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  • 【兄松】弟達が赤ちゃん化しました【頑張れ】 #おそ松さん #弟松 #赤ちゃん化

    ※2016年にpixivへ投稿した文章をこちらに再掲しました。

    !注意!

    ・弟松が赤ちゃん化
    ・兄達が弟達を愛でている
    ・キャラ崩壊
    ・腐ってはいないはず
    ・キャラ崩壊
    ・何でも許せる方向け
    ・完全自己満足。誰得?私得!
    ・キャラ崩壊

    問題ないぜ!という方はどうぞ読んでやってください。

    ーーー

    [事の発端]

    「え…何コレどういうこと?!」

    にゃーちゃんのライブの帰り、浮かれ気分を引きずったまま家に帰ると
    居間には困った顔で座り込むカラ松の姿があった。
    そして、居間の奥には普段はあまり使わない布団が敷かれており、そこには小さな人影。
    小さな小さな赤ん坊が3人、仲良く並んで眠っていた。

    「おかえりチョロ松。」
    「ただいま。って、えっ?!いやどういうこと?!この子達は?」
    「説明するから声を抑えてくれ!ようやく眠ってくれたんだ。」

    カラ松に言われ、反射的にバッと口元をおさえた。
    カラ松はそれを見て満足そうに頷くと、声量を落とした低めのトーンで説明してくれた。

    事の発端は弟達が十四松に付き合って3人でデカパン博士の所に遊びに行ったことらしい。
    勘のいいそこの貴方ならお分かりだろう。
    そう、そこでうっかり怪しげな薬をモロに被ってしまったのだ。
    で、被った薬は若返り薬だったそうだが、大量に被った弟3人は文字通り生まれたての状態まで若返ってしまった。
    布団で寝ている赤ちゃん達は一松と十四松とトド松ってワケだ。
    うん、二次創作においてはありがちな展開!
    ちなみに現在、母さんとおそ松兄さんがオムツとか着替えとかミルクとか必要な物を買い出しに行っているそうだ。
    あのおそ松兄さんが西○屋で買い物とか笑える。
    何でも揃ってるしお手頃価格だし子育て世代には便利だよね、○松屋。とは後の長男の談である。
    お前言っとくけど子育て世代でもなんでもないからな。
    ただのクソニートだからな。

    「これ、薬の効果いつまで続くの?」
    「1年だそうだ。」
    「へぇー1年………。は?1年?!いちねん?!」
    「イエス、ワンイヤー。」
    「1年?!365日?!!!?!嘘だろ??!!!?!!」
    「おっ落ち着けブラザー!今年はオリンピックイヤーだから366日だ!」
    「そこじゃねえよ!!」

    ついつい声を荒げてしまい、ハッとする。
    気付いた時にはもう遅く、ふぇ…と小さな声が聞こえたかと思うと、真ん中に寝ていたトド松の目が開いた。
    起きちゃった…かと思ったらみるみるうちに真っ赤な顔になり、本格的に泣き出してしまった。
    その泣き声をきっかけに両隣の一松と十四松も目を覚まし、あっという間に泣き声の大合唱。
    あー、赤ちゃんの泣き声ってこんななのか。
    思ったより耳障りに感じないな、というのは一応兄弟だからなのだろうか。

    カラ松が慌てて3人をあやしている。
    僕もそれに倣って…と思ったけどどうすりゃいいんだこれ?!
    抱っこしようかとも思ったけど首もすわってないし、すごく小さくて触るのも怖い。
    オロオロしていると母さんとおそ松兄さんが帰ってきた。
    よかった!救世主だ!!

