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    覚書(AIについて)昨年夏、ミミックのプレリリース時に様々な不安の声がTwitterのタイムラインを埋め尽くしました。便利になっていく世の中でだらだらと過ごしていた私ですが、あの件以降「そもそもなぜAIが必要になってきているのか」「芸術とAIの兼ね合いは?」「悪用されるリスクをどうやって対策したらよいか」などやっと考えるようになりました。pixivがファンボックスでのAIイラストの禁止に踏み出した今現在、私なりに気付いたことをつらつらとメモ書きしてみようと思います。尚、法律や各分野の知識は殆どありません。あくまで生活上の経験則に基づいたお話です。あまり鵜呑みにせず、流し読みする程度にサラッと見ていただけたら幸いです。


    【1】なぜAIが必要か?
    ①交通機関への導入
    ・飛行機や電車など、たくさんの人を運ぶ乗り物は乗客の命を預かっています。多くの人が亡くなった事故では、ヒューマンエラーが原因と分析されたものもあります。運転手や操縦士だけではなく、整備・点検・部品製造……どこかしらで発生した小さなヒューマンエラーが大きな事故につながってしまった、と。
    ・AIが関与するのは自動操縦だけではありません。部品の点検、整備などを人手だけではなくAIが介入することで、よりスピーディーに部品の欠陥や整備不良に気付くことができます。
    ・ざっくり国の資料を見たところ、交差点の事故防止でもAIが活躍していました。重大事故に繋がりかねない運転をしている車両のデータを収集し、対策を練り、標識などを見やすく改善。結果、大幅に事故が減ったという報告です。
    ・誰かが亡くなったあとで事故の対策が講じられる時代から、事故が起きる前に事前に防止できる時代になったんじゃないかなと思います。
    ・また、AI搭載の自動車が今後世界で一般的な自動車になっていくのかなと思います。それにより、従来の自動車じゃ世界の市場競争で敵わなくなるかもしれません。日本はAIに関してまだ遅れをとっているらしいので、少なくとも日本のAIの技術成長が自動車絡みの貿易収入にダイレクトで影響してきそうです。
    ②宇宙観測などへの導入
    ・身近な例は、太陽フレアかなと思います。インターネット回線やGPSに影響を与える太陽の現象だそうです。この発生予報にAIが導入され、人手を遥かに上回る正確な予報結果を出したそうです。いつそれが起きるか予測できるようになることで、少なくとも急に回線が繋がらなくなる事態は回避できるかと思います。予測をした上でネット回線の安定を維持できるのかどうかは私の勉強不足で分かりませんでした。しかし、色んなデータが集まることでグッと現実的な対策に近づくんじゃないかなと思います。

    【2】AIがイラスト等の仕事で期待されること。
    ①AIのサポートでイラストレーター・漫画家の睡眠時間確保などQOLが改善すること。
    ・イラストレーター・漫画家の中で私が問題だと感じることは、睡眠不足などによる急死です。傍目から見ればオーバーワークのイラストレーターや漫画家もいます。病状が悪化し長期休刊せざるを得ない漫画家もいます。作業の一部をAIが背負ったり、負担を軽減することで、睡眠時間あるいは趣味・旅行の時間ができたら、ファンとしても嬉しいです。私の好きな漫画家はせっかくのバカンス先でずっとホテルに篭って仕事をしていたそうなので。
    具体的な活用方法としては、集英社が協力した漫画家向けAIサービスも踏まえると、
    「アイデアを言語化し、AIに整理してもらう」
    「セリフの言い回しや言い換えを提案してもらう」
    「自分のイラストのみを読み込んで作風の開拓に繋ぐ」
    現状このあたりでしょうか。背景用の素材は現状十分ありますが、イラストソフト制作会社が写真家に依頼をして承諾を得て報酬を支払った写真のみを使用して素材を作成するとかどうかなぁ…と思います。あくまで専門外の呟きです。
    フォローしているイラストレーター内でも、学習元の権利を侵害せずに、いかにAIを仕事に組み込むか模索が続いているようです。
    しかしながら、お金を出す企業としてはなるべくお金は抑えたいもの。AIの出現により、本来イラストレーターや漫画家(企業のPR漫画等)に依頼されるはずの仕事が、AIでまかなわれてしまう。その可能性も考えられます。
    海外では今、AIの脚本原案作成や権利買取について「作家という職業の価値を下げる」と待遇改善を求めて大規模なストライキが起こっています。
    どこから有益なツールとして使用でき、どこまでを権利侵害として許してはならないか。
    プロの現場は今、AIを巡って様々な運動や議論が吹き上がっているような気がします。
    それがどうかクリエイターにとって最大公約数の結果になることを、ファンとして心から祈っています。


