に過ぎないが、Y男には、そう思えた。)家は、そこにあった。あの白いクルマも、依然として、そこにあった。
Y男は、以前と同じように謎の家の敷地内に入った。庭の方に回り込む。庭に入ったY男。ガラス戸から覗き込むY男。カーテンの隙間から見るとそこは、仏間らしく、仏壇が鎮座している。仏壇には、遺影が置かれている。黒い帯のかかった写真には、ウェーブのかかった長い髪の女性が写っている。女性の口元には、謎めいた微笑が浮かんでいる。Y男は、無言で謎の家をあとにすると、帰った。
了
2024年3月9日