    「ただいま〜…って、弟達泣いてんじゃん!」
    「すまない、母さん助けてくれ…。」
    「あらあら…じゃあおそ松は一松抱っこして。カラ松は十四松、チョロ松はトド松ね。
     抱っこする時は頭をしっかり支えてね。腕全体で抱えるようにするのよ。」
    「えっ…うわ…想像以上に軽い…!」
    「それから、激しく揺さぶったりしちゃ絶対ダメよ?
     揺さぶられっ子症候群になっちゃうからね。
     優しくゆっくりユラユラさせていれば落ち着いてくるから。」
    「お〜、こうやって抱っこすんのか〜。一松〜?いい子だから泣きやもうなー。」
    「何も怖くないぞリトル十四松!」
    「トド松ー泣くなー。」

    母さんによるレクチャーを受け、ぎこちなくも言われた通り抱っこしてゆっくりと揺らすと、
    腕の中の小さなトド松はやがて泣き止んでうとうとし始めた。
    うわ可愛い。小っちゃくなった弟マジ可愛い。
    しかし、これが1年続くのか…。

    ということで、下3人は僕ら上3人で責任を持って世話することになったのでした。
    母さんはいざという時の相談役をお願いしている。
    おそ松兄さんによると薬のモニターと経過観察の協力という名目でデカパンから支援金をもらえるそうで、
    お金の心配は要らないらしい。
    ついでに検診や予防接種なんかもしてくれるそうだ。
    さすがのご都合主義だね!
    そしてこの時ばかりは全員ニートである事に感謝した。
    もし働いてたら世話なんてできないしね。

    斯くして、兄松による弟松育児生活が幕を開けたのであった。

    ーーー


    [0ヶ月目のある日その1]

    お「とりあえずミルクあげるか。」
    カ・チ「「ラジャー」」
    お「じゃあ俺トド松ね」
    チ「僕は一松に」
    カ「なら俺は十四松だな」

    お「温度は?」
    チ「オッケー人肌になった」
    お「よっしゃ。ほれ飲め。(ちょんちょん)」

    ………。

    カ「お、飲み終わった。」
    お「マジかよ十四松速っ!」
    チ「一松なんてまだ半分も飲んでないのに」
    お「トド松もまだ半分くら…って、おーい?!トド松ー!寝るな寝るな!」
    カ「よし、十四松はげっぷだな」
    お「トド松起きろー(哺乳瓶クルクル)」
    カ「(背中トントン)」
    十「けぷっ」
    カ「げっぷも出たな!十四松はしばらく休憩だ」
    チ「あ、一松も飲み終わったね、じゃあげっぷかー」

    お「トド松ー?ん、起きてる?!いややっぱり寝てるわ!こら!寝ながら飲むなってむせるぞ!」
    チ「はい、トントン…」
    一「げぽ…」
    チ「あ、げっぷ出た…ってなんか冷た…」
    カ「あ」
    チ「え、あ。ああぁあ!ミルク吐いた!うわ僕のパーカーミルクまみれ?!
      てか一松も着替えさせないと!いやそうじゃなくて大丈夫か一松?!」
    カ「落ち着けブラザー!大丈夫だ一松元気そうだから!」
    お「な〜…トド松がぜんっぜんげっぷしてくれねぇんだけど…つーかまた寝てるし」


    [0ヶ月目のある日その2]

    カ「よし、十四松。オムツを替えるぞ!」
    十「あー」
    カ「じゃあオムツ取るぞー(テープ剥がす)」
    十「(*゚▽゚)」

    カ「え…あ゛ああぁぁあぁああ!!」

    お「どしたカラ松?」
    カ「フッ…取り乱してすまない…
      リトルブラザーが放った聖水が俺の顔面を直撃してな…」
    チ「ドンマイ」

    ーーー

    [1ヶ月目のある日その1]

    ーピコッ!

    チ「ん?」

    ーピコッピョコッ

    お「何だ?うちにピコピコハンマーなんてあったっけ?」

    ーペコッ

    カ「何の音だ?」

    ーピコッ

    チ「…あ、音の出所わかった。トド松だ。」
    お「トド松?」

    ーピコッ…ピッ ピコッ

    お「ほんとだ…。」
    チ「つーか、これってもしかして…」
    カ「しゃっくり、か?」

    ーピコッペコッ

    お「ちょ、何だよこの可愛い音おおぉぉお?!
      しゃっくり可愛すぎかよおぉぉおおぉ?!!」
    カ「兄貴がついに母性に目覚めた…」
    チ「可愛いのは分かるけど母性はちょっと待て」


