「…戦う事って…良い事なんでしょうか?」
主人公はセアル(ソロモン72柱、70番)
このストーリーの主人公。元々は現実世界の人間であった。
人間だった頃は戦場ジャーナリストとして働いていたが、若い年にしてその戦場にてゲリラにあい、死亡をしてしまう。(享年・24年)
だが、彼はソロモンのセーレの魂に救済され、そして宿り、悪魔として転生する。
そして地獄から歓迎を受け、72柱の仲間入りをする事になると同時に悪魔としての本能・戦い続ける宿命を担う事になる。
最初は信じ難い出来事に馴染めずにいたが、生前の影響もあり、社交的で元気な性格、他の悪魔達からの印象もよくすぐ溶け込めた。
また、戦場ジャーナリストとして働いていたためか、判断力や観察力に長けており、且つ、理解力がある。
他の悪魔とは違う空気をルシファー含む上級悪魔達は感じ取っているが、なぜ、セーレが彼を魂の器として選んだのか、一部の者は興味を示している。
生前など
人間から悪魔に上がる例は少なくはないが、上級入りしたのは彼が初。
そのうえ、セアルの生前は日本人、所謂、東洋人であるため、東洋人が悪魔入りした例は彼が初である。
上級悪魔達が彼に目を付けているのもこのため。
元は人間であるためか、悪魔達と価値観が合わないが、それでも、彼なりに接している。
魂が復活と同時に彼にはセーレと共に居た馬が授けられ、その馬には彼の生前の名前である「アキラ」と名付けた。
戦闘スタイル
生前の記憶は覚えてはいるものの、職業柄の都合、戦闘はあくまで”見る側”のため、実戦経験ゼロ。
(序列こそは低いものの)これもまた上級入りした悪魔の中では異例。
ただ、武器や武装は行わないという意志を持つため、生前に習ってた合気道が彼の戦闘スタイル。
転生後の悪魔としての能力は「物質移動」だが、悪魔成り立ての上、生前が人間であった事もあり、魔力の実力はひよっこ。
「やっと…見つけた。君なら、ボクの意志を受け継いでくれそうだね」
セーレ
元ソロモン・72柱の君主。
ストーリーサイドのみに登場するオリキャラ?セアルが悪魔として転生する切欠になったキーデビル←?
封印された者の一人だったが、体は消え、魂のみの存在となっていた。
後に死んでしまったセアルを救済し、彼に宿る。
セアルと違って、物腰が落ち着いた青年。また戦いを好まない性格。
「おお、ソロモンの新しいごさね?おら、アムドゥキアスだ。アムって呼んでくんろ!」
アムドゥキアス
セアルのルームメイトとなる青年。
ソロモンの中では67番と下側の数字である。
北側の田舎訛の英語を喋っており、吹き出しでは日本語の東北訛で表現される。
性格は穏やかで優しいが少し世間知らず。
また、セアルとはタイプが違う非戦闘主義者。
戦いたくない理由は常に踊っていたいし、音楽があれば考え方をしているため。
とは言え、自分が踊っている最中に邪魔されたり、美学を愚弄されたりすると、豹変し、殺しにかかってくる。
本人は自覚はしてないが、処女限定の誑し。その時の口調は紳士となり、訛言葉が抜ける。
非処女への対応はかなり冷たい。(口調はそのまま)
悪魔になった経歴
元はケルピーとして産まれるはずだったのが、胎児の頃に72柱・アムドゥスシアスの魂が宿ったため、彼は木の能力の所有者となる。
仲間からはいじめられ、親から見放され、その一族から逃げ出すが、そこで狩人により大けがを負ってしまう。
なんとか難は逃れるも、大けがで一歩も動けなくなってしまった。
そこを人間に助けられる。人間が彼に音楽を聞かせ、怪我が治るまで面倒を見てくれた。
その音楽に魅了され、彼は芸術の美しさと人間への優しさを体感する。
しかし、後に地獄からの迎えにより、彼は72柱に配属される事になる。
「セーレ…やっぱり、セーレなんだ!漸く帰って来てくれたんだ!」
ガミジン
主人公の理解者。
悪魔としての意志を強く貫き通しながらも、人間に対して興味を持っている。
序列は四番のため、実力はかなりのもの
非戦闘主義者ではない物の人間やその和平などに興味を持っているため、常に主人公に助言をする。
性別が不明で男か女かはご想像におまかせするとのこと。
人間には異常に興味を持ち、時折、人間に化けては人間のいる世界に紛れ込んで、人間を観察している。
普段は地獄には不在で現実世界の地上でペット喫茶を運営している。
そのペット喫茶は地上にて任務に付いた悪魔達の憩いの場となっている。
セアルの事を気にかけていたり、彼の生前に興味をもったりと異様に執着している。