FはDさんとかRさんにも言ってないことがたくさんある。
Fにとってはかなり心を許せる人たちではあるだろうけど、やっぱり幼少期の苦労をともにしてきた弟が一番なわけで。
そんなこと言ったら「いつまで過去を引きずってるんだ」とか言われそうで凄く怖い。
Dさんに「自分のせいだとおもうか？」って聞かれたときにFが答えなかったのは「自分のせいだ」って言ってしまえば、それが自分の罪から逃げているような気がしてならないから。
自分から「がんばった」って言うのと一緒。
自分の罪を認めたフリをして言葉に出すことで逃げる
それをしたくないからFは答えなかった。
キズを見られたくない見たくない理由はスラムに暮らしていた幼少期を思い出したくないから。
フィルレの使う移動魔法はフィルレに教育を施した先生独自に考えたもの。
移動する距離とか方角によって詠唱する言葉や陣の文字が微妙に変わる。
下手したら形自体も変わることがある。
頭で場所を想像できても、その位置が本当にその場所か分からないことが多いので考えたそうな。
ついでにいうとフィルレの国だと魔術の教育は上級貴族や政府の要人ぐらいしかされなかった。魔術書もかなり少ない。
表立っての情報の遮断とかはなかったけど、貴族たちが下克上的なことされるのを嫌がったので進んで教える人も少なかった。
だけど、教育されている人間での発展は凄かった。
フィルレの味の好み↓
結構薄めの味がすき。あとは煮込み料理とか好き。
濃い目の味はあまり好きじゃない。というのか、舌がひりひりするから嫌なんだとか。
魚より肉料理のほうがなじみがある。
「スラムをただの掃き溜めだと思ってると痛い目逢いますよ」
私の脳内だとフィルレ男体化したら１８０ｃｍぐらいなんだが・・・
凹まれるｗｗｗｗ
フィルレの私服はいつもの服よりスカートの丈が短い。
まぁそこまで違いはないんだけどさ。
クエストに一人で行って クライアントさんに暴行されるっていうネタをだな。
美女設定ではあるし、そういう女性ボコるのが好きな人が客だったら逆らえないよなぁ・・・。
散々ボコられてもフィルレは「他の仕事できるかな」って考えてそう
仲のいい人とかは怒鳴られるだけでも怖気づいて黙っちゃったりするけど、見知らぬ人に殴られても別に怖くもなんともない。
「痛いなー」程度にしか思わない。
感情が欠落してるとかそういうわけじゃなくて単なる慣れ。
Ｄさんの装飾品っていったら指輪ぐらいしか思いつかなくて
Ｄさんの性格からして指輪はずして誰かに貸すなんて金もらってもやらなさそうなので↑になった。
性格を頭の中でまとめてみたんだけど
こいつ、戦闘狂じゃなくてもデフォルトで狂ってるじゃん・・・どうしてこうなった。
可愛い部分しか出てない気がしたから。
精製実験するまではちゃんとそれなりに筋力というか、力はあった
と思う・・・。
一応年下の面倒は見ていたし
実験の対価として色々なものが失われたんだろうな
ハンドガンより猟銃のほうが手になじんでそう。
Ｆがどうして今こうなっててなんで弟のことばっか考えてるのかっていうのを打ち明けたい気持ちは村的にはあるんだけど、Ｆ的には「今は」そんな気持ち全くないっていうね。
ネタに付き合ってくれてありがとう・・・エチャじゃないとできないネタだった・・・。
こいつがやたらくっついて居たがるのは
自分がちゃんと地に足をつけているっていう証拠がほしいというか
「今自分が生きている」っていう確証がほしいみたいな感じ
たまに胸潰してないときがあるよ。ごくたまに。
「道のりは遠いそうだと言ったのに悲願を達成するまで切らずにおこうって・・・
そこまで長く私の近くに居るような方ではないでしょう、貴方は。」
首の動きに遅れて揺れる銀髪の中で
小さく笑った
↑「量産型フィルレ」と呼ぶことにした
どっちがどっちでしょーか。
「リノちゃーんこっちむいてー」
椅子に座っている子供にしゃべりかけてみる
しかし、その子供は無反応でただ手に取っている本のページをめくっていく音しか返ってこなかった。
それが返事だとするならば『話しかけるな』と解釈していいのだろうか。自然と顔が引きつってくるのが分かった。
それに気づいたように本を読む手をとめ、
「リノならずっと前からそっちを見てる」
と自分の背後を指さした。
後ろを向くと、前で本を読んでいる子供によく似た子供が仁王立ちしてこちらを睨みつけている。
そして、子供らしい声を低めて
「何かようでもあんの？」
不機嫌そうな声を出だした。
表情も眉を曲げ口を結び、みただけですぐに不機嫌だということはわかった。
薄く汗をかくのを感じつつ、ごめんねーと言って子供の頭に手を乗せ撫でたが
その手を弾いて
「なにか用かって聞いてやってるのにごめんねーじゃないっての。用件をいえ、よ う け ん を ！ばか！」
と怒鳴ってきた。
自分が怒らせてしまったのは分かるが、子供とは思えぬ威圧感に少し目に涙がたまる。
鼻を鳴らしてから、背中を向け歩き始めた。
本を読んでいた子供が椅子から降り、自分の横を通り、すたすたとその後ろをついていく