    [1ヶ月目のある日その2]

    チ「水道局から電話がきた」
    カ「え、なんでだ?」
    チ「『ご使用の水道量が先月に比べて急激に増えてますがお心当たりはございますか』って」
    お「それ絶対赤ちゃん化した弟達が原因だろ」
    カ「洗濯回数も風呂を沸かす回数も倍近くになったからな…」
    チ「うん。『心当たり超あります』って返したら
      『あ、じゃあ大丈夫です』て言われて終わった」
    お「心当たり無かったら水道管のトラブルだもんな」
    カ「大変だな、水道局員の人達も」

    ーーー

    [2ヶ月目のある日]

    ※ただいまミルク中

    お「最近ようやく睡眠時間が落ち着いてきたな…」
    カ「最初は寝かしつけるのも1時間以上かかってたしな」
    チ「で、せっかく寝てくれても昼夜関係なく1時間で起きちゃったりね」
    お「それに比べたら楽になったよな〜」
    チ「まぁ、大変なことも増えたけどね」
    お「例えば?」
    チ「抱っこ大変になった」
    カ「体重ふえたもんな!」
    チ「…あ」

    一「ぷぇっげほっ(もどした)」
    チ「ああぁ大丈夫か一松?!ちょっ、おそ松兄さんガーゼ取って!」
    お「はいよー。一松飲むの下手だな〜」
    カ「十四松はもう飲み終わったぞ」
    チ「相変わらず速いな十四松。一松、大丈夫?」
    一「うー(*^∇^*)」
    チ「!!!」
    カ「oh,angel smile…」
    お「んん〜か〜わいいな一松〜(なでなで)」
    チ「ああああああああ!僕の弟が!!こんなにも!!!天使!!!!知ってた!!!!」
    お「落ち着けって。なー?トド松〜」
    ト「あーう〜o(*^▽^*)o」
    十「キャッキャ♪(((o(*゚▽゚*)o)))」

    お・カ「ん゛ん゛っ!!」
    チ「てめーらもだよ!」

    ーーー

    [3ヶ月目のある日]

    お「大変だ!」
    カ「どうした?」
    チ「何かあったの?」

    お「弟達が…ついに…


      ついに、寝返りしましたー!」


    カ「おお!」
    チ「まじで?!」
    お「まじで!」
    チ「写真撮っとこう」
    お「仰向け→うつ伏せにしかなれないけどな。
      うつ伏せから動けなくなって助けを呼んで泣いてんのクソかわ」
    カ「今夜は赤飯だ!」
    お「よっしゃー!」
    チ「え…大げさすぎじゃね?」

    ーーー

    [4ヶ月目のある日]

    チ「最近オムツ漏れがひどい」
    お「確かに」
    カ「3人とも1日1回以上オムツ漏れして汚してるな」
    お「オムツ変えてみる?」
    チ「もう試した」
    カ「いつの間に」
    チ「サイズ変えてみたり、背中側を深めにあててみたり、別メーカーの試してみたり、
      色々試したんだけどさ!無駄でした!漏れるもんは漏れる!」
    お「じゃあもう仕方ないな」
    カ「ああ、仕方ないな…
      これは神が与えた試練として受け入れるしかなs…お「って言ってる間に!トド松お前その背中?!」
    ト「Σ(・∀・)?」
    カ「おうふ」
    チ「漏れてた」

    ーーー

    [5ヶ月目のある日]

    お「そろそろ離乳食を与えてみようと思います」
    カ「それについては異論はないが、何をあげたらいいんだ?」
    お「まずは十倍粥をスプーンひと匙からだってさ」
    チ「十倍粥とは」
    お「説明しよう!米1に対し水10で炊いて、更に米の形がないくらいドロドロのペースト状にすり潰した
      見た目は粥とはとても思えない粥のことだ!」
    カ「なるほど」
    お「ミルクをあげる前のタイミングで試すからなー!」

