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    煽られて


    珍しく、二人きりで新曲のステップを確認していた時のこと。
    あ、と思った時には葉一の体は傾いていた。
    転がる様に床へと倒れ込みながら。

    「い…ッ!」

    右足を押さえ、上がりそうになってしまった悲鳴を必死に飲み込んで。
    それはただならぬ様子ではないことを知らしめてしまうのだが。
    側にいた昴が慌てて助け起こすものの、右足を押さえる手は放されない。

    「え…!?葉一君、どうしたの?足、挫いた?」
    「う…っ」
    「ちょっと、とりあえず足見せて?」
    「い、いえ…、攣っただけなので…ッ」
    「…はぁ」

    何だ、心配をして損をしてしまった。
    確かに、体を激しく動かす活動をしている以上は、誰もがその激痛を体験しているだろうが。
    そうなってしまうその気持ちも、昴は汲み取ることも出来る。
    だがそれでも、それならそうとハッキリ言ってくれれば良かっただろうに。
    どこか恥ずかしさを覚えのだろうか。

    「柔軟足りなかったんじゃない?」
    「す、すみません…」
    「…あーもう!葉一君じゃ変に痛めそうだし、俺がやるよ」

    いつ症状が治まるかなどは、残念ながら個人差がある。
    日常生活の場合は、数分経てば元通りになるものの。
    この様子を見る限り、マッサージを施さなければ改善は難しいだろう。
    葉一もそれを自覚しているのか、履いていた靴は昴の手によって大人しく脱がされていた。
    余りにも痛かったのだろう、大きな瞳には涙を滲ませてしまっていたが。

    「あはは、転んだ小学生みたい」
    「なっ、何てことを言うんです…っ、い、た…ぁッ」
    「はいはい。冗談だから大人しくしてね、お姫様」
    「く…っ、早く…して、下さい…!」
    「うわ、その声えっろいね」

    そんな上擦った、掠れた声でお願いをされてしまえば。
    思わず本音を口にしてしまった昴だったが、顔全体をカッと赤く染め上げた葉一の首筋へ、吸い付くように唇を寄せたのは言うまでもないだろう。



    昴くゅに感謝の言葉を言わせる筈だったのに、そこまで書けなかった;;
    もう少し時間が出来たらちゃんと書きたいな…。
    ruriruri_stpr Link Message Mute
    2018/12/04 21:38:39

    煽られて

    #腐向け #stpr腐 #昴葉
    たまには世話を焼かれる葉一君を書きたかった筈なのに、書きたいことが書けなかった…。

    more...
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