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GALLERIA[ギャレリア]は創作活動を支援する豊富な機能を揃えた創作SNSです。

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    デリー+アグラ旅行記まえがき事前準備◇Day 1:〜デリー到着◇Day 2:デリー観光+列車チケット購入◇Day 3:デリー観光2◇Day 4:アグラ観光◇Day 5:アグラ観光2◇Day 6:デリー観光3◇Day 7:お土産購入→帰国への途◇Day 8:ようやく日本へあとがきまえがき なんとまぁ、手書き機能がまた無くなっちゃったんです?? 綺麗な字ではありませんが、味が出るから愛用していたのですが仕方がないですね……
     それは、さておき。行ってきました、デリー+アグラ1週間の1人旅。本当はインド全土をひと月ほどかけて巡ればいいんですが、やはりチキンなのと体力的に無謀はできないという判断で、とりあえずお試しで2都市に絞りました。一度は行っておかないとなぁ、と以前からぼんやり思ってはいたんですが、今だとケニアから帰国後間もないので(『異国日記』参照)危機管理能力その他が未だ発達したままだろうという事を踏まえ、行くなら今でしょ、となりました(笑)
     自分で旅行を組み立てるのは結構しんどいので(面倒臭がり屋)、一瞬ツアー参加にしようかと思いましたが、やっぱりフリーで行く方が記憶に残るよなぁ、ということでセルフプロデュースです。お陰様で自己責任の怖さを思い知らされましたが(笑)いや、いい経験になりましたので、次からはミスしないはず……!
     自分で旅行するなら事前に必要な事は、もちろん航空券の手配とVISAの有無、あと現地の情報収集でしょうか。情報収集は本当に大事。旅ブロガーさん達本当にありがとう、と何度拝んだことか(笑)ということで、私もささやかながらに情報共有できればな、と。こんな所でですけれども。まぁ、興味のある方はどうぞゆっくりしていって下さいまし。事前準備 ◆VISA:eツーリストビザ利用
     インドへの入国はビザが必要です。取り方は3種類ありまして、インドの空港到着時に取得か、在日インド大使館で申請、インターネットを使ってeビザを取得するか、です。それぞれ、メリットやデメリットが違うので、詳しいことは下記リンクをご参照下さい。とても丁寧に申請手順が解説されているので、自力でどうにかできます。でも、時間がなかったり面倒だと思われたりするのであれば、申請代行サービスを利用するのも手だと思います。そこはcase-by-caseで。
    【2019最新版】インドビザの申請・取得方法、徹底解説パーフェクトガイド

     ◆航空券:中国東方航空利用
     安い航空券を取りたいなら、半年かそれ以前から発売されている早割の物を狙えばいいと思います。私の場合は結構思い立ったが吉日的に1ヶ月後くらいに出発できればいいや、で探したので少々お高めになりました。どうも渡印統計を見ると3月は値上がり傾向なのかな? 時期によって1万以上軽く違ってくるので怖いですヨネ。
     格安航空券の情報を探すのは、エクスペディアやスカイスキャナーが便利です。そのまま手配を掛けることもできますしね。
     そして、私は今回やらかしました。ええ、姓と名を逆に登録するという愚行を……航空会社のサイトで登録を行ったんですが、日本語表記のページでしてね。きっと合わせて申請フォームが姓→名の順番だったんでしょう。今まで英語表記のサイトで手配をかけるときは名→姓の順だったもので、確認を怠りました。Eチケットには名前が「(名)/(姓)」としか表記されていなかったのでスペルぐらいしか気にしておりませんでした。
     ので。出国当日、空港のチェックインカウンターで「名前の順番がパスポートと違うので搭乗できません」と告げられた時の絶望感ったらなかった。。。
     どうも空港では、搭乗者情報の変更が出来ない仕様らしく、搭乗したければ中国のコールセンターに電話して情報の修正を依頼して下さいとのことでした。 ……ここでまさかの国際電話の発生。正直、この時の私の手持ちの日本円は二千円。格安simを使用しての国際電話はちょっと怖かったので、公衆電話からアクセスを試みました。が、しかし。まず案内が中国語で流れ、英語に切り替えるプッシュボタンの番号を聞くまで数分を要し、そこから英語版の案内がまた長く(何故か支店が統合したというような情報から始まる)、お繋ぎします/混み合っています、から一向に繋がる気配が無く、瞬く間に私の現金は泡となりました。もうねー、笑うほど瞬殺ですよ。
     もうこれは、諦めろということではないかと思い、キャンセルは出来るのかという話をしにカウンターへ問い合わせに。するとですね、日本の支店にも確認を取ってくれていたスタッフが、一筆を書いてもらえれば「日本からは」搭乗できますと言ってくれました。
     これはすなわち、帰りの便の保証は無いので最悪現地で航空券を再購入することになるということなんですが、まぁ、インド発の方が規則が緩いだろうという打算の元(笑)、一も二もなく是と。この勘はあながち外れてはいなかったのですが、でも日本のスタッフの方に大分無理をしてもらったラッキーな結果なので、やはり自分で航空券を手配する時は細心の注意が必要ですね。勉強になりました。。。

     ◆現地の情報:地球の歩き方、旅or在印ブログを参考
     安定の地球の歩き方ですが、最近はブログの方がいい情報を拾えるな、と。今回はデリーとアグラ間の移動で列車に乗ってみたかったので、そこを一番調べていました。最近はインド国外からでもインターネットを利用してチケットが予約できるようになっているので、それにまず挑戦したんです。何せ、列車のチケットは結構前から発売されていて、それがすぐに予約で埋まるとあったものですから。ただ、ネットから予約するにはインド鉄道のアカウントをまず作成せねばなりません。これも先ほどのVISAの申請手順を紹介したサイトで解説されていますが、私の場合何か不具合に当たってアカウントの作成に失敗しました……出国ギリギリまで粘ったのですがどうにもならず。まぁ、どうにかなるだろ!と列車情報が調べられるアプリ"ixigo trains"だけダウンロードしていきました。他にもアプリはあるみたいですが、私はこれで満足でした。列車のルート、車両編成が見れるのが便利です(インドの列車は25両編成なもので)

     ◆ホテル:Booking.com利用
     最近はもっぱらこれを使っています。施設設備、レビューやロケーション情報が大外れになったことがないので(細かな差異は致し方ない)安心して使えます。
     ちなみに今回は、1人旅なので個室であること、あと清潔さを優先しました。虫刺されが怖いんだもの。しかし、まぁ、デリーではベッドの上をネズミが走ってましたけどね(笑)何かの糞があるな、とは思ったんだ。もう噛まないでくれたら別にいいよ、と放置しましたが。
     ─デリー: ATLANTA@New Delhi Train Station
     ─アグラ: Tourist Rest House

