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イラストを魅せる。護る。究極のイラストSNS。

GALLERIA[ギャレリア]は創作活動を支援する豊富な機能を揃えた創作SNSです。

作品 - 病

 : 703件
  • 花吐き病 #創作
    #女の子
    #花吐き病
    前野さとう
  • クレイジー闇うさぎ-Dream-パステルとピンクが病みかわでゆめかわいいウサギの着せかえです。 リボンやハート、フリルにいちごみるくなど女の子らしいアイテムがトーク画面をメルヘンに染めあげます!

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    #LINE着せかえ  #オリジナル  #創作  #クレイジー  #にりんご
    guji
  • 中華少女🐼ダークでアジアンテイストな世界観が好きな方にオススメ!
    中華服の病みかわいい女の子と不気味なパンダの着せかえです。ゴシックな雰囲気とレトロな色合いで画面を飾ります💜

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    #LINE着せかえ  #オリジナル  #創作  #中華
    guji
  • 5609♀/ルイン=アニマ「貴方を受け入れてくれなかった世界なんて、滅んでしまえばいい。彼を愛さない世界に、我々とあい容れぬ世界に破滅を…!」
    「あぁ、もう一度、彼に会いたかった。なんて、言うのは……この身ではあまりにも贅沢すぎるでしょうか……」

    『彼らがした事が酷い事だったのはわかってる。赦されぬ事だとわかってる。だけど何が彼らにそうさせたのでしょう?なぜ世界は彼らにこんなに惨いことをするのでしょう?どうして彼から、私からしあわせを奪うのでしょう?なぜ世界は彼を受け入れないのでしょう…?世界が彼を受け入れぬというのなら、私も彼を受け入れない、彼を愛さない世界を受け入れない。だから、貴方の思惑に乗ってあげます。さぁ、行きましょう、"お父様"。愛する者を受け入れぬ世界なんて、滅ぼしてしまいましょう…?』

    死の沼=モルトメールの魔女

    フィサリスの娘、ニアの恋人。

    モルトメールの魔女戦後、魂を分離され衰弱していた彼女は病室で、自分を救ってくれたアリウム、彼の妻のシオンに感謝と懺悔の言葉を述べ、自分の思い描いていた未来を語り、最愛の人の名前をつぶやいて息を引き取った。

    真面目で心優しい性格の少女。人間と擬人のハーフであり、元々はほぼ人間に近い存在だった。フィサリスによって魔女の魂を埋め込まれ、記憶を失いハウラの森にて倒れていたところをニアに拾われ、アイラと名付けられた。ニアのヴェルベットの檻収容を受けてナイトグランドを脱退し、フィサリスの導きのままに魔女となり、人間性を捨てた。あい容れぬ世界を滅ぼすため、空の柱と対峙した末アリウムによって埋め込まれていた魔女の魂のみをはく奪され、アイラに戻ることができた。一人称は私(わたし)、二人称は貴方。
    #ポケ擬 ##垣根の上に居る者 ##ナイトグランド
    智月上也
  • 2作成日:2018-11-30
    ##2018年 ##企画参加-ノアの箱庭:B3とA3の話
    #オリキャラ #オリジナルキャラクター #多重人格 #オッドアイ #創作

    PixivSketchでのユーザー企画「ノアの箱庭」で参加しているキャラクター紹介です。
    -----------------
    「ノアの箱庭」
    https://sketch.pixiv.net/tags/%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%81%AE%E7%AE%B1%E5%BA%AD%E5%85%AC%E5%BC%8F
    -----------------
    私の「創作:AlphaとBetaの話」のキャラクターを「ノアの箱庭」へ持ってきました。

    - - - - - - -

    「冬麻/青年」の人格は穏やかで優しいけど、
    「冬麻」他の人格は、病んでたり、気持ちを隠してたり、自制に弱かったりしています。
    「冬麻/幼少」は「タクミ」の事が好きです。仲良くなりたいと思っています。
    「冬麻/反抗」は「タクミ」を表では兄として慕っていますが、それ以上の感情が隠れています。

    「タクミ/青年」は「冬麻/青年」よりもチャラいです。「Ciao❤」とよく挨拶します。
    「冬麻/青年」「タクミ/青年」は和解していますが、
    「タクミ/幼少/反抗」は、「『冬麻』より能力が劣っている」という意識が強く
    「タクミ/幼少」は「冬麻」の事を良く思っていません。
    「タクミ/反抗」は「冬麻」にマウントをとろうとします。が、彼にとって「冬麻」は唯一の存在のため無意識に依存し、時に嫉妬します。

    - - - - - - -

    冬麻とタクミは、元は別々のキャラでしたが、「ノアの箱庭」では合わせました。
    人格毎に関係は良かったり悪かったりしますが、互いに依存しあっているキャラクターです。

    蛇足で、ベースキャラの紹介
    冬麻
    https://www.charasuji.com/users/twPole/character/ch_201802252322523310/profile

    タクミ
    https://www.charasuji.com/users/twPole/character/ch_201803121656263777/profile
    緋ホ / ひホ
  • クレイジー闇うさぎ 絵文字心に深い闇と病みを抱えたウサギが絵文字に初登場!あなたのメンヘラな部分を、激しくキュートに代弁します。ピンクのハート、注射器でダークなリアクションも楽しめます。

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    #オリジナル  #創作  #LINE絵文字  #クレイジー
    guji
  • 復讐者・病櫛優2016年に投稿した「逢魔街カニバルカーニバル」の未使用キャラ。悪徳刑事の白沙渡 井汲(しらさと いくみ)の手下達に暴行強姦投薬四肢切断されポイ捨てされたらマッドサイエンティストに戯れに拾われ戦闘サイボーグに改造されて「あとはすきにしてこい、ぶっ殺してこい!」と言われぶっ殺しはじめる。という設定。マッドサイエンティストはたぶん美乃 戮慈(みの りくじ)。 #オリジナル #創作 #オリキャラ #武器 #過去絵を晒す  #チェーンソー  #男の子  #電動ノコギリ  #義手  #アホ毛  #機械  #涙honyaraoh(お仕事職募集)
  • 🐰クレイジー闇うさぎVSブチギレ毒舌くま🐻🐰にりんごが送るクレイジーシリーズ第6弾はブチギレ毒舌くまとのバイオレンスなコラボレーション!
    🐻心に深い闇と病みを抱えたウサギ&無気力な目と荒んだ心で毒を吐く、キレると怖いクマのコンビです。ウザ可愛いかまちょなリアクションで、面白おかしく煽るのに使えます。


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      #オリジナル  #創作  #LINEスタンプ  #クレイジー
    guji
  • #オリジナル #女の子 #創作 #オリキャラ #病み #高校生 #jk一華
  • 25氷河紫龍「不治の病」
    とーるさんのやってらした診断メーカーのお題があまりにも
    氷河紫龍だったので、横取りして描かせて頂いたものです。
    完結しました。
    最終更新 2018.11.27



    #氷河紫龍 #聖闘士星矢 #腐向け
    ヱビス
  • 🐰クレイジー闇うさぎ5心に深い闇と病みを抱えた、にりんご製ウサギのアニメスタンプ第5弾です。 あなたの虚無感や不安感を、ダークに激しく代弁します。煽りたいときや、追いつめたいときなどにどうぞ。

    LINEストア→http://dk311.jp/usap/ctcount/?id=yami5

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    #LINEスタンプ #創作 #オリジナル  #クレイジー  #うさぎ  #アニメーションスタンプ
    guji
  • 3お月見イラスト老人ホーム的病院に入院している祖母にたのまれて描いたイラストです。【提出したものは線だけ描いたものと色塗りしたもの両方を提出しました、お月見会イベントの一環として皆で色塗りを楽しむそうです】 #創作甘党うささん
  • 気弱な男の子ヒロインだけじゃなくて、そろそろサブキャラも考えなきゃ~。と言うことで、気弱な男の子のイメージを描いてみました。
    病弱で、お兄ちゃん大好きなのだけど、お兄ちゃんに煙たがられちゃう子。
    もうちょっと儚げでもいいかも