小さな銀色がさらに小さくなっていった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「リノ、そんなに不機嫌にならなくてもいいと思うけど」
本を脇に挟みながら早歩きをする、もう一人を追いかけるように歩いていく。
「やだね。だってここに入ってもう一年近くは経ってる。それなのにわからないなんて馬鹿みたい。」
窓越しから雪で白く染められていく景色を通り過ぎ、まっすぐな廊下を渡りながら
人目も気にせず大声で不満をばらまく。
「『こじいん』ってたくさん人がいるから１年いても顔覚えるの大変なんだって。」
不満を沈めさせるように言うが、
それに反応を起こし大きい声をさらに声を大きくする。
「そんなの理由になるか！ばーか！
だいたいさ、お前も姉に間違われて悔しくないのか！？
フィルレ！！」
後ろをついてくる子供に指を突き立てる。
突き立てられた子供は小さく息を漏らし
対抗するように脇に挟んでいた本を手に持ち、角を突き出した。
「そんなのリノが髪の毛が短いからでしょ？それじゃぁ弟と間違われても仕方ないよ。」
今目の前にいる姉は髪の毛が短く肩より少し上ぐらいしかない。
弟の方が少し長いくらいだ
声は姉のほうが若干高いが、いつも低いトーンでしゃべっているため判別がつきづらい。
口調は姉は乱暴で弟は少しマセてるので、見慣れてる人物は口調でどっちであるか認識する。
「そもそも「お互いだけがお互いを認知できるのが一番いい」って言ったのはリノでしょ？」
「う゛っ。」
矢のように鋭く図星をつかれ声が漏れ突き立てていた指が曲がった。
その様子をみつつも
「それなのに間違われたらあんなに怒ったり、俺に当たったりしてひどいね。リノの『リ』は『理不尽』の『り』なのかな？」
と続けた。
続けている間にも口から情けない声が２回程漏れた。
下を向いて少し黙った後、小さく口を開き弱い声で
「う、うるさいな・・・ｂ」
「ばかしか言ってないじゃん。」
すべて言い終わる前に別の言葉が埋めてしまった。
不満そうに口の両端を堅く結ぶ。
ため息をつき、
「そういう風にばかしか言えないから、弟と間違われるんだよ？」
姉の前で本を上下に動かす。
角が鼻につきそうなぐらいに近づいた
ナメるようなその態度が気に食わないのだろう
小さいが今度は攻撃的にも
「黙れひよわ。」
短く言った。
言い慣れない言葉を口に出した。
その言葉に今度は弟のほうが姉と同じ表情になる。
その表情のまま無言で指差すように突き立てていた本を頭上に上げて、姉の頭におろし、
鈍い音を鳴らし
「いたあああっ！！」
反射するように大声で叫び、両手で痛みの走ったところを摩る。
涙目になり顔を上げた
すると
「ひ弱じゃないし！リノのばか！！」
さっきまでのリノのように大声を上げる。
しかし負けじと
「ひよわにひよわって言ってなにが悪いんだよばーか！！」
こちらも声を張り上げた
「ひ弱なわけがないだろ！？バカリノより力強い自信はある！」
お互い頭に血が上ってくる。
「いすから動かないバカが強いわけないし！
風邪引いてすぐに寝込むくせに！」
「リノはバカだから風邪引かないんだろうね！！」
ひたすら『バカ』という単語が並び、
それに見かねた大人が間に入って、二人を叱った。
「そーんなこともありましたっけー？」
「ありましたよー。」
相変わらず白く染まっていく風景を窓枠にもたれ掛かりながらじっくりみる、二つの銀の頭が並んでいた
大人の腰より少し上しかない体を、今では自分たちが手で頭を撫でられるぐらいに成長した。
苦笑いしながら
「ありましたよー。リノさーん。ほらこうやってさぁー」
手に持っている本を角を顔の前につきたてた。
「そうでしたっけー
それで、こういう風に」
その突き立てられた角をつかんで持ち上げた、手を離してしまったがさらに持ち上げ
勢いよく振りおろした。
鈍い音をならして
「なにするんだよばかっ！！」
と当たった場所を両手でさすりながら怒鳴る。
それに対して短く鼻を鳴らして
「だからその態度がむかくの！！！弟のくせして偉そうに！！ばーか！」
同じように怒鳴った。
フィルレ、自分の過去からちゃんと立ち直れることできるのかな・・・
できたらできたで、ギルド員やめてそうだけど。ひっそり暮らしてそう。
（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）（＋ｘ・）
↑右目先に描いちゃってうわああってなった。
イメージボイス・・・
年齢の割には少女っぽい感じがいいなぁ
近いのが花澤香菜さん。
フィルレは弟の死から時の流れについていけなくて
今を生きることに精一杯すぎて
ふと弟のことにキリをつけようとするとそれ以上に「もうこんなに経ってしまったのか」とか後悔しだしてなにもできない。
![創作SNS GALLERIA[ギャレリア]](http://galleria.emotionflow.com/img/Title_10.gif "創作SNS GALLERIA[ギャレリア]")
創作SNS GALLERIA[ギャレリア]
村 澄
Link
Message
Mute
ステキと思ったらハートを送ろう！ログイン不要です。ログインするとハートをカスタマイズできます。