     ◆SIMカード:空港でAirtel India購入
     短期旅行なのでわざわざ購入しなくてもいいのですが、Google map信者のため、旅行中はネットに繋がっていないと不安なものでして(笑)オフラインマップもありますけれどもね、バスとか電車とかの情報が出ないので。日本からWifiルーターを借りていくのも手ですし、アジア数カ国共有で使えるSIMを買うのでもいいと思います。ただ、私の場合は何となく現地で買ってみたかっただけです(笑)おまけに市内のショップで買う方が断然安いのですが(半額ぐらい?)、顔写真が必要ということ、ショップの位置がよく分からないこと、どのSIMもですが使用できるまでに半日〜時間が掛かるという点を加味して、空港で買うのが手取り早いという結論に達しました。
     うん、やっぱりあると便利だった。
    【2019最新版】インドの空港で買えるプリペイドSIM airtel
    【2019年度版】”vodafone”の購入方法からアクティベート方法まで徹底解説!◇Day 1:〜デリー到着はい、空港でのパニック事項はご覧の通り、しかしチェックインはできたので、飛行機には無事に乗れました。今回は上海を経由してトータルで14hくらい? 上海でのトランジットは数時間でしたが、なんせ主要SNSの使用が禁止されているので、WiFiがあるものの暇(笑)お土産もなぁ。。。あ、パンダ商品はやはりありましたよ。
     そういえば、空港と機内は冷房が強目で寒かったです。思わずダウン着ていたわ。機内食は胃には優しいが特に美味しくもなく。パックされた水は消毒液臭が酷かったのでちょっと怖い(笑)映画と音楽はあったけど本数は少な目。いつものごとく、ほぼ寝て過ごしていました(酔い防止)
     そんなこんなで、19時頃にはデリーに到着し、イミグレで入国カードとeビザの書面を提出してするりと入国。預け入れの荷物も無かったので(最近は紛失を恐れて短期旅行では預けない方針)さくさく空港出口まで。勿論この時点で日は暮れてしまっています。ので、予め予約した宿泊先に迎えを頼んでいました。デリー空港から市内までは電車が走っていますが、市内の駅の作りが分かりにくいそうなので、安全を取ることに。
     お迎えタクシーの運ちゃんに会う前に、少額の両替とさくっとSIMカードを購入して空港を出れば、私の名前を持った紳士が。おお、すごい、ちゃんとしてますね(笑)
    彼が一緒だったので、何の勧誘も受けずにそのまま宿まで直行できました。渋滞もしていなかったからそんなに掛からなかったかな? お話し好きみたいで、色々話ができて面白かったです。ものすごく詐欺が多いから注意しなよ、というアドバイスまで。日本人は純粋過ぎるみたいですよ(笑)
     宿があったのは、ホテル街(と言ってもいいものか)のような、とりあえず宿泊施設が乱立しているエリアでした。夜歩くのはちょっと怖いかなぁ、というくらい。なんせ人が多い。
     そして、またちょっとした問題が。宿代は前払いなのですが、クレカが使えると思っていたら、何故か機械に拒否されましてね……翌朝も試しましたが、どうにも受け付けてもらえないので現金払いに。宿代はクレカ頼みだったので、これまた現金の手持ちに不安の影が(笑)予期せぬハプニングはそこかしこに転がっているものみたいです。
     ちなみに部屋は結構広くてびっくりしました。でも、最終日に戻ってきた時には小ぶりの部屋だったので、偶々だったのかな。両者ともに綺麗な内装でした。冷蔵庫も電気ケトルも付いていたしね。コスパ良くて驚きですよね。共有スペースにはウォーターサーバーまでありました。そのまま飲んでもいいかは試してませんが、沸かしたものは大丈夫でした。水が手に入るのはありがたい。ホットシャワー、Wifiもちゃんと使えましたし。朝食は朝8時からだよ、というのは、まじか遅いなとは思いましたが(笑)、急ぐ旅でもないのでゆっくり朝は過ごせました。
     そうそう、寝る前にSIMのアクティベイトを。カードの購入から3〜4時間後にカスタマーセンターのような所に電話してSIMが使えるように設定を行います。自動音声の案内に従って何項目かタイプするだけなので難しくはないです。詳しくは上記のSIMに関するリンク先を参照してください。◇Day 2:デリー観光+列車チケット購入 2日目は遅めに起きて朝食を食べつつ計画を練り練り。朝食は西洋風かインド風か選べる模様でした。西洋風は玉ねぎの入ったオムレツと食パンです。インド風はチャパティでしたが、ごっつ重かった。。。(笑)ティーは生姜の風味が程よいミルクティーでした。
     さてさて。4日目にアグラへ移動したかったので、最優先事項は列車の予約です。列車の予約は駅でできます。宿がニューデリー駅からほど近かったので、街の様子を見がてら散歩しつつ向かうことに。あ、宿周辺は両替所も沢山あったので先に両替ね。店によってレートもまちまちですが、余りにレートが良すぎても偽札を掴ませられるかもしれないので、ご注意ください。
     街中を歩いて思ったのは建物の密度が台湾やマカオや九龍城砦を彷彿させるなぁ、と。何だかやっぱりどこか東アジアの面影があるんですよね。でも、ちょっとアフリカとも雰囲気が似ていて。文化が混ざっている地域なのかしらなんて。しかし、デリーは空気汚染が酷いです。対策を何もしていなかったので2日目には喉をやられました。。。怖いね!
     駅へ向かう途中、余り道をよく分かっていなかった為に、おじさんに付きまとわれ、挙句オートリクシャー(自動三輪車)に乗せられ、最後には危うく旅行代理店へ連れて行かれかけました。うん、アブナカッタネ。よく私営の旅行代理店は詐欺の巣窟だという話を見かけていたので、ぞっとしましたよ。一度入ると契約するまで出られないとか怖過ぎる(そしてばっくれられるという)。。。
     気を取り直してマップを見つつ駅まで戻り、Booking officeまで。外国人専用窓口というものが2階にあるので、とりあえず2階を目指します。1階でキョロキョロしていると確実におっさんが声を掛けてきますので、無視かつ最短で上階に逃げましょう。2階まで上がると邪魔者は居ません(笑)
     列車のチケット購入に関してですが、まず列車の仕組みがちょっと複雑なので、詳しくは下記のリンク先をご参照ください。列車の選び方、窓口での購入〜乗り方まで分かりやすく説明されています。追記として、私が購入した際には受付とは別に列車の空きを見てくれる相談窓口のようなものがあり、当時確実に空いている列車を見繕ってもらえました。その後受付でさくっと購入可能。
    インドの列車アレコレ完全マニュアル!【列車、クラス、シートの選び方編】