    お「トド松〜お粥だぞ〜」
    カ「十四ま〜つ、オープンユアマウス!」
    チ「一松、お粥食べてみよう」

    ト「あー(ぱくっ)」
    お「おっ!食べ…「(−д−lll)うぇ」…出した」

    十「あむっ(ぱくっごくんっ)」
    カ「お前はこういう点では1番手が掛からないな」

    一「……ん(ぱくっ)」
    チ「どう?一松」
    一「…………(ー∧ー)」
    チ「………」
    一「……(ごっ…くん)」
    チ「すごく…難しい顔をしながら慎重に食べたな…」

    お「一松と十四松は食べたな。えらいえらい!
    んじゃ、一松と十四松は明日も食べさせるか。
    トド松はもう何日かおいて再チャレンジしような」

    その後みんなちゃんとお粥食べれるようになりました。

    ーーー

    [6ヶ月目のある日]

    十「あーうー(ゴロゴロゴロゴロ)」
    ト「Σ(・ω・;)」
    十「あー(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ)」
    ト「う゛ああぁぁ(ギャン泣き)」
    一「………(・д・)?」

    お「え、何この状況?」
    チ「十四松が転がって迫ってくるのにトド松がビビって泣きながら逃げてるのを、一松が眺めてる」

    ーーゴンッ

    十「……( ゚∀。)」
    ト「( ゚д゚)」
    一「(p_-)ムニャ…」

    お「え…」
    カ「十四松が転がり続けて壁にぶつかったぞ」
    チ「…動かないね」
    お「たぶん、反対方向には寝返り出来ないんだと思う」
    チ「なるほどね」
    カ「向きを変えてやるか…(ヒョイッ)」

    十「Σ(*゚▽゚*)」
    十「キャッキャ(ゴロゴロゴロ)」
    ト「Σ(゚д゚lll)」
    一「( ゚д゚)」
    ト「う゛あ゛ああぁぁ(ギャン泣き)」

    お「何このカオス」
    カ「いつの間にか寝返り返りもできるようになってたんだな…」
    チ「ちょっと面白過ぎるから動画撮っとこ」
    お「後で送って」

    ーーー

    お粗末様でした!
    #おそ松さん #弟松 #赤ちゃん化

    ※2016年にpixivへ投稿した文章をこちらに再掲しました。

    !注意!

    ・弟松が赤ちゃん化
    ・兄達が弟達を愛でている
    ・キャラ崩壊
    ・腐ってはいないはず
    ・キャラ崩壊
    ・何でも許せる方向け
    ・完全自己満足。誰得?私得!
    ・キャラ崩壊

    問題ないぜ!という方はどうぞ読んでやってください。

    ーーー

    [事の発端]

    「え…何コレどういうこと?!」

    にゃーちゃんのライブの帰り、浮かれ気分を引きずったまま家に帰ると
    居間には困った顔で座り込むカラ松の姿があった。
    そして、居間の奥には普段はあまり使わない布団が敷かれており、そこには小さな人影。
    小さな小さな赤ん坊が3人、仲良く並んで眠っていた。

    「おかえりチョロ松。」
    「ただいま。って、えっ?!いやどういうこと?!この子達は?」
    「説明するから声を抑えてくれ!ようやく眠ってくれたんだ。」

    カラ松に言われ、反射的にバッと口元をおさえた。
    カラ松はそれを見て満足そうに頷くと、声量を落とした低めのトーンで説明してくれた。

    事の発端は弟達が十四松に付き合って3人でデカパン博士の所に遊びに行ったことらしい。
    勘のいいそこの貴方ならお分かりだろう。
    そう、そこでうっかり怪しげな薬をモロに被ってしまったのだ。
    で、被った薬は若返り薬だったそうだが、大量に被った弟3人は文字通り生まれたての状態まで若返ってしまった。
    布団で寝ている赤ちゃん達は一松と十四松とトド松ってワケだ。
    うん、二次創作においてはありがちな展開!
    ちなみに現在、母さんとおそ松兄さんがオムツとか着替えとかミルクとか必要な物を買い出しに行っているそうだ。
    あのおそ松兄さんが西○屋で買い物とか笑える。
    何でも揃ってるしお手頃価格だし子育て世代には便利だよね、○松屋。とは後の長男の談である。
    お前言っとくけど子育て世代でもなんでもないからな。
    ただのクソニートだからな。

