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GALLERIA[ギャレリア]は創作活動を支援する豊富な機能を揃えた創作SNSです。

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    MOONEYES――Got of war――「誰が姉ぎみたちの目の上のコブをつぶしてくれた?」ストーミがロスフェンデル風に言った。ヴィックは振り返った。
    「…………」※ヴィックは戦神時代、ロスフェンデルの神器を持ってラデラを封牢にいれた。ロスフェンデルの顔は黒いヴェールで隠されている、声も隠されている。だが独特と口調や言い回しは知ることができた。

    「飲め、喰え、唄え!宴が執り行われる」サングドール戦神が現れた。サングドール戦神はヴィックに教えた。
     戦神に返り咲いたヴィックは月宮殿に戻る権限を得たのを知っていた。招待状が届くのを待っていた。仲間三人を月宮殿に誘った。サリアは頭が疲れきっていた。なのでてっきり月読国のほうだと思った。ヴィックは鈴を鳴らしたような声をたて笑った。



    【月宮殿】
    月宮殿の門番、門の鐘が鳴り響き戦神の到着を告げる。門をくぐる。ドリミアが汚れをとるため泉へ案内する。サリアはびくびくする。ドリミアからうけた蔑みが頭に残っている。

    神に交り戦神たちがぽつぽつ__に集まる。戦神はだいぶ減った。導き手を演じたサングドールの戦神が両手をひろげて歓喜の声を高々にあげた。他の戦神が拍手をする。稀人と風変わりな白昼夢を褒めそやす。

    ・神は戦神に告げる。跋扈する魔女を殲滅するように。

    ・モルドゥオンは先ずモルドゥアを奪還しないと。国の責任は国王が背負うものだと一喝される。少年王と約束を交わしてもいる。

    ・神々はストーミの顔半分を憐れんだ。ストーミはこのままでいいと言う。
     サリアは治したいと言う。
     サリアはジュニパーの絵画を探した。モルドゥオンがそれらしい絵画を見つけたので連れて行く。長剣と短剣を持つ海松茶色の燦然たる輝きの大翼、でもどこか、下卑た可愛げがある姿。
     彼は封じられている……


    ・神々の意見は別れる。神々は事の成り行きを見まもってきた。
    ・サリアには必要以上のリムの深淵への立ち入りを禁止する。月神の敵を排除した褒美。近しい存在と認めて、領地とそのリムの活用。ヒュージブルのような存在だとして水神の名前をあたえるが何者になるかは神々にもわからないという。宮殿への行来と滞在は認められないが。相手がお前なら神々の所有する戦神が枠から外れるあらゆる行為を許す。これは太陽神にも権利がないこと。

    ――飲め!食え!歌え!

    ・絵画を見ながら戦神がつぶやく。
    「友が地に伏したら、ロスフィンデルはイアロー谷からあがってくるか?」
    ・その様子をストーミは『エルデンリング』の円卓を連想して密かに興奮していた。しかし同時に導きがなかったことを思いだしてしまった。

    ドリミアの音楽に満たされる。ドリミア踊る。
    ドリミア召使いが御馳走を運ぶ
    本当にドリミアが神々の召使いだったなんて驚き!のサリア。
    ヴィックは本職に戻れなかった。羨ましげに召使いをながめる。すべてのオークを倒さないと戻れはしないのだろう。
    ひょっとしたらすべてのオークかもしれない。

    ・苺月神に命じられてヴィックが踊る。優雅になめらかに。神は惚れなおす。指折りの踊り子だった。

    ・ストーミは蝶鮫月神とずっと会話をしている。

    ・モルドゥオン・カタクリの食事シーンは狩猟月神も見ることができなかった。が、見てるつもりでモルドゥアについて話す。

    ・サリアは音楽に疲れた。息抜きに会場から離れる。バルコニーへ。
    モルドゥオンが傍にくる。
    ・サリアはストーミを見つける。ストーミが振り向く。
    「私は、あの人から逃げてきた……」
    「……」
    ・モルドゥオンは女の気持ちがよくわかっている。ミケイラのことがある。


    ・ヴィックはまだ踊っている。華やかな舞台劇。戻りたい気持ちが理解できる。

     ヴィックはサリムの元に。一輪の花を贈る。
    「女神に、本当に、成ったな」
     サリムはヴィックを慰めようとする。
     ヴィックはサリムを誘う。
     遠くを見渡せる塔へあがる。 
     景色を見せる。自分の望遠鏡を貸して景色を見せる。
    「これからは、俺と一緒に遊ぶ時間をつくれなくなる」「最後の__に、サリアは、なにをしたい」
     いきたい場所を見つける。
     宮殿を抜け出す。

     黙って秘境の泉に連れてくる。安全な場所でお喋り。
    「独りは危険です」
     楽しい水浴び。ヴィックから水しぶきをかけられる。

     サリアはヴィックに特別な時間だと教える。
     地べたに座り頭を寄せ合う。
     ヴィックはサリアの手をとって古代語の呪文を唱えながら自分の手のひらとサリムの手のひらに星座らしい線を引いた。
    最後の時間にやりたかったこと。
    「苺月神にお願いして、芋虫月神に星座を夜空に上げてくれるように頼んでもらった」
     サリアは頬を濡らした。魅了的に微笑んだ。
    「形を忘れないでくれ」
     まだまだ空は明るい。
    「あなたを見失ってしまわないように木を彫って」
     
    遠くから鐘の音。イベント終了の合図の鐘音。ヴィックはサリアの唇を見つめる。奪いたいのを堪えている。
    「夜のあいだじゅう、俺たちは一緒にいよう……」
    サリアは目を閉じた。
    立ち上がってエスコートするヴィック。


    モルドゥオンはすでにいない。ストーミ、サングドールの戦神がエントランスで待ってる。サングドール戦神がエスコートをする。
    ・ヴィックはルペス・ニグラへ足早に去った。
    ・モルドゥオンはモルドゥアへ行ったらしい。愛人の足音が遠退き他人の足音が近づいてくる。心臓を射止めるのが1番難しい部類の男。


    ・サリアは星座を待つ。現れた星座を眺める。

    「ストーミ、オーク滅ぼそうか」サリア
    「物騒ですね」
    サングドールの戦神は言った「それはどうかな。女神様」
    「あなたは戦神を好きに扱う権限をお持ちではありますが」
    「戦神は魔女狩りにルペス・ニグラへ赴かなくては」
    「それは知らなかった。ストーミなら大丈夫。オークは減らしておく」サリアは考え事に耽っている様子。歩き去る。



    「不意をつく」

    「こんなのマシだ。ほら、綺麗な建物。麗しき乙女そして婦人たち。サングドールでは風が埃を転がし、骨が虚しく鳴く痩せた土地。退屈の極み」
    「稀に、最強の称号に憧れて私に挑む戦士がいる」
    「私は、その哀れな肉に戒律を刻むが、稀に生き延びるヤツがいてな」「伝説のオーク。巨人殺しの__」
    「そいつはまぁカルラタン王冠をかぶる勢いだった。王族に気に入られ、たくさんの妻を持ち、繁殖力はかなりのもの……」
    「伝説の名は今も生きてる。オーク殺しは戦神の務めじゃなくてな」「古のドリミアの役目なんだが、体格差をつけられてからは知っての通り戦を諦めちまって、最近まで伝説のドリミアも落ちぶれた。小鬼とオークの繁殖力は凄まじいからな」
    「手を組んで盗賊家業に手を染めている」
    「ルペス・ニグラに行く前に伝えたかった」
    「怪物の繁殖力に勝る武器を用意しなくちゃ」サリア


    ・モルドゥオンはモルドゥアを奪還する。
    ・あの広場で大口たたいていたオーク海賊が謁見にくる。
    ・圧倒的戦力差を見たが意に介さない。オーク海賊頭は、サリアを侮辱するためにモルドゥオンの面前で素早く腰を振り達する真似をしようとした。自分が見えた。頭をあげてもいないのに赤い血と天井が見えた。カタクリがおおった。トライデントが顔めがけて迫ってきた。

    ・いまのはかなりむかついた。ヤりやがって。
    ・ヴィランは兎も角ヒーローでさえあのありさま。この土竜で既に何人か家来の腹を刺した。苦虫を噛んだが表情にはださないと決めている。
    サリアの作戦を激しく嫌った。


    ・鼠並みの繁殖力を誇るオークに勝る武器はやはりあれしかなかった。殺人ウイルス。ロスフェンデルの住むイアロー谷を訪ねた。
    ・緑の滅びをつくってもらう。
    ・オークの身体に気づかれずに滅びをすりこめる。
    ・部屋を借り、ホムンクルスを利用する。
    ・何処にいようがどんな問題を抱えていようが呪文を口ずさむだけでオークにのみ殺人ウィルスを仕込むホムンクルスと繋がる。
    ・それはそれで世界の風紀を大いに乱した。