    👾

    #オリジナル #創作 #オリキャラ #男の子 #キャラクター設定 #気弱
    うそそら
  • 🐰クレイジー闇うさぎ-Halloween-🎃👻黒と赤がダークでクールな、病みかわいいウサギの着せ替えです。
    💀ゾンビやおばけ、パンプキンに狼、骸骨などホラーなアイテムが、トーク画面をハロウィンに染めあげます♪

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    #オリジナル  #創作  #Halloween  #LINE着せかえ  #クレうさ  #うさぎ
    guji
  • 🎃Happy Halloween Girl👻黒×ピンクがダークホラーで病みかわいい!ゴシック&ロリータ衣装のゾンビで不気味な女の子の着せかえです。ネコやカボチャ、蜘蛛におばけが、ハロウィンを盛り上げます♪
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    #オリジナル  #創作  #Halloween  #LINE着せかえ
    guji
  • アルテミスとアポロン
    ふたりは疫病神

    ツイッターのワンドロを描き直し。
    #ギリシャ神話
    ##ギリシャ神話
    おたき
  • みみ再びはい。

    というわけで私のリア友のみみのイラスト書きました。

    いや〜病んでそうな絵、暗い絵、いいですね!

    こういう絵うまくなりたい…(`・ω・ ;)

    暗い絵を描きたいという事をみみに話したら

    機会があったら私も描いてとの事だったので、

    描きました(勝手に)。誕生日イラストとはかけ離れたタイプの絵...

    さて彼女は私になんと言ってくるでしょうか( ^∀^)

    たぶん見てると思うんですよね〜

    ではまた次回(´ᴖωᴖ`)
    星夜 鈴流-スフィア-
  • 2M354♂/ジャック=フォルター「この世界にあるもの全て、妹以外はどうでもいいんだよね。そうヤツなのさボクは。そうあるべきだから。」
    「何もするなって言われてるから何もしないけど、逃げちゃぁダメだよ?ボクが怒られちゃう。そしたら妹にも迷惑がかかるんでね。」

    『精神病者(サイコシス)』のラグニアの1人。該当は『近親性愛(インセスト)』。

    フォルター一族の祖、ラックの兄。

    アグリー帝国親衛隊看守長。

    気まぐれで無邪気。極度のシスコンで、妹のために循環者一族に指定された自分の家族を惨殺したことによりラウンズの牢に収容された。元は看守であり、収容されるついでにラウンズでも看守をしていた。終局根源戦争後行方不明になっていたが、無感動者捕縛作戦にてラックとともに現れた。一人称はボク、二人称はキミ。 #ポケ擬 ##アグリー帝国 ##精神病者 ##ラウンズ ##[ラグニア]
    智月上也
  • 簡易的世界観とマイカテゴリ区分説明一覧表
    https://docs.google.com/spreadsheets/d/1jmhm6cZKjblu1WqcHmpUUkXg5wJa0__vqy3CP-CEfNA/edit?usp=sharing

    マイカテゴリ区分説明
    アグリー帝国:アグリー帝国出身者もしくはアグリー帝国軍所属者
    カロス王国:カロス王国出身者もしくはカロス王国軍所属者
    中立国:美醜戦争中中立の立場であった国(オービル国、サフィール国、迷いの森)出身者
    精神病者:精神病の名を冠する、最終兵器起動を生き延びたものたち
    ラグニア:精神病者たちの中で、冠する名の通りの症状を発するものたち
    迷いの森:迷いの森の集落に属するものたち
    ラウンズ:スカディが統括する魂循環を管理する組織の所属者
    ツァイト:クロノスが統括する事象を監視する組織の所属者
    アイギス:アテナが統括する均衡を守る組織の所属者
    ナイトグランド:裏3神が統括する裏世界の均衡を維持する組織の所属者
    WPA:擬人によって構成された世界平和維持組織の所属者
    魔導学校:擬人の育成を行う学校の生徒、教員もしくは関係者
    オルギア:実数世界を滅ぼそうとするものたち
    神:この世を司るものたち(伝説、準伝説、幻は主にここ)
    御伽噺:魔女オフィーリアの従者たち(姓が七つの大罪)
    旧支配者:初代循環者たち(名前がクトゥルフ神話関連)
    循環者:ラウンズに所属する魂の循環を行うものたち
    顕現者:ティファレトあるいはカイツールがそれぞれ産み落としたセフィロト、クリフォトの力を顕現したものたち
    守護者:アローラの大いなる意思によって産み落とされた、母を喰らいしものたち
    ヴェルベットの檻:やぶれたせかいに収容された罪人たち
    垣根の上に居る者:魔女と呼ばれるものたち、或いは古の魔女の魂を持つものたち、またはそれらに付するものたち
    アルケーの民:アローラ地方出身者
    根源到達戦争:根源到達戦争の参加者
    運命の嬰児:故人の人格と記憶を引き継いだホムンクルスたち
    空白の時代組:空白の時代を生きた、とあるストレンジャーハウスに関するものたち
    砂漠組:オービル国出身の精神病者
    禁忌組:なんらかの禁忌をその身に宿し、裏世界に堕とされたものたち
    宗教組:架空の神を奉ずるものと、その偶像たち
    その他:大きな区分がない、どこにも所属しないあるいは区分はあるが人数がいない人物
    [美醜戦争時代]:ストーリー「美醜戦争時代」に登場する人物
    [屋敷編]:ストーリー「近代/屋敷編」に登場する人物
    設定:相関図、自宅世界観、用語解説、ストーリー文など
    ##(設定)  ##(準備中)
    智月上也
  • #オリジナル #創作 #占星術 #山羊座 #小児病棟 #ドクターmanaka_kotohogi
  • 2609♂/パーガトリー=アニマ「…人と話すのは好まない。時間の無駄だ。これ以上私に話しかけないでくれ…」
    「一族の恥さらしが、今までよくのうのうと生きていられたな。…ここで終わらせてやる。」

    3000年以上生きている『精神病者(サイコシス)』のラグニアの1人。該当は『対人恐怖症(アンソロフォビア)』。

    アニマ一族の祖、オルカ・フィサリスの兄。

    アグリー帝国親衛隊諜報部隊隊長。

    他人に対して冷酷。人付き合いが苦手で引きこもり体質。美醜戦争にてニアたちからの指示を受け、隊にアトラスを誘拐する指示を出した。落ちこぼれの弟達を疎ましく思っている。普段は天国塔のある場所に閉じこもっている。火炎性愛討伐戦ではオルカの貰い火の吸収限界まで彼を燃やし尽くし共に燃え尽き消滅した。一人称は私(わたし)、二人称はお前。 #ポケ擬 ##アグリー帝国 ##精神病者 ##[ラグニア] ##ラウンズ
    智月上也
  • 5478♀/季氷 白雪「五月蝿いわね、私は別に幸せである必要なんてないの!だから、私にそんなに優しい言葉をかけないで…」
    「戦うからには手加減はナシ。例えそれがかつての仲間だとしてもね。覚悟しなさい。」

    3000年以上生きている『精神病者(サイコシス)』の1人。該当は『幸福恐怖症(ハピネスフォビア)』。

    淡雪の妹、リカームの恋人。
    ##(準備中)
    冷酷で無口。兄と奴隷狩りにあって競売にかけられていたところをパンドラに助けてもらった。元看守。今はリカームと一緒に雪山遭難者の救助、葬儀の仕事をしている。一人称は私(わたし)、二人称はあなた。
    #ポケ擬 ##カロス王国 ##精神病者 ##ラウンズ
    智月上也
  • 6635♂/ハーティア=サフヴァート「夢は欲望だった。欲望のために、俺たちは何人もの夢を奪ってきた…」
    「とんでもない事をしてきた自覚はある。だからこそ俺らは堕とされた。」