     ここまでで、午前が終了。番号札を取ってから順番待ちが2時間くらいだったかな。あんまり混んでなさそうに見えましたがね、途中で割り込みやら喧嘩やら職員1人が帰ったりやら(笑)まぁ、どっしり構えていきましょう。
     そうそう、駅ではフリーWifiが使えます。使えますが、SMSによる認証が必要なので、海外で使える電話番号を持っていないと結局は使えないですネ。ちなみに駅に来た時点で私のSIMは有効で無かったらしく、電話番号が有効ではないと言われ続け半泣きでした(笑)チケット購入後には使えるようになっていましたが。Wifiはさくさくでしたよ。
     あとは駅の構内把握だけしてお昼に。ご飯に関してですが、ずっと3食カレーしかないと聞いていたので覚悟していたんですが(加えて本場のは辛い)意外と選択肢は多く、宿の近くでサンドイッチが食べれました。それとミルクシェイク。両方ともボリュームあって美味しかったんですが、ミルクシェイクが原因でしょうね、お腹下しました(笑)やっぱり火が通っているものじゃないとダメだわー。
     腹ごしらえした後、早速市内観光へ。と言っても、その時点で3時くらいだったので、2箇所だけ。

     ◆Agrasen ki Baoli
     これは地球の歩き方にちょろっと載っていたので気になったというか。いわゆる階段井戸の一つです。そして何と入場無料。地元の若者たちの憩いの場でもあるようです。昔は入れたようですが、今は内部進入禁止になっていました。ので、遠目から写真を撮るのみ。それでも十分見応えはありました。絵になるものなー!
     それにしても、鳩の数がえぐいです。あれだ、コウモリの巣と同じ臭いがする。糞の臭いってことかな? 印象としてはどこの遺跡でも鳩は多かったです。

     ◆India Gate
     階段井戸から然程離れていない場所にありました。WWIの戦死したインド兵の慰霊碑だそうで。広大な敷地の公園の中にどどんとありました。公園には噴水もあって優雅な雰囲気が漂っていましたよ。ただ、現在周辺を工事中なのかバリケードが目に付きましたが。また、敷地に入るにはセキュリティチェックがありました。ざるですけどねー(笑)こちらも入場無料。
     ……この辺りでお腹が下り始め、急遽公衆トイレに駆け込み(笑)意外とあちらこちらに公衆トイレは見かけました。清潔さは……言うまでもないですネ。本当の緊急時用ですね。フリーなんだから仕方ない。そういや、男性用の小の場合、囲いが何も無かったりするので、丸見えです。あれ、なんでなんだか。絶対事故るでしょ(笑)

     ◆市内の交通手段
     ・リクシャー(オート、人力)【三輪車】:短距離だと小回りも聞くので便利。要値段交渉。予め宿の人に相場を聞いておく方が良いです。ただ揺れる。がたがた道だと頭をぶつけること間違いなし。
     ・タクシー:流しは怖くて乗れない(笑)デリーはUberが使えるそうなので、それを利用するのがいいのではないかと。Uberだと値段が表示されるので面倒なことには余りならない。今回は出番なかった。
     ・市バス:庶民の味方。一番安い乗り物。バス停が細かく設置されており、Google mapだとバスの番号まで表示して経路案内してくれるので大活躍。難点は日本みたいにアナウンスが無いので着いたかどうかは自己判断。I love GPS. でも、まぁ、車掌さんが教えてくれもしたのでそこまで心配はない。皆やさしいね。
     ・メトロ:バスより駅の間隔が大雑把になるけれど、やっぱり早い。運行間隔も短いので、乗り遅れても後続が直ぐ来る。なんだかんだで使ったので、運賃割引もされるトラベルカード(プリペイド式)を購入してもいいかもしれない。時間帯と駅によっては通常のチケットを購入するのにすごく並ぶこともあるので。◇Day 3:デリー観光2 さて、この日の目的はレッド・フォートとフマユーン廟です。共に世界遺産。というかインドはさすがに世界遺産が多いですね。デリーでも3つある。ま、旅行のために調べるまでタージマハルしか知らなかったのですけれどもw
     3つをまとめて1日で回っても良かったのですが、自分の体力と知らない土地をうろうろするということを考えて、1日2つが限度だろうと設定。加えて、最後の1つはちょっと場所が離れているというのも少しネックでして。どうせまたデリーに戻って来ますしね。
     ということで、午前に1つ、午後に1つと決め朝食後にまずはフマユーン廟へ。ニューデリー駅付近でバスを拾って向かいました。明確な形のバス停はあったり無かったりするので、Google mapを参照に人の集まっている所で待っているといいです。日本みたいに丁寧に乗降を待ってくれないので強引に乗り込むのがコツ(笑)後ろの扉から乗車して車掌さんに行き先を告げて料金を払うシステムです。大体地名の発音なぞ難しいので、行き先を表示させたスマホを見せてました。

     ◆Humayun's Tomb
     外国人入場料:Rs600/クレカ使用Rs550。インド人入場料金だとこの十分の一で笑う。観光資源ですものねぇ。そういや日本って日本人でも外国人でも同じ料金じゃない? 優しいな?
     それはさておき。ムガル帝国第2代皇帝の墓であるここは、初期ムガル建築の傑作といわれ、タージマハルの建築に影響を与えたのだとか。左右対称の造りはやはり安定感がありますね。あと、これは全ての遺跡に言えますが、周囲の庭園も綺麗に整った造りをしていました。また、建築物の基盤になっている赤砂岩の色が緑によく映えていましたよ。ここの装飾はそこまで多く無いですが幾何学模様が素敵ですね、やはり。
     個人的には側にあった20年程先立って建てられたという"Isa Khan Tomb Enclosure"の朽ちかけ感にテンションが上がりました(笑)一部修繕がされたのか鮮やかなタイルが見られますが、侘び寂び感が抜群なのと建築様式が違うので面白い。
     そういえば、デリーもアグラも公園内では兎に角リスが多くて。ここではリスがカラスに威嚇している姿が見れました。リス強い。