    ⚠️⚠️⚠️⚠️
    🐈🐈🐈🐈大変なことになった。加筆中!
    ⚠️⚠️⚠️⚠️

    ・緑の滅び偵察のシセロが戻る。やたらニンジンとスウィートロールが食べたいらしい。緑の滅びを喜んでいる。
    ・カール・タナーが情報を売り込む。彼はクォーターを殺している。タナーの暗殺稼業は捗る。


    「……一体どういうことでしょうか」ストーミ
    ・山積みの緑の死体が燃えている。「疫病?」
    「そうだけど、オークにだけ感染するの。どんなに屈強なオークでもこれには勝てないんだから」バレッタの娘
    「魔女だよ」ドリミアはサリアを利用しない。ヴィックの命令だ。
    「まいったな。鉱石が掘れないんだなぁ」頭が嘆いている。
    「その日暮らしを満喫できるやつはいいが」山を見る。

    ・戦神はそんな些細なことなんかどうでもいい。無視をして魔女狩りへ。
    ・魔女狩り、魔女狩り、魔女狩り

    ・ヴィックは掌を夜空にかざした。使いを出せ。サリアはもう一度知るべきだ。『オラクルは役目を果たすまで死なない』と。


    ・オーク殲滅。災いから逃れるために一部のオークは引きこもる。シセロとカール・タナーが片付ける。『オラクルは、役目を果たすまで生きるものだ』と忠告をする。クォーターオークの処理。
    ・オラクルの正体はラデラの願望。


    ・国に平和な日常が戻る。風紀を乱していたホムンクルスは破棄。風紀は正された。
    ・死の匂いこもるバダ山脈には誰も近づこうとしなかった。


    ・ヴィックが月宮殿に戻る。ドリミアたちが月宮殿に帰還する。本来の務めに戻る。
    ・月読国を従者シセロとカールは後にした。浜辺に隠した財宝を掘り起こしに来た。船に積んだ。水夫はおったまげた。

    ・ルペス・ニグラではドリミア王国が消えそうだった。残ったドリミアもいた。純血ではない者たちと彼らの家族。
    ・ルペス・ニグラはサリアのものではない。シセロはそこでひと商売したいそうだ。彼は話さないが何をしたいか手に取るようにわかる。暗殺稼業にちがいない。サリアはシセロの役目を解いた。カール・タナーと一儲けしたいんだろう。
    ・サリアは街中にとてもはいられなかった。
    ・カール・タナーはサリアが消えたことに気がついた。

    ・ひとりぼっちのサリアは丘に立った。ストーミ含む戦神たちが魔女狩りからもどって来るところだった。あのなかにストーミはいるはず。

     ひとの気配がして振り返った。冷たい何かがサリアの腹を貫いた。知らない小男。疫病による闘病中。オークとなにかのクォーターだった。
    「オラクル」

    §§§§

    一人の戦神がグワイマカルの顔の異変に気づいた。ゴーストが薄れかかっていくと。

    §§§§

    §§§§

    カタクリの首飾りが千切れた。サームが転がる。

    §§§§

    §§§§

    ヴィックは踊るのをふいにやめた。

    §§§§

    「死が追いつくぞ」オークのクォーターが言った。
    ・血塗れのサリアはリムを召喚しようとする。
    「お前を追い越すぞ」オークのクォーターが言った。
    「呑み込まれ――グフッ!」相手の吐瀉物が服にかかった。
    ・こんな醜悪な小男の上にくずおれて死にたくない!
    ・サリアは歩こうとした。膝が折れて地に伏す。
    ・男から離れようと地を這う。崖。崖から落ち、川へ落ちた。自然にとってサリアは一緒に転げ落ちる小石同然だった。


    ヴィックは華やかな宮殿を抜け、悲しみに支配された。

    カタクリは、虫の知らせだと信じるが、情報がなかった。

    ストーミは、ずた襤褸の小男を見つけた。事切れているにも関わらずにたついていた。無性に腹が立つ。
    血糊を辿るとサリムが崖に辿り着き、落ちた事を知った。
    崖を慎重に下り、血糊を辿ると川に消えていた。
    ストーミは戦神仲間に頼んで使いを送った。モルドゥア、月宮殿へ。


    ふたりは数時間もたたぬうちに駆けつけた。ヴィックは月神を激しく非難した。月神を噛み千切る勢いだった。

    ストーミは下流でサリアを必死に捜す。ストーミの顔はすっかり治っていた。ふたりは察した。
    ストーミはいつまでも捜した。カタクリが力ずくで引き止め叱るまで。
    サリアは見つからなかった。

    モルドゥオンが何を言うかと思えば、新大陸を捜すと言いはじめた。ストーミも船に乗ると言い出す。
    ヴィックは夜空を眺めた。
    月宮殿を家出したヴィックも話に乗った。クックロビンの船をだす。縁起のいいカトラーの船をだす。
    すっかり水夫のドリミアは船をだせることを喜んだ。
    傷を舐めあうのは嫌いだが、今回ばかりは助けてほしいと思ったし、再び自暴自棄に陥ったストーミは今回は死を選びそうだ。傷を舐め、目を光らせる必要があった。
     カタクリが訳がわからないうちから大陸を捜すと言いはじめたのも、このためだったかもしれないし、本当にサリアが新大陸を作るにちがいないと信じているのかもしれない。
    月神は今回の旅目的がサリアのためだから勝手を許すだろう。苺月神から常々『オラクルは死せず役目を果たすまで生あり』あなたの最大の敵はオラクルなのです。と警告していた。


    「この空は……」
    「世界の終焉をみているようです」灰色に染まる空模様と大陸にざわめく。
    ヴィックは巨人の頭蓋に腰をおろしナイフを研ぎながら、灰都ミスアルダのモルがいかにしてこの大陸ひとつを消し去ったか報せた。
    大海の深淵に沈んでいく。船が大破したせいだ。

    心臓は鼓動を打つ。息を止めることができる。天蓋のごとく頭上をおおう怪物の瑠璃色やえんじ色の触手を仰ぎ見る。それは巨木の深い根のようだった。
     瑠璃色の輝きが近づいてきた。見聞色で見た景色は、大勢は、海に散った者、海中の民として揺蕩う。モルドゥオンは呪いにより泳げない。このままでは海底まで沈む。トライデントを縄でくくり柱目掛けて投げた。渾身の一撃に怯んだ触手は脚を高く上げた。


    色褪せた襤褸がストーミの鼻先をかすめた。女の顔を目にした途端、ストーミの心臓は跳ね上がって激しく脈を打った。
     待ったなしに離れていく彼女をストーミは掴もうと手をのばした。彼女の体は誰かに抱き寄せられた。ヴィックだった。

     あの人を愛した俺たちが、あの人のことをどうして語らずにいられる?――と先日ヴィック彼は言った。心には濁りがない。
     自分は何度か船を降りようと思ったことがある。
     ずっと自分の側にいてくれた人を……
     サリアの瞼は閉じられている。


     触手がまたおりてきた。大列柱のようだった。
    「これと戦う必要があるか」
    「場合に依り蹴り」
    3人は怪物と戦った。
     怪物は海水を吐き出すつもりらしい。ストーミは彼女に手を差し伸ばそうとしたときには。モルドゥオンの腕が届いていた。驚くべき脚力だ。
    ・怪物が体内の海流をすべて吐き出すと、そこにあったものがすべて遠くへ押し流され綺麗になった。
    ・流されながらモルドゥオンは魔法の指輪を使った。

    ・親指の王冠に避難する。
    ・サリアの頭髪が水色に変わっていた。



    ・双児の魔女の討伐が目的。双児神は親指の王冠のリムを使って怪物を造って三人にけしかける。
    ・サリアを媒体にする双児神だった。片方はサリアの上半身を自身の体に接ぎ木のように紡ぐ。もう片方は足のほうを紡いだ。
    ・サリアは声を喪った。顔に絶望を浮かべている。

