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〈魔術〉【障壁(しょうへき)】
魔術に因る干渉を緩和・阻害する為の術。

〈国名〉【ルベスガルド国】
前身は旧ルベスガルド帝国。現皇帝はイルヴァット。政治・司法は国民に委ねられているが、軍(ルベスガルド防衛軍、魔術師に因る遊撃戦に特化している)の統帥権は皇帝が持っている。ファレディル大陸南西部に位置する、砂漠と荒野に囲まれた大国。前身である旧ルベスガルド帝国が崩壊してからつい4年前までの60年の長きに渡り、次の支配者と体制を決める内戦に明け暮れており、今の新体制が成立してから未だ四年しか経っていない。そういった背景と、国民の平均年齢も若いので周辺国には若者の国と侮られている。厳しい自然環境下ではあるが古くから人や物の流通に欠かせない要所であり、学問の中心であり続けている。近年は水不足の対策も魔術開発に因って成功し、徐々に食料自給率も伸びている。人口流入は大陸一を誇る。様々な人種が入り乱れ、多様な地域の特色が混ざった独自の文化を形成している。魔術超大国。

〈施設〉【ルベスガルド図書館】
帝国図書館とも呼ぶ。大陸随一の蔵書を誇り、国を訪れる全ての人々に広く公平に学ぶ機会を提供するという皇帝の意向により、ファレディル大陸でも類を見ない唯一の一般開放図書館(簡単な審査さえ通れば国籍身分問わず入場、閲覧出来る)。なんと年中無休で開いている。
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〈名称〉【外来人(がいらいじん)】
比較的短期間国内に滞在する外国人のことをルベスガルド人はそう呼ぶ。

〈名称〉【アゼルヴァロス】
神格第三位に当たるファレディル大陸の悪名高い神様。不浄を司る。神格第一位の白神・黒神ラリアの間に生まれながら父神白神に反逆し蛮行の限りを尽くしたことで大陸に封じられたと創世神話に記述されている。神格の高さに比べ資料が極めて少なく、これまで関連する遺跡の発掘例も無かった。

<名称>【アゼルヴァロスの墓所(ぼしょ)】
ルベスガルド領内南西部の砂漠で発見、発掘中の遺跡のこと。ファレディル大陸創世記に綴られる神格第三位の不浄の神アゼルヴァロスの紋が確認された為関連の遺跡である可能性が極めて高いとされる。神殿、宝物殿…と異説があるが、そもそも内部を誰一人確認出来ていない為、どういった目的で建てられたものなのかは現時点で断言出来ない。
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<魔術>【盗文(とうもん)】
魔術で出来た本から文字だけ剥ぎ取る魔術のこと。割と簡単な魔術。
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<名称>【コカ】
幻覚作用のある木の葉。魔術師が良く使う代表的な薬草の一つ。他国ではマイナーなものだが、ルベスガルドでは一般人も馴染み深い嗜好品。噛むと軽く酔ったようになるが、すぐ醒める。中毒性はない。
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<地名>【ファレディル自治区】
ファレディル大陸で最も古く文明が発祥した聖地とされ、周辺国から畏敬の念を抱かれている特別な場所。旧ルベスガルド帝国が成立したと同時にルベスガルド帝国領となったが、それまではファレディレイト民主主義共和国として独立を貫いていた。ルベスガルド帝国崩壊後一次はオルファネス連合の保護領となり、独立へと歩んでいたが、ルベスガルド暫定政府がこれを認めず戦争が勃発、三十年に渡る血で血を洗う争いの結果自治権は辛くも勝ち取ったものの国家としては成立出来ず、名目上の帰属はルベスガルドということで落ち着き今日に至る。ルベスガルド帝国時代には軍の魔術研究機関が置かれていた程の要所だったが、フィヴァルディーの浄化によりその膨大な研究内容はほぼ消滅。現在は当時の施設を元に過去の惨劇を繰り返さぬ為平和的魔術研究開発を啓蒙する魔術学院が乱立する魔術研究都市となっており、国籍を問わず有能な魔術師を大陸中から収集、有能な人材へと育成し、魔術連合を始め各国の要人となる人物を幾人も排出している。

<名称>【魔術管理局】
全ての大陸の民の目の上のたんこぶ。魔術連合が公正さを欠いたりしないよう監視する第三機関として近年設立された。汎用魔術式を管理・提供している大元。
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<名称>【特務】
皇帝直属の特殊部隊。魔術師団の中でも選りすぐりの魔術師のみで構成される部隊。基本的に有事の際ごとに新しく発足しメンバーは入れ替わる。…が主要メンバーは大体固定している。

<名称>【悪魔賊】
「悪い魔術の使い方をする賊連中」というのが由来。
いわゆる落ち零れ魔術師が主な構成員とされるが、亜種族や一般人も一定数混ざっている。

〈文化〉【常闇(とこやみ)の市】
家々が迷路のように密集しており、また高低差があって日が差さない狭い通りが複雑に入り組んでいるルベスガルドの都市景観から、そこで開かれる市についた通称。

〈魔術〉【汎用(はんよう)魔術式】
魔術師でない一般人でも登録するだけでごく簡単な使用が極端に限定された魔術なら扱うことが出来るという革命的な技術。先の魔術大戦後ルベスガルドを中心に広く普及した。便利な反面、問題点が多々ある。
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