黒神ラリア
象徴:赤・黒・豊穣・混沌・堕落・夜・慈愛…
(まだあったと思うけどメモ見つからないので見つかり次第追加します;)
ファレディル大陸の白神と同率第一位(近年は白神の方が重要視され、彼女は第二位であるとする学者も居る)に当たる女神様。
ファレディル大陸の大地は彼女の身体であり、砂漠は彼女の肌であり、長い髪は水である。ファレディル大陸の全ての生き物は彼女が産み落としたものだとされる。
偶に雨が降ると、それはラリアが髪をといた、長雨では、髪を解(ほど)いたなどという言い回しをする。
良い出会い、運命的なこと、奇跡のような出来事に遭遇したとき、ラリアの巡り合わせだという風に言ったりする。
ラリアに近い色(黒神、赤目)を持つ者を、ラリアの祝福を受けたという。
ラリアの落とし子…
ラリアは大変おおらかで恋多き女神である。大陸を遊び歩きながら、気に入った者と子供を設け、産み落として行くという民間の伝承がある。
母親、両親が不明だったり、どちらも魔術と何ら関係のない者、また両親の魔力容量の和より掛け離れた容量を持つ子供が生まれた場合など、魔力容量が桁外れな者のことを、揶揄してこう呼ぶ。
ラリアの血統…
魔術師の家とも言う。暗に例の血統とも言う。ラリアの正当な血を引き、魔術師なのに子を設けることを許されている(ただし女子のみ)、唯一の血族。彼らは黒に限りなく近い、または単なる赤髪を持ち、桁外れの魔力容量を持ち、魔術の才は勿論、それ以外にも優れた能力を持つ。女系。アやヴ(アは女、女神ラリアの意味を含み、ヴの発音は神様を表す。)などの発音が入った名前をつけることが多いが、そうでない者も勿論居る。
ファレディル大陸では現在宗教は禁止されており(宗教組織は御法度)、神々はただ神話として語り継ぐだけだったり、関連の遺物は研究、保全対象となっている。宗教があったときも偶像崇拝は禁止されていた為、神々のことはごく簡単な図形、記号、文字で表されるだけであった(今は割と緩くて勝手に色々想像して落書きしたりできる)。ただ民間では由来する風習が今でも数多く残っており、例えば神々に近い色を持つ者はなるべく髪の色を染め変えるべき(魔術師の家の者は除く)、などがある。