【ディエム王国】
ディエム王国は国王によって絶対王政が敷かれる国です。王都には王の住まう巨大な城があり、豪奢な貴族の屋敷が軒を連ねています。
唯一の指導者の下に広大な土地を支配した輝かしい歴史を持ちますが、その分辺境の都市などには目が行き届かないことも多く、貧富の差が広がっているようです。
王は即位するときにそれまでの名を捨てて「国王」とだけ名乗るようになるという慣習があり、これを破り王の元の名を呼んだ者は問答無用で処刑されてしまいます。
【ヴァニタス連邦】
王国の支配を免れた都市や国などが集まり形成された大規模な連邦国です。王族制度や貴族制度などはなく、一番多くの領地を持った領主が暫定的なリーダーとなっています。現在のリーダーは国土の30パーセントを治めるミランダル7世。
領地ごとに自治が行われており、領地の中でその領地のリーダーが決まります。地域ごとに文化や風習もさまざまですが、基本的には「中世ヨーロッパ風味」の枠を出ません。(着物を着てカタナを振り回すサムライやカンフーの使い手などは存在しないと思ってください)
【聖都ピエタ】
「神」を信仰する宗教の総本山です。どの国からも完全に独立した都市であり、他国から自国への軍事的介入、自国から他国への軍事的介入は一切しないという信念のもとに自治を行っています。
都市中心部には「大神殿」があり、オルネッラ卿、ヤーコフ卿、アルベルト卿の「三賢人」と呼ばれる司教をはじめ、多くの信者が居を構えています。
大神殿は基本的に開放されており、身分証明さえできれば誰でも見学し、祈りを捧げることができます。