    モルドゥオンは能力で、ウィルムに跨がったストーミ、ヴィックは弓矢と魔法で戦う。

    ・倒すけれどサリアは海なので水にとける。少なくともなんの女神かはわかった。二人は諦めた。
    ・モルドゥア国では誰かしらが血のレールロードをつくっていた。
    ・あっという間に玉座から引き摺りおろされた男がいる。
    ・つむぎは、先ず、__式すら挙げた記録すらない。※冠が新しい王の頭にのる式?
    ・虚言師の自称モルドゥオンが即位の最に献上品を求めた。モルドゥオンが廃止した女缶の復活を求めたという。元高級女缶を金で釣った者たちに捕まえさせた。モルドゥオンの贅沢な部屋で乱交会が開かれた。
     マクラ、エレブラント、ミケイラ、つむぎ
    ・男はつむぎ★ラッティーズたちによる手痛い手解きをうけた。
    ・彼女たちの告発により虚言事件は明るみになる。詐欺。

    ・城の者たちは面白半分に男を泳がせていたにすぎない。そのものの中にはゴシップ紙を手掛ける者もいた。むしろ男を唆し背中を押した。つむぎたちに反乱の拍車をかけた人物だった。【新聞王】
    ・一部は、短時間の間に闇競売を復活させた。王宮の中庭に乱雑に配置された商品は落札されるのを待ってる。すでに競り合う者たちまでいた。
    「中止だ!!競売は中止だ!!」
    「2億で買う!」

    ・熟れたゴシップを出す。新聞王。虚偽師に関心をもたせるには吹聴するババア。

    「――王に勝手になった男?」街人も知らない。「――いつ?」
    ・つむぎたちが動く。ゴシップ紙はいつの時代も厄介。闘いを始めたら、紙を余分に刷ることなる。「……気に入らないけどやめた」つむぎ
     

    ・男が馬車に引き摺りまわされている。あの新聞王に散々利用された挙げ句に。つむぎは落ち込んだ。
    「もしも、あなただったら工場襲撃くらいのこと簡単にしちゃうかも」「ギアッチョ、どこ行っちゃったの?」

    「あなたもシンシティの新聞を確認したほうがいいな」マクラ「情報戦争」
    「デマ?」「新聞紙の売り上げのために?」※シンシティのも新聞王の



    ・月読国にサリアの悲報が伝わる。モルドゥオンの帰還。
    ・お前らなにやってんだ的な呆れた顔で新聞王を見る。法をぐちゃぐちゃにらしやがって。
    ・卵が割れたから黄身がこぼれた。空も霧も黄色に染まった。
    ・召喚された人の首には首飾りがかけられる。

    ⚠️⚠️⚠️⚠️
    🐱🐥🐹🐶頭痛くなってきた。背中も首も痛いんだ。もうやめたい。
    ⚠️⚠️⚠️⚠️

    「ようこそいらっしゃいました」
    ・彫像が案内をする。あなたは聖堂へ向かいなさい。

    ・絶景。目が覚める。何処に行っても城の内部にいるような感覚を味わえる。ここから街全域を見渡せる。白銀の建物、派手な黄金の飾り。なんとも言えぬ魔法を匂わせる青い屋根の塔。
    ・草花も蝶々もよその世界には存在しない。
    ・稀人は階段を下りる。
    ・衛兵。天使のような中性的な顔つき。男の鎧。白銀。
    ・素通り大丈夫だろうか。魔法のタコ殴りされたら死んじゃう。武装した衛兵みたいなのが巡回しているし、あちこちに配備されてる。
    ・時折ラッパの音が時間を知らせる。
    ・全段下るのに何時間もかかりそうな階段。
    ・今度は黄金の衛兵たちを見かけるようになった。時間制か。色が変わるのだろうか?
    ・ややこしい道はわざと迷うようにつくられている。しかも、衛兵とばったり遭遇する仕組みだ。
    ・とりあえず中心へ行こう。広場か。
    「この先行き止まりですよ」
    「広場に行きたい」
    ――戦闘民族なのか?


     広場の教会に佇む武装した民たち。
    「この黄金郷をどうやって見つけた……」ストーミ
    「これは……驚いた」レッドウルフ
    「あんた無一文じゃないか」人のポケットの中に指を突っ込んだ。ひっくり返した。
      その目に浮かんだ落胆の色に気づいていた。
    ・一緒に教会の席に着いた。
    「月読国は見えなかった……?」ストーミ
    「あぁ、いいんだ。月宮殿は美しいが、稀人は皆、罪を吹っ掛けられ地下迷宮送りにされる……」レッドウルフ
    「あの妃は未来永劫見つかりっこないさ」
    ・レッドウルフが部屋の手配。
      女の立ち直りは早かった。

    「さ、俺の部屋で構わないなら泊まってくか?」
    ・彼女は男の部屋の中へ足を踏み出した。扉が閉まった。
    ・朝、彼はベーコンエッグを食卓に出した。一緒に食べた。
    ・ふと顔をあげると、白銀の戦徒が背中を扉に預けていた。ストーミ。
      部屋から漏れ聞こえた。
    ・女の帰り際、レッドウルフからキスをした。「キミに幸運をあたえたまえ」

    ・神殿へと赴く道のりはいたって平和。巡回の衛兵も戦徒もいる。
    ・神殿の扉を開けると重力魔法によって礎に引き寄せられ貼りついた。エネルギーが試されているのか謎の数字が壁に表示された。
    ・創造の材料だと言われた。そして壁に魔法が現れた。
    ・キャラクリ!
    ・治癒魔法がクローズアップされた。壁画に各組織が所有する治癒魔法が現れた。
    「……我に使命をお与えください」

    宮殿の鐘が鳴る。ふたりは頷いてから神殿の扉を開ける。

    リムの霧が晴れてくる。
    中からは筋骨隆々の背の高い象牙色の色男が肩を揺らしながら歩いてきた。クラシカルな花柄のシャツにブラウングレーのスーツを着ている。目力が強いアジア系だ。
    両腕から腰まで白薔薇のタトゥーまみれの女が歩いてきた。
    パンツがお尻のところで突っかかって穿けないって感じのエナメルスタイル……上着は透けて中身が見えている。

    「まったく」レッドウルフ
    ・闘技場に集まる戦徒たち。
    ・黒いスライムが這いずってくる。

    「死ぬなよ」レッドウルフ
    「バラバラに散って俺たちの材料になるなんてごめんだろ?」

    ・黒いスライムが近くにいる戦徒の姿に変わる。



    召喚弓に5本の矢をつがえる。盾を貫くローレッテの槍の如く相手の小盾に突き刺さった。体を貫通している。+α腐敗の力を思い知れ!
     更に距離をあけて連射の機会をうかがう。くずおれて黒いスライムに戻った。
     別のスライムが近くの戦徒の姿を写した。素早く駆け出してくるがこちらは既に連射の姿勢をとっている。矢を射た。相手は盾を使い矢を弾こうとしたが逸れることはなく首下に刺さった。
     受けた相手は腐敗の力に錯乱した。生半可な盾では防げない。弾くこともできない矢を放つことを戦徒たちは理解した。

     黒いスライムが戦徒を写した。彼女が勝ってきた。
     黒いスライムがストーミを写した時、歓声が湧いた。
    レッドウルフの声が甦った。――『一人はここに』

    ――……
     ストーミは弓が狙いをつけれない速さで走り続けた。あっという間に潜り込んでくることを悟った。だから女は後ろに飛び退きながら腐敗のアークを放った。ストーミは潜り抜け、女の胸を蹴った。地面を転がった。地に伏せばいいものを起きてしまった。
     ストーミが凄そうな短剣を持って近づく。
    重力魔法をストーミの上に放つ。戦神も引力に寄せられた。弓矢を連射し、更に上空へ持ち上げ魔法を解除した。ストーミは落下するはず……が、ワイヤーを刺してきた。女はぶん回わされ空へ飛んでいった。
     ストーミは着地をし、跳躍の姿勢をとるがいきなり熔けた。黒いスライムとして。スライムが腐敗していた。写し身は完璧ではないようだ。

     戦利品は経験値だった。リムは通貨になるらしい。
     あの主従のつもりで作成した男は女が死ねば。国への献上品になる予定だったが手元に残ることになった。彼は誇らしげだった。
     いい通貨稼ぎになった。

     何に使おうかな……。
    ふと頭を過った。
    ――負けた人……

    ・資金の使い道を主従と相談した結果。土地を買うことになった。訪ね回って行くうちに胸に違和感を覚えはじめた。壁の装飾が気になって仕方がない。
    ・土地を見つけて買いとった。屋敷はぼろぼろだったが、倉庫に住めばいい。隣は屋敷だった。屋敷がぼろぼろでも構わなかった。

