※今回の小説挿絵イラストは、制作時かなり急いで描いたので凄くしょぼい作品となっております。ベドファイ、メルベルファンの皆様ごめんなさいね(;'∀')なのでトップにはつい数週間前に完成した「ナパちゃん×アイアンショベル×スピットファイヤ(スケボー)」のイラストを持ってきました。ご了承くださいませ(*^▽^*)
★イラストの説明
パンドゥラの主人公ナパちゃんが、アイアンショベル(バイク)をキックスタート(※1)している姿を描きました。※1(圧縮ペダルを足で踏むスタイルでエンジンをかける方法)リアのレザーバックには彼女の趣味であるスケボー、スピットファイヤのボードが突き刺さっております。
★解説
こちらのイラストは珍しく小説に関係なく描いた、完全趣味のイラストとなります。サブカル大好きの猫耳少女ナパちゃん(ナパット)は、オタク文化も大好きですがマシーンやスケボーなど人間の遊びも大好き♪機械工学が得意分野の彼女らしく、ハーレーの57年から85年まで作られていたアイアンスポーツを復元して乗り回している雰囲気です。
僕自身は昔から鳥山明先生の描くマシーンの世界を見て育った身、、、ですのでこのようなモーターサイクルと僕が生み出したキャラを融合させる作品が好みなのですね!(僕自身物凄い趣味の広さを持っています(;^_^Aこれからも小説パンドゥラに少しでも関心を持っていただけるよう、良作の生み出しに全力を挙げていきたいと思っています("´∀`)bグッ!
★イラストのバックシーン
こちらのイラストは僕が執筆している、小説パンドゥラのスピンオフ作品に出てくるナパちゃんです。元祖ナパちゃんが現在進行形で設定16歳、こちらのナパちゃんはその作品より前の15歳当時のお話、、、ちなみに主人公は元祖ナパちゃんに対し、スピンオフは別のポジットなる獣人がその役を担っています。
少し前にスピンオフの発表をブログで行いましたが、なかなか人気高く「これはしっかりと描いていかなければ」と心を引き締めているところですね(=゚ω゚)ノ
小説PANDULA 第5話 エピローグ「遺伝子」 ≪小説全文掲載≫
デンバー警察の捜査により、ゴールドマックス本社に帰れなくなってしまったベドファイ達は、デンバーの町の中にある会社関連の研究施設にその身を寄せていた。
建物内の研究室にはベドファイとガーナーの姿があり、何がしかの作業をこなしている。 「ガーナーもう遅い、今日の仕事はここまでで構わない」 ベドファイの労わるような声にガーナーは頷き席を立つ、、、「ベドファイ様もなるだけ早くお休みください」 ガーナーの気遣いにベドファイは気にするなとの返事を返す。
部屋に独りきりになったベドファイの隣で、小型の遺伝子解析機がDNAの検出結果をパソコン画面に表示する、、、それはホテルの現場で採取したナパットとエイデンの血液であった。パソコン画面を見つめながらベドファイは感想を漏らす、、、
「やはり半獣女の遺伝子は素晴らしい、、、人間と獣人の優れた素質だけが融合され、優秀なDNAを形成している。この肉体ならエックスワンとジュウジンのマグオーエス両方のオペレーションを操る事が出来るはずだ、、、」ナパットの優れた肉体に感心するベドファイは、エイデンの解析データにも目を移す。
冷静にデータを見つめていたベドファイ、、、だが次第にその表情は驚きと困惑の色を強く滲ませていく、、、彼はその情報に信じられないものを目にした。
「まさかこの遺伝子は、、、第一世代のバイオメカニクス!!」
彼は自身のハンドホログラムウィンドウを立ち上げ、テークオーバーのデータベースに登録された遺伝子サンプルと比較、、、その中の一つに類似した記録を発見した。自動解析機のサンプルと何度も見比べ見間違いが無いか確認を行う、、、。
「対立遺伝子、アレル13の内7つが同一、、、間違いない」
ベドファイは即座に解析データをパソコンから削除し、データベースとのリンクを切断、解析機からサンプルの入ったカプセルを取り出すと、椅子から立ち上がり部屋を後にする、、、足早に施設の廊下を歩んでいくと、遅れて戻ってきたメルベルと鉢合わせをしてしまう。
「いやぁ~~~参った参った。俺もサツにパクられるかと思ったけど、上手く逃げ延びられてさ、、、」メルベルは親友に声を掛けるも、ベドファイはそれを静止し会話を途切れさせる。 「すまない、本国に急いで連絡を入れないといけない、、、今は通信室に向かわせてもらうよ」 ベドファイの素っ気無い態度にメルベルは、 ”そうか” と大して気にしていない様子である、、、そのまま彼と反対の廊下へと歩んでいった。
メルベルをやり過ごし安心するベドファイ、、、その時彼の背後からメルベルの唐突な声が投げかけられる。 「そうそう、、、現場で採取した血液のサンプルはどうだった?」 呼び止められ立ち止まるベドファイ、、、やや時間を空け振り向く彼は、愛想よくメルベルに返事を返す。
「半獣女の物は大丈夫だったが、惜しい事にスナイパーのDNAは壊れていて使い物にならない。明日女の遺伝子情報を、お前にも見せてやるから楽しみにしていてくれ」 ベドファイはそういい残すと右手で軽く挨拶をし、足早に廊下の角を曲がる、、、メルベルはそんな彼の何かが気になったのか、ジッとベドファイの曲がった廊下のすみを見続けていた。
通信室まで来ると溜息をつくベドファイ、、、緊張した面持ちでポケットからDNAサンプルを取り出し独り言を話す。 「メルベルだけではない、、、ほかの者にもこの事実を絶対に知られてはならない。一刻も早くマカリスター将軍にご報告せねば、、、」ケースを握り締めるベドファイ、、、彼の眉間に入る深いシワが、事の重要性を如実に物語っているかのようであった。
★第6話に続く、、、
イラスト完成 2015年春ごろ?
★パンドゥラ新企画 短編スピンオフについて(*^▽^*)
正式にお休みを続ける事になった元祖パンドゥラに対し
スピンオフの短編ストーリーにたくさんの反響をいただき
大変うれしく思います。
特に”やさぐれポジット”に対してはブッチヌケNO1人気であった
ナパちゃんに迫るほどの支持を集めておりまして
スピンオフのスタートが待ちきれないと皆様に
喜んでいただけております。
小説は全4章を8割ほど書き上げており
編集と挿絵を描く段階、、、
他の企画と同時並行で新ブログに掲載しますので
今しばらくお待ちくださいね。
※元祖パンドゥラも辞めたりはしないので
どうかご安心ください( ^ω^ )ニコニコ