女神を射抜きたり
星が瞬く夜
手を引いた
神の手を
憧れの人の手を
頭から落ちようと足から落ちようと我々が死す事に変わりはなく
我々は只その場に居た
走馬灯
人間達の影がゆらゆらと揺れている
彼女の顔も見えた
微笑んでいた その後刃物が浮かんだ ぼんやりとハサミが
指先も浮かんだ
私の胸は消えた ふんわりと 別れを惜しむように
破裂音
頭に響く重低音
威圧感
怪物と化したような気持ち
彼女に会いたい
もし戻れるのなら
愛の言葉を
生臭さに包まれた
腐った臓物の匂い
臓物を腐らせたことなど無いが
ボスリと落ちた
彼女は私の胸の中
いつまでも変わらない彼女は胸の中
いつまでも変わらない彼女への想いも胸の中
「神が地に落ちたって感じ」