    『とある山の麓に二つの村があった。ある日その山が帝国によって焼かれた。村の人々は怒り狂って叛逆した。村の人々は全員無惨に殺されたが、2人だけ逃げ出すことができた。その2人の少年は互いに復讐を誓い、"夢"を求め、名を捨ててそのためだけに生きた。なんだってやったさ。それが悪だと知りながらも、ただひたすらに、"夢"だけを追い求め、"夢"に狂わされた。だからこそ俺らは、ヴェルベットの檻に堕とされたんだ…』

    本名シグナシオン=ワダーヴ。

    3000年以上生きている『精神病者(サイコシス)』の1人。該当は『虚言症(マイソマニア)』。

    アグリー帝国親衛隊参謀。

    シルキーの夫、シグの父、ニアの親友。
    『精神病者(サイコシス)』の1人。該当は『虚言症(マイソマニア)』。好戦的な性格でややひねくれ者の男性。アグリー帝国親衛隊の参謀長を務めた後ナイトグランドの隊員として任務をこなしながらも、ニアと共に自分たちの欲望のままに様々な人の命を奪ってきたため、ヴェルベットの檻に堕とされた。終局根源戦争前に檻から解放され、妻のシルキーと息子のシグと生きて会うことができたが、彼女たちを失う恐怖に苛まれながら生きることとなる。幼少期から共に生きてきたニアは己の半身のような存在。寒いのが苦手で冬はよく暖炉の前にいる。シルキーにはタイプ的に頭が上がらない。一人称は俺、二人称はお前。
    #ポケ擬 ##ナイトグランド ##精神病者 ##アグリー帝国 ##ヴェルベットの檻
    智月上也
  • 4579♂/ニア=フェアラート「彼は失いたくないものが増えた。ボクの失いたくないものはもういなかった。」
    「ボクのせいで彼女は堕ちた。だから彼女の分までボクが背負おう。」

    『ボクたちはさ、ただ故郷が恋しかっただけなんだ。そのためだけに多くの人を犠牲にした。多くの未来を奪った。とても長い時を経て、ボクたちはついに"夢"から醒めた。キミのおかげだよ。感謝してる。でも、キミを裏切るような形になってしまって、キミを止めることができなくて、キミを側で看取ることができなくて、ボクはただただ観ていることしかできなかった。キミのいない世界で生きることは、きっとボクに課せられた罰なのだろうね…』

    本名リグレット=ティミダット。

    3000年以上生きている『精神病者(サイコシス)』の1人。該当は『恐怖愛好(フォボフィリア)』。

    アグリー帝国親衛隊参謀。

    ルインの恋人、ハーティアの親友。

    わざとらしい口調で明るく振舞っている男性。アグリー帝国親衛隊の参謀長を務めた後ナイトグランドの隊員として任務をこなしながらも、ハーティアと共に自分たちの欲望のままに様々な人の命を奪ってきたため、ヴェルベットの檻に堕とされた。終局根源戦争前に檻から解放され、ナイトグランドに帰還し、焼かれた故郷への羨望と亡き恋人への後悔に押しつぶされそうになりながらも生きていくことを決めた。幼少期から共に生きてきたハーティアは己の半身のような存在。大家族の長男だったので子供の扱いが上手い。一人称はボク、二人称はキミ。
    #ポケ擬 ##ナイトグランド ##アグリー帝国 ##精神病者 ##ヴェルベットの檻
    智月上也
  • 9Twitter ぐやぶゆまとめ (女装やらなんやらある)いつもどおり病気が発症してるのでよろしくお願いします
    なんでも許せる人向け
    地雷原でタップダンス
    丹頂鶴のおためちゃん
  • クレイジー闇うさぎ4.5心に深い闇と病みを抱えたウサギが夏を満喫! 使える季節ネタや定番の日常会話をちょっぴりホラーに伝えます。お祭り・スイカ・花火で、イベントを楽しみたい時にどうぞ。
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    guji
  • 32【ほぼ女装】Twitterのアナログ落書きまとめ【刀】いつもの病気の症例です丹頂鶴のおためちゃん
  • 病める街れぺぜんしんじゅくー!
    #ヒプノシスマイク
    冷やしうさぎ
  • 5神の火「シューベルトには神の火が宿っている」
    ByL.V ベートーヴェン。(@病床)
    Welcome Home!Mr.the GREAT!!!!!
    クラシカロイド、シューさん回♪記念(^^)
    生前エピソードと1期~歴代衣装ありマスw
    2017.11.3 #過去絵を晒す #クラシカロイド
    #シューベルト #シューベルト(クラシカロイド #)ベートーベン #神の火
    Nibbio
  • 9シューラップあのシューさんがダイエットをしていた!?(史実ベースw)
    果たしてシューさん式ラ〇〇ップが結果にコミットするのか!?w
    えにうぇー。AFFT2017シューさん祭りおめでとうございます。
    行きたかったけど病床からお祝い&応援してます(^^;)♪
    2017.10.13 #過去絵を晒す
    #クラシカロイド #漫画 #シューベルト #ベートーベン #リスト
    #ショパン #音羽歌苗 #モーツァルト #シューベルト(クラシカロイド)
    Nibbio
  • 18伊達くんのはなし病みがすごいbukatsu_danshi
  • 練習するより先にバンドロゴをあれこれ考える中二病な人魚姫三姉妹 #人魚 #人魚姫 #mermaid #littlemermaid #バンド #バンドロゴ #band #bandlogoヒガシノリュウイチロウ
  • 5きびょうきたん企画”奇病奇譚”に参加したもの

    #MU
    ##MIMU
    _toya
  • ふらんちゃん #東方project #東方 #フランドール・スカーレット #R18?
    病んでる(?)時に勢いで描いたふらんちゃん
    緑眼鏡の白兎
  • 金魚すくい(沖千/屯所)沖田に連れられ内緒で祭りにやってきた千鶴は、目の前で繰り広げられる沖田の妙技に見入っていた。
     たかが金魚すくい、されど金魚すくい。太刀筋と同じく迷いなく振るわれるポイが、次々と金魚を捕らえ掬っていく様に千鶴はただただ見蕩れていた。

    「沖田さん、すごいです! まるで金魚のほうから飛び込んでくるみたいです!」
    「うーん、金魚すくいの腕を褒められても、あんまり嬉しくないかな」

     千鶴から贈られる真っ直ぐな讃辞と尊敬の眼差しに、さすがの沖田も気恥ずかしいのか肩を竦め苦笑を洩らした。
     その弾みに金魚に紙を破かれてしまい、千鶴からは残念そうにため息が洩れた。

    「もう椀に入りきらなかったしやめ時だったんだから、そんな情けない顔しないの。さすがに全部は無理だけど、持ち帰る分は君が好きなのを選びなよ」
    「えっ? でも、いいんですか?」

     沖田の言葉に千鶴は花がほころぶようにぱあっと笑顔を見せる。
     幼いころに父が何度か祭に連れ出してくれたことはあった。しかし、小さな千鶴は上手に掬うことができず、店の主人が適当に見繕った二三匹を手渡された記憶しかなかった。
     こんなにたくさんの中から好きなものを選ぶという経験がなかったため、千鶴は自分が選んで良いものかと窺うように隣でしゃがんでいる沖田と向かいに腰掛けている店主の顔を交互にキョロキョロと見ている。
     そんな千鶴の様子に、沖田は機嫌が良さそうに彼女に笑みを向けた。