     ◆Safdarjang Tomb
     外国人入場料:Rs300。多分キャッシュ支払いのみ。
     後期ムガル建築の建造物で、ムガル帝国の宰相兼北インドの地方長官を勤めていた人の廟とのこと。これは偶々Google mapで発見した場所なので、そこまで有名ではないと思われます。お陰で人が少なく、落ち着いて見て回れました。現地人たちの憩いの場でもあるらしく、庭には人がごろごろ転がってましたけれど。まぁ、それはここに限ったことではないですしね(笑)
     ヤシの木が連なっている風景はちょっとまた雰囲気が違って見えますね。南国っぽくなる。装飾のパターンもちょっと違う。内部の白い天蓋のレリーフは花が咲いたようなレース模様のようで美しかったです。

     ◆Lal Qila/Red Fort
     外国人入場料:Rs600/クレカ使用Rs550。内部にある博物館の入場とセットにするとRs800だったかな? 当時は博物館の内容が分からなかったので内部観光のみのチケットを購入しましたが、どうも博物館だけで2、3棟あった気がするので、時間があるなら合わせて買った方がお得かと思います。しかし、チケットブースが半地下で微妙に分かりにくいw
     赤砂岩で造られた城壁は威圧感がすごいですね。さすが城塞。ムガル帝国の第5代皇帝がアグラから遷都した時に居城として築いたそうな。入場して道なりに進むとまずお土産屋が並ぶアーケードに入ります。観光地価格なんだろうなー、っとそのまま無視して進む(笑)別にそこまで勧誘もして来なかったです。他に客はなんぼでもいるからね!
     城内は広いです。うん。一巡りしてくるだけでも結構な距離を歩く事になります。おまけに前日から歩き回り続けているので、少し足にキテいた(笑)が、しかし白大理石でできた優美な建造物が視界を掠めるからいけない。なんでしょうね、ここいらの贅を尽くした建造物には正に「優美・繊細」という言葉がふさわしい。◇Day 4:アグラ観光 はい、4日目にしてようやく別都市に移動します。一応前日夜と当日朝にもアプリで乗車予定の列車がキャンセルになっていないかを確認しつつ。デリーからアグラまでは、最短の特急列車で1h半くらい〜最大各駅停車で6h半くらいという恐ろしい振り幅があります。私が入手できたのは、2h半くらいで到着できるもの。おまけに座席型の車両でした(寝台列車型の車両が多い)
     ただ、朝0640発という(笑)基本的に朝は0600発〜が多いようです。夜明けが0615くらいだったので薄暗い中を荷物を担いで駅まで移動しなければならず、リクシャーに乗れたら乗ろうかと思いながら歩き、歩いて結局駅まで(笑)そんなに距離が無いと歩いちゃうからダメですね。停車している車の側を通る時がどきどきで、今引き摺り込まれたら目撃者も少なくてやべえな、とか思いつつ。ということで、次回からは早朝移動時も配車をお願いするべきだなと学びました(笑)

     ◆列車に乗ろう
     これもコツは列車のことが書かれている記事を参照して頂くのが一番なのですが、はい、慣れない内は最低でも30分前には駅に居る方が良いです。チケット買った時に受付の人には1h半前には来た方がいいと言われましたが、そこまではいいかなぁ、と。思いましたが、そういや自分は下見に何度か訪れていましたw 駅の構成を大まかにでも把握できていると楽ですね。
     ニューデリー駅には大きな電光掲示板があるので、そこでまず自分の列車がどのプラットフォームから発車するかを確認し、該当のプラットフォームまで移動します。
     構内に入るにはセキュリティチェックを受けなければなりません。そんなに混んでいるイメージはないですが、そういや時間帯に寄っては並んでいたので、その辺りもハラハラポイントではありますね。
     該当プラットフォームまで辿り着けたら、アプリで自分が乗る車両の位置を確認し、あとはひたすらフォームを歩く。なんせ25両編成だったりするので長い。フォームに表示されている小さな電光掲示板に一応車両ナンバーが出ていますが、ずれている事もあるので、最終は車両に示された番号を見るのが一番です。

     座席にはチケットと同じ番号が示されている所に座ればいいですが、時たま別人が間違って座っていたり、席を交換してくれと言われます。なので対処は臨機応変で(笑)
     あと、これも難しいポイントなのですが、車内アナウンスは全くありません。降車する時は自己責任です。よってまたもGPSが活躍。まぁ、主要駅だと降りる人も多いのでその人たちに場所の確認をして一緒に降りるのがいいのではないかと。停車時間はそこまで長くないので、降りるタイミングを逃すと、乗ってくる客に負けて降りるに降りれないことになりそう。。。みんな、駅に到着5分くらい前から荷物をまとめて乗降口に向かっていました。
     アグラの駅(AGCの方)はタイルの壁画があったり、駅口もタージマハルやアグラ城塞を模したデザインになっていたりして可愛かったです。
     駅から宿は少し離れていたのですが、宿が無料のピックアップをしてくれるというのでお願いしました。しかし、これが良かったのか悪かったのか。。。(苦笑)はい、ピックアップは確かにタダだったんですが、そのリクシャーのおっちゃんの押しに負けてアグラ滞在中、彼をハイヤーすることになってしまいました。
     私は、個人で、好きなペースで行きたかったんだ……! と叫んでみても後の祭り。別にいいっちゃいいんですけれどもねー。やはりお土産屋(でも比較的良心的な)に連れて行かれましたし。ハイヤー代高いし。。。
     そんな感じで、以下おっちゃんルートのアグラ観光の始まり。私の目的は世界遺産のタージマハルとアグラ城塞でした。近郊にあるもう1つの世界遺産はちょっと頑張らないと行けない、かな? という印象だったのでうっかり忘れてました(笑)

     ◆Itimad-ud-Daulah Tomb [The Baby Taj]
     外国人入場料:Rs300。キャッシュのみ、かな。
     ベビータージの愛称で有名のようですね。タージマハルに大理石の透し彫りの技術が受け継がれたとあるので、それ以前に建てられた廟。ムガル帝国時代の某妃が父母のために建てたそう。これは大当たりでした。しかし、次にハズレが来る(笑)この2つ、同じ入場料ってびっくりするわー
     こじんまりとしていますが、目を見張るのはその装飾の量。白大理石ベースの建物一面を覆う幾何学模様の何と美しいことか。透し彫りも見事。象牙なら見たことあるけれども、石なんですよね。技術がすごいわー。内部も花がモチーフの装飾に覆われ、ずっとそこに居ても飽きないほどです。お墓ですけれども。個人的に一番装飾が凄かった場所だという印象です。色合いもパターンも可愛いし、天蓋のデザインも素晴らしい。いや、本当に女の子は好きだと思いますよ。時間があるなら訪問をぜひオススメします。そこまで混んでもいないですし!