    ・建物の影、誰か屋根の上にいる。グワイマカールだった。胸がざわついた。オレンジ色のぼろぼろ屋根上に座り林檎を囓っている。


    倉庫の掃除を主従とする。ぼろ屋敷はひどい有り様だった。手書きスケッチや壁に車の絵が下手なりに描かれていた。
    服を脱いだ。首もとに薔薇両腕から指先、腰から太ももにも薔薇。足首から爪先も薔薇。
    主従も脱いだ。こちらも両腕から指先まで派手なタトゥーが施されている。背中にも。
    鏡が発掘される。自分たちを写す。古びた外套で彼女の胸を下からささえるように持つ。彼女は片足を少しあげた。

    裸のままベランダへ出た。
    だれか噛った林檎が落ちている。そういえば屋根を転がる音がした。拾った。歯形を見つめる。綺麗だ。
    「誰か住んでいるんでしょうか」
    「暗くなる前に水汲んできます」


    夜。ランタンの灯りの向こうに裸の彼女がいる。主従はハンモックを編んでいる。主従は掘り起こした服を着ている。

    「あなたの服」
    「荷馬車と馬」
    「食糧」
    明日買うもの。

    「倉庫の床にフローリングを張りたいの。だけど、誰に頼んだらいいのかわからなくて困ってるの」
    「他にはあります?マスター」
    「壁紙も張り替えたい」「木のパネルでもいい」
     スーツ姿の主従が買い出しと注文しに出掛ける準備をした。

    「違和感を感じない?絵画が見つからない。この街」
    「気のせいでは」
    「画商を訪ねました?画家を見かけましたよ」
    「ねぇ」
    「まだなにか?」
    「グワイマカールの……噂を仕入れてきて」
    「ホラーチックじゃない?」
     
    まだ素っ裸だった。主従のハンモックを木にぶら下げ座って景色を眺めた。
     彼が屋敷の屋根にどうやって登ったのか検討した。
     手つかずの部屋の埃を追い出す作業に戻った。
     家具に掛けられたシーツをすべてひっぺはがす。
     絵画らしい。主従と一緒に見たほうがいい。

    主従が帰ってきた。馬が牽引する荷馬車に乗って。
    外で裸でハンモックに足を立て掛けていた。主従はまともに見てしまった。
    「マスター」
    「馬ね」「備蓄は」
    主従も脱いだ。シャツ以外すべて。干した。
    主従はハンモックに座る。彼女が座り直し、主従の太ももの上に腰かけた。主従は脱いだシャツを彼女の胸にあてた。

    「下手くそな絵だけど」
    「海の?女神」
    「彼が描いたの?」 
    「みたいですね」

    「紅茶入れてきます」
    シーツがひとりでに落ちた。
    絵を見てしまった。鳥篭の。
    魂食いの絵を
    彼女は倒れた。そして戻ることはなかった。

    顔面蒼白のチャールズが最寄りの衛兵棟を訪れて事件が発覚した。所有者の絵画に現れる別の絵画、魂喰いの鳥篭がまたでたという。噂は町中に広まった。
    また【ファン・ドゥア】か。ストーミにはいい迷惑だった。グワイマカールは怪奇現象に興味を示さない。ロスフェンデルとラデラの姉妹の仕業だ。

    そんなときに鐘が鳴った。新しい稀人が漂着した。魅力的で身なりもいい。

     
    ・神殿に向かう稀人を引き留めようとする者はいなかった。
     街の詳しい説明を避けた。
     ファン・ドゥアは、疑わしく思えてくる。
     半日後には戦徒が闘技場に召集された。__ではあっという間に街の通貨になりそうな小柄な婦人がポツリ立っていた。
     水路からあがった黒いスライムが近づいてきて適当な戦徒に変わる。彼女は赤い猛禽へと姿を変えた。月宮殿の訓練生か?
     猛禽の胸が黒く堅くなり竜の鱗へ変貌を遂げた。赤い爪のドラゴンへ変形する。四脚が長いのは人間が使う武器を扱うかららしい。豪快さに欠けるが竜ほどの力があれば人間くらいの骨なら少し圧してやるだけで曲げられる。この竜には隙がない。繊細で賢い竜だった。
     黒いスライムを狙えばいいと理解していた。飛び掛かり、その剣を交差させたような形の武器で待機中の黒いスライムを纏めて潰した。炎を吹きそうな勢いだったため席を離れ避難する戦徒が続出する始末だった。
     レッドウルフがグワイマカルに耳打ちする。

     婦人の主従は、もう王への献上品ではなくなった。
     世紀が進んだ稀人ははちゃめちゃ強い。
    「絵画を見てはいけない」と喪にふくすチャールズが口を開いた。
    「とりこまれてしまう」

    「国を離れたほうがいいでしょう」ストーミが提案する。
    「私とこいつと一緒に、旅にでも行きませんか?」

    「……いいのか?戦神の株が下がるぜ」レッドウルフ
    「……えぇ」
    「私も、お供させてください」チャールズ
    「主を喪い嘆き彷徨う戦徒を見ました。彼らと同じになりたくない!」



    次にストーミ一行が婦人を見たときは……

    「私にもひとつ」
    「……贈り物?」
    「えぇ、女への」
    「包装しなくていい。それで喜ばれたことはありません。むしろ、中身が見えない苛立ちを向けました」
    「どうして中を見えなくするの?……まったく」

    「件のね。刺繍糸で恋文でも贈ったらどう?」婦人が言った。

    ストーミが刺繍針を刺しているあいだ、レッドウルフが二人に事のなり行きを説明した。チャールズのぼろぼろ屋敷に移動した。


    「心して」ストーミ

    「空への脱出は不可能なんです」
    「転送装置や昇降機の類いを空からでは確認できない」

    「これだけの人がいて行商人要らずの街だ」レッドウルフ
    「主の姿を見た者はいないのだとか」チャールズ「謁見はないのか」
    「……家来は街におりてこないの?」婦人
    「【ファン・ドゥア】」
    「画商です」チャールズ


    「やめておけ。なにもできないさ」レッドウルフ
    「俺は画商をあたってみる」「これだけは皆が嫌がった。結局、俺が……やるんだよな」


    「この部屋は」屋敷にはサウナがあった。中央に向け斜めの床には中央の隙間から流水を落とす役割がある。

    ・チャールズがまた見つける。《あなたを望みたかった》スケッチだ。
    ・チャールズは下手くそな絵を壁に描いているストーミを眺める。
    ・話を聞く。全部。
    ・馬だけ妙にうまい牧場の絵を描きあげた。

    ・レッドウルフが行方不明になる。
    ・魂喰いから婦人を助けられなかった。

    ・三人の使徒が街を歩き始める。
    ・力のアーティファクト【タロット】の影響により、チャンスを取り上げられた姉妹は不自由な生活を強いられた。月神に怒りを露にした姉妹は封牢に入れられた。
    ・グワイマカール戦神はすべてのタロットを揃えた者だからファンドゥアは欲しがった。主を解放させてあげたい。


    「我らは【ファン・ドゥア】!」
    「主の運命の車輪を回す者……」

    ・グワイマカールは何者にも支配されない盾を持っている。
    ・戦神の魂は月神が所持しているから魂喰われない。盾、ストーミには誰からも支配されない力がある。
    ・チャールズを庇う。チャールズはストーミの腕の中で意識を喪う。

    ・ファン・ドゥアは喰らった稀人の力を使う。
    ・あの賢いドラゴンを倒す。

    ⚠️⚠️⚠️⚠️
    🐱🐥🐹🐶加筆中!
    ⚠️⚠️⚠️⚠️

    ・ストーミたちが封牢へ閉じ込められる。タロットを喰らうために。




    稀人拐いの鐘が鳴る。
    主を喪った者が集う酒場では戦神と主従の歌が吟われていた。呼び鈴が鳴り酒場に入ってきたのは襤褸雑巾めいた衣装に身を包んだ老いぼれ吟遊詩人だった。彼は口をすぼめて唄を歌い戦神と主従の唄を阻んだ。唄の内容は神の物語だった。
    この島の主の。
    おお、私の色褪せた神。12柱の月神が主の運命を希薄なものにした。時動かぬ我らの主を憐れみたまえ。使徒になりたければ回廊をまわれ、絵画を見ろ。写し身となり我らの主を護れ。
    稀人拐いの鐘が鳴る。
    来日も来日も闘技場では稀人が塵となって戦徒の前で風に散った。
    使徒ファン・ドゥアが絵画を腕に抱き締め徘徊する。
    戦徒たちは月神の戦神をも打ち負かす自分たちの神に恐怖した。しかしグワイマカールの勇気のお陰で国の仕組みが大体わかった。


    稀人拐いの鐘が鳴る。
    主を喪った者が集う酒場では戦神と主従の歌が吟われていた。呼び鈴が鳴り酒場に入ってきたのは、主の糧となる為にばらばらになる運命の新参者だった。
     誰からも声をかけられず、挨拶されずに一番奥の席に着席した。雰囲気の悪さに気まずくなり直ぐに外に出た。一切の音をたてずに。
     闘技場では、召集に愚痴さえこぼした。非力な稀人は塵となり消え去った。黒髪の主従を残して。


    稀人拐いの鐘が鳴る。
     戦徒のだれひとり闘技場に召集されず、稀人を忘れた。
     豪雨の日、稀人は襤褸のままの屋敷へ隠れた。残された果実を食べた。タクシーの絵が描かれた紙が落ちていた。タクシー?