    「全部は持ち帰れないって言ったでしょう。僕は別にどれでもいいんだから、遠慮なんてしないで好きなのを選びなよ」

     子どもが遠慮などするなと言われた気がして少し気落ちした千鶴だったが、手元の椀に再び視線を戻すと自然と頬が緩んでいくのが自分でもわかった。
     椀の中でひしめき合っている金魚は、錦鯉のように美しい模様を纏ったものや、全身を眩い金色の鱗で覆われたもの、リュウキンのように寸胴でヒレの美しいものなど、色とりどりの宝石箱のようだ。
     金魚でこれほど気がはしゃいでしまうのだから、沖田から見た自分はやはり子どもなのだと千鶴は納得する。

    「さあ、どれでも選びたい放題だ。良かったなぁ、かわいい嬢ちゃん」

     店主の言葉に一瞬目を見開いた千鶴だが、すぐにいかにも困った、申し訳ないというように眉尻を下げた。

    「あの、違うんです。私は──」

     男です、そう言い掛けた千鶴の言葉を遮って、沖田が楽しそうに相槌を打つ。

    「そうでしょう、かわいいでしょう。悪い虫が集らないようにと思ってこんな格好をさせてみたけど、やっぱりバレバレだったなー」

     刀は差しているものの、一見すると人懐こい笑みを浮かべている沖田は、とても新選組一番組組長には見えない。
     男装の少女と親密な関係だと思われても、新選組とは無関係で害にはならないと判断したのだろう。
     しかし、千鶴に向けられている沖田の瞳には、金魚すくいの屋台の主人の言葉を面白がっている色がありありと浮かんでいる。
     冗談とわかっていても沖田に面と向かいかわいいと言われ、千鶴は頬を染めて「そんなことないです」ともごもご答えると俯いてしまった。
     そんな千鶴の娘らしい控えめで純粋な反応と、それを楽しんでいる沖田を見比べた店主は、合点がいったらしくなるほどとうなずいた。

    「好いた娘にいいところを見せようと兄さんが頑張ったんだから、あんたもそういう男心を汲んでやらないと」
    「え? ……………………えええええっ!? そんな……あの……」

     顔を赤くしたり青くしたり慌てふためきながら千鶴が沖田を見上げると、店主の言葉にやられたとでも言うように沖田の片眉がくっと持ち上がった。
     けれど、それは決して不快なものではなかったらしい。その証拠に、千鶴の反応を見た沖田の肩は笑いを堪えきれずわずかに震えていた。
     そんな沖田の様子からからかわれたのだと判断したのだろう。千鶴は唇を小さく尖らせ拗ねながらも、すぐに椀の中の金魚選びに夢中になるのだった。

    「兄さんももっとわかりやすく攻めないと」
    「うるさいよ、大きなお世話」
    「あんた見た目はいいんだから、優しくしてやれば若い娘なんてコロッといくだろうに」
    「だから、そういうんじゃないってば」

     そんな店主と沖田の会話も耳に入らないほど、千鶴は目の前の金魚たちに惹きつけられていた。





    「沖田さん、本当にありがとうございます」

     屯所への帰り道、金魚玉を手に嬉しそうに自分を見上げる千鶴に、沖田は半ば呆れ顔で大げさに肩をすくめて見せた。

    「金魚くらいでそんなに何度も礼を言われると、かえって申し訳ないよ」
    「金魚ももちろんですけど、お祭りに連れてきてくださったから」

     世話になっている身だからと諦めていた祭に連れ出してくれて、いろいろなものを見せてくれたりこうして金魚まで与えてもらい、自分にはもったいないと千鶴は頬を染める。
     そんな千鶴をかわいいと思い、そんなふうに素直に感じた自分が急に恥ずかしくなって、沖田はつい話を逸らしてしまった。

    「そういえば、僕の秘密を本当に誰にも言ってないんだね」
    「もちろんです。だって沖田さんとのお約束ですから」
    「だけど君が心配しすぎるから、土方さんや山崎君まで過保護になるんだよね。もう僕のことは放っといてくれないかな」

     どうして自分はこうした突き放した言い方しかできないのだろうと、沖田は心の中で舌打ちをした。
     千鶴は泣くだろうか? それとも怒るだろうか?
     どちらもあまり見たくないと思いながら沖田が視線を落とした先には、千鶴の困惑した顔があった。それでも、蜂蜜色の瞳はまっすぐに沖田に向けられている。

    「誰にも言わないとはお約束しましたけど、それと知らない振りをするというのは違います。見て見ぬ振りはできません。沖田さんのこと、放っておけないです」
    「ふーん、そんなもんかな?」
    「はい、そんなもんです」

     最近こうした千鶴の言葉や強い態度が心地良く感じられてしまい、沖田は自分の心境の変化に戸惑いを覚えていた。
     死病に侵されなければ、先ほどの金魚すくいの店主の言葉ではないが、もっと千鶴に優しくしてやっていつしか所帯を持つ未来もあったのだろうかと沖田は自問する。

     いや、なんの憂いもなく刀を振るっていたころの自分ならば、近藤のために剣であることこそがすべてだと、自分はそれしかできないと思っていたはずだとすぐに答えは出た。
     病床に伏せることが多くなり、剣として近藤の役に立てない自分の不甲斐なさに苛立ちと不安を覚えて、千鶴に当たることも増えたと自覚している。
     それでも、どんなに冷たくしてもひどい言葉を投げつけても、千鶴は今のように困った顔をするだけで沖田から離れることはない。
     あれだけのことをしたのだから今日は来るまいと沖田が高を括っていても、千鶴は毎日笑顔でやってくる。

     だが、そんな笑顔の裏で千鶴が沖田の心無い言葉や態度に泣いていることを沖田は知っていた。
     泣いている千鶴を原田や斎藤が慰める姿に、これでさすがの千鶴も自分に愛想を尽かすだろうと清々するはずだった。
     別に千鶴が嫌いなわけではない。あれこれ心配するから煩わしいと思うだけで、素直でいい子だと思う。原田や斎藤ならば千鶴と穏やかに暮らすところを安易に想像できる。

     けれど、千鶴が他の男の傍らにいることが、自分以外の男を見上げて笑顔を見せることが、沖田には堪えられなくなっていた。
     千鶴を手ひどく追い払っておきながら、パタパタと軽い足音がやってくる瞬間を心待ちにしていることを自覚したのはいつだったか。
     わざと薄着で部屋の外に出て、それを見咎めた千鶴に部屋へと連れ戻される時に繋がれる彼女の手のひらの柔らかさとぬくもりに安堵を覚えるようになったのもいつだっただろうか。

    「僕なんかでも死んだら目覚めが悪いから?」

     気付きたくなかった気持ちをごまかすためにわざとそんなことを口にする沖田を、ムッとした表情の千鶴が見上げる。

    「どうしてそんなふうに私を試すことばかりおっしゃるんですか? 沖田さんが何とおっしゃろうとも、私は沖田さんのお側から離れるつもりはありませんから」

     真正面から見上げてくる千鶴は、沖田の前では絶対に涙を見せない。沖田は最初、千鶴が自分にだけ気を許していないのだと思って苛ついたが、本当の理由を知ったのはそれから間もなくのことだった。
     泣いている千鶴に「そんなにつらいなら総司の前で泣いて訴えてやればいい」と言った原田に、彼女は「寝込んで一番悔しい思いをしている沖田さんに、そんな泣き言は言えません」と言ってまたさめざめと泣いていた。

     刀を振るえない自分に価値はないと、寝込むことが多くなった現状に焦りと苛立ちを覚え、それを自分よりも弱い立場の千鶴に八つ当たりしただけだった。
     それなのに、千鶴は沖田が抱えていた苦悩を理解するばかりか弱い気持ちごと受け止めようとしてくれていると感じられて、千鶴の気持ちを知った沖田は胸の底のほうが何だかくすぐったくなったのだった。
     どんなに突き放そうとしても千鶴が離れないことはわかっていたはずなのに、こんな弱気な自分で本当に構わないのかと試すようなことばかり繰り返すことすら見破られていたのだ。

