上級生 キャンパス編 第三話どストレートなことをいうぼうや。
やりま「※」
すき丸「%」
だき丸「♨」
つよし「#」
ぼうや「♣」
意味不明な言葉を、異口同音に言う後輩男子たち。
おねえさん「おもしろい子たちね。」
店の前に集まっていた行列が消えていき、五人とおねえさんは、ハンバーガーショップに入った。
やりまは、レギュラーのハンバーガーとコーラを注文した。
すき丸は、チーズバーガーとコーラを注文した。
だき丸は、チーズバーガーとジンジャーエールを注文した。
つよしは、アップルパイとコーラを注文した。
ぼうやは、フライドポテトとコーラを注文した。
おねえさんは、なにも注文しなかった。
やりま、すき丸、だき丸の三人は、運ばれてきたものをガツガツやっている。
つよしは、おねえさんという異性を前にして緊張しているのか、注文品に手をつけていない。こころなしか、青い顔をしているように見える。(極端に緊張しているようだ。)
ぼうやも、運ばれてきたものに手をつけていなかったが、緊張しているわけではないようだ。
おねえさんは、そんな後輩たちの様子を注視している。
やりま「がつがつ」
すき丸「むしゃむしゃ」
だき丸「パクパク」
つよし「...」
ぼうや「ぼくたちと遊んで?おねえさん?」
やりま「処女ですかああ?」
セクハラを言うやりま。
おねえさん「かわいいわね。ぼうやたち。」
ぼうや「決めてください。」
おねえさん「どうしようかしら♪」
いたずらっぽくほほえむおねえさん。人さし指を立てて、思案する風を装う。ディープブルーのマニキュアを閃かせる。