     ◆Mehtab Bagh
     外国人入場料:Rs300。キャッシュのみ。
     ここはタージマハルの対となる「黒いタージ」が建設される予定地だったそう。権力争いの余波で頓挫したそうですが、丁度河を挟んで対岸に位置するここからは、タージマハルの後ろ姿が綺麗に拝めます。しかし、それだけ。しかも、わざわざそこに入らずとも隣の敷地から見れもする(角度的には真後ろには当たらないでしょうけれど。しかし、どっちにしろ他の観光客が居ると真後ろの写真を撮るのは難しい)らしいので、拘りのある方以外には特に入場をオススメはしないです……◇Day 5:アグラ観光2 宿が中心街から離れているという事もあるのでしょうが、アグラはデリーより静かで落ち着いたイメージですね。あと、結婚式があったらしく、ごてごて装飾の電灯塔(とでも言えばいいのか……とりあえず高さ2メートル程の電球付きの物体で色んな形があり、手押しの台車に載っている)があちらこちらで見かけられたり、着飾った馬車が通ったり、花婿さん(多分)のパレードがあったり。華やかで目に楽しかったです。
     そう言えば、馬車があるので、家畜として馬が飼われているようでして、時たまおじさんが馬に乗って荷物を運んでいるのを見ると羨ましいなって(笑)機会があったら、また乗りたいんです。
     牛車もよく見かけました。あの、インドと言えばの白い牛。しかし、あいつらデカイ。他の地域で見られる牛と一回りは違うのでは。。。まぁ、だからかちょっと色も相まって神聖な感じはしますね。しかし、人と牛の距離が近い。馬や牛は後脚で蹴られると教え込まれた身としては、ちょっとその距離が怖かったです(笑)すれ違うのもぎりぎり〜

     ◆Taj Mahal
     外国人入場料:Rs1300。クレカは一部の窓口で使えますが、邪魔が入って確認できませんでした。飲食物の持ち込みが禁止されているので、無料でペットボトルの水が貰えます。あと、内部に入るためのフットカバー。他の遺跡でも内部に入るなら、基本的に靴を脱ぐかフットカバーを着けるかしなければなりません。
     さてさて、ついにやって来ましたよ、タージマハル。世界で一番美しいお墓ですね。第5代皇帝が愛する奥さんの為に国を傾けてまでして造ったという、お話も美しい場所です。
     有名ゆえに観光客が殺到するので、訪れるのは早朝がオススメのようです。実際朝日を見ながらの観光というツアーも見かけました。私はちょっと遅れて0730くらいから観光。入退場ゲートは3箇所ありますが、私は西門から入りました。ゲートからチケットブースまで徒歩10分ほど。チケットブースには自称ガイドが待機しています。声を掛けてきますが、まぁ、無視ですよね(笑)すまん、自分で観たいんだ。見所は見逃すだろうけれど、どうせ忘れるから自分の五感だけでいい。
     ここのセキュリティチェックは厳重でした。カバンの中身を全部出される。ここで、余分な水やら菓子やらが見つかると没収っぽいのでお気を付けください。そして、その廃棄される食料を猿が狙っています(側に大型のゴミ箱がありますが、そこを襲撃しに来ていました)
     そうして、ようやく入場です。正門までは数分。門越しにちらちらタージマハルが既に見えていますが、前日に後ろ姿は見ているので、そこまで特に感慨もなく。ただ、正門の前に立った時からがヤバかった(笑)何でしょうね、あの衝撃は。ぶわりと体の芯から何かが溢れるような。写真では勿論撮れないし、私の語彙ではとても言い表せられない。でも、とりあえず、これは本当に凄い、という感覚に呑まれました。門の内側から見える光景が一番で、是非ともあの感動は自分で体験して欲しいです。
     で、門を抜けると大写真大会になっているので、げんなりするんですけども(笑)その時間でも個人客、団体客共にそこそこいました。少し待てば、正面から写真を撮ることは可能な範囲ですが。まだ陽が上がりきっていないので、少しだけ暗くはありましたが、空模様がドラマチックに映えて、いい写真が撮れ放題(笑)
     内部は撮影禁止の上、一方通行で棺のある部屋を通り抜けるしかない仕様になっていました。おまけに立ち止まると警備員に注意されるという……お陰様で情緒はなかったですが、装飾はものすごく豪奢でした。石を使った細工の技術の結晶という感じ。
     個人的には外観と風景のセットの方が楽しめました。タージマハルの背後には雄大なヤムナー河が控えており、河の流れと陽の移ろい、空模様の変化を眺めているだけでも十分でした。勿論、墓廟の東西に位置しているモスクと集会所も、繊細な装飾画が残っていて見応えがありました。こちらは鳩の糞が酷かったけれど。
     滞在時間は1、2時間程でしたが、帰り際には正門付近に自称ガイドとカメラマンの群が。おお、ちょっとの時間差で湧いてくるんだなぁ、と(笑)午後になるにつれ、チケットブースも混むかもしれません。ちなみに私は待ち時間ゼロでした。