    「馬鹿みたいだ」
    「馬鹿で結構です!」

     思わず吐き出した自嘲の言葉を捉え違えた千鶴がプリプリと肩を怒らせる様に相好を崩した沖田は、後ろからそっと千鶴の小さな身体を抱き締めた。

    「沖田さん?」
    「歩き疲れちゃったー」
    「ええっ? おんぶは無理ですよ!?」
    「大丈夫、大丈夫。千鶴ちゃんは頑張り屋だから、僕の一人や二人ならヒョイヒョイ担いで帰れるよ」
    「頑張ってできることとできないことがあるんですー!」
    「ほら、もっと頑張ってよ」

     駄目だ無理だと言いながらも、顔を真っ赤にしながら沖田の全体重を支えようと踏ん張る千鶴の姿に、沖田は心が軽くなったと実感していた。





    「そんなに手間暇かけてやらなくても大丈夫じゃない?」
    「いえ、沖田さんからいただいた金魚ですし、私が世話をすることになったからにはできる限りのことはしてあげたいです」
     祭りの翌日からせっせと金魚の世話をしている千鶴に、邪魔をするように沖田がちょっかいを出している。
     金魚の世話が増えても、千鶴が他のことを──もちろん沖田の世話も含めて──疎かにすることはなかった。
     そんな些細なことも嬉しく感じられた沖田は、ますます千鶴をからかい困らせるようになった。
     けれど、祭りの日以来、沖田が千鶴を邪険にすることも泣かせることもしなくなった。
     祭りの翌日、沖田は再び千鶴を屯所の外に連れ出して、金魚鉢を買ってきたのだった。
     広々とした鉢の中を悠々と泳ぐ金魚の姿を嬉しそうに眺める千鶴の顔を、沖田は飽くことなく眺めていた。

    「そうだね。あんな狭いところで暮らすよりも、広々とした鉢の中で毎日君に世話を焼いてもらうほうがずっといいに決まってる。この子たちは君にすくわれて良かったね」
    「掬ったのは沖田さんですよ」
    「うん、そうだね。掬ったのは僕だけど──」

     救ったのは君だよね。この子たちも僕のことも……。
     声にならなかった沖田のつぶやきが千鶴に届いたのは、二人が雪村の里で暮らすようになってからだった。


    金魚すくい 完


    ***


    当時の金魚すくいは、今のような破れやすい紙製のポイではなかったそうですが、このお話は遊戯録に準拠しております。
    #二次創作
    #薄桜鬼
    #沖千
    #沖田総司
    #雪村千鶴
    いずみ雅己
  • 4Swept Away2015年秋~急に恋しい病かかって治らないw
    BraviSEAmo!2とかやってほしいなー。
    あの瞬間に感じた色とりどりの海風が大好きでした。
    始まる15分前のBGMから終了後BGMまでがBraviSEAmo!だ♪
    2016.2.2
    #過去絵を晒す #ディズニー #ディズニーシー  #BraviSEAmo!
    #ブラヴィッシーモ! #ミッキー #ベリッシー #プロメテオ
    Nibbio
  • 3似てる?父さんと息子もですが…二枚目までフツーです。が、
    3枚目から擬人化なので苦手な方はお戻りください。
    友人曰く、RIZEのKENKENらしいのですが(3枚目)
    こちらは父、竹野内豊さん、息子は松坂桃李君で(4枚目)w
    「素敵な選TAXI」とかゆる②感はGOOFYぽいw(病)
    ちなみに3-4枚目の3名とも初描きです(^^;)
    ホント、色々ごめんなさいm(_)m‼(笑)
    2015.10.17
    #過去絵を晒す #ディズニー
    #グーフィー #マックス #ロクサーヌ
    Nibbio
  • 花の骨 #名探偵コナン
    #降谷零
    #風見裕也


    小説です。試しに既に他所へ上げてある作品を投稿してみます。
    ゼロの降谷零の話。風見を右腕に事件を解決していきます。所謂プロローグです。

    ※実在する組織や建築物、人物や事件とは一切無関係です。キャラクターはあくまで架空のものであり、実在する人物やその境遇についてを否定したり容認したり、あるいは推薦したりするような意図は一切ありません。物語の中の人物ですので、現実世界とは無関係です。
    ※何から何まで驚きの捏造率。完全なるファンフィクションです。








