もしも道中に雨降るならば わしが涙と思わんせ
消しちゃった記事にハートありがとうございました。
さしかえできるんだ知らなかった…
ハートありがとうございます。
弔いの際に目の回りに紅をひく風習がある。
紅は魔除けであり、死者を迎えにきた祖霊を見ると目を持っていかれるという話があるため。
また泣きはらした目を強調し、その死者は悼まれるべき人であったことを祖霊に訴えかけ、
あの世での裁決に容赦をくわえてくれるように示すためでもある。
女と子供の装い。
血涙ではなく紅が落ちてる
【柘瑞】
妹。姫将軍。野生。微乳。姫って歳でもない。
いや最初は姫って歳だが物語の終盤は三十歳くらい。
兄に付き従って革命組織の戦闘面を担ってる。主役ではない。
晴れ着をよく破って兄に嘆かれる。
おはなし書きたいなー
そういえばこの人は猟民という身分の人で猟民は山脈に住み狩猟とわずかな農業で暮らす人々。
男女ともに体格がよく、髪の色は薄く(赤毛と言われるが実際は日に焼けて茶色〜薄金が多い)、肌は赤っぽく目は金。シンプルな祖先崇拝と自然崇拝を混ぜた信仰を持ち、純朴な生活を営んでいる。
身分制度により居住地や職業や結婚、移動などに厳しい制限がある。がこれは猟民に限ったことではない。
身分は9種類、更に「上民」「中民」「下民」に分けられていて猟民は下民の一番下。
教育機関は公的なものは上民のためのものしかない。私塾や家庭教師レベルは一応全身分向けにあるが、識字率は3割程度。男は五割、女2割。
猟民は基本的に無文字文化だが、名前は漢字で書かれる。
猟民には名付け師というような生業があり、彼らが名前を付ける習慣である。名付け師は一般に「授命師(じーめいす)」「じめいさん」と呼ばれる。「八千代帳」という字典を持ち歩き、普段は定住せずに山々を巡っている。
猟民は子が生まれると特別な狼煙を上げ、名付け師を呼ぶ。名付け師は親の願いを聞いたり占いで吉兆を判断したりして、八千代帳から漢字を選んで名前を付ける。名前を楮紙に書いたものを子供に授ける。
これは基本的にはお守りであるが、戸籍登録や納税のときなどに役所で名前を確認するための字見本でもある。
漢字は漢字で(独特の作中文字とかじゃなくて普通に漢字)、音読みばっかり。カタカナに相当するような文字はある。
八千代帳は名付け師の間で師匠から弟子に受け継がれている。長い間受け継がれるうちに、複写の失敗や劣化などで間違った読みや書きも出てきている。
そのため、上民のインテリ層からみると、名前の読みと漢字が乖離していたり、名付けとして不自然な字の組み合わせだったりする。柘瑞とかはその典型で、普通「つ」って読まない。
柘瑞の兄は登想(とそ)。つすい、とか とそ、という名前の音自体は猟民層では不自然ではない名前。
登想は「頭のいい思慮深い男になってほしい」
柘瑞は「いつまでも若々しく元気な女でいて」
みたいな親の願いと、あと両親の名前から字をもらってる。