     ◆Agra Fort
     外国人入場料:Rs650。タージマハルの券を持っていて同日の入場であればRs50引き。キャッシュのみ。
     さてさてメイン2つ目。リクシャーのおっちゃん曰く、レッドフォートより良いらしい。まぁ、地元愛なんでしょうか。
     ムガル帝国第3代皇帝が建てたそうで、なんとタージマハルを築いた第5代皇帝はその実子によって晩年この城の塔に亡くなるまで幽閉されたそうな。権力争い恐ろしや……
     中はこれまた広く、宮殿内部は所によって2階にも上がれるので探索気分は増し増し(笑)2階からはヤムナー河を挟んでタージマハルが見れます。白大理石で建てられている箇所は、他の遺跡とパターンが共通していますが、赤砂岩で造られた箇所はちょっと独特なような。時たまですが、また別の異国っぽさを持っている印象を受けました。
     崩壊したというモスク跡は完璧廃墟のそれで。しかも、人口密度がぐっと減るので、休憩にもばっちり。ただ、猿が徘徊しているので、それだけ注意かな。
     この日は午後から解放されたので(しかし既に歩き疲れた)、陽が傾いてからちょろっと宿周辺を散策していました。デリーよりは空気がいいです。繁華街も結構スッキリしていて見やすく、服屋を冷やかしながら、若者のファストフードも試せたので満足でした。しかも、美味しかった! 時間があったら、服も作って貰えたんだなぁ、と思いつつ。やはりそこここにテーラーさんが店を構えてました。しかし、あんまり布屋を見かけない。また、別の区画にあったのかなぁ。◇Day 6:デリー観光3 この日の列車は0840発だったので、ゆっくり目。でも、大事を取ってやはり1時間前には駅に行く私。しかし、最寄の駅であったAgra Cantt駅はこじんまりしていたので、内部で迷う心配なかったです(笑)おまけに列車自体が1時間程遅れて来たので、結局待ち惚け。ネットがさくさくなので暇つぶしはできますけれども。しかし、10分に一度運行状況が更新されて、その度に駅への到着予定時刻が10分ずつ繰り越されていくのですが、最終的にどれくらい遅れるのかがさっっぱり分からずで、半日待つとかだったらどうしようとか思ってました。結局1時間の遅れで済んだのでラッキー。
     行きは座席型の車両でしたが、今回は寝台車型。人が寝られる長さのシートが向かい合ったブースがいくつか並んでおり、日中はそのシートを座席代わりにして過ごします。これ、クラスが1つ落ちるとエアコン無しの上、利用する人の層も変わってくるらしいので、女子一人旅なら最低クラスがここにしておく方がいいんじゃないかと。何せなぁ、フォームでクラスが下の車両が通過した時に、臭ったもんね。うん。あれで長時間はしんどそう。
     デリーに着いたのは30分遅れぐらいに短縮されていました。飛ばしていた気もしませんでしたけどもね、不思議。
     宿はこれまで泊まっていた所に再宿泊。さすがにスタッフ達も覚えてくれていました。その安心感は何でしょうね(笑)見知った所に来るとやはり安堵しますね。
     さて、本日のもう1つの目的は、まだ見ていなかった世界遺産の観光です。でも、昼を過ぎて着いたので、繰り出す前にまずは腹ごしらえ。列車内でも何かしら販売していましたが、チャイ以外は聞き取れなかったので結局試しもせず(笑)まぁ、また機会はあるだろうということで。
     ご飯を食べたのは宿近辺の食堂。注文したのは、ライスとコルマカレー。みんな素手で食べているのに、外国人だからとスプーンを付けてくれました。優しい……一応ケニア時代は手で食べていたので、慣れてはいたんですけどね。まぁ、でもライスは食べにくいからありがたい。インドカレーは激辛のイメージでしたが、ライスによく混ぜて食べる方法なら辛いの苦手な私でも大丈夫でした。汗は出るけどね!