     病室の窓から見える青空に、すこし焦がれた。
     雲ひとつない透明な青。冬の寒さを忘れてしまうほど、幼い頃の夏の景色と変わらない。薬品の混ざったような匂いさえなければ、ここが病院であることを忘れてしまいそうだった。
     清潔な香りのする寝具。飾り気のないベッド。間仕切り用のカーテンレールは古く、所々錆びている。部屋は何故か個室で、どうも現実味がない。
     零は包帯にしっかりと巻かれた両手を、改めて見つめてみた。熱傷と打ち身で悲惨な色になっていたと看護師が言っていた。爆風で吹き飛ばされた時、吸い込んだ空気の熱さと背中を抉られたような衝撃でこのまま心臓を潰される気がして、自分の人生は十三年で幕を閉じるのかと、諦めながら意識を手放した。零が病室のベッドで目を覚ました時、看護師が慌てて医師を呼んだのが昨日のことだ。
     視線だけを動かしサイドテーブルを見ると、味気ない病院食が置いたままになっている。食欲が出なくて手をつけていなかった。
     零は瞳を閉じて考えた。
     あのとき施設長の部屋へ来たブロンドの女が、施設長ごとあの部屋を爆弾で吹っ飛ばしたのだ。あいつは一体、何者だったのか。
     不意に心臓が焼けるような痛みに襲われ、脳は記憶の森へ迷い込むのを拒絶して頭痛を引き起こす。今は何も思い出したくない。
     頭痛に顔を歪ませ手のひらで覆ったその時、ドアをノックする音が聞こえた。零は顔から手を離し、ぶっきらぼうな声で、どうぞ、とめんどくさそうに返事をした。どうせ看護師だろう。
     しかし入ってきたのは、やけにしっかりとスーツを着こなした男だった。着ているものには乱れが一切無く、短く黒い髪は癖毛なのかウェーブがかっているが、綺麗に整えられている。切れ長の瞳はどこか自信に満ちている。歳は四十代くらいだろうか。手には大きな白い紙袋を持っている。
     男は零の姿を見ると、ほっとしたような薄い笑みを浮かべた。しかし零はその男に全く見覚えがなく、部屋を間違えたのでは、という考えが過った。
    「元気そうで良かったよ、零君」
     男は零のことを知っているようだった。声も出さずに眉間に皺を寄せる。扉の手前にあった丸椅子を手に持ってベッドの横まで来た男は、目の前にいる幼い警戒心の塊を見て、はは、と笑った。
    「実はね、倒れてた君を見つけたのは僕なんだ」
     あの日は里親登録のために施設へたまたま来ていたんだよ、と小さく付け加えた男は、サイドテーブルを陣取っていた病院食を端へと追いやって、紙袋から出したフルーツバスケットを置いた。綺麗に包装されており、すぐに食べられるようなものではなさそうだったため、暫くはこの病室の飾りになりそうだな、と零は思った。
    「君は爆発があった時あの部屋にいたらしいけど、何をしてたのかな」
     男が優しい口調で尋ねてきた。
     まるで警察官みたいだ、と零は顔をしかめた。昨日、目が覚めて真っ先に来たのは、施設の人間でも知り合いでもなく、あからさまにめんどくさそうな表情を浮かべた刑事だった。あの時のことについて形式的な質問をいくつかされたが、それも数分で終わり、あっさりと帰っていった。あまり深く調べる気は無さそうだった。
     大人を一切信用していない零は、この男の質問にもまた眉間の皺を更に深くするだけで、ひと言も言葉を発さなかった。
     暫くの沈黙があり、男は諦めたように後ろ髪をかくと、質問を変えよう、と呟いた。
    「爆発はストーブが原因と聞いたが、あの時ストーブをつけたのは君? それとも部屋から出てきたブロンドのあの女性かな?」
     ブロンドの女性。
     零はその言葉を聞いて、男の顔を初めて直視した。爆発の直前に施設長の部屋へ入ってきて、爆弾を置いて出て行ったあの女のことに違いない。事件はお粗末な捜査でストーブによる爆発事故として処理され、謎の多い死となった。
    「なんであんたがそれを知ってるんだよ」
    「なんだ、喋れるんじゃないか」
    「……うるさい」
     驚きのあまりつい口が滑ってしまった。
     零は精一杯の睨みをきかせてから視線をそらした。
    「あの爆発の直前、君のいたあの部屋からブロンドの女性が出て行くのが隣の棟の二階から見えた。そしてそのすぐ後に君が飛び出してきて爆発が起こった。君を助け出した時は煙と炎が酷くて、辺りをきちんと見ることができなかったが……単なる石油ストーブによる事故として処理されていて驚いたよ」
    「あれはストーブが原因なんかじゃない。大人は俺の言うことを信用しないから」
    「ああ……それで何も話さなかったのか」
     どこか憐れみを含ませた物言いで、男は口元へ手を置いて唸った。男が思っていた以上に零の疑心は根深く、話すには慎重を期した。あの日、零があの部屋にいたことはきっとこの独特の疑心が起因しているに違いなかったが、幼い彼の心はこれ以上踏み込むのを許してくれそうにない。
     男は改めて零のことを見た。
     腕や首は包帯に包まれ痛々しく、金色の麦畑みたいに輝く細い髪に少し色黒の肌が、どうも日本人離れしている。十三歳にしては大人びて整った顔立ちは、この世のもの全てに裏切られたような警戒心に彩られている。
     視線に気付いた零は顔をそらし、それを見た男はどこか穏やかに笑いをこぼした。
    「将来の夢はあるかい」
     零はその問いに、渋々といった様子で男に視線を遣った。他意はないと悟ったのだろう。
    「……公安警察」
     男は目を見開いた。
     公安警察。日本の治安を維持する組織だ。
    「それは、何故?」
    「あんたには関係ない」
     零はそう言い切り、疎ましそうな目をした。何を聞かれても答えるつもりはない様子だった。
     男はそんな零の態度に、ただただ驚いていた。幼い彼からそんな言葉が飛び出してくるとは思っていなかったからだ。
     警察官や刑事などのわかりやすい名称ではなく、しっかりと公安警察だと口にした零に、男は得体の知れなさを感じ、畏怖した。この少年には何か大きな目的があるのだ。見た目の幼さに似つかわしくない何かを、恐らく抱えている。一体あの施設でこの幼い少年に何があったのだろう、と、男は考えたが、それを想像することは困難だった。これ以上の詮索と考察は無意味だ。
    「零君、僕は今警察庁に勤めてるんだ。刑事企画課というところにいる」
    「あんた、刑事なの」
    「お、興味が出てきたな?」
    「……別に興味があるわけじゃない」
     零は少し言い澱んで誤魔化したが、興味があることは明白で、男の目には情報を欲しているように見えた。その子供然とした貪欲さに男は少し安堵し、そして、煙と炎の中で倒れていた彼を助けるために抱き上げたあの時から心に決めていたことを、口にした。
    「なぁ、零くん。君が嫌でなければうちへ来ないかい。僕は独り身だから、残念ながら母親代わりの人間はいないことになるが、君の夢を応援するなら、きっと僕は誰よりも適任だ」
     零は男のその言葉に瞬いた。理解が追いついていない表情を浮かべ、何と返していいかわからない様子だった。
     そんな零へ、男は名刺を差し出す。
    「そういえばまだ名乗っていなかったね」
     零は渡された名刺へ視線を落とした。
     降谷 正俊。
     警察庁刑事局刑事企画課所属の、警視長だった。







