名前:ヴェル
身体的特徴:男/人間/174cm/61kg(仮面含む)
一人称:僕
性格:世間知らずの恥ずかしがり屋
職業:園芸家(ハーブや植木を降ろして生計を立てています)
CP:PoCoさん宅のカルマさんと付き合ってます
貸出:フリーです
好きなもの
小動物・植物全般(一番は梅)・愛用している仮面
嫌いなもの
犬(トラウマ有)・冬の寒さ・鏡(素顔が映るため)
服装
着物(実母の形見)を愛用。なければなんでも着る。
【仮面】
右側の眉から目の下まで大きな傷があるので隠すためにつけています。傷を負った時のトラウマと、負傷して見えない右目の色を気にして頑なに外しません。
仮面のオリジナルは彼を育てたじいやからのプレゼントで、壊されたりけなされたりすると怒り出します。とても大事にしています。
(仮面の表情はその時折で変わったりもします)
【ヴェルの住む土地や家柄】
それなりに名高い山がありそれなりに有名な湖がある県境。その山と湖を管理する大地主の屋敷の「離れ」に住んでます。
ヴェルは大地主の一族の当代の第一子。ただ妾子として生まれたので本家に名を連ねないで山林を守る傍ら園芸家をしています。
屋敷や俗世とは長らく関係を絶って生活をしていたので、世間知らずとなってしまいました。
【父とヴェル】
義弟が生まれる前、2人はとても仲良く接しあっていました。しかし、義弟が生まれ、ヴェルの眼が潰れる事件が起きて以来、父は本家に強く責められヴェルと向き合うことができないまま、成人を迎えさせてしまいました。
ヴェルはそんな父にひどく落胆してしまい、今では「今更、僕を息子扱いしないでください」と冷たくあしらっています。「父様」と呼ぶこともなく「当代様」と呼ぶのもこの過去があるからです。
ボサボサと跳ねる髪型、父親譲りの紅い色をしている右目。この2つが鏡嫌いを強くさせています。
【実母とヴェル】
実母はお妾さんということもあり、ヴェルと二人で離れに住んでいました。とても厳しいお母さんで「お前は妾子で本妻様の子の良き兄になりなさい」と躾を必要以上にしました。
ヴェルはそんな母の言葉に答えようと必死に遊びたい気持ちを抑えて勉学に勤しみ、いつか生まれる義兄弟と会える日にしていました。
しかし、8歳の時に全て水の泡に。母は心身ともに病んでいき、ヴェルの11歳の時に亡くなってしまいました。
ヴェルは「どんな時でも自分の役割を忘れてはいけない」と語った母を思い出す、彼女譲りの優しい緑色の眼を誇りにしています。
【義母とヴェル】
義弟が生まれる前はそれなりの付き合いがありましたが、いまは互いにいがみ合ってます。ヴェルの傷をつけた張本人です。
ヴェルにとって絶対的恐怖を植えつけられた相手なので、自分から近寄ろうなんて思いません、思えません。屋敷に近寄らないのもこの義母に会いたくからです。
義弟と一緒の時に出会うと、ヴェルが皮肉めいたことを言いますが、そうそう出会うことはありません。
【義弟とヴェル】
互いに仲良し兄弟を自負しており、支えあっています。
義弟は少々ブラコン、しかもひねくれた性格なのでヴェルとヴェルの従姉以外の屋敷の者になつきません。ヴェルの傷を知った今では屋敷より離れに住みたいと言い出す始末。
ヴェルは傷を負うことになった義弟に少しだけ妬みを持っていますが、傷の原因を知って尚も向き合ってくれる義弟に慈しみが強くなっています。ただ、兄として怒るところは怒りますが。
【従姉とヴェル】
従姉は屋敷で働くお手伝いさん。冬場こもってしまうヴェルの面倒を看てくれたり、義弟の世話などをしているお姉さん。
ヴェルは迷惑をかけ続けてきた彼女にだけは強く出れなくて、冬場篭らなくなったいまも素直に言うことをきいています。(幼い頃、口約束とはいえ「結婚しよー」と言ったこともあったりも…)
【爺やとヴェル】
先代の頃から庭師をしていた爺や。ヴェルの世話を引き受け、11歳から19歳までの多感な時期を園芸を教えながらともに過ごした。先代にも似ているヴェルを甘やかし、ヴェルの世間知らずに輪をかけてしまった人。
爺やが亡くなって以来「庭師」という屋敷の木々の世話を引き継ぎ、園芸家として活動するきっかけを手にしたヴェルは、彼に言い表しようのない敬意を抱いて毎朝裏庭にある墓に手を合わせている。
……しかしその爺やはヴェルを心配しすぎて成仏できず、離れの周りをふらふらとさまよっている()
【身体中にあるキズ】
義弟が生まれた雪降る日。父親の「ヴェルにそっくり」という余計な一言で義母が狂ってしまう。ヴェルは義弟が生まれたと聞いて屋敷へと向かう最中、彼女に襲われて白い世界を赤く染められて心を病む。
あまりの恐怖に当時8歳のヴェルにはその荒れ狂う義母が「鬼婆」のように見え、離れから出ることを拒絶するように。
実母もまたこの一件から屋敷連中から悪評を言われるようになり、心身ともに衰弱して数年後の冬に亡くなりました。