     ◆Qutb Minar
     外国人入場料:Rs600/クレカ使用Rs550
     電車とバスを乗り継いで、夕暮れ間近にやって来ましたクトゥブミナール。近づくにつれ、バスの車窓から塔だけが少しずつ見えてくるのにテンションが上がる上がる(笑)しかし、遺跡周辺は渋滞していたのでバス停より手前で下車となりました。あれだ、観光バスが駐車場を入出するせい。結果的にバス停で降りるより近くなったのでいいんですけどもね。
     直接ゲートに向かいましたが、チケット売り場は道路を挟んで向かい側だったらしく。これもちょっと分かりにくい。そして、チケット売り場の長蛇の列に絶句。。。え、これ券を買うだけで何時間待ちだというレベル。夕方の観光は恐ろしいですね?? ちょっと泣きそうになりましたが、観察していると列にはインド人しかいない。ならば、常のことで、外国人専用窓口があるはずだと探せば、やっぱり空いていました。待つこと10分くらいで無事チケットゲット。まぁ、私の後ろには団体さんが来ていたので間一髪的ではありましたけれど。
     ミナールはモスクの尖塔を指すらしいです。72.5mも高さがあるらしいクトゥブミナールは迫力がありますね。奴隷王朝時代の王がヒンドゥー教徒に勝利した記念に建てたそうな。権力っていつの時代でもすごい物ですね。
     しかし、私はその塔本体よりも周辺建築物群に惹かれまして。モスクの回廊の柱の感じがもうたまらん(笑)何だか複雑な彫刻が施されているな、と思っていたら、これは破壊されたヒンドゥー寺院やジャイナ寺院の石材を利用しているからなんですね。漆喰で隠されていたのが、時を経て曝露されたとのこと。だから、何とも言えない不思議空間ができているんですね。異世界感が半端ないので、異世界好きさんはここも是非訪れてほしい。ただ、夕方は人に溢れかえっていて中々人が写らないように撮影するのは難しかった、いや無理でした。やはり朝の方が空いているのかもしれません。日差しも強かったからコントラストバキバキになっちゃう……(まだプログラム機能でしかカメラを使えない)◇Day 7:お土産購入→帰国への途 さて早いもので帰国日となりました。フライト時間が2040だったので、夕方頃まで買い物して過ごすことに。宿のチェックアウトは1200でしたが、荷物を預かってもらえました。ちなみにエアポートメトロのニューデリー駅でもRs50〜で荷物を預けられるようです。
     そう言えば、デリーではそこまでスーパーが中心地に進出していません。いつもバラマキ用のお茶などはスーパー頼りだったのですが、ちょっと遠出をしないとならない場所にしかなく諦め。よくよく個人商店を見ていると品揃えが豊富っぽい所もありましたが、数日で把握するのはちょっと無理でした……宿がメインバザールに近かったので、とりあえずそこをふらついていいもの探し。まぁ、さすがというか観光客向けの小物入れや布、装飾具、服などが売られている店は連なってありました。見ているだけで楽しくなりますねぇ。ネパールの装飾具が売られている所では、またうっかりピアスを増やしてしまう始末。いや、でも石をタイルのように使ったデザインが可愛いんですよぅ。布もねー、本当は色々広げて見たかった。しかし、布は重いからね。。。
     結局、小物をちょこちょこ買って満足し、1530くらいには宿に戻って荷物を詰め直して、いざエアポートメトロへと向かいました。
     ちなみにデリー空港へはフライト時間の4時間前からしか入場できません。しかし、入場時のチェックで並ぶこともしばしばだそうです。私の場合、まだ名前のミスの件が解決していなかったので、早い目に到着してスタッフに確認をとりたいという気持ちもあり、落ち着いてじっとしてられなかったんですね(笑)大分時間に余裕がありましたが、とりあえず空港へ。
     と、ここで思わぬハプニング。てっきりメトロの入り口からエアポートメトロへ進めると思ってたんですが、改札内からじゃないと行き来できない……? 改札外のどこにもエアポートメトロへの進入口がありません。ここでちょっとパニックになって慌ててスタッフに聞いたところ、地上だよと言われました。え、どこに案内あった?? と疑問符を飛ばしつつ地上に戻り、うろうろしていると、ありました。4番出口の向かい側、5番出口のある建物にエアポートメトロの表示が! 駅構内図や案内板を作ってくれいと心の底から思いました。迷子になる、あれは。
     日本の地下鉄網も酷いですが、最近は掲示がしっかりしてきているので大分マシにはなりましたね(と言いつつ、梅田でいつも迷いますが;)整備って重要だな、と改めてしみじみと。
     さて駅に到着できればこちらのもの。チケットを買ってセキュリティチェックを受け(各メトロでも同じ)電車に乗り込み。時間帯に寄りますが、10-15分間隔で運行とのこと。20分弱で市内から空港まで行けるので便利ですね。
     そんな感じで1630頃には入場口に到達。パスポートとeチケットのチェックが入りますが、これは結構しっかりと見られます。アフリカでもチェックはされていましたが、ここまでじっくり見られるのは初めてで無駄に緊張する。。。とか思っていたら笑顔で通してくれました。うん? ありがとう?
     恒例の電光掲示板で自分のフライトのステータスを確認すると、どうももうチェックインカウンターがオープンしている模様。え、じゃあもうチェックインしてしまおうといそいそとカウンターへ。そして、気づく。カウンターの情報が何処にもないことを。。。こういう所だよ、と思いつつ案内所へ。何でしょうね、この肝心の物がいつもどこか抜けている感。
     カウンターに辿り着いてみると、まだ受付は始まっていないようで、でも人が既に結構並んではいたのでとりあえず列に加わることに。この時点ではまだこれから来るアクシデントのことを欠片も予想していなかったのです。
     しばらく並んでいたら、後ろにいたインド人のおじさんが話し掛けてきました。暇していたので、応じること数分。何と奥さんは日本人で日本に住んでいるとのこと。これから先、このご夫婦にはお世話になりました。ちなみにおじさんは私のことを中国人だと思っていたらしい(笑)日本人と分かると日本語混じりの英語で会話していました。
     そんな話で盛り上がっている所に、スタッフから1つのアナウンスが。曰く、中国東方航空の全便が4時間ないし5時間遅れることになったとのこと。どうも上海辺りでトラブルがあったらしいですが、結局人づてに聞いただけで正式な通達はもらえませんでした。そして、これ空港内で放送がないんですよ。え、結構それ命綱じゃないかと思うんですが、そういや、一回も放送は無かった気がする。ちなみに電光掲示板はオープンのステータスそのままで、フライト予定時間だけ変更されて0100になっていました。
     ……とりあえず、待てばいいのかな? 一応名前のことをスタッフに聞いてみたところ、問題ないよ、と軽く答えが返ってきました。うーん、予感はあったけれど、軽すぎる。日本でのあの時間は何だったんだ。まぁ、それより大きな問題事が起こっていますからね。ラッキーということで。
     カウンターはクローズドのままなので、とりあえず、スタッフの動きが目に入る範囲内で椅子に腰掛けることに。それからは、軽く物を食べたり(空港価格たっか!)服を変えたりして2100頃までロビーで過ごしていました。その間も特に新しい通達は無し。ただ、他の乗客たちが列をなしてどこぞへ消えていくのを、1900ぐらいには目にしていました。その時は空港のラウンジでも解放されたかな、ぐらいにしか思わなく、しかし人数が多かったからどうせ混んでるだろうと無視してしまったんですね。いや、この時にちゃんと確認しておけば良かったんです……
     しばらくして、先程知り合ったインド人のおじさんがホテルへ行けるらしいから行こうと呼んでくれました。え! あの列はそういう事だったのか! と、ここで謎が解けましたが、遅すぎだわ! と少し自分を殴りたくなりましたネ。
     近郊のホテルで休息を取ってくれとのことで、なんとフリーディナーも付いていたんです。しかし、その時点で空腹を感じなかった私はシャワーを浴びる事と睡眠を優先しました。はっきり何時に電話するとは名言されませんでしたが、準備が出来次第ホテルに連絡を入れると言われましたので、0100とか0200ぐらいに起こされるだろう予感がしたんですね。
     連れて行かれたホテルはこの旅で一番のグレードの高さ(笑)え、全然ちがーう! きれーい! ひろーい! バスローブや綿棒まであるー! と、ここでテンションが上がり、ウキウキと入浴を済ませ眠りに付きました。バスタブもあったのに、栓が見当たらなくてお風呂に入れなかったのは残念。ちなみに後から聞いた話、ディナーはバイキング形式でお寿司もあったそうな。◇Day 8:ようやく日本へ はい、予想通りに0130頃にコールが入り空港に戻ることになりました。忘れられてなくて良かったー! 起きれて良かったー! と思いながら、そそくさチェックアウト手続きを。この時に一番に空港に向かったのは中東系の青年と、中国人の女性、私でした。タクシーの乗り合わせの都合もありましたが、あら、皆準備に時間が掛かるんですね? と、急いで損したと思いつつ。
     しかし、まぁ、この一緒だった青年は行動派だった。何の情報も持たずに空港に放り出されたものだから、またチェックインカウンターの位置から確認せねばならなかったのですが、そこからチェックインまでをひたすら空港のスタッフ、航空会社のスタッフに食い下がって確認を取っていて、なんかもう、さすがだなぁ、と。トラブル発生時はどれだけ情報を集められるかだと学んだ次第です。電光掲示板は昨日から内容が変わっていなかったので、人間に聞くのが一番確実な方法でした。結局飛行機は0600発まで遅れたらしく、それ故チェックインカウンターのオープンが0230からとなり、早目に空港に着いた組は少し待ち惚けを食らった感じ。
     0230頃になると、ようやく中国東方航空のスタッフが配置に付き出したので早速チェックインへ。でも、この時点では上海までの航空券しかもらえませんでした。乗り継ぎ分は上海でもらえと。まぁ、本来なら上海でトランジットが10時間くらいあったのですが、既に10時間くらい遅れていますしね。どの飛行機に乗れるかも分からん状態ですよね。
     という、まだスッキリできない状況ではありましたが出発ロビーへ直行し、待ち惚け再び。なんかもう、眠いわ草臥れたわで免税店などを覗く気力も無しでひたすらぼんやりしていました。
     0530。定刻通りに搭乗ゲートがオープンしたので機体に乗り込みましたが、離陸するまでまた何かあったらしく、1時間ほど更に遅れました。うん。
     上海へは1400近くに着いたのかな? この時はあまりよく分かっていなかったのですが、一旦入国し、もう一度チェックインからやり直さねばならないらしくてですね。この情報は周りの乗客の話を統合した結果です(笑)せめてなぁ、到着口に誘導の係員でもいればいいのにと思わんでも無かったですが。いや、一切どうしたらいいかの案内が無いって不親切。
     とりあえず、行動派の人たちが空港の職員に質問しているのを参考に、一旦入国。この時すごいな、と思ったのが、パスポートをスキャンさせると諸々のアナウンスが日本語になるということ。さすがですね。
     さて、次は出発ロビーを探して再チェックインです。てか、新しい航空券はどうやって取るんだ?? 状態だったのですが、中国東方航空の窓口で事情を説明したらさくっと1800発のチケットを取ってくれました。空きがあって良かった……! そこからは、もうストレスフリーですね。日本まで同日中に無事に戻れました。あとがき ……とまぁ、色々ハプニングがあったので経験値は上がった気はします(笑)勿論胃がきりきりする場面も多数だったのですが、最終的には面白かったという結論です。自分で旅の計画を練るのってとてもパワーが要ることですが、終わった後の達成感は中々手に入らない物で癖になります。
     ので、また懲りずにどこかで旅をすることになると思います(笑)
     長々とここまでお付き合いくださった方ありがとうございました!!
    aokoi Link Message Mute
    2019/03/21 19:06:21

