2月5日【2月5日】
駅の一室に立てこもっていた。
ドアとか天井の隙間から、真っ黒な生き物たちが入り込んでこもうとしてくる。エアガンで撃てば消し飛ぶ程度の弱さではあったが、それでも数が多いものだから厄介だ。
外は既にパンデミック状態だった。
室内には、一緒に避難してる人達が数人いた。しかし、そのほとんどが学生で、まともに戦えるのは自分しかいなかった。
彼らを無事に親元へ帰そうと決意して、引き金を引く。不思議なことに、使っていたエアガンは一度も弾切れを起こすことはなかった。
救助が来るのはいつだろう。
深呼吸をして、また化け物を撃った。