    「これ、薬の効果いつまで続くの?」
    「1年だそうだ。」
    「へぇー1年………。は?1年?!いちねん?!」
    「イエス、ワンイヤー。」
    「1年?!365日?!!!?!嘘だろ??!!!?!!」
    「おっ落ち着けブラザー!今年はオリンピックイヤーだから366日だ!」
    「そこじゃねえよ!!」

    ついつい声を荒げてしまい、ハッとする。
    気付いた時にはもう遅く、ふぇ…と小さな声が聞こえたかと思うと、真ん中に寝ていたトド松の目が開いた。
    起きちゃった…かと思ったらみるみるうちに真っ赤な顔になり、本格的に泣き出してしまった。
    その泣き声をきっかけに両隣の一松と十四松も目を覚まし、あっという間に泣き声の大合唱。
    あー、赤ちゃんの泣き声ってこんななのか。
    思ったより耳障りに感じないな、というのは一応兄弟だからなのだろうか。

    カラ松が慌てて3人をあやしている。
    僕もそれに倣って…と思ったけどどうすりゃいいんだこれ?!
    抱っこしようかとも思ったけど首もすわってないし、すごく小さくて触るのも怖い。
    オロオロしていると母さんとおそ松兄さんが帰ってきた。
    よかった!救世主だ!!

    「ただいま〜…って、弟達泣いてんじゃん!」
    「すまない、母さん助けてくれ…。」
    「あらあら…じゃあおそ松は一松抱っこして。カラ松は十四松、チョロ松はトド松ね。
     抱っこする時は頭をしっかり支えてね。腕全体で抱えるようにするのよ。」
    「えっ…うわ…想像以上に軽い…!」
    「それから、激しく揺さぶったりしちゃ絶対ダメよ?
     揺さぶられっ子症候群になっちゃうからね。
     優しくゆっくりユラユラさせていれば落ち着いてくるから。」
    「お〜、こうやって抱っこすんのか〜。一松〜?いい子だから泣きやもうなー。」
    「何も怖くないぞリトル十四松!」
    「トド松ー泣くなー。」

    母さんによるレクチャーを受け、ぎこちなくも言われた通り抱っこしてゆっくりと揺らすと、
    腕の中の小さなトド松はやがて泣き止んでうとうとし始めた。
    うわ可愛い。小っちゃくなった弟マジ可愛い。
    しかし、これが1年続くのか…。

    ということで、下3人は僕ら上3人で責任を持って世話することになったのでした。
    母さんはいざという時の相談役をお願いしている。
    おそ松兄さんによると薬のモニターと経過観察の協力という名目でデカパンから支援金をもらえるそうで、
    お金の心配は要らないらしい。
    ついでに検診や予防接種なんかもしてくれるそうだ。
    さすがのご都合主義だね!
    そしてこの時ばかりは全員ニートである事に感謝した。
    もし働いてたら世話なんてできないしね。

    斯くして、兄松による弟松育児生活が幕を開けたのであった。

    ーーー


    [0ヶ月目のある日その1]

    お「とりあえずミルクあげるか。」
    カ・チ「「ラジャー」」
    お「じゃあ俺トド松ね」
    チ「僕は一松に」
    カ「なら俺は十四松だな」

    お「温度は?」
    チ「オッケー人肌になった」
    お「よっしゃ。ほれ飲め。(ちょんちょん)」

    ………。

    カ「お、飲み終わった。」
    お「マジかよ十四松速っ!」
    チ「一松なんてまだ半分も飲んでないのに」
    お「トド松もまだ半分くら…って、おーい?!トド松ー!寝るな寝るな!」
    カ「よし、十四松はげっぷだな」
    お「トド松起きろー(哺乳瓶クルクル)」
    カ「(背中トントン)」
    十「けぷっ」
    カ「げっぷも出たな!十四松はしばらく休憩だ」
    チ「あ、一松も飲み終わったね、じゃあげっぷかー」