     街へ赴く。そばかすが目立つ顔を__に向ける。
     勝手に増えていく絵画を勝手に撤去をする少女がいる。
     街の異様さに気づく。
     画商の裏路地で画商と吟遊詩人を見かける。

    蒸風呂の使い方を知らない。
    魅惑的なたっぷり前髪を掻いた。

     青い石を見つける。名前をつけて可愛がる。

    花を持った。黒髪と毛皮の襟飾りが印象的な若い戦徒が近寄った。たっぷり前髪を見ている。

     稀人は窓辺の空の鳥籠をずっと見つめていた。口を尖らせて。
     なぜ少女は絵画を破棄するの?と戦徒に訊ねた。魂喰いの絵画の存在を初めて知った。
    「主を喪ったそうです。寂しいんですよ」

     戦徒自身酒場で見聞きしたばかりの戦神と稀人の物語を婦人に聞かせた。
    ふたりは封牢を一緒に見学する約束をした。



    三人が封印されている。
    「海に行きたい」
    国の外に出たいと言う。
    「出られない」

    戦徒が稀人の白い手を掴んだ。「やめてください」
    ・彼女は聖堂に行く。
    「私……あなたの使徒になりたい」
    ・闘技場では乱入した黒髪の戦徒が稀人を護りきる。傷だらけになった。
    7つの海を凝縮された石。すなわちサリアを望んだ。
    封牢に置く。

    リムが召喚される。サリアではなく双児王がでてくる。

    稀人は塵となる。使徒ファンドゥアは満足する。

    使徒は戦徒を糧にしている。黒髪の戦徒は使徒の運命の原動力のため紡がれる。
    操り人形。



    月宮殿の回廊の海の絵画を見つめる花月神の使者。月絵画、太陽と天空の絵画、髑髏の絵画、
    鳥籠を描いた絵画には布が被せられている。


    痩せぎすの赤髪の男が月読城の絵画から転がり落ちたとの報告が入ったばかりだ。

    戦徒の街から来たという。

    絵画は枯渇した外神を描いたもので__に飾られていた。


    モルドゥオンと天照国王の滞在中

    「アルカナに希薄ゆえに……生を歩む者を拒まず」桃色月神の使者
    「ふうん」花月神の使者

    「どうかな。我々の加護なしではな……。モルドゥオンみたいな強大な力をもつ白昼夢でもなければ、あの首はとれないだろう」狩猟月神の使者
    「戦徒を遠ざけてしまえばいい。収穫を絶ってしまいたい」収穫月神「力は流れている。常に。下から上位へ、だ」
    「ロスフェンデルを頼ればいいのでは?」
    エリスマ大平原を風のように駆けるグワイマカルはもういない。
    ラ・スール丘群の影に潜む奴隷商人も見かけなくなって久しい。
    西の大砂漠や北聖堂に蔓延る盗賊も消えた。
    魔物は各所の闇にまだ蔓延っており、油断はできない。
    月読国が見えず霧の中をさ迷い続けた稀人はやがては街道へ抜ける。
     運悪く南の東へ進んだ者はタムタカ大湿原に行き当たる。街道は失われ再び迷うことになる。白鳥や水鳥が飛来するため、猟さえできれば鶏肉には困らない。水びだしの森には魚も甲殻類もいるが船がいる。
     地響きと水に恐怖を覚える者は南下を避け西へ進路をとる。
     手前の街道ではなく奥の街道を使った者は損をする。裂け谷ギルキリスに掛かる橋は壊れている。南のアモン山の街道沿いにオキリス宿が点在するが追い剥ぎも利用する。
    カックルフルーツ=タマゴ
     書都ヒースは退屈かもしれないが、砂と滅亡国しかなく、いまでは植物が育たちにくくなった最西端よりは遥かにましだ。最南端は花で彩られた牧草が生い茂る。野生の馬が群れをなして駆ける。書都では豊な田園風景も見られ美味しい果実を硬貨で買って味わえる。
     
     リング・ディンドン経由でシン・シティやモルドゥアへ向かった稀人は堕落する可能性がある。しかし、モルドゥオンやヒーローがヴィランを成敗する姿は一見の価値がある。
     運が良ければ月読国の門をくぐることができ月宮殿にてタロットカードが配られる。最北端西と東にある天照国の門をくぐった場合はテリオンカードが配られるかもしれない。
     訪れてはいけない二つの滅亡国サングドールとカラルタンには病と金脈が残っている。戦徒の街は脱出不可能、人間喰いの蛙の街ネンフェン、最近追加されたバダ山脈のバ・ダマ街も来てはいけない街だ。


    食用の__が鳴いた。
     砂嵐、泥雨が酷いためこの宿は地中にあった。
     植物は根から水を吸い上げ砂漠化を促進させる。
     蛇竜が東へ飛び去るのを見てから数年が経つ気がするけど、実際には数ヶ月なんだろうなと思う。

     元々は宿だった建物は頑丈な石で組まれている。まだサングドールの水路も井戸も生きている。
     あれもこれも彼から教わった。
     そのサングドールを哨戒している戦神はルペス・ニグラに暫く滞在していて姿を見せなかった。
     帰ってくるなり、手をひらひらさせて歩み寄ってきた。カラルタン王国にはもう近づくなと言われた。皮膚を石にしてしまう病が蔓延っているのだそう。
    「けれど金塊がとれる」「だけどあなたから教わった」
     鞄に詰めた金塊を背負って浅瀬まで歩かないと。
    「教えてくれたじゃない。秘密の通路」
    「確かに書都の案内をしたが――」
     書都まで船で向かい数ヶ月分の食糧を調達しなくてはいけない。


    地上は歩かない。サングドールの浅瀬は地下階段から行く。カラルタンに秘密の浅瀬まで行くと、秘密港に難破船の残骸が海面に浮いていた。海賊船だった。

    ――勇敢で力強い背の高いあの方が

     橋をかけて船内へと潜入した。まだ腐臭が残っている。金目のものが残っているかもしれない。
     
     目が眩む逸品ばかり。王族のものだろう逸品。一国で暴れてきた?自宅と船を往復する。最後に船を燃やした。
     サングドールの戦神は、ルペス・ニグラの話をしてくれた。

     翌々日、金塊と一見問題なさげな金を持って書都へ向けて出港した。

     
     
    桟橋で声をかけられた。初めて奴隷商人を見た。
    鍵が取りつけられた首輪をはめた幼子を複数人売っている。
    横に並んでいた獣人が桟橋の方を向いた。吊られて桟橋を見た。
    換金したあと浅瀬に行ってみた。老人同士がもめている。
    マスターテリオンの材料じゃないと喚く老婆と学者風の老人。
     

    黒髪の赤葡萄色の眼、口に牙が並んでいた。
    黒髪の赤葡萄の眼……



    契約の印に首輪の鍵穴に親指を置いた。針に刺され血が流れた。
    老婆は彼らの名を教えた後に水となり海へ流れた。老人は目を丸くした。
     老人は身につけているものから隠れ家を言い当てた。そこに住んでいたと言う。船を漕いで老人から獣人から逃げた。




    「あなたはクグロフ、あなたはギモーブ」
    「モルドゥオンの子じゃない?」

    幼子たちの首輪は取れなかった。

     

    ふたりは背が伸びつづけた。わずか数日で服が着れなくなる。次の買い出しは当分向こうだとわかっているふたりは墓荒らしに赴いた。サングドールの戦神がふたりの首根っこを掴んで報告しに来たときはおったまげた。サングドールの戦神からモルドゥアへの行き方を教わった。まだ幼く無理があるが時が来れば報せに行くと伝えた。
     はたからみれば背丈の差が激しいが仲睦まじい親子にみえたはずだ。
     一緒に過ごせた数ヶ月は幸せだった。
     サリアの子でないなら誰の子どもか。
    「オレは」





