”社会的不公正”担当 ガニメデ

【表の顔】
会員制高級古書店「ラプラス」オーナー
店内で扱う品はすべて”中古”。どの品も付加価値があるものばかりなため、会員でしか購入どころか入店もできない。
会員になる場合、特別会員の紹介とオーナーの許可が必要である。
”新品”や”プレミア品”は、特別会員を招いた『慈善事業パーティー』で展示され、相談の上で販売される。
『孤児院』の運営にも精力的で、複数の孤児院を運営している。
ガニメデが運営する孤児院の子供たちは、十分な教育により総じて質が良い。それゆえか、高収入層に里親が多い傾向にある。

【マフィア内での担当】
「組織内外へ人材の派遣・提供・販売、および育成のための人間牧場運営」
補給、育成、販売、顧客管理がそれぞれ部門として立っており、主に部下が管理している。
・補給→貧困層、移民、無戸籍者、私生子…などなどから、購入したり拾ったりしている部門
・育成→孤児院という名の人間牧場を運営する部門
・販売→育成が終わった品の出荷管理、注文窓口の部門
・顧客管理→品の扱いが悪かったり、約束を守れない”顧客を管理”し教育する部門

品の種類は様々。
労働のための一時的な派遣。後ろ暗い事をするために使い捨てで購入。好きなようにデザインできる人形として引き取っても良い。
・新品→まだ誰にも買われたことがない。パーティーで売ってるよ！
・中古→１回でも買われた品のこと。ラプラスで売ってるよ！
・プレミア品→高性能であったり、特殊な技能を所有していたり、他の品よりも付加価値（容姿が特殊など）が高い品などが分類される。所属する品はほぼ”中古”だが、高値で取引される。運が良ければパーティーで会えるかも！

中古はラプラスの本と紐付けて管理され販売している。
・中古品の購入の手順（会員の場合）
欲しい品の種類を注文する→暗号が送られてくる→ラプラスへ行く→暗号を店員へ伝える→欲しい品の分類の書架へ案内される→書架の本で品のプロフィールが見れる→欲しい品が書かれた本を購入する（本の値段＝品の購入費）
お得意様になると、電話一本で注文と購入を済ませて現地へ配達もしてくれる。
……みたいな感じ？

【ガニメデ自身のこと】
彼（彼女）も、”ここ”の孤児院出身である。元プレミア品。性別年齢は不明。
よく笑っている顔をしているが、笑い上戸でもなければ、面白い事があったわけでもない。
自分自身は”ボスの所有物”と認識している。持ち物は所有者に使われてなんぼ感覚なので、忠誠心は無いが、ボスの言うことは良く聞く良い子。
同列の幹部の事は、自分と同じボスの所有物だと思っている。好きも嫌いもない。もしもボスに反抗的な態度の幹部が居た場合、「道具がなんか変なことしてる」程度にしか思わず、変わらずいつも通り接する。
道具のことはボスが決めることであって、同じ道具の自分がどうこうしたり思ったりするものじゃないという感覚。使い続けるも捨てるもボスが決めること。
仕事に情熱は無く、憤りも無い。そういうもんだと思っている。

孤児院での育成のおかげで、高性能ではあるが思考を放棄しているところがあり、仕事以外は言動がほんわかぱっぱ。
仕事中は丁寧な話し方をする。

＊チラ裏（いいわけ）

キャラの見た目の前に、私はまず中身を決めるのだが、今回は大変難産だった。
私の知識と学力不足で”社会的不公正”がわからなかったのだ。
そう、わからない。
わからなかったんです。
しゃかいてきふこうせい…？からスタートなので、まずは”社会的公正”から調べることに。
そこで記されているのが『労使協調』『社会的に公正な世界を目指す運動の概念』。マフィアの時点で不公正な運動してるし、税関係無いし、生命保険は入れないし、クレジットカード作れないし、宗教右派とかいろんな意味で怖くて手を出せないし。
その中で『人権』と『労働』に目を付ける。
しかしながら現代版七つの大罪には、遺伝子改造、人体実験、貧困と、すでに人権アバーな枠があった。なので、彼らに提供する工場を作ろう！となったのが始まり。
社会的弱者である子供をターゲットに、組織に都合の良い人材を生産し、労働に従事させる。
牧場に居る子供達は、生活水準も教育もしっかりしているが、彼らに自由意志は無いので、”人権”は無視され続けている状態にある。

その牧場を管理者が、社会的公正を知る人間では、私の中では違和感があったため、公正さを知らず牧場の世界を受け入れている元商品”ガニメデ”にした。

※不適切な単語が多くなったため、この記事には検索避けをONしています。