イチゴ味なふゆ黛冬優子はプロデューサーと一緒にホテルに来ていた
「はあ……プロデューサーは“フォーク”なんでしょ?バレバレよ」
“フォーク”とは普段は味覚を全く感じないが
“ケーキ”という体質の人間の体液、髪、肉体その物など全ての部位でのみ味を感じる特殊体質の人間である
そしてこの部屋にいるプロデューサーは“フォーク”、冬優子は“ケーキ”であった
「ああ、隠していてすまない……何も危害を加えないからこの事は黙っていてくれ」
「……危害を加えるって?」
「危害を加えるとはこういう事だ……」
するとプロデューサーは冬優子の脇を舐め始めていた
「ああ、クリームの味……懐かしい……」
「もうっ!2人きりの時以外はやらないでよね」
プロデューサーは冬優子の言葉を気にせず舐め続ける
「……んっ」
次に髪の毛を噛み始める
「ああ、スポンジケーキの食感……子どもの頃に食べたショートケーキを思い出す」
冬優子の顔は真っ赤になる
「ど、どう?ふゆは美味しい……?」
プロデューサーは髪の毛を噛みながらサムズアップをする
そしてはっとしたかのように脇を舐める動作と髪を噛む動作をプロデューサーは繰り返し始めた
「ちょっと……もう……」
一心不乱にプロデューサーはその2つを繰り返す
しばらくして突然耳も舐め始める
「ひゃっ……やめてよ……」
冬優子は感じ始めたのかビクビクし出す
「ふぁっ……あっ……?」
ついにプロデューサーの動きが止まる
「ありがとう冬優子、おかげで小さい頃の思い出のショートケーキの味を思い出せたよ」
冬優子はプロデューサーから目を逸らして「別に2人きりなら幾らでもいいわよ……ただ舐め回されたせいでムラムラしたから責任取ってよね!」と言う
プロデューサーは頷き、冬優子と共に風呂場に向かった
―終わり―