    ならず者が子どもを拐いに来た。自分はあまりにも唐突に胸ぐらを掴まれたから逃げることもできなかったが幸い3人は外出している。

     この男はあの子たちをマスターテリオンの材料に使うつもりだ。ならず者仲間が襲われた。クグロフから。
     
     ならず者は仲間を置き去りにして子どもから逃げるように出港した。ならず者仲間は全滅した。
     かわりに女がマスターテリオンの実験台にされた。

     液状化する体はシンシティに売られた。闇に利用された。
     ヴィランの1人としてヒーローと闘わされた。
     トレードマークの大胆なエナメルボディスーツ。エナメルハイヒールブーツ。目元を飾るお菓子な仮面。そして首輪。


     隙を見て抜け出した。何度も捕まりそうになった。
     ゼリーのトレードマークのエナメルスーツのまま。

     あの子たちがベレゴンタールの戦神と一緒にいると聞いた。
     サングドールの戦神が連れて行ったか迎えに来たかだ。

     いてもたってもいられずにモルドゥアへ赴いた。
     ベレゴンタールの戦神があの子たちと遊んでいた。
     初めて見たベレゴンタールに体が熱くなった。あの子たち……
     連れ戻す手に引っ張られた。
     剣を扱うマスクのヒーローに助けられたがヒーローからも逃げた。
     子どもはいなかった。
     ヒーローが横に立った。サングドールの戦神が子どもを連れてきた!と八つ当たりした。
     事情を説明した。

     モルドゥオンには報せるつもりでいたが、選択させてほしかった。

    「どうされる。」
    「サングドールへ帰る」
    「でも、お金がない。くれないの。全然ね」
    「どうして私みたいな闇を助けたの」
    「きみは美しい」青い目だった。


     最終的にはヒーローの目とバイクを盗んでシン・シティへ向かった。わざとらしい車内の札束を使ってリング・ディンドン経由で地上へ出た。
     それからはあの懐かしい日々の暮らしに戻るためにサングドールへ向かった。



     ベレゴンタールの戦神は書都で見た絵巻の通りベレゴンタールだった。戦神であり国王である彼と海の女神との間に産まれたあの子たち。モルドゥアは海から遠すぎる。

    ――ペリカンの役割りは務めたでしょう。立派だったじゃない。
     


     置き手紙が貼ってあった。あの子たちの。

     サングドールの戦神が玄関に立っていた。
    「君を救えなかった」
     金脈を掘る日々。浮かない顔。
     血の契約は無意味だった。あの流れた血はなにを意味したのか。
     あの日からベレゴンタールの戦神のことが頭から離れない。
     謝礼なし?
     好きが怒りに変わってきている。一時……愛が芽生えた。



     書都でベレゴンタールの戦神とサリアの間に産まれた三つ児の物語……相変わらず数日で着れなくなるらしい。

     獣人のこと、すっかり頭から抜け落ちていた。
     獣人を倒す。



     
     
     サングドールの廃墟に囲まれて……遠すぎる地にいる男とあの子たちのことを……頭から離れない……。どうかなってしまう。『ミルアル』なんて。

     サングドール戦神は相変わらず掌をひらひらさせて歩いている。金脈を打つ私に近づいた。ガンガン反響した。
    「なぁ、洒落た店に行かないか?地上にあるんだが、どうかな」
    「お酒ある?」
    「そ、私の部屋のこと……」ため息。
    「まだ生きてる果実はあったかな」

     サングドールの戦神は、ただ、ただ酒を飲みにきただけだ。
    「血がついてる」

    「哀れな挑戦者に戒律を刻んでやった」

    「……戦神のなかでもサングドールは摩訶不思議」
    「あなたがそれを脱いで洗濯する姿を想像できない」

    「まさか」サングドールの戦神は上半身裸になって脱いだ服をよこすふりをして自分の肩にかけた。傷が少ない。
     目を泳がす彼なんてはじめて見る。きっと、あの子たちを連れてしまったからだろう。
    「……謝りたいができない」
    「サリアの使者が報せたのだろうな」


    「もう、いいんだから……」
     戦神の肩から赤い衣をひったくり洗濯場へ向かった。
     
    「レモン」戦神がレモンを持ってきた。横に座る。
     涙があふれてとまらない。
    「あの子たちと一緒に…………」
     戦神は横から軽く抱いた。頭の天辺に慰めのキスをする。
     戦神に甘えて頭を胸に預けた。

    「あの一時はミルアルを愛したの」
    「あの子たち……と」
     サングドールの戦神が自分の立場を思い離れた。
     洗濯物を洗いはじめた。

     サリアは戦神に手をだして戦神共々罰を受けた。
     彼が洗濯物を紐にかけているときに「どんな罰をうけるとおもう?」と訊ねた。

    「君は死ぬ」

    「あの子たちを、私から奪ったこと気にしない男に勝手に惚れる女を殺すわけ――」
    「あの子たちは君の子どもじゃない」
    「ミルアルのこと、忘れてもらいたい」
    「選択させてほしかった」
    「月神なんてくそく――」
     唐突の口づけのふりをした。顎を掴んだ手を放す。すんでで止められた彼の唇から吐息が漏れた。
     唇ではなく視線で交わしているような……彼から顔を反らす。
     風が玉蜀黍色の髪を逆撫でる。青い目を縁取る睫毛もまた玉蜀黍色だった。
    「それはないヒーロー」
    ・モルドゥオンがミケイラの缶を自室に隠し持っていた。嫁(サリア)を連れ帰ると言って不在中モルドゥアを乗っ取られた時に見つかって競売にかけられた。話題になった。モルドゥオンが女缶を隠し持っていたと。つむぎが救出した。(新聞王は知っていた)
    植民地戦争
    ⚠️⚠️⚠️⚠️
    🐱🐥🐹🐶もういやだっ!やりたくない!!ギャレリアに新着避け投稿したらしばらく放置する!!一週間半ずっとこれ調えてきたけどもう限界。
    ⚠️⚠️⚠️⚠️
    「あの崖を青い小花でおおうんだって」エレブラント
    「素敵」マクラ
    「……」

    ――またサリアなんだから……


    銅葺き屋根、錆びて緑色に変色。
    ファイヤーウォール(ケベック)傾斜45

    180センチもない屋根裏部屋。

    城壁に砲目
    ――知り合い以上友達未満
    部屋は和の装飾で彩られていた。遠目からでもわかる、あの奥の寝具にかぶさる壮麗な布団は職人の手で数ヶ月間刺繍されたもの。裸のモルドゥオンが肘をついて横になっている。

    ……褥に横座りになる。

    肩が薬指に押されて軟らかい布団に横たわる。自分の低い背丈より上にある膝丈、四本指が背中を覆い親指がやわらかな部位に触れた。

     部屋がチーズフォンデュの香りに充たされたころ、腹が金魚を掬いあげるようにもちあげられた、モルドゥオンの顔が遠ざかる
    赤紫の薄い陰毛が触れ地肌を感じた。あてがわれたテルコンが中へ。
     餅細工の手錠を噛って。


     壮麗な敷き布団に体を休ませるモルドゥオンからはチーズの残り香。

    「なにか言いたいことはあるか」
    「はい……?」
    「クグロフが吟遊詩人の詩に噛みついた……」
    「『__』という詩だ」
    「息子のことは俺とサリアの子だと大勢が信じている……」
    「またですか……毎日会話の節々にサリア……聞き飽きまして」
    「大事な話をしてる……いまの俺たちにとって最も重要なテーマだが」
    「子ども自が大勢の人間にあれは眉唾物語だと言ってまわる」
    「自分たちはこの辺の奴隷商人に拐われたんだと。自分から母親を奪った奴隷商人を強く憎んでいる」
    「母親がいるということだ」
    「__。なぜ黙っている……」
    「お前が産んでないなら息子は何者だ……」

    「何者でしょうね」

    「あなたはサリアを嫁に迎えなかった。お望みの人を手にいれて、もし夫婦になっていたら、あなたは事実を棚に上げてサリアのことを子どもの母親と呼ぶのでしょう。そう、嘘で固めて騙すおつもりなのでは……?」

    「…………」

    「モルドゥオン国王の専属女缶。前の主はわたしの価値を知っておりました……」
    「少し……路頭にでていました。お腹の大きい私を見て、元の主が所有権を主張したんですよ。ふふ……私はチーズなので、物扱いです。私を河に流した人物ですよ」

    「赤子を産んだあと私に知らせもせずに。赤子をどうしたのか……そのことが気にならない時間なんて正直ありませんでした」「…………」
    「……追うべきでした」
    「……」
    「私が、ずっと、あなたにも赤子にも心を寄せてはいけなかったことくらい、あなたは、ご自分でも、とっくにお分かりになられていたと思っておりました……」
    「あなたがモルドゥアへ戻ったときに話しておくべきでした……。認めます。隠してしまったことは間違いだったと」