    お「トド松ー?ん、起きてる?!いややっぱり寝てるわ!こら!寝ながら飲むなってむせるぞ!」
    チ「はい、トントン…」
    一「げぽ…」
    チ「あ、げっぷ出た…ってなんか冷た…」
    カ「あ」
    チ「え、あ。ああぁあ!ミルク吐いた!うわ僕のパーカーミルクまみれ?!
      てか一松も着替えさせないと!いやそうじゃなくて大丈夫か一松?!」
    カ「落ち着けブラザー!大丈夫だ一松元気そうだから!」
    お「な〜…トド松がぜんっぜんげっぷしてくれねぇんだけど…つーかまた寝てるし」


    [0ヶ月目のある日その2]

    カ「よし、十四松。オムツを替えるぞ!」
    十「あー」
    カ「じゃあオムツ取るぞー(テープ剥がす)」
    十「(*゚▽゚)」

    カ「え…あ゛ああぁぁあぁああ!!」

    お「どしたカラ松?」
    カ「フッ…取り乱してすまない…
      リトルブラザーが放った聖水が俺の顔面を直撃してな…」
    チ「ドンマイ」

    ーーー

    [1ヶ月目のある日その1]

    ーピコッ!

    チ「ん?」

    ーピコッピョコッ

    お「何だ?うちにピコピコハンマーなんてあったっけ?」

    ーペコッ

    カ「何の音だ?」

    ーピコッ

    チ「…あ、音の出所わかった。トド松だ。」
    お「トド松?」

    ーピコッ…ピッ ピコッ

    お「ほんとだ…。」
    チ「つーか、これってもしかして…」
    カ「しゃっくり、か?」

    ーピコッペコッ

    お「ちょ、何だよこの可愛い音おおぉぉお?!
      しゃっくり可愛すぎかよおぉぉおおぉ?!!」
    カ「兄貴がついに母性に目覚めた…」
    チ「可愛いのは分かるけど母性はちょっと待て」


    [1ヶ月目のある日その2]

    チ「水道局から電話がきた」
    カ「え、なんでだ?」
    チ「『ご使用の水道量が先月に比べて急激に増えてますがお心当たりはございますか』って」
    お「それ絶対赤ちゃん化した弟達が原因だろ」
    カ「洗濯回数も風呂を沸かす回数も倍近くになったからな…」
    チ「うん。『心当たり超あります』って返したら
      『あ、じゃあ大丈夫です』て言われて終わった」
    お「心当たり無かったら水道管のトラブルだもんな」
    カ「大変だな、水道局員の人達も」

    ーーー

    [2ヶ月目のある日]

    ※ただいまミルク中

    お「最近ようやく睡眠時間が落ち着いてきたな…」
    カ「最初は寝かしつけるのも1時間以上かかってたしな」
    チ「で、せっかく寝てくれても昼夜関係なく1時間で起きちゃったりね」
    お「それに比べたら楽になったよな〜」
    チ「まぁ、大変なことも増えたけどね」
    お「例えば?」
    チ「抱っこ大変になった」
    カ「体重ふえたもんな!」
    チ「…あ」

    一「ぷぇっげほっ(もどした)」
    チ「ああぁ大丈夫か一松?!ちょっ、おそ松兄さんガーゼ取って!」
    お「はいよー。一松飲むの下手だな〜」
    カ「十四松はもう飲み終わったぞ」
    チ「相変わらず速いな十四松。一松、大丈夫?」
    一「うー(*^∇^*)」
    チ「!!!」
    カ「oh,angel smile…」
    お「んん〜か〜わいいな一松〜(なでなで)」
    チ「ああああああああ!僕の弟が!!こんなにも!!!天使!!!!知ってた!!!!」
    お「落ち着けって。なー?トド松〜」
    ト「あーう〜o(*^▽^*)o」
    十「キャッキャ♪(((o(*゚▽゚*)o)))」

    お・カ「ん゛ん゛っ!!」
    チ「てめーらもだよ!」

    ーーー

    [3ヶ月目のある日]

