ここは本国(ホンノクニ)
魑魅魍魎うずまく魔物の国
この国を鎮めたまうは
不死鳥に愛された一匹の人
定めたまうは魔物との名の契約
ここは本国(ホンノクニ)
神の子神門(ミカド)により
統一されし健やかなる国
ある夏の月
神門は病に伏せ
血を継ぐ五つの宮の子らの一人
四ノ宮ノ子が殺害
二ノ宮ノ子が襲撃された…
その襲撃の罪人をめぐり国が揺らぐ
本作品の主人公
【たけのこ】
竹細工職人の子供
【細かい説明】
本国では名前は生まれた時に
瞬時に悟り速やかに
魔物に献上し契約する。献上した名前を
誰か一人に知らせることで
魔力が使える
知らせたもの以外にしられると
魔物に飲まれる
再度名前を献上すれば魔力と引き換えに
契約は切れる
誰かに名前を献上されたら
他者から名前を聞けない
親孝行者でまじめで働き者
学業が好きで竹細工を売りながら
寺子屋に通う
自分の名前がわからない
母は一年前に死去
父は彼と同じようにまじめで働き者だったが
母の死から一片呑んだくれになった
ひょんなことから
三ノ宮ノ子の名前を献上され
名前を返す旅に出る
【豚】
旅に出るときに【料理屋の娘】がくれた
食べられるキノコや草を探してくれる
いわゆる非常食
本作品のヒロイン
【料理屋の娘】
魚の民
【細かい説明】
本国にはランクがあり
上から
鳥の民
獣の民
魚の民
虫の民
となる
魔物の形とされる
神門は鳥の民に属する
それぞれの血が濃いと
匂いでわかる
魚臭いとか虫臭いとか蔑んで呼ぶ
明るい商売上手な看板娘
たけのことは恋仲
自他共に認めるお似合いカップル
たけのこが名前を思い出した時は
名前を献上すると約束
自分も献上するはずが
三ノ宮ノ子に枠をとられ激怒してる
【三ノ宮ノ子】
獣の民
【細かい説明】
本国では
何か悪い事があると宮(側室)をもうける
三ノ宮は武力の強い民で
隣国の刻の国(コクノクニ)が
攻めてた時に宮になる
総じて血が荒い
生まれた時に三ノ宮が死んでしまい(めっちゃ縁起悪い)
腹裂きの子などと宮内で忌み嫌われる
宮ノ子が全員死なないとまず神門にはなれない
陽気で気さくな兄ちゃん
宮を離れて街とかも平気でうろついちゃう
一族の血のせいでちょっと短気なところもある
寺子屋で見かけたたけのこの竹細工に一目惚れ
ある夏の月
宮襲撃事件の犯人だと決めつけられ追われる身になる
逃げるには魔の力が必要だと判断し
たけのこを献上相手に抜擢
打開策を練るために神門に最も愛された
10年間行方知れずになっている
一ノ宮を探すといって消える
【二ノ宮ノ子】
鳥の民
文武両道弓の名手
後の神門と宮内や
街などでも噂される
今彼氏にしたい№1男子
襲撃され右目を失う
ちゃらんぽらんな
三ノ宮ノ子とは
血族上とも個人的にも不仲だった
四ノ宮ノ子の遺言により
三ノ宮ノ子が犯人だと盲信している
【蜉蝣の師範】
虫の民の中でも
地位の低い遊牧民
魔力が高いため
他と交わらないとも
ひょんなことから
たけのこの師範になることに
女の細腕でながら
ぴょんぴょん飛びながら
バリスタ振り回すヤバい人
実に豪快で野蛮である
【一ノ宮】
何故か詳しく民に公表されていないが
神門が最も愛した女性と言われている
【一ノ宮ノ子】
10年前、顔見せの儀式の祭
魔に襲われて死亡している
【二ノ宮】
ノーイメージ
【三ノ宮】
三ノ宮ノ子が生まれた時に死亡
【狼の姥】(ろうのうば)
三ノ宮の母親
三ノ宮に替わり三ノ宮ノ子を育てる
知略にかける軍師でもあった
【四ノ宮】
刻の国の姫和睦のため(人質に)宮入りしていた
【四ノ宮ノ子】
何者かの襲撃に会い
最後に「三ノ宮」と言い残しこと切れる
【五ノ宮】
干ばつの祭水を司る蛇の一族(虫の民)を
仕方がなく宮に入れた。現在身重
温和な性格で父【蛇の和尚】(じゃのおしょう)が
寺子屋で教鞭をとっている
【蛇の和尚】
街で人気のある和尚様で美的センスがすごい(色んな意味で)
たけのこの竹細工に一目惚れである
刻の教えを説く