     この国は平和というセーフハウスの中で、もう永く眠り続けている。頑丈で頑な鉛の扉は開けようとする者の多くを薙ぎ払い、自らを守るのには十分過ぎた。内側から出ることもできず、それはやがて腐敗を始め、今まさに弾けようとしている。
     男はそう叫んだ。神父のような格好でホワイトボードを背に息巻いているその男を、降谷零はいかにも熱心な瞳で見つめていた。しかしその視線とは裏腹に、宗教に平和を見出すのは楽なんだろうな、という気持ちを混ぜ込んだ溜息を口内でころがしたのだった。
     新興宗教はどの国にとっても立派に火種の類である。かの有名な地下鉄の事件がそれをまさしく証明した。日本というこの国は宗教には甘いのだ。守られている。故に警察は非常に手が出し難い。この国がセーフハウスの中で永く眠り続けているという表現は言い得て妙なものであり、彼らが語る内容はあながち馬鹿にも出来ない。しかしそれでも、入信に伴う新興宗教の説明会とやらは、降谷の想像をはるかに超えて退屈そのものだった。
     この教団は「光の歩み」と名乗っている。国内でも屈指の会員数を誇る宗教法人で、この二年で爆発的に信者を増やした。信者の急増と共に教会や保有施設の数も増え、潤沢な資金を惜しげもなく使い勢力を伸ばしている。急激な成長を支えているその資金繰りに以前から公安は目を付けていたが、ひと月ほど前に教団へ潜入している公安の捜査員が表には出ない取引目録を入手し、教団の主な資金源が武器密売や麻薬の輸入売買などであることが浮き彫りになった。なかでも一際目立つ取引が大量の銃火器と爆薬の輸入である。これを日本国内に持ち込もうなどと大胆にも程がある数で、それは暗にこれだけの武器の使用が想定される事件が国内で起きるということを示唆していた。
     取引が行われるのは本日、七月十七日の昼十三時頃。降谷は風見以下十五名の部下を率いて、その取引現場を押さえようとしていた。
    「全員、予定した配置についています。外部からのそれらしい訪問者は今のところありません。例の部屋には先ほど教団幹部の西尾が入っていきました。動きはありません」
    「指示があるまで待機しろ」
    「了解」
     耳元に仕込んだ無線から風見とその部下達の声が聞こえる。こちらの声は風見以外には聞こえないようにしている為、降谷がその会話に入ることはない。
     ホワイトボードの前で熱弁をふるっている教団幹部の男は、忙しなく口を動かしながらも時計を気にしている素振りを見せ始めた。部屋の隅には同じ格好をした若い男女が一名ずつ立っている。先程まで資料や飲み物を配ったりしていたので雑務要員だろうか。男の方が腕時計を見てから、音もなくそっと部屋を出た。
     降谷は、考えを張り巡らせる。
     東京にあるこの第一教会に所属している人物で裏取引に関わっている者は、少なくとも三名いるとされている。今日、姿が確認されているのはそのうちの一名だけであり、今まさに目の前で声をあげている男がそのはずだった。しかし訪問者は未だに無く、説明会は終わる気配がない。
     取引開始の予定時刻まであと十五分。先ほどの男の動きも気になる。
     降谷は小さく咳払いし、そっと立ち上がった。教団の女がそれに気付き近寄ってくる。
    「どうしましたか」
    「すみません、お手洗いはどちらに?」
    「男性は上の階になります。部屋を出て右手に階段がありますので」
    「ありがとうございます」
     女が見惚れてしまうほどの柔らかな笑みを向け、降谷もまた、音もなく部屋を後にした。
     窓のない白塗りの壁が左右に長く伸びている。四階建てのこの建物の中で一般開放されているのは二階にあるこの入信希望者専用のフロアだけで、説明会のためだけに設置された会議室だけがずらりと並んでいる。上の階には礼拝堂があり、その奥にある部屋は限られた人間しか入れず、商談などに使用されているという。盗聴器を仕掛けるのに大変な苦労を強いられた、と風見に愚痴を零していた教団の潜入捜査員からの情報だ。
    「教団の男を確認。礼拝堂へ入りました」
    「説明会にいた男です」
    「祈りに来た……わけじゃなさそうですね、あの様子だと」
    「雑用係じゃなかったのか」
     階段を上がる降谷の耳には部下同士のやり取りが流れ込んでくる。
     その隙間を縫うように、扉を開けたような音が聞こえた。仕掛けた盗聴器が拾った音だろう。先ほどの男が例の部屋へと入ったらしい。
    「突入のタイミングは降谷さんの、」
    「客はどうした?」
     風見の声を遮って、聞いたことのない男の声が飛び込んで来た。耳をすませる。しん、とした空気の中で絨毯の上をゆっくりと歩くような音が聞こえた。
    「取引は既に終了しています」
     聞こえて来たその言葉に、礼拝堂の扉を開けた降谷の足が止まる。
    「報告に上がっていないが」
    「必要ありません」
    「何?」
     その瞬間、カチャン、というプラスチックが擦れるような音の後に、鉄パイプで布団を叩いたような丸みを帯びた鈍く重い衝撃音が響いた。小さな金属片が絨毯へ落下したかのような軽い音が追う。
     一瞬の出来事だった。部屋は静けさを取り戻し、衣擦れの音がし始めた。会話はもう聞こえてこない。
    「今の音は……」
     風見が無線の向こうで息を飲んだ。
    「ああ、素人じゃないらしい」
     サプレッサーで減音されていたがあれは銃声だ。躊躇いもなく引き金を引く、スムーズな仕事だった。
     しかし盗聴したあの内容だけでは、襲われたのが先に部屋に入っていた教団幹部の西尾なのか、それとも雑用係だと思われていたあの男なのかがわからない。部屋から出てくる男を確認する必要があった。取引が終了していた事実についてあれこれ考察するのは、この男を確保してからの方が良さそうだ。
     降谷は礼拝堂へ静かに、そして足早に足を踏み入れた。明かりはついていない。薄暗い空間を裂くようにして、天窓から入る陽の光が幾筋も差し込んでいた。教団の創始者の女の写真を囲むように飾られた祭壇は、まだ真新しい輝きを放っている。天井は高く、収容人数は百人ほどの広さがあり、長椅子が群れをなしている。
    礼拝堂の右奥に部屋の扉を確認すると、一列目の長椅子の後ろへとしゃがみ込み、ジャケットの内側に仕込んでいた自動拳銃へマガジンを装着して構え、影から様子を覗く。
    「風見、建物内の人間を全員一階へ避難させてから全ての出入り口に人をつけろ。他にも隠れている可能性がある。相手は何を所持しているかわからない、手は出すなよ」
    「了解」
    「男はこちらで確保する」
    「一人向かわせます。無茶はしないでくださいよ」
     風見のその言葉に降谷は一瞬目を丸くしたが、すぐに飾らない笑いをこぼしてから息をついた。
    「お前にそんな事を言われるとはな」
    「代わりです」
    「肝に命じておくよ」
     自嘲気味にそう答えた瞬間、部屋の扉が開いた。
     出てきたのは説明会で雑務をこなしていたあの男だった。男の格好は先ほどまで着込んでいた教団の制服ではない。黒いパーカーにデニム、そしてスニーカー。手にはサプレッサー付きの自動拳銃を持ち、肩にはリュックを引っ掛けて、パーカーのフードを被っている。
     男が長椅子を横切ろうとした瞬間を狙って、降谷は拳銃の引き金へ指をかけた。
    「止まれ」
     男へと銃口を突きつけたままゆっくりと立ち上がる。
    「取引はどうした」
     降谷のその言葉に男は立ち止まり視線を向ける。二回瞬いてから納得したように口元を歪ませた。
    「ああ……あんた、それが目的だったのか。入信希望者のフリをして侵入してたんだな。受付で見たときから変だと思ってたよ、神も仏も信じそうには見えなかったから」
     男は降谷の方へ体を向き直す。突きつけられた銃口へ笑いかけると、銃を持ったまま両手を挙げて降参するようにひらひらと手を振った。
    「残念だね。どこの誰だか知らないが、あんたが欲しがってるものはここには無い」
    「その銃、今日予定されていた取引でこの教団が手に入れる筈だった物だな」
    「へえ! そこまで知ってるのか。あんた何者?」
    「それは寧ろこちらが是非聞きたいね」
    「話す必要あるのか? 今から俺を殺すのに?」
     そう言った男に、一瞬の隙を突かれた。
     鈍く重い銃声が礼拝堂へ響き渡る。男が素早く身を屈め至近距離で銃を構え直したのを、反射的に右へ避けたのが幸いだった。発射された銃弾は降谷の左肩を掠め、真っ白な壁に黒い亀裂を描いた。
    「ッ、う、!」
    「降谷さん!?」
     風見が耳を劈くような大声で叫んだ。よろめいた体勢を瞬時に立て直すと素早く教壇へ身を隠した。
    「あれを避けるなんてあんたもう人間じゃないよ! どんな悪魔と取引したんだ?」
     男はこちらに向かって笑いながら威嚇射撃を繰り返し、礼拝堂の入り口に向かい走っている。今下手に身を乗り出せば今度は確実に頭か心臓を穿たれるだろう。
    「風見!」
     礼拝堂から男が出たのを確認した降谷は無線で連絡を入れ、自らも走り出す。
    「無事なんですか?!」
    「そこはいい、奴を取り逃がした! 民間人を誰一人巻き込むな!」
     降谷が叫んだのも束の間、無線と階段下から二重に重なった大きな銃声が二発響き、女性の金切り声があがった。
    「クソッ!」
     あの音だと捜査員が発砲したに違いない。風見がこちらへ寄越すと言っていた捜査員が、奴と鉢合わせたのだろう。銃を所持したまま建物の外へ逃げ出されたら最早追跡は不可能だ。民間人を巻き込みかねない。
     礼拝堂から飛び出し、銃声の響いた下の階へ降りていく。弾が掠めた肩の皮膚がじりじりと焼けたように痛み始めた。
     二階のエレベーターフロアで捜査員の一人が足を撃たれ倒れていた。幸い肉を裂いただけで済んだようだが、あの男の手慣れた動きを思い出せばわざと外した可能性の方が高い。捜査員を囲んで応急処置をしている数名の教団員達に、至急救急を呼ぶように伝える。二名の捜査員が人間の群れを階段へ誘導しながら、怪我人の野次馬にならないよう堰き止めていた。
    「男は駐車場に向かって逃走!」
     無線の向こうの風見が息を切らしながら報告してきた。無線からは数名の足音が忙しなく繰り返されている。微かだが銃声が聞こえ、足音は困惑したように止まった。男が撃ってきたのだろう。その様子からして風見達は男を追っているようだ。暫くしてまた風見の息切れと舌打ちが無線に入り込んできた。ただならぬ動きを見せる男に困惑しているようだった。
     一方で降谷は人の群れの隙間を縫って建物の外へ出ると、駐車場側へと走った。駐車場の出入り口付近の右柱の影で、捜査員一名が身を潜め張っている。男はまだ出てきていない。
     大きな銃声が四発、建物内部と無線から同時に聞こえた。近い場所まで来ている。
     降谷は待機していた捜査員とは反対側の柱へ潜んだ。
    「君一人か」
     捜査員へ声をかけながら銃を構える。
    「はい。建物内部の民間人の数が多いので、半数はそちらで手一杯です。各出入り口に一人ずつ張ってます」
     そう答えた捜査員だったが、改めて降谷の様子を見て、あっ、と声をあげた。ジャケットの肩口の焼け焦げたような服の穴に血が大分滲んでしまっていた。
    「大袈裟に見えるが大したことはない」
    「いえ、後で止血します」
     有無を言わせずそう返事をしてきた捜査員に降谷は少し瞬き、ああ、上司に似たのか、と力なく笑いをこぼした。よく躾けられている。
    「降谷さん、今どこです!?」
    「駐車場の出入り口付近だ」
    「男が外へ出ます!」
     風見の言葉通り、男が建物内部のドアから飛び出してきた。
     降谷は銃口を男の足元に定めるとそのまま地面へ数発撃ち込んだ。駐車場の床へと貫通した銃弾に、走っていた足を止めた男は直ぐにこちらへ顔を向けた。
    「なんだよあんたも警察だったのか!」
    「武器を置いて投降しろ」
     銃口を向けながら男の元へ歩み寄っていく。
     捜査員六名に銃を向けられ囲われた状態でここから一人で逃げ出すことは不可能に近い。男は諦めたように項垂れると、武器を待ったまま両手をあげた。
    「その成りで警察とはね。すっかり騙された。成る程、潜入に向いている。あんたいくつなわけ?」
    「口を閉じて武器を置け」
     男はゆっくりと地面へ拳銃を置き、焦れったさを感じるほどゆっくりと手を離す。近い距離にいた捜査員がそれを無事に回収したのを、その場の全員が見届けたその時。男が被っていたパーカーのフードを脱いだ。その耳元には何か白いものが見える。それが耳栓だということに降谷が気付いた時、既に男は黒い塊を手にしていた。フードの中に仕込んであったのだ。
    「……全員離れろ!!」
     降谷は叫んだ。男の手から弧を描くように放たれた黒い塊にやっと気付いた捜査員達は、強張った表情ですぐに受け身を取った。状況が飲み込めず拳銃を構えたままだった一人の捜査員を、車の影まで突き飛ばした降谷は左耳を塞ぎ、片手で持った拳銃を男に向けて発砲した。こめかみを掠ったそれに男は舌打ちをして再びフードを被って駆け出す。パーカーの背に無数の白い花の柄が見えた。そのすぐ後に黒い塊が地面を打って弾み、一気に膨んで破裂した。それと同時に降谷は受け身を取り、瞳を強く閉じた。
     耳を裂くような高周波音と凄まじい閃光がその場を支配し、全員の視覚と聴覚を奪う。瞳を閉じていてもわかるほどの光量と、強烈な高周波音は数秒間続き、自分が真っ直ぐ立っているのかすらわからなくなるほどに周囲の情報を遮断している。
     減光していくのを感じて瞳を開くと、白みがかった視界の中で体勢を崩した捜査員数名が膝をついているのが見えた。数分は動けないだろう。塞いでいた左耳ですら、暫く音を拾いそうにない。男の姿はなかった。
     音響閃光弾まで所持していたのか、と、降谷は眉間を寄せ苦い表情を浮かべた。まるでこうなることを予め予想した上で全て用意していたかのように無駄のない動きだった。至急、建物内をくまなく調べる必要がある。リストには相当量の爆弾も含まれていたからだ。
     降谷は状況を整理し始めた。
     教団側が予定していた武器取引は、先ほどの男に事前に横領されたと見て間違いない。リストにあった武器を所持していた。まさか自分が発注した武器で襲われるとは、教団幹部の西尾も思ってはいなかっただろう。しかしあれだけの量の武器や爆弾を、一体何のために横領したのか。一人の犯行とは思えなかった。男が何者であるにしても、確実に別の組織が関わっている。勿論、元々取引を予定していたこの教団にも、何らかの大きな計画があったことは明白だ。そちらは別のチームに捜査を担当させる。
     西尾が襲われた件については動機は一つしかないだろう。盗聴内容から二人は顔見知りだったことがわかっている。あの口ぶりだと男は西尾の指示に従っていた立場だ。襲われたのが西尾だけだったということは、西尾には口を封じられる理由があった。恐らく男の正体を知っていたのだ。でなければ横領後に余計な掃除をせずとも姿をくらませるだけで済んだ筈だ。つまり、あの男の手がかりは西尾以外にこの教団には存在しない可能性が高い。西尾の生死はまだ確認出来ていないが、あの男が口封じに失敗したとはとても思えなかった。
    「……まさか閃光弾を所持していたとは」
     風見が傾いていた眼鏡を指先で押し上げ、立ち上がりながら呟いた。他の捜査員も徐々に回復しているものの、まだ喋れそうにはなかった。
    「すぐ本庁へ連絡を入れろ。捜査員を撃った男が街中へ逃走した挙句、行方の知れない武器と爆弾が大量に野放しになった。こちらも上へ報告する」
    「気が重くなりますよ……それから降谷さん」
     拳銃にセイフティをかけてマガジンを取り出し、残り弾数を確認していた降谷の腕を、風見が掴んだ。男の銃弾が掠めた方の腕だ。
     降谷は確認の手を止め、風見を見上げた。
    「なんだ、どうした」
    「肩、ですか」
    「大袈裟に見えるが大したことはない。さっきお前の部下にも同じことを言ったが」
     掠めた程度とはいえ肉を裂かれた肩は酷く熱を持って血を滲ませている。風見は、傷口へは直接触れないようにその周りを少し撫でた。侵食していくような傷の痛みに想定外の刺激を加えられて顔を顰めた降谷に、風見は憤りを感じているような表情を向け、何か言いたげに唇を開いたが、何も言わずすぐに閉じてしまった。
    「なんだその顔は」
    「……いえ。建物内は我々が調べますので病院へ」
     風見は掴んでいた腕を放すと、全ての部下を引き連れて建物内へと戻っていった。説教でもされるのかと思ったがそういうことでもなかったらしい。
     降谷は深い溜息をついた。風見の考えていることは手に取るようにわかる。しなくてもいい心配をしているのだろう。
     共に仕事をし始めてもう数年経つが、先日初めて自分自身のことについて少し話すことがあった。公安として初めて担当した事件の話だ。余計な話をするんじゃなかったな、と今更後悔したが、他人に関する記憶などどうせ時と共に風化する。ただでさえ忙殺されているせいで昨日食べた夕飯のことも思い出せないほどなのだから。
     降谷は拳銃とマガジンをホルダーへ差し込むと、無線を耳から外して乱暴に束ね、ジャケットの内ポケットへ詰めた。
    やのしゅういち
  • 10厨二病は治らないッ!手書きブログギャラリーにUPしていたイラスト4枚(ギャラリーのサムネイルよけに描いた前ふり除く)お題あみだテンプレお借りしました。大したことはありませんがネタ的にややエログロ傾向かも

