クレメンティーナとスタニスラフ
エログロ?グロくはないかもしれんが汚い話ではあるのでどの程度ここで公開していいのかと
ハートありがとう!!ありがとう!!オリジナルにもらえると更にうれしい!!
(承前)
その言葉に反射的にスタンは腕を伸ばし、バラキンを殴った。殴ってから確信した。今こいつはエフゲニーのことを侮辱したのだと。そして間違いなく、エフゲニーを汚し、殺したのはこいつに違いない、と。
バラキンの眼があざ笑っている。それは多分、その場でスタンだけに通じる嘲りであった。とっさにスタニスラフが全てを確信するほど、深く意味のある蔑み。
「貴様……、殺してやる」
黄色いテープを乗り越えようとしたスタンを、周りの人間が止めた。振り払い、吠える。
「殺してやる!殺してやる、死して詫びろ!ゲーナに、ゲーナを返せ!!!!」
公爵に向かい暴力を働き、脅迫まがいのことを叫ぶ甚だしく無礼な、みすぼらしい男を、野次馬たちがよってたかって抑える。しまいには地面に組み伏せられた。うなり声をあげて暴れる。頭を押さえつけられて土が口に入った。
「死ね!!!!」
笑う。笑う。目が笑っている。バラキンがいかにも鷹揚にスタンを離してやるように民衆に告げる。だが獣のように荒れ狂う男を公爵の前で解放する訳にもいかず、スタンは土を舐め続ける。
「いずれ君の心にも平穏が訪れることを祈っているよ」
バラキンはスタン以外には善意の仮面を外すことはなく、警察車両の隣に止めていた己の車に乗り込んだ。白亜の特注車、ひとつひとつのパーツ全てがオンリーワンの代物である。スタンは上流階級の傲慢を凝縮したようなその車を最後まで睨みつけていた。
みたいな話。 お話書きたい…
スタンはスタニスラフです。長いんで。せっかくなんでもっとロシアっぽい愛称にしようとは思ってる
クレメンティーナは面倒なときはクレかティナ
アンフィーサはアン。
ゲーナはエフゲニーです。