    「男の名前は」
    「あら、スリリングな判決ですね……もし私が月に見つかったら裁かれるのは私のほうなのですよ」






    「ごめんなさい。本当に……わからない。本当に。あの子達が、何者かなんて」

    「__。おまえしかいない。夜の__はお前と俺だけの時間なんだ」

    「サリアは終わった。見てる」
    「もうやめていただきたいのです。あなたの目は私など見ていないのです……」

    「見てるとも……」

    「いくらでも憎み口をたたけ。俺は、お前を傍におきたいんだ」

    「これからも、あなたは生き甲斐をお選びになります」

    ――

    「知っていますか?嫌われているんですよ……」
    「缶ですから……」


    缶を利用しては民に示しがつかない。







    「モルドゥオンが撰んだ女だろ」
    ――違う





    ヴィランのゼリーに腹や胸を刺される。倒れる。ふりをする。
    ――美しい……

    ゼリーに対処する
    モルドゥオンが

    「あなたは、私には少し遠すぎます……」
    「おい、心を閉ざすな!」













    つむぎたちが悩まされ続けた新聞王が討伐対象になる。
    モルドゥオンが。
    「嘘!私が産んだの!!」ゼリーが大声で言った。

    __は声にならない音で「私の子どもです」と言った。音はとても小さく口から出られなかった。









    「__に言ったな。『心を寄せるな』と」
    土竜が刺す。





    「閉ざすな」







    __には衝撃的な光景だった。
     ゼリーがモルドゥオンに告白する。子どもたちが喜ぶところを見る。群衆がわくなかに__が大粒の涙を流している。モルドゥオンは断る。
    「嘘をつくな……!」
    「ミケイラと俺の子どもだ!」
     反応は酷いものだった。
    「だけど俺たちにとってゼリーが母親だ!いまは率直に言って、会えて嬉しいんだ!少しくらい付き合って!いいでしょ?」
    「待て……!」カタクリ
    「邪魔するな!ミケイラ!」ギモーブに睨まれた。

    放心状態のミケイラをよそにゼリーが話を進める。


    「はじめから、おまえと歩めばよかった……」

    「ご覧いただけたかと……カタクリに訊ねたいことがありまして……」
    「私は、何者ですか?」

    「……この身を月に曝してしまいたいです!」














    ゴシップは碌でなしだ。





    打ちのめされたミケイラをつむぎが外食に誘う。そっとしてあげたいけどできない。目を離したら何をするかわからない。
    デザート?



    「かの崖の上に新しい町をつくるんだ」自慢するシェフ
    「一流菓子職人の町だ」

    「小花でおおう話では?」
    「青い小花の絨毯。サリアの象徴」

    ――私にはなにもありません。彼の種とサリア産の野菜。これくらいしかありませんでしたの……。ほんとうに。


    ――また……サリア……

    ミケイラは屋根裏に戻らない。
    ――もう戻る必要なんてありません。


    ――あなたを頼りたいけれど……







    「社まだ建ってる……」
    「懐かしい……」
    「__で焼いた鮎」
    「……鍋、ふふ。貴方に野菜鍋をつくった……」

    「ウッ……うぅ……――」

    「……」







    畑を眺める。野生化した野菜。玉蜀黍を撫でる。板が腐っていた。下は池彫りだった。
    「……そうしたいからやったことことでしょう……」
    「……」



















    「ずいぶんと窶れた」


    「生き甲斐を選んだ結果だな……」





    ――夢か……なん……


     脇に据わっていた。
    「__……飯の準備をしている」

    「はい。すぐに」
    「いや、もう煮ている」



    「あの日か」




    「だけど、神からの罰をうけるのは怖い」

    「神は傲慢なサリアが気にくわなかった」
    「神々がお前を嫌うなら……俺たちの夜を奪う」
    「大丈夫だ」

    「月の目が届かない場所に私がいるから?」
    「……そうかもしれないな」

    「煮えた」

    「少し違うな……お前がフェンリスヴォルグに連れ去られた日……月がモルドゥアを照らしていた」
    「お前とは月の下で出逢ったんだ」

    「神は、わたしに役をくれるのですね……フフフ……街は、神のあやつり人形劇の箱みたいですね」
    「……」

    「クグロフとギモーヴの母だよ。嫁」
    「惨めな娼婦のままでいる気はないだろ。……なにか話してくれ」

    「…………頼むよ」

    ――月と……死に神……

    ……実際には池彫りの真横で夢を見た。
    全身びしょ濡れで不快だった。全てを投げたかった。
    モルドゥオンの引いたタロットは
    花の盛りが過ぎてゆくのと同じように、いつの頃からか



    かつてリングディンドンがあった場所。ちいさな町に有名な時計師の店。
    「夜よ。2匹の犬がやたら吠えた」
    「ねぇ、あんたがモルドゥア国からあがってきた人?」
    「へぇ、最近の月噂は物騒よ。わざわざ神不要の国からどうしてよ?」
    「ね、犬が2匹。やたら吠えたのよ」「満月だった」
    「ゴースト、彼女はザリガニじゃない。」

    「……失礼します」


    「待て。君は、__だろう?」
    「ちょっといいかい。君宛にモルドゥア国王から__が届いてね」


    「戻ったほうがいい」「君は、悪い方へ引っ張られる気がする」

    「私なら前に進む。こどもの国って残酷。彼のヒロインやめて正解。ヒロインって間違いなく死ぬんだから」「あなたも例外じゃないはず」

    「彼女は?」
    「消えた」
    「『消えた』とは?」




     レッドウルフは月読国からモルドゥオンに移住している。
    「隔絶された孤島に運ばれたかも」
    「アルカナを持たない外神は、この世界に干渉できない」
    「だから代わりに超越した何者かがタロット持ちの稀人を運んでいる。主に近しいファンドゥアか」

    「ファンドゥア、それは……飼い犬か」

    「そう、主の忠実な犬」

    「双児神、魔物の母、隔絶島の主、もれなくサリア……人の助けなしじゃぁ時を動かせない。大アルカナなしの神はタロットが必要でね」

    「行く手立てを見つける」










    ⚠️様子を見ている。

    ラッパが鳴り響き、鐘が続いた。



    三人の主従ファンドゥアが見張る。青白い魔術師、好ましいピンク色の肌の剣士、エルフ耳の剣士。それぞれ主にエネルギーフォースを運ぶ役目がある。
    フォースはタロット。




    階段に座る男。金貨を乗せた男の掌が差し出された。

    戦徒からストーミにまつわる話を聞く。


    「」




    「あなた稀人なんでしょう?」
    「それじゃあ、あなたは近々神殿に向かうことになるわ。色々力を得ることになるけれど神に騙されないで、ここの神は運命の車輪を動かすためならなんだってするの。目覚めるためには、あなたの月の運と力が必要なのよ」
    「だから自分に何も望まず、ありったけのリムを主従に全フリして。神をも殺める破壊的な力。そうしてもらえるとありがたいわ。いい方向にすべてのことがうまくいくの」

    「すみませんけれど……わかりかねます……」

    「あら、失望させるのね。いいわ。話を変える。あなたたちにとって嵐の戦神は馴染み深いでしょう?生ける伝説、この人を助けることができるかもしれないのよ。あなたなら」

    「彼がここに?それは本当ですか?」
    「彼は封牢にいるわ。かなり前に勘違いな稀人がサリアを望んだの。初めは玉石だったけれど嵐の戦神がサリアを見出だした。双子王にすっかり騙されたわ。外神は彼女を取り込んでいたの。でも戦神はリムに入ることができたの。本当のサリアに出会ったの」
    「最後はファンドゥアに騙されたけれど」

    ――サリアも?

    「……他の方に頼っていただけます?」
    「もちろん、そうしてるわ」
    ――そうしてる。



    ⚠️数日あける。




    三本指の狂い火のようなもの?


    モルドゥアの女







    不思議な主従を見かける。神の主従は主がタロットを得るためならなんだってやりたいと思ってる。それらが三人。



    「あなたたちは神を殺したい」ファンドゥア

    「そのようですね。少なくともあの方たちは『私たちは神を殺します』と私に言いまして。なにがなんだかさっぱりでした」


     


    「私が描いたの」ファンドゥア


    「サリアが憎いです」





    ⚠️神殿にてキャラクリ


    「赤紫の目……………………それだけ?」ファンドゥア
    「あなたの主従はどこにいるの……」



    「『アナーエホール』を!」

    ⚠️狂い火が闘技場を覆う

    「」



    ⚠️城へ行く前に主従
    「美しい」
    「あなた、これ以上ないくらい上出来よ。この件に関われて光栄に思ってるの。ほんとうよ」
    「次の舞台に案内させて、こっちよ」





    「あれが封牢よ。敵の猛攻を掻い潜るのはまず無理よ。殺されるわ」
    「城の中庭に……違う……これは絵画」
    「心して」


    「鍵は扉のパズル。解けないから――」

     双児神が空中を揺蕩い現れる。リムから引っ張り出された囚われた外神。
    ――デコイ?