    デリー+アグラ旅行記

    行ってきましたよ。ハプニングはお友達!
    色々あったのでとても長いです。誤字脱字あったら生温かくスルーお願いします。
    ##お知らせなど #旅行記

    以前の記事が読みにくかったので、小説型で再投下失礼します。
    ハート下さった方ありがとうございました!

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    • 9贄–ムコ–探し with cosmosねぇ 次は誰の家に
      行けばいいのかしら?
      教えて お義母さま。 #創作 ##original
      aokoi
    • 1420320514...-20間に合わなかった、
      大熱波記念物。
      動きます!
      →加工物&素材詰め
      http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=27593096 #BAROQUE ##-BAROQUE
      aokoi
    • 10妄執ー”dextera” #BAROQUE ##-BAROQUEaokoi
    • 4完成>>海底に咲く #らくがき ##originalaokoi
    • 6一週間のぱろ祭詰。
      全部知っていたらお友達! ##-松
      aokoi
    • 5謹賀新年 (天龍寺「雲龍図」模写風味)昨年は沢山の方に見守って頂けて本当に励みになりました。
      とても嬉しかったです(^^///)
      また、一年ざかざか描き散らすことになるかと思いますが、
      よろしくして頂ければ幸いです。
      皆さまにとってよい一年となりますように! ##お知らせなど
      aokoi
    • 560123-0224のらくがき妄想群お絵描き復帰はやはり歪んだ妄想より。写真参考によるイメージのコラージュ。
      手慣らしがてらなので、日毎の変化に富んでます。画材はペンと水筆。
      表紙は一番人気だった上様にお願いしています。
      基本的にワンドロに投下していたものを小綺麗に致しました。
      ##-BAROQUE #BAROQUE
      aokoi
    • 17てちゃんねる参加品倉庫閉鎖されたのでリンクは解除。

      ◇参加その7そのまま。20160528

      ◇参加その6の修正版。20131027

      ◇参加その5。これも加工無し。20130908

      ◇参加その4。これもそのまま。20130804

      ◇参加その3そのまま。20130623

      ◇参加その2の修正版。20130615

      ◇参加その1のちと修正版
      aokoi
    • 38アユタヤー・バンコク旅行記(改)タイより戻りました。
      本年もよろしくお願いします!
      以下、毎度の手書きでつらつらと。
      ※1/7ちっと円表記が間違ってましたので訂正。 ##お知らせなど #旅行記
      aokoi
    • 90415 - 0423の妄想群。 #BAROQUE ##-BAROQUEaokoi
    • 15Iria Greeneyesどろわの素敵スレ参加キャラ。閉鎖されましたね。。。
      交流ありがとうございました。
      #創作 ##-ウチノコ
      aokoi
    • 25軽率なパロの続き。 ##-松aokoi
    • 920320514...-21 #BAROQUE ##-BAROQUE
      死の連鎖の記憶と次第にバロックに呑込まれていく人々の中で、自分が正常なのかも定かではなく、そのくせ地に沈みそうな罪の意識だけを抱えて、ひたすら命を賭して生を繰り返すって、改めて考えるとすごいなぁ、なんて。
      時たま思考を停止してみて。
      塔に同化してみたらどうだろうと、ふと思って。
      しかし、偽翼や衣類が同化を始めても、彼自身に歪みが届くことはきっとなく。
      aokoi
    • 620320514...-18 「贖いという夢」※らくがきもまとめ→http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=43700243&mode=medium #BAROQUE ##-BAROQUEaokoi
    • 4 #TIGER&BUNNY ##-TBaokoi
    • 5はるなつあきゆき
      ついつい、かわいくてやられてしまったですよ。 #つり球 ##fanart
      aokoi
    • 14:45お絵描き終了。
      リハビリがてら好きに描いてみたら、ああ、やっぱり自分だなぁ、なぞ。 #original ##original
      aokoi
    • 息抜き。黒髪長髪は楽しい。 #らくがき ##originalaokoi
    • 4メランコリーを適当保存でらくがき。
      終了しました〜 #らくがき ##original
      aokoi
    • 6遅ればせながら。
      ちらりと一周年とお見かけましたので。
      ##-TB
      aokoi
    • 1531536000秒だけの記憶○年前の漫画を発掘しました。
      表紙だけついった投下物。 #創作 ##-ウチノコ ##TheEDENpj
      aokoi
    • 4Boy and Tiger ##fanartaokoi
    • 10最終巻まで行ったよー、という。
      で、ぐちゃあって。 #Fate/Zero #FATE/ZERO ##fanart
      aokoi
    • 10歪んだ妄想群ついった投下物。
      ちょっと暗い。 #BAROQUE ##-BAROQUE
      aokoi
    • 5initiation"北方の古の呪術師たちは一人前となるために、自らの血肉を悪魔に捧げたそうだ——" #創作 ##originalaokoi
    • 34なんじゃこりゃー、その2。
      本当に、なんじゃこりゃーなので、パラレル苦手な方はコメ欄注意です。 ##-TB
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    • 6“平眼球ども 俺に 従え”
      ——これは1巻ですが。
      5巻が面白かったよ! #血界戦線 ##fanart
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    • 8——アナタハ。
      (お絵描き過程ものっけてみる) #創作 ##original
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    • 5空中散歩。 ##-gameaokoi
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