    お「大変だ!」
    カ「どうした?」
    チ「何かあったの?」

    お「弟達が…ついに…


      ついに、寝返りしましたー!」


    カ「おお!」
    チ「まじで?!」
    お「まじで!」
    チ「写真撮っとこう」
    お「仰向け→うつ伏せにしかなれないけどな。
      うつ伏せから動けなくなって助けを呼んで泣いてんのクソかわ」
    カ「今夜は赤飯だ!」
    お「よっしゃー!」
    チ「え…大げさすぎじゃね?」

    ーーー

    [4ヶ月目のある日]

    チ「最近オムツ漏れがひどい」
    お「確かに」
    カ「3人とも1日1回以上オムツ漏れして汚してるな」
    お「オムツ変えてみる?」
    チ「もう試した」
    カ「いつの間に」
    チ「サイズ変えてみたり、背中側を深めにあててみたり、別メーカーの試してみたり、
      色々試したんだけどさ!無駄でした!漏れるもんは漏れる!」
    お「じゃあもう仕方ないな」
    カ「ああ、仕方ないな…
      これは神が与えた試練として受け入れるしかなs…お「って言ってる間に!トド松お前その背中?!」
    ト「Σ(・∀・)?」
    カ「おうふ」
    チ「漏れてた」

    ーーー

    [5ヶ月目のある日]

    お「そろそろ離乳食を与えてみようと思います」
    カ「それについては異論はないが、何をあげたらいいんだ?」
    お「まずは十倍粥をスプーンひと匙からだってさ」
    チ「十倍粥とは」
    お「説明しよう!米1に対し水10で炊いて、更に米の形がないくらいドロドロのペースト状にすり潰した
      見た目は粥とはとても思えない粥のことだ!」
    カ「なるほど」
    お「ミルクをあげる前のタイミングで試すからなー!」

    お「トド松〜お粥だぞ〜」
    カ「十四ま〜つ、オープンユアマウス!」
    チ「一松、お粥食べてみよう」

    ト「あー(ぱくっ)」
    お「おっ!食べ…「(−д−lll)うぇ」…出した」

    十「あむっ(ぱくっごくんっ)」
    カ「お前はこういう点では1番手が掛からないな」

    一「……ん(ぱくっ)」
    チ「どう?一松」
    一「…………(ー∧ー)」
    チ「………」
    一「……(ごっ…くん)」
    チ「すごく…難しい顔をしながら慎重に食べたな…」

    お「一松と十四松は食べたな。えらいえらい!
    んじゃ、一松と十四松は明日も食べさせるか。
    トド松はもう何日かおいて再チャレンジしような」

    その後みんなちゃんとお粥食べれるようになりました。

    ーーー

    [6ヶ月目のある日]

    十「あーうー(ゴロゴロゴロゴロ)」
    ト「Σ(・ω・;)」
    十「あー(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ)」
    ト「う゛ああぁぁ(ギャン泣き)」
    一「………(・д・)?」

    お「え、何この状況?」
    チ「十四松が転がって迫ってくるのにトド松がビビって泣きながら逃げてるのを、一松が眺めてる」

    ーーゴンッ

    十「……( ゚∀。)」
    ト「( ゚д゚)」
    一「(p_-)ムニャ…」

    お「え…」
    カ「十四松が転がり続けて壁にぶつかったぞ」
    チ「…動かないね」
    お「たぶん、反対方向には寝返り出来ないんだと思う」
    チ「なるほどね」
    カ「向きを変えてやるか…(ヒョイッ)」

    十「Σ(*゚▽゚*)」
    十「キャッキャ(ゴロゴロゴロ)」
    ト「Σ(゚д゚lll)」
    一「( ゚д゚)」
    ト「う゛あ゛ああぁぁ(ギャン泣き)」

    お「何このカオス」
    カ「いつの間にか寝返り返りもできるようになってたんだな…」
    チ「ちょっと面白過ぎるから動画撮っとこ」
    お「後で送って」

    ーーー

    お粗末様でした!
    焼きナス