    ――燃え盛る……絵画が燃えたら……辿り着けない……異空間から戻れない!

     先導者が双児神に倒される。

    「まったく。初代の稀人のまあ夢のないこと」
    「双児神、あなたの__は手に余りますわ」
    「それは主のものです」






    運命の車輪を動かすために行動する神の3人主従。主を目覚めさせる。

    「サリアを双児神から解放してくれてありがとう」
    「今日は、ご厚意に甘んじて、たくさんのアルカナを収穫いたしますわ」


    「私をだしていただけません?ここは好きになれません」

    「主の糧を奪いたいでしょう?」ファンドゥア


    「『アナーエホ――」

    ――なにこれっ!城??!







    ミケイラはサリアと敵対する。



     サリアを操った双児神はいない。





    「お月様はどうして私とあなたを会わせたのでしょう、知るよしもございませんね……」

    「誰…………?」サリア「ああっ、ストーミー!!」


    炎に赤々と顔を染める。



    「いったいなにをしてるの?私たちの敵はサリアじゃないのよ」

    「私の敵は彼女です」










    ミケイラは目覚めたストーミとサリアと共闘はしない。




     ミケイラ主従が閉じられた世界を灰に変え多くが消滅したようにみえた。
    サリアは爆発する。

    「サリアーーッ!!」
    「赦しませんよ……!」
    「知りません!サリアは主従に触れて勝手に爆発しましたの。あなたも見たでしょう」

    「これをとめようとおっしゃるの……?無理な話です……」

    「うンッ、その手を放して!」
    「こんな乱暴をする方でしたの?」
    「こんなやり方はないんじゃないですか?!」

    「これを主従が望んだのです!粛清をです!」
    「あなたは何もわかってない!」
    「これが不毛な争いですわ、相手の願望を知ろうなんて無限に時間があったとしても試すのを遠慮いたします……」


    「サリアは傲慢でした。成功が見えない八方美人。リムを欲し、最後は神になるんですから」

    「あなたはその数年、何をしていたんですか?」

    「私はあなたをモルドゥアで見ていました。つむぎからエレブラントからあなたのことを聞いた」

    「サリアは、それ相応の努力と対価を払った」
    「結果好かれたということです」
    「あなたは?」

    「無限の時間を差し上げます」
    「なんて顔……」

    「…………こんな最後嫌だ……っ……」
    「……」

    「燃えちゃえばいい!!」「灰すらも燃やして消して!!」

     ミケイラはキレたストーミに拘束され封牢にいれられる。ふたたび閉ざされていく世界。


    ――熱くない……でも……っ!






    生き残った主従たちはストーミとともに世界へわたる。ただし、消滅とはちがうかも。主従は世界を炎でおおっていた。






    ――熱くない……


    「ハァッ、ハァッ……!……酷く体が煮えたぎっています。あなたもこの炎にさらされたらひとたまりありません……私の体が溶けていくのをご覧になってもまだわかりませんの?……………ああ……あなたの体……!」

    「俺は未来を追ってきた……!」「行こう」


    カタクリはモチだからあちこち膨れて破裂する……




    「……クッ」

    「……ハァッ……!」
     膝をつく。
    「……出口は……!!」「……クッ」





    「…………駄目か」
    「……火の手がおよぶまえに」
    「出口を」
    「お前の主従はすべて焼きつくすつもりか」

     溶けている……。
    「神を殺すまで……」


    「」
     モチで包んだり、盾をつくったり、主従を殴り倒す。
    モチが焼かれてプスプス!

    瓦礫から溶けた彼女を見つける。
    灰になった地に膝をつく。うずくまる。



    うずくまるミケイラ。

    ――異次元は冷たい…………
    モルドゥオンはタロットを__に引かせる。



    息子たちは海を見たがった。水でいいならとゼリーは__に連れ出した。彼女は岩場で足を滑らせ滝壺へ落ちた。ゼリーになる間もなく骨が砕かれたようだが死体はゼリーそのものだった。
     息子たちは苦しんだ。人々はサリアの嫉妬だとか、月の裁きだとか導きだと騒ぎ立てた。
     ずいぶん後になって本当の母親のことを気にするようになった。
    「消える?」

     彼女を想いながら引くタロットは死に神を引いた。

     今日は、死に神のカードと力のカード
    「悪い意味ばかりじゃない……」







    火傷をおったストーミと同じく火傷をおった軍団と出会い、手当てをしたという旅商人がモルドゥオンに情報提供する。
    とどまって手当てをしている商人の班がある。


    ストーミと主従は口が堅かった。ストーミは何か隠していることは明らかだった。

    ギルキルスの泉について話をした。

    最近、戦神はギルキルス祭壇周辺が気になると。

    レッドウルフを金で買収し情報を提供させた。




    カタクリが直接、封牢について問いただすと、ストーミはミケイラを封牢に閉じ込めたことを認めた。
    ストーミを法の裁きのもとモルドゥアの牢屋に入れた。
    サリアについて触れなかった。







    誰も燃え盛る閉ざされた国にどう入ればいいのかわからなかった。
    そう遠くない未来、熱い場所を意味するボルメネと呼ばれる。
    ストーミについて話す。

    「俺はバトラーだった」
    「その月神たちから__いて月宮殿から出てきた」ドリミア族のヴィック
    「俺はあんたの役に立つよ。__で苺月神のをやったことがあってね」

    「『__』これを城と呼ぶか」

    「そこには行ったよ。__に絵画群がある。1枚1枚、画家は城の部屋を描いていた。こいつが全ての絵画を繋ぎ合わせていたからわかった。主の隠れ蓑だってね」
    「つまるところ__当時は簡易軽便、目的の部屋に入れた、部屋は隔絶されている。部屋から抜けるにも絵画がいる」

    「ふうん、最高の防御だ。主は私室に通じる絵画を懐にしまう。なんとも攻めづらい」

    「アナーエホールが絵画を焼き払っただろう」

    「それが絵画か」

    「餓えるようなら作物を植える。家畜が灰になっていたら、連れてくればいいい……水はあるんだろうな?」

    「…………抜かりない準備を」

    「勘のいい月神は『重要なピース』を月宮殿に持ち帰った」
    「もしかして、この日を見越してやったかも」

    「そうだよ……帰巣は、少年王が所持している。」


    「あれがドリミアか」
    クグロフ、ギモーヴが付いていく。誘拐の可能性もあった。

    「パパは世界一強いよねって言ったら、死ぬ前にゼリーが言ったんだ。世界じゅうの王様呼んで技競いあわせたらランク付けしようってね!」
    「1番間違いなし!て言ったよ」

    「サリアの呪いは信じないけどさ、月のほうは怖いかな」




    「お前たちを連れていくことはできない」




    まずアナーエホールを倒す。モルドゥオンが去った後で中からミケイラ。呑み込んでた。召喚獣的存在になる。




    封牢の部屋にはなんとか行けた。
    戻るための絵画がない。



    封牢は開ける。いない。



    街で目覚めたミケイラは人の気配を感じる。

    しばらくすれ違う。



    モルドゥオンはサリア美しいってなる。ミケイラを見つける。サリアとさよならする。

    ミケイラはやっとモルドゥオンに会える。
    土地を耕して野菜を植える。家畜を連れてくる。




    月に一回、月宮殿から物資が贈られる。モルドゥアからは半年に1度祭りが開かれる。物資のなかには絵の具もある。
    どういうわけかモルドゥオンが画家になる……。




    ストーミは大地の風になる。空から流れる水に癒される。
    異次元の島からサリアが流した水が海に落ちる。サリアは気づかれることなくストーミを支えている。





    モルドゥオンの地位はそのまま、子供は、クグロフは裁判官、ギモーヴは弁護士になる。



    祭り、ファンドゥアがにやける。檻の絵画を抱えている。



    ここで戦神たちの物語は終わる。



    天照国国王はがっかりする。


    ――戦神たちでさえヒルメを発見できない。
    3103ricecake Link Message Mute
    2025/12/01 2:48:07

    MOONEYES――Got of war――

    《《加筆作業公開中》》

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