    【3】AIの画像生成、悪用と使用。
    ①AIイラストで収入を得てもOK?
    ・私の考えは「まだダメ」です。理由のひとつに一部のAIイラストで利益を得る人の目的が、どうにも転売屋と似てるなと感じたからです。あくまで一部です。全てではありません。しかし、割合的にはこの手の人が急増しているように感じます。これは私の体感ですが、転売屋のほとんどはその商品やジャンルに思い入れはありません。儲かればそれで良いのです。そして、後輩や友達をつかまえて授業料をせしめて新たな転売屋を増やす。さながらネズミ講のように増える存在。それが転売屋と思います。で、ザッとgoogleやtwitter検索をした私の憶測ですが、どうやらAIイラストで収益を得る方法やノウハウを教えてみんなも儲けよう!って流れがあったみたいです。
    ・一部のジャンルで二次創作ガイドライン規約違反を破ってAIイラストで収益を得る人達が大量発生しました。例えばウマ娘では「暴力的・グロテスクなもの、または性的描写を含むもの」が禁止されていますが、AIイラストではウマ娘の性描写を含む二次創作がファンボックスに多く溢れたそうです。しかしながらAIイラストの以前から、二次創作ガイドラインを無視してファンボックス等で収益を得ている人達はいます。今回のAIイラストで母数が大きくなったことにより、ガイドライン違反の問題が表面化したようにも思えます。最終的に取り締まるのか黙認するのかは原作者や公式の判断に委ねられますが、これを機にガイドライン違反の二次創作について少しでも見直す流れになれば良いなぁと思います。
    ・AIイラスト或いは画像生成の収益化で非常に深刻な問題は、児童ポルノ画像の生成です。pixivファンボックスがAIを締め出した直後、Ci-enで裸の児童のリアルなイラストが大量発生したとのツイートを目撃しました。私が見たのはスクリーンショットのみで、実際にそのページを見ておりませんので明確な真偽は不明ですが、pixivでも昨年児童ポルノ対策のための販売禁止の規約を盛り込みました。AIの学習元にはFacebookや Instagramその他ブログやホームページなどの子どもの写真が引用されている危険性が考えられます。こればかりは犯罪です。いずれは国際問題になるでしょう。Ci-en他の支援サイトもpixivに続くように、AIの画像生成で収益を得ることについて禁止や規制をしました。しかし、支援サイトを打ち切られてもどこかで密かに児童ポルノ画像でお金を稼ぐ人は残るでしょう。私にできることは、もしも目撃してしまった場合は即座に運営またはサイバー犯罪相談窓口に通報することです。
    【2023年5月13日13:00追加】
    警察庁のホームページで確認しました。児童ポルノを発見した場合の窓口は、インターネットホットラインセンターが受け付けているそうです。参考までによろしくお願いします。
    インターネットホットラインセンター

    ②AIを使用してイラスト作成を楽にしたい。背景はAIが抽出した画像そのまま使ってもいいか?
    ・「NO」だと思います。イラストは人物やキャラクターだけではありません。コンセプトアート等の背景イラストがメインのプロもいれば、食べ物がメインのプロもいます。写真家も一瞬を切り取るために何時間もかけて何十何百もの写真を撮ってより良い一枚を厳選します。「勝手に使われるのはいやだ」「権利侵害をされたくない」という思いは全てのクリエイターが等しく尊重されるべきです。

    以上。
    まとまりがありませんが、現状このように受け取っているのかという自分用のフィードバックでもあります。
    お読みいただきありがとうございました。勉強不足を実感して恥ずかしくなってきた頃にはそーッと消します。
    万次郎 Link Message Mute
    2023/05/13 6:36:44

    覚書(AIについて)

    AIについてつらつらと取り留めもない記事を書きました。勉強不足なところがいっぱいあると思います。これからも勉強していこうと思います。

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