〇東の大陸「スヴィルゼン」
地形・気候は、西の大陸との隣接部分が少し高い山になっているが、現在では谷があり、そこから人の行き来がある。
また、ライラーク帝国などの東に行くにつれ、気温が低くなっているのと、標高が高くなるため、雪が多いところとなっている。
東の大陸と、西の大陸は、ルヴィリィ王国と隣接しているが、この場所にかなり標高の高い山がそびえており、長い間、交流がなかった。海路も、霧が深かったり、高い山による強風などによって難しいとされていた。
このことにより、東の大陸では西の大陸とは異なった文化と文明がそれぞれ発展していた。
特に、ルヴィリィ王国は、現在でこそ西の大陸の隣接国となっているが、古くは東の大陸全体を統治していた国であった。そのため、今回の物語の時代よりもさらに古い時代に大地震が起こり、境の山の一部が崩れると、ルヴィリィ王国は、何度も西の大陸に進撃を行っている。
これらの進撃は、不思議と全て失敗に終わっており、それによって国が傾いている間に、それぞれの地域で独立運動が起き、現在のような国に別れている。
近年でも各国での小競り合いは、少なくない。基本的には、商業国であるボスニス共和国を中心とした貿易、傭兵国であるミラネリィ国による傭兵の派遣などに頼りながら統治を進めているところがある。
↑各国の紋章。
左上…エルマルディダ王国
平和主義的性格。気品を重んじる傾向あり。
左2…ルヴィリィ王国
元スヴィルゼン統治国。現在は、修道院などの宗教的勢力で持っているところがある。
左3…ミラネリィ国
4つの傭兵団が競争しながらも成長している国。一番最後に独立をした。
左下…ウンティルギン王国
別名が学問王国と言われる程、学問に力を入れている国。魔法についての研究が主。
右上…ボスニス共和国
商業都市で、各国の商品をここで取り扱っている。トップの人間は多数いる。
右2…クレウォン帝国
ライラーク帝国が力をつけるまでは、一番強い軍事国家で、隣接国に進軍を行っていた。
右3…メルフォン王国
芸術を重んじる傾向が強い国。その割にクレウォン帝国に抵抗するための武術も抜けていない。
右下…ライラーク帝国
元王国。クレウォン帝国に次ぐ軍事国家ではあったが、気質的には中立的。
ある事件から帝国と名乗り始める。
紋章のモチーフとしては、ドラゴン・鳥・剣が中心になる。
基本的に、ドラゴンは、力や権力を象徴しており、これに剣が加わると、軍事的力を象徴する。
鳥は、女神や神秘性・魔力などを象徴する。