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    今井浄御
  • 3429♂/アリウム=アラクス「シオンの仇を討つ。そのためにはまずあの腐った帝国を討ち亡ぼす必要があるんだ…元々俺の家を奪った奴らだ。躊躇いなんてない。」
    「お前が思うほど俺はすごい奴じゃないさ。だってあの日、俺は、お前を…」

    偽名グラット [七色の暴食王]

    3000年以上生きている『精神病者(サイコシス)』の1人。該当は『孤独恐怖症(モノフォビア)』。アグリー帝国→カロス王国側。

    シオンの夫、ランページの従兄、リカームの親友。
    ##(準備中)
    正統なアラクス家の生き残り。焼き討ちにあったアラクス家から唯一逃げ延び、アグリー帝国に逃げ込んだ。その後従軍するが、妻シオンが不当な命令によって戦死した事に憎しみを覚え、リカームと共にカロス王国側へ寝返った。モルトメールの魔女戦にて、魔女とルインの魂を引き剥がして魔女の魂を自身に封印したことにより自身の魂の形質が変化、それによって存在が消滅した。変化後の魂はグラッド=アルビトリアとなった。

    物静かで淡々としている。一人称は俺、二人称はお前。両腕がない(普段は魔法で腕を作っている)。
    #ポケ擬  ##中立国 ##カロス王国 ##アグリー帝国 ##精神病者 ##ラウンズ
    智月上也