まえpipaさん一瞬小説のテストしてたような まぁいいや
昔々、ずっと昔から、至る所に名無しの王様がおりました。
名無しの王様はすべてのこの世の王様です。
王様はどんなところにでもおります。
どんな時でもおります。
昨日もおりましたし、今日もおりますし、明日もおるのです。
でもあんまりどこにでもおりますので、当たり前すぎてなかなか気付かれません。
王様は、王様ですから、ご自分の国を治めています。
名無しの王様はすべてのこの世の王様なので、すべてが王様の国です。
王様は、ご自分の国と、そこに住む人々のことを、深く深く思いやっておいでです。
王様は 言うなれば向日葵のようなお方です。
王様は、名無しの王様ですから、名前はありません。
王様は、王様ですので、人から何も与えられずとも平気です。
王様は、だからご自分の世界の人々から何も奪うことも無く、与えられることも無く、
故に決して何者をも損なわぬお方です。
王様は歌が好きです。
王様は絵が好きです。
王様は詩が好きです。
王様は物語が好きです。
王様は色とりどりの風船がお気に入りです。
王様は飴玉が好きです。
王様は全ての花が好きです。
王様は 言うなれば真昼の向日葵のようなお方です。
私の中で向日葵は絶望の花だと言う話はここではしたことなかったでしたっけ。まぁいいや